2000年代の日本(2000ねんだいのにほん)では、2000年代の日本の出来事・流行・世相などについてまとめる。
日本の元号では、平成12年から平成21年に当たる。
政治
- 森内閣
- 小泉内閣
- ポスト小泉内閣
- 鳩山由紀夫内閣
- 2000年代の内閣総理大臣
- 2004年10月23日に新潟県中越地震(M6.8/最大震度7)が発生し、68人が死亡した。また営業中の新幹線としては初めての脱線事故(上越新幹線脱線事故)が発生した。
- 2004年10月に発生した台風23号では、河川の氾濫や土砂災害などによる死者・行方不明者は合わせて98人となり、昭和57年台風第10号以来の人的被害となった[1]。
- 2005年12月から2006年2月にかけての豪雪(平成18年豪雪)では、日本海側で大きな被害が発生し、152名が死亡した。
- 2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震では、観測史上最大の最大加速度(4022gal)を観測した。土砂災害などによる死者・行方不明者は合わせて23人に上った[2]。
流行
- 2000年代前半にはギャル文字がギャルの間で流行。2000年代後半には小文字文化が流行った。
- 「草食系(草食系男子、草食系女子)」と「肉食系(肉食系男子、肉食系女子)」という差別的分類が流行語になった。(→分類ハラスメント)
- 女子力や女子会など、「女子」を用いた言葉が2000年代後半から2010年代にかけて流行する[3]。
- デザートや菓子(特に洋菓子)を「スイーツ」と言い換える表現が、女性向け雑誌やテレビ、街中(店)などを中心として多く見受けられるようになった。
- 高校野球で活躍した斎藤佑樹の「ハンカチ王子」や男子プロゴルフで活躍した石川遼の「ハニカミ王子」をはじめとして、スポーツ界のみならず様々な分野で活躍する男性に対して「○○王子」という呼称が流行した。
- 新生児の命名に関しても多様化が進み、所謂「DQNネーム」や「キラキラネーム」などと呼ばれる、既存の日本人名から逸脱していたり人名に相応しくない難読かつ意味不明な名前が急増した。
- ベーゴマの進化版ベイブレードが小学生の間でブームとなる。
音楽
- 前期(2000年から2003年)
- 中期(2004年から2006年)
- 男性ダンスヴォーカルグループのEXILEが人気を博す。
- ハロー!プロジェクトは下火を迎える。
- 後期(2007年から2009年)
映画
- 日本映画の興行収入・製作本数が増加。1990年代の洋画優位の状況は一変し、邦画が日本の映画館で主流に返り咲いた。
アニメ
- 深夜アニメの製作本数が増加する。2006年にはアニメの制作本数がピークの306本に。
テレビ番組・芸能界
- 前期(2000年から2003年)
- 中期(2004年から2006年)
- 後期(2007年から2009年)
- 2000年代初頭 - 神経系を介して人間の記憶を喰らう様々な形状の生命体「M・E(Memory Eater)」が出現し始める。(小説『キャノン・フィストはひとりぼっち』)[5]
- 2004年頃 - 日本のPCC「トランスマリン7」を始めとする複数の大型船舶が未知の海洋生物「ニューク」の襲撃を受け沈没し、世界中の船舶が護送船団方式での外洋航行を余儀なくされる。(小説『群青神殿』)[6]
- 200×年1月7日 - 日本初の国産超音速ビジネスジェット「スワローテイル」が、四国沖L空域での試験飛行中に原因不明の墜落事故を起こす。(小説『空の中』)[7]
- 200×年4月18日 - 「四・一八事件」発生。首都圏への落下コースを取っていた異星人「アポストリ」の宇宙船「十字架」が、米軍の核攻撃を受け琵琶湖に墜落。攻撃を受けたアポストリは周辺の都市への進撃を開始する。(小説『葉桜が来た夏』)[8]
- 200×年4月24日 - L空域で相次いだ航空機事故の調査に赴いた航空自衛隊機が、L空域高度2万メートルで巨大な飛行知的生物【白鯨】とファーストコンタクト。その後、空自内の対策本部による調査が開始される。(小説『空の中』)[9]
- 200×年9月13日 - 午前3時から3秒間の間、新宿区内のみでマグニチュード推定8.5以上の都市直下型地震「新宿大地震」(魔震)が発生。その後、復興作業中に怪現象が頻発したことで新宿の復興は断念され、「魔界都市」と呼ばれるようになる。(小説『魔界都市〈新宿〉』ほか)[10][注 1]
- 200×年 - 宇宙の帝王モドキングが地球侵略を開始する。(漫画『空想科学大戦!』)[11]
- 200A年7月18日 - 宇宙人「キャーティア」の少女エリスが調査のために地球・沖縄に降下。これが地球人と宇宙人の公式なファーストコンタクトとなる。(小説・アニメ『あそびにいくヨ!』)[12]
- 200X年6月4日 - 米海軍との演習を目的として紛争下のエクアドル沖へ向かう途中の海上自衛隊の護衛艦「みらい」が、ミッドウェー島沖で予報にない台風の中に進入し、1942年6月4日のミッドウェー海戦域へとタイムスリップする。(漫画・アニメ『ジパング』)[13]
- 南極大陸・ロス氷棚に出現した「超空間〈通路〉」より侵攻を開始した異星体「ジャム」がシドニーなどの地球各所を先制攻撃。その後、人類側の反撃によって戦場は〈通路〉の向こう側に存在する惑星フェアリイへと移り、国連地球防衛機構の下に対ジャム戦を任務とするフェアリイ空軍(FAF)が結成される。(小説『戦闘妖精・雪風』)[14][15]
出典
探偵小説研究会「2000-2009 "ゼロ年代" 海外本格ミステリ オールベスト・ランキング」『2011 本格ミステリ・ベスト10』原書房、2010年、84頁。