高橋 よしひろ(たかはし よしひろ、1953年9月18日 - )は、日本の漫画家。秋田県雄勝郡東成瀬村出身。血液型はB型。初期のペンネームに高橋義弘、高宮じゅん、結城剛など。犬漫画の第一人者[1]。
来歴
秋田県雄勝郡東成瀬村の自然に囲まれた田舎で生まれ育つ。川崎のぼるや石川球太の影響を受け、小学6年生の頃より漫画を描き始める。中学卒業後、愛知県の自動車工場に就職。その後、職を転々としながら漫画家を目指す。名古屋市の理容店で働いている時に店主に勧められ、漫画家として1971年に上京、本宮ひろ志のアシスタントとなる[1]。この年、『週刊少年ジャンプ』第3回手塚賞に『下町弁慶』を応募するが落選。しかし、編集者の目にとまり、1972年『週刊少年ジャンプ』に同作が掲載されて漫画家デビュー[1][2]。
1973年、再び手塚賞に応募し、佳作を受賞(第5回『おれのアルプス』、高橋義広名義)。同年、本宮の紹介で『別冊少年ジャンプ』(後の『月刊少年ジャンプ』)に『あばれ次郎』を連載開始(高宮じゅん名義、高橋の「高」と師匠・本宮の「宮」、妻の名前「じゅん」を合わせたペンネーム)。1976年より『週刊少年ジャンプ』に『悪たれ巨人』、『月刊少年ジャンプ』に『白い戦士ヤマト』を同時連載する[1]。
1983年、『週刊少年ジャンプ』に代表作となる『銀牙 -流れ星 銀-』を連載開始[1]。1987年、同作品で第32回(昭和61年度)小学館漫画賞受賞[2]。『銀牙』はフィンランドなど北欧でも人気が高く[3]、フィンランドにたびたび招待されサイン会を行っている。
2012年にデビュー40周年を記念した原画展が横手市増田まんが美術館で開催された[4]。
作品リスト
銀牙シリーズ
- 銀牙 -流れ星 銀- - 銀牙シリーズ最初の作品。全18巻[6] 。
- 銀牙伝説WEED - 銀の息子・ウィードを主人公にした続編。全60巻。
- 銀牙伝説WEED 外伝
- 夢見る戦士たち - オールカラー4頁の掌編。ウィードが見た夢を語る小品。
- メルの旅立ち
- ロンリーロン
- シオンの
疾風 () - HANAKO - 作者の高橋が作中に登場する短編。
- 銀牙伝説WEED 外伝
- 銀牙伝説WEEDオリオン - ウィードの子たちを描く第3シリーズ。全30巻。
- 銀牙伝説 赤目 - 赤目の先祖を描いた番外編。全5巻。
- 銀牙〜THE LAST WARS〜 - 赤カブトの血を引く巨熊モンスーンとの闘い。全22巻。
- ぎんが〜THE FIRST WARS〜(原案・高橋よしひろ、作画・つじつかさ) - オリオンたち四兄弟の幼犬時代の日常を、デフォルメキャラ絵で描く。『漫画ゴラクスペシャル』連載。
- 銀牙伝説ノア - THE LAST WARSの続編。『週刊漫画ゴラク』2019年6月7日号から連載[8]。全17巻[9]。
- 銀牙四代 - 銀牙伝説ファンブック。2019年9月11日発売[10]。
- 銀牙少年伝説 ドッグデイズ─ロクとぼくの一番熱かった日々─ - 高橋の実体験をもとに描いたシリーズの原点[11]。『週刊漫画ゴラク』2022年9月30日・10月7日合併号から2023年4月7日号まで連載[11][12]。全3巻。
- 〜銀牙伝説〜レクイエム[13]
その他の作品
師匠
アシスタント
イベント
2019年5月3日「高橋よしひろ×宮下あきら 子弟の絆トーク&サイン会イベント」(横手市増田まんが美術館リニューアル記念イベント)[14]
脚注
関連項目
外部リンク
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