井上 紀良(いのうえ のりよし、本名:井上典義、1959年[1]2月11日 - )は、日本の漫画家。滋賀県高島郡(現・高島市)出身。血液型はO型。
1959年、滋賀県の高島郡に生まれる[1]。小学生の頃に望月三起也や松本零士、モンキー・パンチの作品を読み、影響を受ける。中学を卒業後、京都の友禅会社に入ったが、伝統工芸にありがちな徒弟制度で10年経たないと一人前にはなれないというのを聞き、友禅の仕事に魅力が無くなり退職、漫画家を目指す。高知県に渡り、青柳裕介、間宮聖士のアシスタントをして修業したのち、1978年に『少年キング』(少年画報社)「バイクロック」で漫画家デビュー。その後、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)・第4回青年漫画大賞にて「エンジェルス」が入選。以降、30年以上に渡り『週刊ヤングジャンプ』で執筆する。ROLAND監修による『ローランド・ゼロ』(宝島社、2020年12月18日) 及び『ローランド・ゼロ 逆襲篇』(宝島社、2021年5月7日) で漫画部分の作画を担当した。
漫画
- 連載
- バイクロック(『週刊少年キング』1978年40号 - 1978年47号)NORIYOSHI・INOUE名義
- パイナップル・ジョー(『週刊少年キング』1979年38号 - 1979年49号)
- 燃えてライバル(原作:関川夏央、『週刊少年キング』1980年33号 - 44号)
- 男は天兵(原作:雁屋哲、1981年- 1983年、全11巻)
- デュエット(原作:小池一夫、1984年、全9巻)
- マッド★ブル34(原作:小池一夫、1985年 - 1991年、全27巻)
- マイク・タイソン物語(監修:ジョー小泉、1988年、全1巻)
- THE MISSION(原作:樫原一郎、1991年、全1巻)
- ガルフの鷹(原作:八城正幸、1991年、全3巻)
- 連環日本書紀(原作:小池一夫、1992年、全4巻)
- W・WOLF(原作:東板前二、1992年、全2巻)
- 黄龍の耳(原作:大沢在昌、脚本:M・A・T(1~8巻)→東板前二(9~15巻)、1992年 - 1996年、全15巻)
- X(クロス)(原作:梶研吾、1992年、全8巻)
- 私立探偵 濱マイク(原作:林海象、1998年、全2巻)
- "殺医"ドクター蘭丸(原作:梶研吾、1998年 - 2001年、全14巻)
- マッド・ブル2000(原作:小池一夫、1999年 - 2001年、全7巻)
- 未成年J(原作:伊東順、夏一青、2001年、全2巻)
- 星の艦 あきらめなければいつかは乗れる(原作:小池一夫、2002年、全2巻)
- 水滸伝(原作:北方謙三、2003年、全3巻)
- 夜王(原作:倉科遼、2003年 - 2010年、全29巻)
- エターナル・ストーン(原作:東板前二、2009年)
- ログ・イン(原作:東板前二、2010年 - 2011年 全2巻)
- 華と修羅(原作:谷本和弘、2010年 - 2011年、全5巻)
- 憑鬼の剣(原作:かわさき健、2011年 - 2012年、全1巻)
- 海傑エルマロ(原案:伊藤福八、脚本:中川トシヒロ、2011年 - 2014年、全8巻)
- 第46代 棗希朗衛門(原作:大沢在昌、脚本:鍋島雅治、2012年、全1巻)
- BABEL(原作:木下半太、2015年 - 2017年、全8巻)
- BABEL THE 2ND 黄金少年GOLDEN BOY(原作:木下半太、2017年 - 2018年、全2巻)
- ポルノダイヤモンド~AVフィクサー砥上大夜~(原作:サンレイン、2019年 - 2020年、まんが王国)
- フォックスの威(原作:木下半太、2021年 - 、マンガBANG!)
- モデル~快楽殺人者たちのアトリエ~(原作:井深みつ、2022年、まんが王国)
- 復讐の魔女(原作:諏訪政宗、2024年 - 、コミックアウル)
- 短編集
- エンジェルス 井上紀良傑作集(1991年)
- ダイヤモンドエルフィン 井上紀良傑作集 2(1991年)
- ロシアン・ルーレット 井上紀良傑作集 3(1999年)