名古屋市
愛知県庁所在地 ウィキペディアから
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名古屋市(なごやし)は、愛知県北西部の尾張地方に位置する市。愛知県の県庁所在地である。愛知県および中部地方で最多の人口を有する市であり、政令指定都市・中枢中核都市に指定されている。
なごやし 名古屋市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 愛知県 | ||||
市町村コード | 23100-2 | ||||
法人番号 | 3000020231002 | ||||
面積 |
326.46km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
2,332,248人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 7,144人/km2 | ||||
隣接自治体 | 瀬戸市、春日井市、東海市、大府市、尾張旭市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、あま市、長久手市、愛知郡東郷町、西春日井郡豊山町、海部郡大治町、蟹江町、飛島村 | ||||
市の木 | クスノキ | ||||
市の花 | ユリ | ||||
市の歌 | 名古屋市歌(1910年(明治43年)2月28日制定) | ||||
名古屋市役所 | |||||
市長 | 広沢一郎 | ||||
所在地 |
〒460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 北緯35度10分53秒 東経136度54分23秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキプロジェクト |
東京特別区部を除くと、横浜市や大阪市に次ぐ全国第3位の人口を有しており、東海地方における行政・経済・文化の中枢を担う。名古屋市を中心とする中京圏(名古屋都市圏)は、日本の三大都市圏の一つであり、その範囲は愛知県内や岐阜県南部(美濃)、三重県北部(北勢)の東海3県に及び、多くの衛星都市を持つ。2019年の都市的地域の人口は約1,024万人と推計され[1]、メガシティの1つでもある。
古くは三種の神器のひとつである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る[2]熱田神宮がある鳥居前町であり、江戸時代には徳川御三家の筆頭である尾張徳川家の治める名古屋城の城下町として繁栄した歴史を持つ。市章は、尾張徳川家の合印に由来する「㊇」であり、市バスの前面などにも施されている[3][4]。戦前は名古屋鎮台(後の日本陸軍第3師団)や名古屋陸軍造兵廠が置かれ、軍都としての性格が強くなったことから、アメリカ軍による名古屋大空襲の被害を受けた。その際に築400年の名古屋城が消失した(その後、鉄筋コンクリートによって復元)。
中心市街地の栄エリア(中区)は中部地方最大の繁華街・ビジネス街であり[5]、市のシンボルである名古屋テレビ塔や久屋大通公園が所在している[6]。また、巨大ターミナル駅の名古屋駅周辺の名駅エリア(中村区)は2000年代以降の再開発により、日本有数の超高層ビル街へと変貌を遂げた[5][6]。道路網も整備されており、日本に3つしかない100m道路のうち2つ(久屋大通・若宮大通)が名古屋にある。
自動車工業都市である豊田市や石油化学コンビナートで有名な三重県四日市市などとともに、日本最大の工業地帯である中京工業地帯の中枢を担う。全国的な製造業の本社や工場が集積しており[7]、工場の郊外・海外移転により名古屋市自体の製造品出荷額は低下傾向にあるものの[8]、年間3兆円を超える重工業都市でもある[8]。巨大な工業地帯を背景とする名古屋港は日本を代表する国際貿易港であり、2018年での取扱貨物量および貿易額は日本一である[9]。
2008年にユネスコのデザイン都市に認定された[10]。2019年のアメリカの企業A.T.カーニーによる「グローバル都市指標」やイギリスのラフバラー大学による2020年の「GaWC研究」では「γ-」レベルの世界都市として評価されている[11][12]。
愛知県の南西部、濃尾平野に広がる。県内では、豊田市、新城市、岡崎市に次いで、4番目に広い面積を有する市である。
名古屋市の地形は、東部の丘陵地、中央部の台地、北・西・南部の沖積地の、大きく3つに分かれる[13]。
市の中核を担う、中区、東区、中村区、熱田区、昭和区、瑞穂区は、海抜10 - 15メートルの平野[13] で、官庁街のほか、錦、栄、矢場町、大須、金山、名駅といった大規模な商業地を持つ。
市の東部の守山区、千種区、名東区、天白区、緑区は、海抜50 - 100メートルの丘陵住宅街[13] で、千種区の東山公園・平和公園、守山区の小幡緑地、名東区の猪高緑地・牧野ヶ池緑地、緑区の大高緑地などの、森林を残した大規模な緑地公園も点在し、星が丘や藤が丘、覚王山、本山といった丘や山の字がつく地名が多く、商業も発達している。
北・西・南部(北区、西区、中村区、中川区、港区と、熱田区、南区の一部)は、河川の堆積作用によって形成された沖積地[13] のために海抜が低く、水害に悩まされてきた地域である。港区は海抜0 mの臨海工業地帯(中京工業地帯の一部)で、名古屋港を有する。港区西部は市最大の穀倉地帯が広がる。南区は港区とともに工業地を抱えている。北区、西区、中川区は、主に住宅地が広がる。
以上のように、市の中心部より西側は低地が多い一方で、東側は台地や丘陵地帯が多いことから、名古屋市の地形は東高西低であると評されている[13][14]。
丘陵名 | よみ | 画像 | 標高 (m) | 標高の根拠 | 所在地 | 基準点など | 備考 |
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東谷山 | とうごくさん | 198.4 | 国土地理院地図[15] | 守山区大字上志段味字東谷 瀬戸市十軒町 | 上志段見村二等三角点 | 名古屋市内最高地点。頂部に尾張戸神社古墳・尾張戸神社が座す。 | |
(名称不詳) | 131.4 | 都市計画基本図[16] | 守山区大森北 守山区大字吉根字長廻間 | ||||
親鸞山 | しんらんやま | 111.4 106.4 | 現地案内板 都市計画基本図[16] | 名東区猪高町大字高針字勢子坊 長久手市市が洞三丁目 | 猪高緑地・ほとぎの里緑地にある。 | ||
ロバの背山 | ろばのせやま | 109.1 | 都市計画基本図[16] | 名東区猪高町大字高針字勢子坊 長久手市市が洞三丁目 | 猪高緑地・ほとぎの里緑地にある。 | ||
(名称不詳) | 105.0 | 国土地理院地図[15] | 千種区田代町字鹿子殿 | 田代村二等三角点 | 平和公園くらしの森にある。 | ||
天狗台 | てんぐだい | 103.4 | 都市計画基本図[16] | 名東区猪高町大字高針字勢子坊 長久手市市が洞三丁目 | 猪高緑地・ほとぎの里緑地にある。 | ||
富士見台 | ふじみだい | 102.2 | 国土地理院地図[15] | 千種区田代町字瓶杁 | 富士見台四等三角点 | 東山公園にある。 | |
藤巻山 | ふじまきやま | 97.1 | 都市計画基本図[16] | 千種区天白町大字植田字植田山 名東区植園町三丁目 | 東山公園にある。 | ||
御殿山 | ごてんやま | 93.9 | 都市計画基本図[16] | 千種区田代町字瓶杁 | 東山公園にある。 | ||
植田山 | うえだやま | 90.4 | 国土地理院地図[15] | 千種区天白町大字植田字植田山 | 植田山図根三角点 | 東山公園にある。 | |
毘沙門天王 | びしゃもんてんのう | 84.3 | 都市計画基本図[16] | 緑区鳴海町字神ノ倉 | |||
裏山 (八事裏山) | うらやま (やごとうらやま) | 81.2 | 国土地理院地図[15] | 天白区天白町大字八事字裏山 | 裏山四等三角点 | 八事裏山古窯群があり、灰原が残存する[17]。 | |
権現山 | ごんげんやま | 73.4 | 国土地理院地図[15] | 天白区植田東一丁目 | 植田三等三角点 | 愛知県立天白高等学校敷地内にある。ただし、本来の権現山は植田本町二丁目地内(北緯35度8分2.005秒 東経136度59分35.239秒)に三角点(88.8メートル)があった[注釈 1]。 | |
からす山 | からすやま | 72.6 | 国土地理院地図[15] | 名東区猪高町大字猪子石字鰻廻間 | 猪子石三等三角点 | 明徳公園にある。 | |
一ツ山 | ひとつやま | 69.3 | 国土地理院地図[15] | 天白区久方二丁目 | 野並村二等三角点 | 豊田工業大学敷地内にある。 | |
おんか山 | おんかやま | 66.7 | 都市計画基本図[16] | 名東区猪高町大字上社字井堀 | 猪高緑地にある。 | ||
でこぼこ山 | でこぼこやま | 64.5 | 都市計画基本図[16] | 天白区平針南 | 愛知県営平針住宅敷地内にある。 | ||
滝ノ水緑地 | たきのみずりょくち | 63.7 | 国土地理院地図[15] | 緑区滝ノ水二丁目 | 滝ノ水緑地四等三角点 | 滝ノ水緑地。 | |
西の山 | にしのやま | 60.1 | 国土地理院地図[15] | 天白区天白町大字島田字黒石 | 島田四等三角点 | 天白公園にある。 | |
秋葉山 | あきばさん | 58.1 | 都市計画基本図[16] | 天白区天白町大字平針字大根ケ越 | 頂部に慈眼寺の伽藍が座す。 | ||
御幸山 | みゆきやま | 56.4 | 都市計画基本図[16] | 天白区御幸山 | |||
高根山 | たかねやま | 55.1 | 国土地理院地図[15] | 緑区高根山 | 高根山一等三角点 | 高根山緑地にある。名古屋市内で唯一の一等三角点。 | |
平部山 | ひらぶやま | 54.4 | 都市計画基本図[16] | 緑区大高町字平部高根 | 大高緑地 高根の森にある。 | ||
稲葉山 | いなばやま | 53.7 | 都市計画基本図[16] | 天白区植田一丁目 | 稲葉山公園を含む。ただし、本来の稲葉山は植田二丁目の寿荘付近(北緯35度7分55.597秒 東経136度59分23.786秒)に標高点(72メートル)があった[注釈 2]。 | ||
高針西山 | たかばりにしやま | 53.3 | 都市計画基本図[16] | 名東区西里町 | |||
日和山 | ひよりやま | 52.3 | 国土地理院地図[15] | 千種区日和町二丁目 | 名古屋二等水準点 | 山頂に名古屋地方気象台が立地する。 | |
相生山 | あいおいやま | 51.6 | 国土地理院地図[15] | 天白区天白町大字野並字相生 | 相生山四等三角点 | 相生山緑地にある。 | |
東の山 | ひがしのやま | 50.4 | 都市計画基本図[16] | 天白区天白町大字平針字黒石 | 天白公園にあり、頂部に中山神社が座す。 | ||
文根山 | ぶんねやま | 44.9 | 都市計画基本図[16] | 緑区大高町字文根山 | 頂部に大高緑地展望台が立地する。 | ||
城山 | しろやま | 44.3 | 都市計画基本図[16] | 千種区城山町二丁目 | 城山八幡特別緑地保存地区の一部である。末盛城址があり、城山八幡宮・昭和塾堂が座る。 | ||
菅田山 | すげたやま | 43.1 | 国土地理院地図[15] | 天白区菅田三丁目 | 菅田四等三角点 | 相生山緑地オアシスの森にある。 | |
火上山 | ひがみやま | 36.7 | 都市計画基本図[16] | 緑区大高町字火上山 | 氷上姉子神社の境内にあり、火上山特別緑地保存地区の一部である。頂部に元宮、宮簀媛命趾碑が座す。 | ||
蜜柑山 | みかんやま | 33.9 | 国土地理院地図[15] | 瑞穂区下山町一丁目 | 密柑山三等三角点 | 山神社特別緑地保存地区の一部である。頂部に山神社が座す。 | |
天楽山 | てんらくやま | 32.9 | 都市計画基本図[16] | 緑区大高町字東古根 | かつて天楽山古窯があり、山茶碗、小皿を出土した[17]。 | ||
斎山 | いつきやま みささぎやま | 31.4 | 都市計画基本図[16] | 緑区大高町字斎山 | 頂部に斎山稲荷社が座す。本殿の下部に斎山古墳があり、埴輪(同筒形、朝顔形)片を出土する[17]。 | ||
三王山 | さんのうやま | 28.7 | 都市計画基本図[16] | 緑区鳴海町字三王山 | 千句塚公園にある。頂部付近に緒畑稲荷神社が座す。三王山遺跡があり、溝状遺構のほか、土師器破片、須恵器、山茶碗、石棒などを出土する[17]。公園南端に千鳥塚(名古屋市指定文化財)がある。 | ||
姥神山 | うばかみやま | 28.6 | 都市計画基本図[16] | 緑区大高町字東姥神 | 北麓に朝苧社が座す。姥神遺跡があり、土師器、須恵器、灰釉陶器、布目瓦、土器片を出土する[17]。 | ||
八幡山 | はちまんやま | 24.4 | 都市計画基本図[16] | 昭和区山脇町一丁目 | 鶴舞公園にある。八幡山古墳を山体とする。 | ||
丹八山 (鳥居山) | たんぱちやま (とりいやま) | 14.4 | 都市計画基本図[16] | 南区笠寺町字迫間 南区鳥山町三丁目 | 丹八山公園にある。 | ||
熊沢山 | くまざわやま | 昭和区鶴舞一丁目 | 鶴舞公園にある。 | ||||
吉田山 | よしだやま | 昭和区鶴舞一丁目 | 鶴舞公園にある。 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | |||||||||
庄内川 | しょうないがわ | 本川 | 一級河川 | 国土交通大臣 | 守山区、北区、西区、中村区、中川区、港区 | 37,430 | 20,260 | 1,010 | 岐阜県恵那市の夕立山に端を発し、流下して伊勢湾に注ぐ。 | |
白鳥川 | しろとりがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 560 | 0.50 | 東谷池を源頭とし、流下して庄内川に注ぐ。 | ||
大矢川 | おおやがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 1,143 | 1,143 | 0.96 | 石捨池を源頭とし、流下して庄内川に注ぐ。 | |
野添川 | のぞえがわ | 1次支川 | 一級河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 1,847 | 1,847 | 6.3 | 守山区大字上志段味地内に端を発し、流下して庄内川に注ぐ。 | |
長戸川 | ながとがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 867 | 867 | 1.31 | 海老蔓池(滝ノ水池)を源頭とし、流下して庄内川に注ぐ。 | |
一級河川 | 1,199 | 1,199 | 4.8 | |||||||
深沢川 | ふかさわがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 143 | 0.23 | |||
至来川 | とうらいがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 364 | 0.38 | |||
白沢川 | しらさわがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 1,014 | 1,014 | 3.79 | ||
(地蔵川) | じぞうがわ | 1次支川 | (春日井市) | 名古屋市内は経由しない。 | ||||||
新地蔵川 | しんじぞうがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 3,400 | 3,400 | 36.7 | 地蔵川と八田川が交差する地点を起点とし、流下して新川に注ぐ | |
新生棚川 | しんなまたながわ | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 北区 | 1,170 | 3.29 | |||
生棚川 | なまたながわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 北区 | 2,850 | 2,600 | 1.00 | 県営名古屋空港付近に端を発し、流下して新地蔵川に注ぐ。 | |
境川 | さかいがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 北区 | 2,250 | 1,500 | 0.55 | ||
八田川 | はったがわ | 1次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 0 | 1,050 | 19.5 | ||
矢田川 | やだがわ | 1次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 守山区、千種区、東区、北区、西区、名東区 | 12,600 | 12,520 | 125.0 | 猿投山に端を発し(赤津川)、海上川と合流した地点より矢田川と名を変え、流下して庄内川に注ぐ。 | |
国土交通大臣 | ||||||||||
天神川 | てんじんがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 守山区 | 1,000 | 1,000 | 8.4 | ||
隅除川 | すみよけがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 859 | 859 | 1.73 | ||
一級河川 | 1,895 | 1,895 | 2.6 | |||||||
天神下川 | てんじんしたがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 718 | 0.14 | |||
香流川 | かなれがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 守山区、名東区、千種区 | 4,300 | 5,100 | 28.3 | 長久手市の三ケ峯付近に端を発し、流下して矢田川に注ぐ。 | |
森孝川 | もりたかがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 442 | 442 | 1.62 | ||
藤の木川 | ふじのきがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 名東区 | 1,177 | 555 | 3.56 | ||
八前川 | はちまえがわ | 4次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 名東区 | 412 | 2.46 | |||
千種台川 | ちくさだいがわ せんしゅだいがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 3,520 | 3,520 | 3.58 | ||
東山幹線排水路 | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 607 | 0.54 | ||||
守山川 | もりやまがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 守山区 | 666 | 666 | 0.58 | ||
一級河川 | 2,736 | 2,736 | 2.6 | |||||||
堀川 | ほりかわ | 1次支川 | 一級河川 | 名古屋市長 | 守山区、北区、西区、中区、中村区、中川区、熱田区、南区、港区 | 16,200 | 16,200 | 52.9 | 庄内川の庄内用水頭首工から分岐し、流下して名古屋港へ注ぐ。 | |
新堀川 | しんほりかわ | 2次支川 | 一級河川 | 名古屋市長 | 中区、昭和区、熱田区、瑞穂区、南区 | 5,950 | 5,950 | 22.8 | 掘留水処理センターに端を発し、流下して堀川に注ぐ。 | |
新川 | しんかわ | 1次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区、西区、中川区、港区 | 17,700 | 14,500 | 249.4 | ||
合瀬川 | あいせがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 440 | 0 | 21.8 | ||
大山川 | おおやまがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 北区 | 730 | 447 | 45.1 | ||
久田良木川 | くたらぎがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 北区 | 118 | 0 | 4.81 | ||
水場川 | すいばがわ | 2次支川 | 一級河川 | 愛知県知事 | 西区 | 1,760 | 1,760 | 11.8 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | |||||||||
(境川) | (さかいがわ) | 本川 | (豊田市、みよし市、東郷町、刈谷市、豊明市、大府市、東浦町) | 220.9 | 名古屋市内は経由しない。 | |||||
宮前川 (皆瀬川) | みやまえがわ (みなせがわ) | 1次支川 | 緑区 | 皆瀬川の上流部を宮前川といい、水晶池(豊明市)もしくは西池(豊明市)を源流としつつ、一部名古屋市内を経由する[注釈 3]。 | ||||||
(石ケ瀬川) | (いしがせがわ) | 1次支川 | (大府市、東浦町) | 26.4 | 名古屋市内は経由しない。 | |||||
鞍流瀬川 | くらながせがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,452 | 1,933 | 1.84 | 大池(有松大池)に端を発し、流下して大府市月見町にて石ケ瀬川へ注ぐ。 | |
二級河川 | 0 | 250 | 15.7 | |||||||
鞍流瀬川支川 | くらながせがわしせん | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 2,357 | 1.06 | |||
東ノ川 | ひがしのがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 494 | 494 | 0.38 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | |||||||||
天白川 | てんぱくがわ | 本川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 天白区、瑞穂区、南区、緑区 | 11,790 | 13,290 | 118.8 | 日進市の三ケ峯付近に端を発し、流下して名古屋港に注ぐ。 | |
繁盛川 | はんもりがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 天白区 | 2,050 | 0 | 2.9 | ||
忠兵衛川 | ちゅうべえがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 1,872 | 1,872 | 1.52 | ||
大根川 | おおねがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 679 | 679 | 1.56 | 本地池を源頭とし、流下して天白川に注ぐ。 | |
植田川 | うえだがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 名東区・天白区・瑞穂区・南区 | 4,343 | 3,919 | 10 | 長久手市内に端を発し(井堀川)、流下して天白川に注ぐ。 | |
二級河川 | 4,790 | 4,790 | 21.0 | |||||||
前川 | まえかわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 名東区 | 1,063 | 1,063 | 2.70 | ||
八事裏川 | やごとうらがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 2,019 | 1.49 | |||
地蔵川 | じぞうがわ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 762 | 1.41 | 天白区内に端を発し、流下して天白川に注ぐ。 | ||
藤川 | ふじかわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区、天白区 | 2,283 | 2,283 | 3.36 | 緑区内に端を発し、流下して | |
二級河川 | 565 | 565 | 5.3 | 天白川に注ぐ。 | ||||||
郷下川 | ごうしたがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 天白区 | 2,254 | 1.83 | |||
扇川 | おうぎがわ | 1次支川 | 二級河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 9,835 | 9,835 | 29.8 | 大池(赤松大池)を源頭とし、流下して天白川に注ぐ。 | |
神沢川 | かみさわがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,200 | 1,200 | 2.17 | ||
細口川 | ほそぐちがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 563 | 563 | 0.61 | ||
水広下川 | みずひろげがわ | 2次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 985 | 985 | 1.26 | ||
敷田川 | しきたがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,374 | 1.23 | |||
滝ノ水川 | たきのみずがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,291 | 1.51 | |||
旭出川 | あさひでがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,306 | 0.79 | |||
準用河川 | 727 | 727 | 1.04 | |||||||
大高川 | おおだかがわ | 2次支川 | 二級河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 2,880 | 2,880 | 7.2 | 水主ケ池を源頭とし、流下して扇川の下流部に注ぐ。 | |
瀬木川 | せぎがわ | 3次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 183 | 183 | 0.94 | ||
二級河川 | 1,040 | 1,040 | 2.6 | |||||||
手越川 | てこしがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,022 | 1.21 | 豊明市内に端を発し、流下して扇川に注ぐ。 | ||
二級河川 | 1,985 | 1,985 | 3.6 | |||||||
中平部川 | なかひらぶがわ | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 1,757 | 0.83 | |||
太鼓田川 | たいこでんがわ | 3次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 緑区 | 881 | 0.51 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
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左岸 | 右岸 | |||||||||
山崎川 | やまざきがわ | 本川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 千種区、昭和区、瑞穂区、南区、港区 | 1,160 | 1,160 | 1.84 | 猫ケ洞池に端を発し、流下して名古屋港に注ぐ。 | |
二級河川 | 12,446 | 12,446 | 26.6 | |||||||
新池排水路 | しんいけはいすいろ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 1,150 | 1.06 | |||
橋本排水路 | はしもとはいすいろ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 1,092 | 0.27 | |||
楠元排水路 | くすもとはいすいろ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 1,864 | 0.70 | |||
鏡池排水路 | かがみいけはいすいろ | 1次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 千種区 | 951 | 1.35 | |||
五軒家川 | ごけんやがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 昭和区 | 1,040 | 1,040 | 2.00 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | |||||||||
日光川 | にっこうがわ | 本川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 港区 | 6,360 | 0 | 299.0 | ||
蟹江川 | かにえがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 港区 | 250 | 0 | 16.8 | ||
福田川 | ふくたがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県知事 | 中川区、港区 | 5,540 | 3,210 | 33.5 | 稲沢市小池付近に端を発し、流下して日光川に注ぐ。 | |
戸田川 | とだがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 中川区・港区 | 1,944 | 1,944 | 2.01 | 中川区富田町内に端を発し、流下して日光川河口部に注ぐ。 | |
二級河川 | 7,150 | 7,150 | 11.8 | |||||||
服部川 | はっとりがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 中川区 | 1,231 | 1.31 | |||
新茶屋川 | しんちゃやがわ | 2次支川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 港区 | 900 | 1.87 | |||
東小川 | ひがしおがわ | 1次支川 | 準用河川 | 名古屋市長 | 港区 | 680 | 680 | 4.02 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | |||||||||
大江川 | おおえがわ | 本川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 南区 | 2,341 | 5.19 | 下八事下池(現天白区表山)を水源とする中井用水が流下して南区元塩町六丁目付近で大江川に注ぎ、西進して名古屋港に注ぐ。 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | |||||||||
荒子川 | あらこがわ | 本川 | 普通河川 | 名古屋市長 | 中川区・港区 | 6,714 | 6.46 | 中川区岩塚町付近に端を発し、流下して荒子川ポンプ場に至り、名古屋港へ排水される。 |
河川名 | よみ | 画像 | 次数 | 河川の 種類 | 市内における 管理者 | 主な経過地 | 市内流路延長 (m) | 流域面積 (平方km) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
左岸 | 右岸 | |||||||||
中川運河 | なかがわうんが | 名古屋港管理組合 | 中川区、港区 | 6,390 | 10.21 | 名古屋港からの海水、露橋水処理センターからの放流水、工場排水、降雨時の雨水などが流入し、ポンプ所を通じて堀川や名古屋港へ排水される。 | ||||
北支線 | 名古屋港管理組合 | 中川区 | 730 | |||||||
東支線 | 名古屋港管理組合 | 港区 | 1,090 |
名古屋市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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太平洋側気候に区分されるが、外洋から離れる伊勢湾の最奥部に面するため内陸性に近い気候となり、1日の寒暖差が大きい。夏は高温多湿で非常に蒸し暑く、平均湿度が70%を超える[13]。2018年8月3日には、千種区(名古屋地方気象台)で観測史上最高となる40.3℃を記録している[注釈 4][18]。冬は伊吹おろしという乾燥した冷たい風が吹くなど太平洋側の特徴も見られる一方、三河地方に比べて晴天の日は少なく、強い冬型の気圧配置になると大雪に見舞われるなど日本海側のような特徴も見られる。これは若狭湾と伊勢湾を結ぶ線が短く、近距離で日本海へ通じており、野坂山地の標高が低く、伊吹山地と鈴鹿山脈が関ケ原で途切れるため、日本海側の気象の影響を受けやすいことによる。2005年12月19日には平成18年豪雪により、名古屋市で1947年2月3日以来、58年ぶりとなる23cmの積雪を記録[19]。さらに、2014年12月18日にも23cmの積雪を記録した[20]。ちなみに名古屋市の最も多い積雪量は、1945年12月19日に記録した49cmである。
名古屋市(名古屋地方気象台、標高51.1m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 21.0 (69.8) |
23.5 (74.3) |
25.8 (78.4) |
30.5 (86.9) |
34.8 (94.6) |
37.9 (100.2) |
39.6 (103.3) |
40.3 (104.5) |
38.0 (100.4) |
32.7 (90.9) |
27.2 (81) |
22.6 (72.7) |
40.3 (104.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.3 (48.7) |
10.5 (50.9) |
14.5 (58.1) |
20.1 (68.2) |
24.6 (76.3) |
27.6 (81.7) |
31.4 (88.5) |
33.2 (91.8) |
29.1 (84.4) |
23.3 (73.9) |
17.3 (63.1) |
11.7 (53.1) |
21.1 (70) |
日平均気温 °C (°F) | 4.8 (40.6) |
5.5 (41.9) |
9.2 (48.6) |
14.6 (58.3) |
19.4 (66.9) |
23.0 (73.4) |
26.9 (80.4) |
28.2 (82.8) |
24.5 (76.1) |
18.6 (65.5) |
12.6 (54.7) |
7.2 (45) |
16.2 (61.2) |
平均最低気温 °C (°F) | 1.1 (34) |
1.4 (34.5) |
4.6 (40.3) |
9.7 (49.5) |
14.9 (58.8) |
19.4 (66.9) |
23.5 (74.3) |
24.7 (76.5) |
21.0 (69.8) |
14.8 (58.6) |
8.6 (47.5) |
3.4 (38.1) |
12.3 (54.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −10.3 (13.5) |
−9.5 (14.9) |
−6.8 (19.8) |
−2.1 (28.2) |
2.8 (37) |
8.2 (46.8) |
14.0 (57.2) |
14.4 (57.9) |
9.5 (49.1) |
1.5 (34.7) |
−2.7 (27.1) |
−7.2 (19) |
−10.3 (13.5) |
降水量 mm (inch) | 50.8 (2) |
64.7 (2.547) |
116.2 (4.575) |
127.5 (5.02) |
150.3 (5.917) |
186.5 (7.343) |
211.4 (8.323) |
139.5 (5.492) |
231.6 (9.118) |
164.7 (6.484) |
79.1 (3.114) |
56.6 (2.228) |
1,578.9 (62.161) |
降雪量 cm (inch) | 4 (1.6) |
5 (2) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
3 (1.2) |
12 (4.7) |
平均降水日数 (≥0.5mm) | 6.3 | 7.2 | 9.8 | 10.4 | 10.7 | 12.7 | 13.0 | 9.4 | 11.9 | 10 | 7.0 | 7.5 | 115.9 |
平均降雪日数 (≥0cm) | 5.4 | 4.8 | 1.7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.8 | 14.7 |
% 湿度 | 64 | 60 | 58 | 59 | 64 | 71 | 73 | 69 | 70 | 68 | 66 | 66 | 66 |
平均月間日照時間 | 174.5 | 175.5 | 199.7 | 200.2 | 205.5 | 151.8 | 166.0 | 201.3 | 159.6 | 168.9 | 167.1 | 170.3 | 2,141 |
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年[21]、極値:1890年 - 現在[22]) |
住民基本台帳による人口動態では、名古屋市の人口は令和2年(2020年)を境に減少に転じた[23]。2021年の人口移動報告によると名古屋市への転入超過は1302人で、比較可能な14年以降で最少であった。男性人口に限ると大都市であるにもかかわらず転出超過に陥っている[24]。とりわけ東京志向を背景に関東地方への転出超過が著しく[23]、さらに新型コロナウイルスの流行により郊外志向が強まったことや、外国人労働者が入国できない状況が続いたことが人口減少の要因として挙げられている[24]。
名古屋市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 名古屋市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 名古屋市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
名古屋市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
名古屋市は以下の16区で構成されている。
コード | 区名 | 設置日 | 設置理由 | 人口 (人) | 面積 (km2) | 人口密度 (人/km2) | 区の花 | 区の木 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
23101-1 | 千種区 | 1937年(昭和12年)10月1日 | 東区から分区 | 165,715 | 18.18 | 9,115 | アジサイ | ハナミズキ |
23102-9 | 東区 | 1908年(明治41年)4月1日 | 区制施行時に設置 | 88,272 | 7.71 | 11,449 | ボタン | モクレン |
23103-7 | 北区 | 1944年(昭和19年)2月11日 | 東区と西区から分区 | 161,019 | 17.53 | 9,185 | コスモス | サクラ |
23104-5 | 西区 | 1908年(明治41年)4月1日 | 区制施行時に設置 | 151,662 | 17.93 | 8,459 | サクラソウ | ヤナギ |
23105-3 | 中村区 | 1937年(昭和12年)10月1日 | 中区と西区から分区 | 141,675 | 16.30 | 8,692 | スイセン | サツキ |
23106-1 | 中区 | 1908年(明治41年)4月1日 | 区制施行時に設置 | 103,312 | 9.38 | 11,014 | パンジー | イチョウ |
23107-0 | 昭和区 | 1937年(昭和12年)10月1日 | 中区と南区から分区 | 108,819 | 10.94 | 9,947 | ハナショウブ | ハナミズキ |
23108-8 | 瑞穂区 | 1944年(昭和19年)2月11日 | 昭和区と熱田区から分区 | 107,847 | 11.22 | 9,612 | サクラ | サクラ |
23109-6 | 熱田区 | 1937年(昭和12年)10月1日 | 南区から分区 | 67,534 | 8.20 | 8,236 | ハナショウブ | クロガネモチ |
23110-0 | 中川区 | 1937年(昭和12年)10月1日 | 中区と南区から分区 | 217,236 | 32.02 | 6,784 | ハボタン | クロマツ |
23111-8 | 港区 | 1937年(昭和12年)10月1日 | 南区から分区 | 140,104 | 45.64 | 3,070 | ハイビスカス | クスノキ・サザンカ |
23112-6 | 南区 | 1908年(明治41年)4月1日 | 区制施行時に設置 | 130,804 | 18.46 | 7,086 | ヒマワリ | クスノキ |
23113-4 | 守山区 | 1963年(昭和38年)2月15日 | 守山市を編入して設置 | 176,166 | 34.01 | 5,180 | キキョウ | ドングリ |
23114-2 | 緑区 | 1963年(昭和38年)4月1日 | 鳴海町を編入して設置 | 247,645 | 37.91 | 6,532 | ミヤコワスレ | カエデ |
23115-1 | 名東区 | 1975年(昭和50年)2月1日 | 千種区から分区 | 162,080 | 19.45 | 8,333 | ナデシコ | ケヤキ |
23116-9 | 天白区 | 1975年(昭和50年)2月1日 | 昭和区から分区 | 162,358 | 21.58 | 7,524 | マーガレット | キンモクセイ |
その他、闇之森八幡社社伝によると、保元の乱で破れた源為朝が伊豆大島に流罪となるが、流刑先の島で出来た子とされる尾頭次郎義次が尾張国愛知郡古渡へ来たとされる。義次は土御門天皇の命により当時紀伊国で暴れていた鬼党を討伐し、古渡一帯の領地を賦与され、「尾頭町」「尾頭橋」などの地名が残っている。またその際に朝廷から「鬼頭氏」の姓も与えられた。
以下の局、室および16の区役所、その他行政委員会などにより組織される。
市議会議員の年収は1455万円(2019年時点)。2011年(平成23年)に800万円まで引き下げられた事もあった[60]。
選挙区 | 氏名 | 会派名 | 備考 |
---|---|---|---|
千種区 (2) | 黒田太郎 | 新政あいち | 党籍は国民民主党 |
辻秀樹 | 自由民主党愛知県議員団 | ||
東区 (1) | 政木理香 | 自由民主党愛知県議員団 | |
北区 (2) | 松川浩明 | 自由民主党愛知県議員団 | |
井上慎也 | 減税日本 | ||
西区 (2) | 田中泰彦 | 自由民主党愛知県議員団 | |
島袋朝太郎 | 減税日本 | ||
中村区 (2) | 寺西睦 | 自由民主党愛知県議員団 | |
鳴海康裕 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 | |
中区 (1) | 増田裕二 | 自由民主党愛知県議員団 | |
昭和区 (2) | 谷口知美 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 |
成田修 | 自由民主党愛知県議員団 | ||
瑞穂区 (2) | 川嶋太郎 | 自由民主党愛知県議員団 | |
高木浩司 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 | |
熱田区 (1) | 華地山義章 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 |
中川区 (3) | 村嶌嘉将 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 |
稲本和仁 | 自由民主党愛知県議員団 | ||
犬飼明佳 | 公明党愛知県議員団 | ||
港区 (2) | 直江弘文 | 自由民主党愛知県議員団 | |
安井伸治 | 新政あいち | 党籍は国民民主党 | |
南区 (2) | 伊藤辰夫 | 自由民主党愛知県議員団 | |
久野哲生 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 | |
守山区 (2) | 森井元志 | 新政あいち | 党籍は国民民主党 |
南部文宏 | 自由民主党愛知県議員団 | ||
緑区 (3) | 松本守 | 新政あいち | 党籍は立憲民主党 |
増田成美 | 自由民主党愛知県議員団 | ||
岡明彦 | 公明党愛知県議員団 | ||
名東区 (2) | 富田昭雄 | 新政あいち | 党籍は国民民主党 |
筒井隆彌 | 県政自民クラブ | 党籍は自由民主党 | |
天白区 (2) | 須崎幹 | 自由民主党愛知県議員団 | |
古林千恵 | 減税日本 |
中部地方・東海地方を所管する中央省庁の出先機関(地方支分部局)の多くが中区三の丸界隈に置かれている。
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名古屋市の姉妹友好提携都市は6国の6都市と結ばれており、さまざまな分野での交流が年間を通して両都市間で活発に行われている。また、各都市からの記念品が名古屋市中区三の丸の名古屋市公館(名古屋迎賓館)地下1階にある国際交流展示室や久屋大通公園で一般公開されている。なお2012年から南京市とは交流を停止している[61]。
名古屋港は日本の主要な国際貿易港(五大港)のひとつであり、2016年度のデータでは[68]、取扱貨物量は国内最大、貿易額においては東京港に次いで2位。黒字幅が大きいのが特徴で輸出額に絞れば約11.7兆円と突出した規模である。
名古屋市を含む4市町にまたがる県営名古屋空港は、アメリカ合衆国ワシントン州のモーゼスレイク市にあるグラント郡国際空港と姉妹空港提携を行っている[69]。
中日本・中部地方の経済の中心地である。名古屋市を核とする中京圏の域内総生産は約4,038億ドル(2021年度)であり、これは国内で3番目、世界で第40番目の規模である[73]。 日本三大証券取引所の一角である名古屋証券取引所や名古屋商工会議所・中部経済連合会などの金融商品取引所や経済団体などが存在する。
名古屋港は日本を代表する国際貿易港であり、2018年での取扱貨物量および貿易額は横浜港や神戸港を上回り全国一であった[9]。
2017年度の名古屋市の名目市内総生産は13兆5,860億円である[74]。
名古屋中小企業投資育成などのベンチャーキャピタルも所在し、投資先企業の価値向上を図るなど活発的な経済活動が行われている。近年では、日本の中央部に位置している立地を活かして「グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)」のような、域内の産業経済をより世界にオープンなものとし、世界から優れた「企業・技術・人・情報」を呼び込むことを目的とした、行政・産業界・大学・研究機関など官民が一体となって行うプロモーション活動、企業誘致活動などが日本初のモデルプロジェクトとして行われている。
名古屋市の都市開発は高度成長期の昭和30年代半ば以降、市の外縁部で大きく進んだが、その恩恵を主に受けたのは名東区・天白区などの市東部である[注釈 8]一方、中川区・港区などの市西部は交通網整備・住宅地開発などの都市開発が遅れ、1987年(昭和62年)時点では人口増加率・地価上昇率ともに市東部が市西部を著しく上回っていた[注釈 9][75]。また市内の人口分布の中心を示す「人口重心」も初めて区政が敷かれた明治41年時点では中区栄三丁目(1988年当時、丸栄百貨店があった付近)に位置していた一方、戦前はまっすぐ南へ移動していき、戦後になると東または南東方向へ移動するようになり、特に1970年(昭和45年)から1975年(昭和50年)にかけては東進が著しかった[注釈 10][76]。1970年(昭和45年)以降は1985年(昭和60年)時点まで、市の人口重心は昭和区に位置していた[76]。このことから名古屋の都市構造、および都市発展は東高西低と評されている[75][76]。
市内の大半が宅地、商工業地帯となっているため全般には振るわない。農地の大半は庄内川以西の中川区や港区に立地し、野菜と水稲を栽培し、大消費地に立地するという優位性を生かした地産地消の推進に取り組んでいる。
豊田市や四日市市などとともに中京工業地帯の中核都市であり、自動車産業、航空宇宙産業、鉄道車両、鉄鋼、特殊鋼、電機、セラミックス産業などが盛んである。名古屋市の製造品出荷額は1991年度には6兆円を超えていたが、本社機能を残して工場が郊外・地方や海外に移転したことにより減少し[7]、2017年度の統計では3兆3,636億円であった[79]。
2007年度の名古屋市の卸売業販売額は約27兆656億円で全国で東京都区部・大阪市に次ぐ。また小売業販売額は約3兆1,917億円で東京都区部・大阪市・横浜市に次いで額が大きい[81]。
2000年代に再開発が進み、名駅エリアを中心に高層ビルの建設が急速に進んでいる。2020年代になると栄エリアにも高層ビル建設が複数計画されている[82]。
栄、名駅、大須、金山などが市外からも広く集客する繁華街となっており、栄と名駅一帯には広大な地下街が広がっている[83]。東部の今池千種エリア、西部のささしまライブ24、南部の金山エリアや北部の大曽根エリアが、乗り換えのターミナルとなったり、新たなオフィス街が形成されるなど、副都心・新都心として発達している。
また、グルメ激戦区として名を馳せており、特有の文化を持った「名古屋めし」などを筆頭にさまざまな料理が集まる。2019年には、ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版[84] が出版されるなど、世界的にも注目が集まっている。
※全国紙は愛知県・岐阜県・三重県[注釈 11]
※放送対象地域は、NHK名古屋総合・テレビ愛知は県域放送、他は当県、岐阜県、三重県の「東海3県」を放送エリアとする中京広域圏としている。
※放送対象地域は、NHK名古屋第1・第2とCBCラジオ、東海ラジオは当県を含む中京広域圏、NHK名古屋FMとFM AICHI、ZIP-FMは県域放送としている。
東邦ガス(本社:熱田区)- 日本四大都市ガスの1つである。また、名古屋財界の有力企業「五摂家」の一社に挙げられる。
多くの大学が名古屋市内にキャンパスを置く。郊外への移転が著しい時期もあったが、最近では都心回帰も見られる。
現在、名古屋の空の玄関口は、市南郊の知多半島にある常滑市沖に浮かぶ海上空港中部国際空港(セントレア)と市北郊の北区・小牧市・西春日井郡豊山町・春日井市にまたがる名古屋飛行場(県営名古屋空港、小牧空港)である。
かつて国内線、国際線共に多く発着していた旧名古屋空港(小牧空港)は、2005年に開催された愛知万博に合わせて開港した中部国際空港に主たる機能を移転後、県営名古屋空港と改称。現在ではERJを主力機材とするフジドリームエアラインズ(FDA)が国内8か所(青森、花巻、山形、新潟、高知、福岡、熊本、出雲)に就航している。この小牧空港周辺には、国産初のジェット旅客機であるMitsubishi SpaceJetを製造する三菱航空機も、名古屋飛行場敷地に隣接する土地に製造拠点を置いており、旧名古屋空港時代から航空自衛隊の小牧基地と滑走路を共同使用する軍民共用空港である。
空港アクセスに関する観光案内表記では中部国際空港は「名古屋/中部」、県営名古屋空港(名古屋飛行場)は「名古屋/小牧」と表記されるため、航空便で名古屋市に到着する場合は、あらかじめどちらの空港へ到着するのか注意が必要である。
基本的に国内地方路線8路線が発着する名古屋飛行場(小牧空港)路線以外は、すべて中部国際空港への到着となる。デルタ航空によるアメリカ合衆国/デトロイト線や、ルフトハンザドイツ航空によるドイツ連邦共和国/フランクフルト線、フィンエアーによるフィンランド共和国/ヘルシンキ線などの欧米諸国との間に国際定期直行便が運航されているほか、東南アジアおよび東アジア各地(中国各都市・韓国・台湾)への国際便も高頻度で定期運航されている。太平洋諸地域(ハワイ/ホノルル、グアム、サイパンなど)への直行便も1年を通して定期運航されている。2010年以降はジェットスタージャパンや春秋航空などといった格安航空会社(LCC)も中部空港へ就航し、それぞれ国内外への定期路線を運航している。
中部国際空港へのアクセスは、名古屋市南部の鉄道ターミナル駅である金山駅や、JR東海本社ビルと地下通路で連絡している名鉄名古屋駅から空港特急および空港急行が発着している。名鉄名古屋駅と名鉄常滑線・空港線直通特急ミュースカイにより最速28分で結ばれている。また各区の中心駅や郊外名東区藤が丘など、市内各所中心地から中部国際空港へ向かう高速バスも運行されている。
名古屋市営地下鉄と名古屋市営バスを経営する名古屋市交通局を中心に、鉄道はJR東海、名古屋鉄道(名鉄)、近畿日本鉄道(近鉄)の主要3社が乗り入れている。市の中核を担うターミナル駅としては名古屋駅・栄駅・金山駅がある。
鉄道の代表駅である名古屋駅は、名古屋の旧城下町西部に位置する「笹島」と呼ばれていた湿地を埋め立てた場所に位置している。現在では名古屋市の都心の1つとなっている。東海旅客鉄道(JR東海)名古屋駅の他に名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅、地下鉄・あおなみ線の名古屋駅があるが、それらをまとめて「名古屋駅」、あるいは略されて「名駅」(めいえき)と呼ぶことがある。名駅という呼称は、名古屋駅周辺の行政地名(中村区・西区名駅一丁目から五丁目、中村区名駅南一丁目から五丁目)にもなっている。
名古屋市を構成する16区の主要駅は以下の通り。さまざまな利用の起点・目的点として代表される駅である。太字は区役所最寄駅。
バス路線は市バスのほか、名鉄グループの名鉄バス、近鉄グループの三重交通などが周辺区を中心に路線を運営している。バス利用についても市バスが路線密度の高さからもっとも多くの利用者を集めている。名鉄バス、三重交通バスについては、一部地域での運営にとどまっているが、基幹バスや星ヶ丘駅発着路線など、利用率の高いものもある。
名古屋市営バス(市バス)の大部分が均一運賃の前乗り後降り先払いであるのに対し、名鉄バス・三重交通バスは整理券による区間制運賃で後乗り前降り後払い方式である。市バスでも、名鉄と共同運行する基幹2系統や名古屋ガイドウェイバスに直通するゆとりーとラインでは後乗り前降り後払いの方式をとっている。名鉄バスと三重交通バスの市バス競合区間は市バスと同額の均一運賃である。
代表的なバスターミナルとして、栄地区のオアシス21バスターミナル、名駅地区の名鉄バスセンター・名古屋バスターミナルがあり、多くの中長距離路線バスが乗り入れている。
この他にも地下鉄の主要駅を中心にバスターミナルが設置され、周辺区において地下鉄へのフィーダー輸送の役目を果たしている。
名古屋市の大量の交通は卓越した道路網が支えている。碁盤の目のように片側3 - 5車線の道路が走っており、幅広い道路設計により名古屋高速道路を中心部に通すことも容易であった。100m道路と呼ばれる幅員約100メートルの広い道路(久屋大通と若宮大通)は名古屋の自慢にもなっている。なお、一本の道路幅が100メートルなのではなく、上り車線と下り車線および車線間にある20メートルほどの中央分離帯を加えて100メートルと呼んでいる。途中の中央分離帯は公園のようになっており安全に休むことができるため、歩行者は100メートルを一気に渡り切る必要もプレッシャーもない。
日本一ともいわれる広い道路網の原点は、広小路で見られるような江戸時代にあった「万治の大火」後の防火帯としての役割にある[87]。後にくる車社会を見越し、太平洋戦争の戦災復興都市計画に基づいてさらに整備されたものである。この都市計画は大変大胆なもので、空襲により焦土化した市街地に幅員の広い道路を何本も東西南北に通し、市内各所にあった墓地をすべて1か所に集約するというものであった。戦後日本の急速な経済成長により、大胆な都市計画は結実した。この計画の責任者は田淵寿郎技監で、その功績により1966年に「名誉市民」の称号が贈られている。
市内の中心部には環状に名古屋高速都心環状線が走り、外側に名古屋第二環状自動車道が環状に市域を取り巻く。都心環状線以外の名古屋高速道路の各路線が中心部から放射状に延びており、中心部と郊外や他の高速道路とを結ぶ。市東郊外の名東区に東名高速道路の名古屋インターチェンジがあり、都心部の繁華街(栄地区や大須付近)からは名古屋高速道路と名古屋第二環状自動車道を利用すれば15分程度、一般道(愛知県道60号名古屋長久手線など)では渋滞のない状態で30分 - 45分程度となっている。南部の湾岸エリアには伊勢湾岸自動車道が通っている。そのほか、郊外にも名神高速道路、中央自動車道、東海北陸自動車道、知多半島道路などが接続しており、一般道を含め道路インフラの整備が大変進んでいる地域ともいえる。
また、有料高速道路以外にも名四国道、西知多産業道路、名岐バイパスのような複数の高規格バイパスが存在する。
市内を通る高速道路のうち伊勢湾岸自動車道、知多半島道路を除いて料金水準が大都市近郊区間と同じ水準である。
名古屋市(中川区)の中部運輸局愛知運輸支局から交付されるナンバープレートには、「名古屋」の地名が表示される。これを俗に「名古屋ナンバー」という。1965年3月1日に「愛(知)ナンバー」から「三河ナンバー」が分離されるのを機に変更された。さらに1979年8月6日には「尾張小牧ナンバー」が分離された。2020年時点で「名古屋ナンバー」が交付されている地域は、名古屋市、大府市、東海市、知多市、半田市、常滑市、知多郡、津島市、愛西市、弥富市、あま市、海部郡、豊明市、日進市、長久手市、愛知郡である[88]。
名古屋港は宮の渡しで有名だった熱田港が周辺海域の干拓の進展や、浅い水深で近代港湾としての機能を果たせないとの観点から、熱田前新田の沖合いを埋立・浚渫して築港された近代港湾である[89][90]。第2次世界大戦で被害を受けるが、戦後はこの跡地への他工場進出や、地元資本と富士製鐵の合弁の東海製鐵(日本製鉄名古屋製鉄所の前身)が進出するなどして発展した。伊勢湾に面しており、西から弥富市、飛島村、名古屋市港区、東海市、知多市と5つの市町村にまたがる。周辺施設名には「名港」(めいこう)と略して冠する場合が多い。名古屋港に関しては、おもに愛知県内に生産拠点を持ち、多数の自動車を世界各国に輸出するトヨタ自動車工業など大企業が利用するため、戦前から日本を代表する輸出入の拠点であり、また大型船の横付けも可能な港湾設備を持つため、「クイーンエリザベス」などの世界的に有名な豪華客船が寄港することもある。
地元メディアは名古屋は大都市の中で最も魅力に欠けると報道しており[91]、名古屋市の調査では名古屋市民の地元推奨度・愛着度・誇り度がいずれも他都市に比べて極めて低く、市民の「地元をほめない」傾向が外部からのイメージを悪化させているとの分析がある[92]。名古屋は自虐的な気質が強く観光PRが下手と言われている[93][94]。
国内で名古屋を揶揄する風潮は1980年代には存在し、当時のテレビやラジオでのタモリの影響力もあって、名古屋の方言や気風に対するバッシングも苛烈化した(詳細はエビフリャーの記事を参照)。そうした社会的背景もあり、1994年に日本で販売された英和辞典にjoke town(嘲笑の的になる街)として名古屋が例に出され、当時の西尾武喜市長が中日新聞に対して「名古屋はいじめられっ子だ」と語ったことがある(名古屋ジョークタウン事件)。
名古屋ライターで知られる大竹敏之は「名古屋人は自己主張が苦手で、お国自慢も品が無いと控える傾向があるので、全国に魅力が伝わっていない」としたうえで、1980年代のタモリの名古屋バッシングによって「名古屋人自身が東京や大阪から見下されていると思いこんでしまったフシがある」と名古屋の自虐体質を分析している[95]。
海外からの名古屋に対する評価は様々で、アメリカのTIME誌において2023年版「世界の最も素晴らしい場所50選」に選出された[96][97]ほか、カナダのレゾナンス・コンサルタンシー社が居住性、魅力度、繁栄度という観点でつけた世界都市ランキングでは81位にランク入りし、国内都市では東京、大阪に次いで高かった[98]。一方で、アメリカの市場調査企業insider monkeyが公表した『世界の10の退屈な都市』にシンガポールやブリュッセルなどともに名古屋が選出されている[99]。
インバウンド向けのPRも不十分であり、東京や大阪と比較してインバウンド需要が低調な都市として知られている[100][101]。中部国際空港の国際便はコロナで減少して以降、他の主要空港と比べて回復が遅いという指摘がある[102]。訪日ラボによると愛知県でインバウンドに人気のある観光地Top10はいずれも名古屋市内に集中しており、特に名古屋城が高い人気がある[103]。
2018年における外国人宿泊客数は約200万人であった[104]。
トリップアドバイザーによると、外国人観光客に人気の高いフォトジェニックスポットとしてオアシス21が国内2位に選ばれている[105]。
平成29年度における名古屋市の観光入り込み客数は4,728万人であり[106]、日本人観光客数に限ると同年度の京都市よりも多い[107]。名古屋市への観光客の約68%が東海地方の居住者であり、関東居住者は約11%、近畿居住者は9%であった[106]。
日本人観光客となれば当然国内小・中・高校による修学旅行需要を逸することはできないが、ここでも現況は不振であって、かつてのお得意様、東北地方の諸学校が、1982年(昭和57年)6月の東北新幹線開通以降、"名古屋飛ばし"で京都・大阪を選定し始め[108]、『金の卵たちに名古屋産業界に興味を持ってもらおうと市・名商・地元財界肝いり』[109]で1961年(昭和36年)に建設した修旅生向けホテル「名古屋観光会館」も"空室でガラガラ"になってしまった[108]。 1998年7月、愛知県・名古屋市等17市町村に加え、JR東海・名鉄・近畿日本ツーリストなどからなる「名古屋修学旅行誘致促進協議会」が発足[110]、"産業観光"を標榜して[111]工業高校などに売り込みを図ったが、2020年に至ってもなお数字となって表れてはいない[112]。
面積2ヘクタール以上の公園を以下に掲載する。面積には都市公園、公園予定区域、その他の公園、住宅都市局都市計画課による公園を含む。 (出典:『名古屋市の公園 2020年』)
江戸時代、東照宮祭・若宮祭・天王祭を「名古屋三大祭り」と呼び、山車にからくり人形を乗せた「山車からくり」が名古屋城下で曳き回された。しかし、太平洋戦争で山車の大半を失い、現在その面影はほとんど見られなくなっている。なお、名古屋まつりで行われる山車揃は、焼失を免れた名古屋各地の山車が一堂に揃う往年の三大祭ゆかりの行事である。
江戸時代、尾張徳川家の歴代藩主が積極的に芸能を奨励し、"芸どころ"名古屋と呼ばれた[117]。特に徳川光友、徳川宗春、徳川斉荘は、現代につながる名古屋の文化に大きな影響を与えている。
おもなプロオーケストラは以下の通りである。
日本トップリーグ連携機構(JTL)のスポーツなど、数多くのチームが本拠を置いている。
名称 | 競技種目 | 所属リーグ | 本拠地 | 運営会社・団体 | 設立 |
---|---|---|---|---|---|
中日ドラゴンズ | 野球 | セ・リーグ・ウエスタン・リーグ | ナゴヤドーム ナゴヤ球場 |
中日ドラゴンズ | 1936年 |
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ | バスケットボール | Bリーグ・B1リーグ | 愛知県体育館 東スポーツセンター(カルポート東) |
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ | 1950年 |
ファイティングイーグルス名古屋 | バスケットボール | Bリーグ・B1リーグ | 枇杷島スポーツセンター | ファイティングイーグルス名古屋 | 1957年 |
大同特殊鋼フェニックス | ハンドボール | リーグH | 大同特殊鋼星崎工場体育館 | 大同特殊鋼 | 1964年 |
大同特殊鋼レッドスター | バレーボール | Vリーグ | 大同特殊鋼星崎工場体育館 | 大同特殊鋼 | 1968年 |
名古屋サイクロンズ | アメリカンフットボール | Xリーグ | 名古屋市港サッカー場 | 株式会社アドバ | 1980年 |
名古屋フラーテル | フィールドホッケー | HJL | 庄内緑地公園陸上競技場 | NPO法人愛知スポーツ倶楽部 | 1985年 |
名古屋グランパスエイト | サッカー | Jリーグ・J1リーグ | 名古屋市瑞穂公園陸上競技場 豊田スタジアム |
名古屋グランパスエイト | 1991年 |
名古屋80D'sers | 野球 | プロ野球マスターズリーグ | ナゴヤドーム | 日本プロ野球OBクラブ | 2001年 |
名古屋オーシャンズ | フットサル | Fリーグ | テバオーシャンアリーナ | 名古屋オーシャンズ | 2006年 |
名古屋オルクス | アイスホッケー | IJリーグ | 邦和スポーツランド | サンエスサービス株式会社 | 2023年 |
「中部地方のご当地ソング一覧」も参照。
など
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