上飯田駅
愛知県名古屋市北区にある名古屋鉄道・名古屋市交通局の駅 ウィキペディアから
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上飯田駅(かみいいだえき)は、愛知県名古屋市北区上飯田通1丁目にある、名古屋鉄道(名鉄)・名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)の駅。駅番号は名鉄がKM13、名古屋市営地下鉄がK01。
上飯田駅 | |
---|---|
名鉄上飯田ビル | |
かみいいだ KAMI IIDA[* 1] Kamiiida[* 2] | |
所在地 | 名古屋市北区上飯田通一丁目15 |
所属事業者 |
名古屋鉄道(名鉄) 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(名鉄)-2019年- 17,767[* 3]人/日(降車客含まず) (地下鉄)-2019年- 17,532[* 3]人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- |
(名鉄)-2019年- 35,652[* 3]人/日 (地下鉄)-2019年- 34,088[* 3]人/日 |
開業年月日 | 2003年(平成15年)3月27日[* 4] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 名鉄小牧線[* 5] |
駅番号 | KM 13 |
キロ程 | 0.0 km(上飯田起点) |
所属路線 | 名古屋市営地下鉄上飯田線[* 5] |
駅番号 | K01 |
キロ程 | 0.8 km(平安通起点) |
備考 | 共同使用駅(名鉄の管轄駅) |
名鉄の小牧線と、名古屋市営地下鉄の上飯田線が乗り入れており、前者は当駅が起点、後者は当駅が終点であるが、ほぼ全ての列車が当駅を介して相互直通運転を行っており、実質的には中間駅としての性格が強い。ただし当駅を含む区間においては、名鉄・名古屋市交通局とも線路を保有しない第二種鉄道事業者となっており、線路を所有している第三種鉄道事業者は上飯田連絡線株式会社である。
両社局の共同使用駅であり、名鉄の管轄駅である。名古屋市交通局としては2021年7月1日より名城線運転区の管轄となっている。
1971年(昭和46年)に当駅に接続する名古屋市電が廃止された後、名古屋の都心部へ向かうにはここから市バスに乗り換えるか、1 km南方にある平安通駅まで徒歩で乗り換える必要があった。当駅から平安通駅まで、朝夕の通勤ラッシュ時には多くの人が歩いていた。
2003年(平成15年)の地下鉄上飯田線開業により、それまでの地上駅(高架駅)から新設された地下駅へ移転した。なお、手続き上は既存駅の移設・地下化ではなく、地上駅およびそれに乗り入れる旧路線を廃止した上で、地下路線・地下駅を新設開業した形となっている。
地上駅時代は、プラットホーム終端部から渡り廊下で駅ビル「名鉄上飯田ビル」[注釈 1]に接続する形態となっていた[1]。ビルは地下駅移転後も現存するが、旧駅改札口のあった2階は閉鎖されている。また、同ビルにはかつては名鉄系列のスーパーマーケット「名鉄パレ」が営業していたが、のちにMikawayaが開店している。
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ホームドアが設置されている。ホームは6両まで対応している。上飯田線は開業時点では名城線としか交差していないが、名城線より造られた時期がかなり遅く、さらに当駅北側で庄内川を地下トンネルでくぐるためにホームは地下約21mと深い位置にある。また、小牧寄りには庄内川からの浸水を防ぐために防水扉が設置されている。
小牧寄りに引き上げ線があり、当駅止まり最終列車がここで夜間滞泊した後、翌朝の当駅始発平安通行きとなる。それ以外はすべて直通運転である。なお当駅での乗務員交代は行わず、名鉄の乗務員が平安通駅まで担当する。
当駅は上小田井駅と同様に名鉄管理であるため窓口でミューチケットや名鉄の企画乗車券が購入可能だが、乗車券確認システムは非導入である。逆に名古屋市交通局の一日乗車券などは自動券売機でのみ発売。manacaは名鉄仕様のみ発売している。窓口では名古屋市交通局単独の定期券は購入できないため、平安通駅や大曽根駅などで購入することになる(市交通局の自動券売機で一部の定期券を購入することは可能)。
駅名標は名鉄仕様と名古屋市交通局仕様が混在している[注釈 2]。時刻表は犬山方面は名鉄仕様のものが、平安通方面は名古屋市交通局仕様のものが設置されている。駅構内の案内サイン類やホームの自動アナウンスは名鉄仕様である。
地上駅時代は頭端式(島式)高架ホーム1面2線を有する高架駅であった[6]。
← 平安通駅 |
→ 小牧・ 犬山方面 |
|
凡例 出典:[9] |
上飯田駅での誤降車を防止するため、平安通行き列車の味鋺駅発車後の次駅放送並びに上飯田駅到着前の放送は「地下鉄名城線をご利用のお客様は、終点の平安通までご乗車ください」という旨のアナウンスが流されている。
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『小牧市統計年鑑』各号等によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
年 | 乗車人員 | 乗降人員 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
総数 | 定期 | |||
1932(昭和 | 7)年度494 | 1016 | [13] | |
1933(昭和 | 8)年度518 | 1064 | [14] | |
1934(昭和 | 9)年度453 | 923 | [15] | |
1935(昭和10)年度 | 423 | 855 | [16] | |
1936(昭和11)年度 | 389 | 774 | [17] | |
1937(昭和12)年度 | 403 | 809 | [18] | |
1938(昭和13)年度 | 341 | 686 | [19] | |
1939(昭和14)年度 | 152 | 310 | [20] | |
1940(昭和15)年度 | 165 | 318 | [21] | |
1941(昭和16)年度 | ||||
1942(昭和17)年度 | ||||
1943(昭和18)年度 | ||||
1944(昭和19)年度 | ||||
1945(昭和20)年度 | ||||
1946(昭和21)年度 | *7386 | [22] | ||
1947(昭和22)年度 | ||||
1948(昭和23)年度 | ||||
1949(昭和24)年度 | *4655 | *8984 | 期間は1949年5月 - 1950年4月末[23] | |
1950(昭和25)年度 | *4132 | *7729 | 期間は1949年11月 - 1950年10月末[24] | |
1951(昭和26)年度 | *4230 | *8120 | [25] | |
1952(昭和27)年度 | 3892 | 7679 | [26] | |
1953(昭和28)年度 | 4030 | 7965 | [27] | |
1954(昭和29)年度 | 4159 | 8277 | [28] | |
1955(昭和30)年度 | 4174 | 8399 | [29] | |
1956(昭和31)年度 | 4271 | 8527 | [30] | |
1957(昭和32)年度 | 4386 | 8759 | [31] | |
1958(昭和33)年度 | ||||
1959(昭和34)年度 | ||||
1960(昭和35)年度 | ||||
1961(昭和36)年度 | ||||
1962(昭和37)年度 | ||||
1963(昭和38)年度 | ||||
1964(昭和39)年度 | ||||
1965(昭和40)年度 | ||||
1966(昭和41)年度 | ||||
1967(昭和42)年度 | ||||
1968(昭和43)年度 | ||||
1969(昭和44)年度 | ||||
1970(昭和45)年度 | 1971年2月1日市電廃止 | |||
1971(昭和46)年度 | ||||
1972(昭和47)年度 | ||||
1973(昭和48)年度 | ||||
1974(昭和49)年度 | ||||
1975(昭和50)年度 | ||||
1976(昭和51)年度 | ||||
1977(昭和52)年度 | ||||
1978(昭和53)年度 | 7610 | 5416 | [32] | |
1979(昭和54)年度 | 7537 | 5380 | [33] | |
1980(昭和55)年度 | 7506 | 5323 | [34] | |
1981(昭和56)年度 | 7495 | 5390 | 14618 | [35][12] |
1982(昭和57)年度 | 7569 | 5339 | [36] | |
1983(昭和58)年度 | 7497 | 5266 | [37] | |
1984(昭和59)年度 | 7651 | 5304 | [38] | |
1985(昭和60)年度 | 7700 | 5347 | [39] | |
1986(昭和61)年度 | 7569 | 5244 | [40] | |
1987(昭和62)年度 | 7550 | 5226 | [41] | |
1988(昭和63)年度 | 7421 | 5132 | 14908 | [42] |
1989(平成元)年度 | 7359 | 5105 | 14776 | [43] |
1990(平成 | 2)年度7238 | 5075 | 14543 | [44] |
1991(平成 | 3)年度7546 | 5209 | 15148 | [45] |
1992(平成 | 4)年度7531 | 5228 | 15108 | [46] |
1993(平成 | 5)年度7313 | 5014 | 14650 | [47] |
1994(平成 | 6)年度6994 | 4739 | 14016 | [48] |
1995(平成 | 7)年度6855 | 4649 | 13742 | [49] |
1996(平成 | 8)年度6546 | 4290 | 13115 | [50] |
1997(平成 | 9)年度6268 | 4062 | 12553 | [51] |
1998(平成10)年度 | 5943 | 3833 | 11895 | [52] |
1999(平成11)年度 | 5634 | 3602 | 11278 | [53] |
2000(平成12)年度 | 5355 | 3432 | 10719 | [54] |
2001(平成13)年度 | 5046 | 3205 | 10088 | [55] |
2002(平成14)年度 | 4890 | 3051 | 9766 | [56]2003年3月27日地下鉄上飯田線開業 |
2003(平成15)年度 | 2362 | 1389 | 4596 | [57] |
2004(平成16)年度 | 2325 | 1384 | 4620 | [58] |
2005(平成17)年度 | 2352 | 1475 | 4669 | [59] |
2006(平成18)年度 | 2452 | 1601 | 4864 | [60] |
2007(平成19)年度 | 2510 | 1674 | 4980 | [61] |
2008(平成20)年度 | 2435 | 1637 | 4828 | [62] |
2009(平成21)年度 | 2341 | 1600 | 4642 | [63] |
2010(平成22)年度 | 2482 | 1751 | 4929 | [64] |
2011(平成23)年度 | 1764 | 1076 | 3526 | [65] |
2012(平成24)年度 | 1751 | 1160 | 3500 | [66] |
2013(平成25)年度 | 1790 | 1127 | 3578 | [67] |
2014(平成26)年度 | 1813 | 1160 | 3629 | [68] |
2015(平成27)年度 | 1866 | 1234 | 3742 | [69] |
2016(平成28)年度 | 1920 | 1279 | 3863 | [70] |
2017(平成29)年度 | 1990 | 1189 | 4008 | [71] |
2018(平成30)年度 | 2040 | 1326 | 4104 | [72] |
2019(令和元)年度 | 2120 | 1391 | 4267 | [73] |
2020(令和 | 2)年度1739 | 1215 | 3488 | [74] |
2021(令和 | 3)年度3626 | [75] |
* 千人単位からの概算値
かつては小牧線の駅では犬山駅に次いで利用客が多かったが、2003年の地下鉄上飯田線開業後は、地下鉄直通を含まない名鉄だけの利用者は少なくなっている。
2019年度の一日平均乗車人員は17,532人(名鉄連絡含む)である。ちなみに地下鉄だけの場合、一日平均乗車人員は2,566人、2019年度(令和元年度)で妙音通駅に次いで利用客が少ない(年度によっては当駅の次に少ない鶴里駅やその次の神沢駅、西高蔵駅や総合リハビリセンター駅より多くなることがある。)[76]。
上飯田バスターミナル - 旧・名古屋市電上飯田電車運輸事務所跡地に建設された。
上飯田線開業前の停留所名は「上飯田町」だった。昔より本数は減ったものの名古屋駅や栄へ向かうバスは現在も多数運行されている。しかしここから地下鉄を利用すると平安通駅(名古屋駅へは更に久屋大通駅または栄駅でも。もしくは大曽根駅でJRに)でも乗り換えが生じるため、乗り換える客は少ない。
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