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松本清張の小説 ウィキペディアから
『喪失の儀礼』(そうしつのぎれい)は、松本清張の長編推理小説である。「処女空間」のタイトルで『小説新潮』に連載され(1969年1月号 - 12月号)、1972年11月に新潮社から刊行された。名古屋のホテルと深大寺で起こった医師連続殺人事件の謎を追うミステリー長編。
名古屋で内科医の学会に参加した住田友吉は、知人に会うと言って日本ライン沿いのホテルを出たあと、名古屋駅近くのホテルの客室内で、死体となって発見された。女性関係や医療関係の線で捜査が進む中、名古屋中署の大塚刑事は、住田が投稿していた現代俳句誌「秀樹」の関係者にあたる。他方、東京・調布近くの深大寺で、再び医師の死体が発見された。被害者のポケットから犬山の土産物屋のレシートが発見されたことを聞いた大塚は、警視庁の須田一係長と共に捜査を続けるが、やがて謎の赤毛の女が浮上する。
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『松本清張スペシャル 喪失の儀礼』のタイトルで、1994年1月18日21時3分 - 22時54分に日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」枠にて放送された。最初の死体が発見されるホテル、大塚刑事の所属ともに仙台の設定。視聴率22.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
『松本清張特別企画 喪失の儀礼』のタイトルで、2003年11月30日21時 - 23時24分にBSジャパンの「BSミステリー」枠にて放送された。地上波では、同年12月3日20時54分 - 23時18分にテレビ東京系の「女と愛とミステリー」枠にて放送された。大塚刑事の所属はいわきの設定。
『松本清張特別企画 喪失の儀礼』のタイトルで、2016年3月30日21時 - 23時8分にテレビ東京系で放送された[1]。大塚刑事の所属は静岡県の設定。
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