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日本の東京都港区にある芸能事務所 ウィキペディアから
株式会社オスカープロモーション(Oscar Promotion Co.ltd.)は、東京都港区に本社を置く日本の芸能事務所。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | オスカー、オスカープロ |
本社所在地 |
日本 〒107-0061 東京都港区北青山三丁目6-7 青山パラシオタワー5F |
設立 | 1970年(昭和45年)3月26日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 7011001005014 |
事業内容 |
芸能タレント等の育成ならびにマネージメント 映画、テレビ、ラジオ番組等の企画、制作、請負な版権事業 演芸、演劇、音楽、映画、公演その他の請負・興行他 |
代表者 |
古賀誠一(代表取締役会長) 石川薫(取締役社長) |
従業員数 | 180名(所属タレントを除く) |
主要子会社 |
オスカー企画 オスカー音楽出版 オスカー商事 オスカーインターナショナルエージェンシー |
外部リンク | https://www.oscarpro.co.jp/ |
渋谷区神宮前にあった原宿セントラルアパート内の一室でモデルクラブとして1970年3月26日に設立された。その後は1980年代後半より芸能プロダクション業務を兼ね、モデル業界において最大手となっている。男性タレントのジャニーズ、お笑い芸人の吉本興業と並び、美女タレントのオスカーと業界では称され、「美の総合商社」と呼ばれている[1]。
2011年には本社を青山パラシオタワーへ移転した。
「全日本国民的美少女コンテスト」「美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト」「全日本美声女コンテスト」等の大規模オーディションを開催するなど、所属タレントの発掘・宣伝にも積極的であり、毎年CM女王を輩出する。「美文化の創造」を企業活動のポリシーとし、総員約6000名のタレント・モデルが多方面に活動している。
2020年から米倉涼子の退社を皮切りに、所属タレントの独立や事務所移籍(極一部は芸能界引退も)が相次ぐようになった。これは、創業者である古賀誠一退任後の急激な体制変化に対しスタッフが反発して大量退社した影響や[2]、YouTubeやTikTokといったSNSやNetflixに代表される動画配信サービスの台頭で、マスメディアや芸能事務所に依存しなくても芸能活動を行える体制が整ったことや[3]、公正取引委員会が芸能人などのフリーランスにも独占禁止法を適用すると見解をまとめたことから[4]、芸能人の芸能事務所退所・独立に対するハードルが大幅に下げられたことなどが理由に挙げられる。
第二の後藤久美子を探すべく、米倉涼子・佐藤藍子・上戸彩・武井咲・剛力彩芽・忽那汐里・X21らを輩出してきた全日本国民的美少女コンテストは、企業理念として「美文化の創造」を目指し1987年から始まった、オスカープロモーションの主力オーディションである[5]。国民的美少女コンテストで選ばれた受賞者は数年にわたりレッスンを行なった上でデビューさせているため、息の長い芸能活動を前提とした位置づけとされている。上戸彩も本コンテストの第7回大会の審査員特別賞を受賞しているが、約5年のレッスンと下積みを重ねデビューしている。
2012年に洋服の青山とコラボし、「第1回 美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト」を開催した。2014年9月に「第2回」が開催された[6]。
オスカープロモーション・青二プロダクション・博報堂の3社が共同で立ち上げた「ブルーオスカープロジェクト」の一環で開催した声優発掘オーディション。このオーディションで選ばれた数名は、オスカープロと青二プロの同時所属で活動している。また2014年に開催された第1回以降は今のところ開催されていない。
太字は受賞者
2007年3月に「バラエティー部門」を設立し、お笑い事業にも参入。「オスカープロお笑いライブ」を主催するほか、同年末からお笑い芸人も所属するようになった。2008年1月には「お笑いタレントお披露目記者会見」が行われ、同年10月に1年制養成スクール「オスカープロ・コメディー・ファクトリー」を開設。お笑い芸人のネタ動画がオスカーランドでも配信開始となった。しかし賞レースの決勝戦などで活躍するほどの芸人が育たず、先が見えないと判断されてお笑い部門からの撤退を決定[7]、2019年4月をもって「オスカープロお笑いライブ」は終了。大半のお笑いタレントも退所することとなり、5月18日には「元オスカーお笑いライブ最終回~みんなフリーになっちゃいました~」が開催[8]。同年5月30日を以ってバラエティー部門を廃止[7]。なお部門撤退したその年のM-1グランプリにて、退社したぺこぱ(サンミュージックプロダクションに移籍)が決勝進出を果たして3位入賞、大ブレイクすることとなった。
IT系の知識に精通したデジタルコンテンツ事業本部という部署がある。オスカープロモーションのデジタルコンテンツの歴史は、1995年に芸能プロダクションの中で最初にホームページを立ち上げたことから始まる。モバイルサイトの「国民的美少女」、動画サイトの「オスカーランド」、ECショッピングサイトの「スタコレ」等、自社で運営しているサイトが多い。2010年9月1日、芸能プロダクションとしては初めてのSNSサイト「beamie(ビーアミ―)」をオープン。2012年7月には、NTTドコモと提携してスマートフォン・タブレット用のショートムービーコンテンツ「otogi★story(おとぎ★ストーリー)」をスタートさせている。
全日本テレビ番組製作社連盟に加盟している。2000年以降、テレビ番組制作において、企画開発・提出まで関与していたが、2011年放映の2時間ドラマ「女刑事・左近山響子」以降本格的に制作プロダクション業務に進出した。進出に当たっては外部の製作会社から多くの有能なプロデューサーを招聘。現在まで2時間ドラマを中心に実績を積み重ねている。作品では、自社所属タレントにこだわらず他社所属のタレントも積極的に主役に起用している。
中国の大手モデルエージェンシー「CHINA BENTLEY」と業務提携をしたり、台湾の国民的人気モデルの林志玲、『冬のソナタ』で日本でも知られるようになったパク・ソルミ、韓国からの逆輸入女優である笛木優子などと契約している。
オスカープロモーションはスポーツ関連人物のマネジメントも実施しており、過去には競馬騎手の後藤浩輝などが所属していた実績もあった。
同事務所所属の赤井沙希が、2013年8月にDDTプロレスリングに参戦したのをきっかけに、2014年6月にDDTプロレスリングとの業務提携を結び[9][10]、同時にDDT所属の飯伏幸太と竹下幸之介の2選手をオスカープロモーションがマネージメントすることとなった[11]。
また、子役経験のないフィギュアスケーターの本田真凜も、妹の本田望結がオスカープロモーションに移籍した事が縁となりマネジメント契約を交わしている。
所属タレントは「20歳以上ならデビュー後5年、10代なら25歳まで恋愛禁止」というルールがある[12]。この理由としては、「『これからは、ファン、業界関係者、事務所スタッフなど、みんなの応援があれば、夢がかなう』という段階まで来たところで恋愛が発覚してしまえば、みんな応援しようというモチベーションが下がってしまう」というものである。一方で所属タレントの熱愛の噂は度々流れており、結局は曖昧な規則ではないかとの疑問も残っている[13]。
あ行 |
か行 |
さ行 |
た行 |
な行 |
は行 |
ま行 |
や行 |
ら・わ行 |
2007年3月設立。2019年5月に部門が閉鎖され大半の芸人が退所となったが、数組残っている。
「△」のついた芸人は、2019年5月のお笑い部門撤退時に契約解除となり、同年5月18日のラストライブ『元オスカーお笑いライブ最終回~みんなフリーになっちゃいました~』に出演した者[20]。
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