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愛知県名古屋市千種区にある名古屋市交通局の駅 ウィキペディアから
覚王山駅(かくおうざんえき)は、愛知県名古屋市千種区末盛通1丁目にある、名古屋市営地下鉄東山線の駅である。駅番号はH15。インパクトカラーは薄橙色。
相対式2面2線のホームを持つ地下駅で可動式ホーム柵が設置されている。東側(本山駅寄り)のコンコースと改札は、道路の勾配の関係で線路の下に設置されており、あまり見ることのできない構造である。尚、このコンコースと改札は早朝と夜間は閉鎖される。エレベーターは各ホームと1番出入口に1基ずつ設置されており、西改札口へのみつながっている。西改札口の外に書店が1軒ある。
当駅は、東山線駅務区名古屋管区駅が管轄している。
駅北にある日泰寺によって栄えてきた古い街で、マンションや一般住宅が建ち並ぶ住宅地区[WEB 2]、商業地域として広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線)沿線と駅から日泰寺へ向かう道は、古い店と「日泰寺」の「泰」であるタイ王国などのエスニック系など新しい店が混在する商店街を形成しており、商店街組合を中心にこの通り沿いで年に数回行われる「覚王山まつり」なども活気がある。毎月21日は日泰寺の縁日であり、この日はお年寄りを中心に多くの人々が当地を訪れる。
最寄りのバス停は、名古屋市営バスの「覚王山」で、以下の路線が乗り入れている。
戦前から戦後にかけて、日本国内のトンネル建設の一部にシールド工法が採用されていたが、東山線池下 - 当駅間の名古屋市地下鉄堀割町工区(覚王山トンネル)には戦後初めて本格的なシールド工法を採用した(シールド施工延長、上り線356.7 m・下り線387.8 m)[1][WEB 3][WEB 4]。この区間は民有地の地下を通過しなければならず、従来からの開削工法での施工は困難なことからシールド工法が採用されたものである[2]。
日本国内の地下鉄工事(都市鉄道)で初めて円形断面のシールド工法(シールドマシン外径6.57 m・セグメント外径6.4 mの単線シールド)が使用され、セグメントには後に一般的となる鉄筋コンクリート製が使用された[1][2]。シールド工事にあたって、営団地下鉄丸ノ内線国会議事堂前付近のルーフシールド工事で使用したジャッキや水圧ポンプを営団から借用した[2]。掘削は作業員の人力による手掘り式シールドで、当初は補助工法(圧気)は使用していなかったが、途中から圧気工法が併用された[2]。このため、工程に遅れが生じたため、シールドマシンは1基から2基となった[1]。建設に伴う地上への影響は、道路、住居等の損壊や亀裂、地盤沈下を含めて一切なかった[2]。日本のシールドトンネル技術の基礎になったものである[1][2]。
この建設工事で使われたシールドマシンは、後に東京モノレール羽田空港線の羽田整備場駅 - (旧)羽田駅間の地下部分の建設に再利用された[WEB 5](ただし、この区間は1993年9月の新線切り替え時に廃止されている)。
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