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日本の男性声優、ナレーター、歌手 (1961-) ウィキペディアから
立木 文彦(たちき ふみひこ、1961年4月29日[1][2][8][11] - )は、日本の男性声優、ナレーター[9]。長崎県南松浦郡(現:五島市)出身[6][7]。大沢事務所所属[10]。
高校1年生の頃、憧れていた親戚の叔母に「ふみ坊、いい声しとるね」と声を褒められたことで、初めて自分の声に興味を持った[7][12]。
高校生の時にリクルートブックで見た東京映像芸術学院への入学を決めて、高校卒業後に上京[7][13][14]。
高校時代は男子校で演劇部には入っておらず、芝居の経験はなかったが、元々人前でおちゃらけたことが好きなタイプであり、高校生のころに「何かを表現したい」という気持ちになって徐々に目指していたと語る[13][14]。
学校内では、多数の舞台を経験して在学中に親友と始めたデュオ・グループが声優音楽事務所の目に止まり、アマチュアとしてライブステージに立ち、同時に声優としての活動を始める[13]。
声優としてのデビュー作品は、1983年のテレビアニメ『聖戦士ダンバイン』と本人は答えているが[13]、実際にはその前番組『戦闘メカ ザブングル』に脇役として既に出演している。以降、日本のアニメやゲームで声を当てる以外にも、海外の映画やアニメの吹き替えや、CMやテレビ番組のナレーションなども行っていく。
吹き替えではフォレスト・ウィテカーやマイケル・ルーカー、トム・サイズモアなどを担当。ディズニー・ピクサー作品においてはジョン・ラッツェンバーガーの吹き替えをほぼ専属で担当している。
TAKADA BANDの名義で三松亜美と共に、テレビアニメ『BLUE SEED』のオープニングテーマ「カルナバル・バベル」や、CDアルバム『3×3EYES』を発表したこともあった。また2003年には森川智之とともにヴォーカルユニット2HEARTSを結成し、音楽CDを発表したり、ライブ活動なども行っている。
かつてはトルバドール音楽事務所に所属していたが、大沢事務所へと移籍した。
20代の頃は、主人公の敵役や引き立て役など、実年齢よりも老けた役柄を演じることが多かった[12]。
ターニングポイントとなったのが、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ役であった[12]。監督の庵野秀明は、「芝居をやらないでください」と感情を抑えた演技を要求しており、当時の立木はアニメ特有のデフォルメをしない演技に大いに戸惑っていた[12]。しかしその演出のお陰で、ゲンドウは作中のキャラの中でも存在感を示し、この時のゲンドウの演技はその後のナレーションでもヒントにもなったという[12]。
総合格闘技イベントPRIDEのナレーターとして知られるが、フジテレビジョンのPRIDE放送撤退を受けて、PRIDEの煽りVTRのナレーションから遠ざかっていた時期もある。しかし、2006年11月5日に行われたPRIDE 武士道 -其の十三-にてPRIDEのナレーターとして復帰した。この際にはオープニングVTR内で「ナレーション 立木文彦」の文字を画面いっぱいに表示され、会場で歓声が上がった。当日の第1試合「ゲガール・ムサシVSヘクター・ロンバード」の紹介VTR内で、「NARRATION FUMIHIKO TACHIKI」の文字テロップとともに立木が自己紹介させられる場面があった。スポーツイベントにおいて、このようにナレーターを行っている人物にスポットを当てることは極めて稀なことであるが、立木の場合にはそれが行われた。
『世界の果てまでイッテQ!』ではナレーションを務めていたが、プロデューサーの加藤幸二郎によるとナレーターに求めていた「個性的で魅力的な声」、「表現力豊かなナレーション技術」、「まじめな人柄」の三つが全て揃っていたという理由で立木を起用したという[12]。加藤は力強く、荒々しく、温かみのある立木の声は、あらゆる世代に届き、家族で見る番組にとってありがたく、世界の様々な現象や情報を伝えるうえでの重みとインパクトも与えてくれたと絶賛していた[12]。
ナレーションを務めている『世界の果てまでイッテQ!』の2012年最後の放送となった大忘年会祭り4時間生放送スペシャル内で行われた「お祭り男が挑む横浜・赤レンガ倉庫前での豊橋手筒花火」にて自身初の生放送番組への出演と生ナレーションに挑戦した。
ゲーム『New みんなのGOLF』でゲンゾウがキャディの時にナイスショットを打つと、「世界の果てまで!」と掛け声が流れる。
アニメ『銀魂』にて長らく長谷川泰三を演じていたが、2018年公開の実写版『銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-』では俳優として演じることになった[16]。
2021年12月31日、『第72回NHK紅白歌合戦』の「カラフル特別企画 〜明日への勇気をくれる歌〜」の中で、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウとして白組司会の大泉洋の名前を呼ぶなど、紅白特別仕様の台詞を入れる演出がなされた[17]。
父は音楽教師で、立木が声優になる前は反対していたという[14]。
太字はメインキャラクター。
特記の無い限りはテレビCMである
発売日 | 商品名 | 歌 | 楽曲 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1994年 | ||||
6月5日 | 爆れつハンターVC | じい(立木文彦) | 「嗚呼 すばらしきかな 人生」 | ドラマCD『爆れつハンター』関連曲 |
1997年 | ||||
11月24日 | アンジェリークSpecial2 〜A LA MODE〜 | ヴィクトール(立木文彦) | 「Mountain Road」 | ゲーム『アンジェリークSpecial2』関連曲 |
1998年 | ||||
2月1日 | アンジェリーク KISS KISS KISS | 教官&協力者[メンバー 1] | 「一緒に歩こうよ」 | ゲーム『アンジェリークSpecial2』関連曲 |
語り:ヴィクトール(立木文彦) | 「今はまだ」 | |||
3月1日 | アンジェリーク Special2 協力者コレクション1 ヴィクトール / 約束 | ヴィクトール(立木文彦) | 「約束」 「マウンテン・ロード(リミックス・ヴァージョン)」 | |
12月2日 | アンジェリーク 〜White Dream〜 | ヴィクトール(立木文彦)、エルンスト(森川智之) | 「夢のありか」 | |
2000年 | ||||
7月12日 | アンジェリーク 永遠のヴァカンス Vol.2〜La Foret〜 | ヴィクトール(立木文彦) | 「YO-HO 〜風と歌おう〜」 | ゲーム『アンジェリークSpecial2』関連曲 |
語り:ヴィクトール(立木文彦) | 「STARS IN YOUR EYES」 | |||
2002年 | ||||
3月27日 | 超GALS!寿蘭 オリジナルサウンドトラック2 | 寿泰三(立木文彦)、刑事(中嶋聡彦)、巡査(栗山浩一) | 「アニマル軍団のテーマ」 | テレビアニメ『超GALS!寿蘭』関連曲 |
12月18日 | アンジェリーク Cherry Blossom 〜from Twinコレクション〜 | ヴィクトール(立木文彦)、セイラン(岩永哲哉)、ティムカ(私市淳) | 「BRILLIANCE」 | ゲーム「アンジェリークシリーズ」関連曲 |
2003年 | ||||
3月19日 | アンジェリーク Cherry Blossom 〜from Twinコレクション〜 | ヴィクトール(立木文彦) | 「TOGETHER 〜道なき道を進め〜」 | ゲーム「アンジェリークシリーズ」関連曲 |
10月22日 | アンジェリーク エトワール YELLOW | 「未来に舵をとれ」 | ゲーム『アンジェリーク エトワール』関連曲 | |
2005年 | ||||
3月9日 | アンジェリーク エトワール 〜花のシャングリ・ラ〜 | ルヴァ(関俊彦)、ヴィクトール(立木文彦) | 「希望の橋」 | ゲーム『アンジェリーク エトワール』関連曲 |
2006年 | ||||
4月19日 | アンジェリーク 〜Dear My Angel〜 | 聖獣の守護聖様[メンバー 2] | 「明日を拓く者たち」 | ゲーム「アンジェリークシリーズ」関連曲 |
8月2日 | BLEACH BEAT COLLECTION 2nd SESSION:03 更木剣八&草鹿やちる&斑目一角&綾瀬川弓親 | 更木剣八(立木文彦)、草鹿やちる(望月久代)、斑目一角(檜山修之)、綾瀬川弓親(福山潤) | 「We」 | テレビアニメ『BLEACH』関連曲 |
更木剣八(立木文彦) | 「COME to LIKE it. This FIGHT Now.」 | |||
2007年 | ||||
9月5日 | らき☆すた キャラクターソング Vol.004 高良みゆき | 高良みゆき(遠藤綾) / 台詞:立木文彦 | 「たぶんかなり普通の休日」 | テレビアニメ『らき☆すた』関連曲 |
2010年 | ||||
12月15日 | ブリコン 〜BLEACH CONCEPT COVERS〜 | 更木剣八(立木文彦) | 「TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT」 | テレビアニメ『BLEACH』関連曲 |
2015年 | ||||
1月28日 | ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD at 広島 サカズキ[赤犬] | サカズキ[赤犬](立木文彦) | 「RED DOG RED」 | テレビアニメ『ONE PIECE』関連曲 |
2017年 | ||||
10月25日 | ALL FOR SMILE! | 三神遙人(森川智之)、須佐誠(立木文彦)、五月女一花(緑川光) | 「ALL FOR SMILE!」 | テレビアニメ『ドリフェス!』関連曲 |
2018年 | ||||
4月25日 | アイドルマスター SideM BD・DVD第5巻特典CD 315プロダクション社歌 | プロデューサー(石川界人)、山村賢(河西健吾) with 齋藤孝司(立木文彦) | 「嗚呼、情熱に星は輝く 〜315プロダクション社歌〜」 | テレビアニメ『アイドルマスター SideM』関連曲 |
2022年 | ||||
12月21日 | THE IDOLM@STER SideM GROWING SIGN@L 15 Take a StuMp! | 315 STARS[齋藤孝司(立木文彦)] | 「DRIVE A LIVE」 | ゲーム『アイドルマスター SideM GROWING STARS』関連曲 |
発売日 | 商品名 | 歌 | 楽曲 | 備考 |
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1989年 | ||||
6月5日 | 機動戦士SDガンダム 私をコロニーに連れてって | 立木文彦、西村智博 | 「SDガンダム・パラダイス」 | OVA『機動戦士SDガンダム』イメージソング |
8月5日 | 機動戦士SDガンダム TOKYO SHUFFLE | 西村智博、立木文彦 | 「ぺ・ぺ・ぺのぺ」 | 劇場アニメ『機動戦士SDガンダム 嵐を呼ぶ学園祭』エンディングテーマ |
1991年 | ||||
5月16日 | 機動戦士SDガンダム・こちらマッケンジー探偵社 | 板橋亜美、立木文彦 | 「What do you want? II」 「アディオス・DE・ガンダム」 |
OVA『機動戦士SDガンダム』関連曲 |
1992年 | ||||
7月22日 | 今賀瞬〜バーストマン愛しのソングブックVol.1〜 | 石原慎一、立木文彦 | 「My Longest Summer」 | |
横内美智代、西村智博、立木文彦、玉川紗己子、石原慎一 | 「夢を追いかけて」 | |||
石原慎一、立木文彦、千葉繁、中村大樹、真砂勝美、伊崎寿克 | 「痔頃 -伝説のジゴロ・タートル石川に捧げる-」 | |||
1994年 | ||||
11月3日 | CARNIVAL・BABEL 〜カルナバル・バベル〜 | TAKADA BAND[メンバー 3] | 「CARNIVAL・BABEL 〜カルナバル・バベル〜」 | テレビアニメ『BLUE SEED』オープニングテーマ |
「夜はねむらない -FOR THE LONELY CITY GIRL-」 | ||||
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