『炎の蜃気楼』(ほのおのミラージュ)は、桑原水菜による日本のライトノベル。イラストは東城和実、浜田翔子らが担当している。略称は「炎ミラ」[4]。コバルト文庫(集英社)より1990年11月から2017年12月まで刊行された。2018年1月時点でシリーズ累計発行部数は683万部を記録している[5]。
概要 炎の蜃気楼, ジャンル ...
炎の蜃気楼 |
ジャンル |
伝奇[1]、アクション[1] |
小説 |
著者 |
桑原水菜 |
イラスト |
東城和実[注 1] 浜田翔子[注 2] 竹田逸子[注 3] |
出版社 |
集英社 |
レーベル |
コバルト文庫 |
刊行期間 |
1990年11月2日 - 2007年8月1日 |
巻数 |
全47巻(本編40巻+番外編7巻) |
小説:真皓き残響(炎の蜃気楼 邂逅編) |
著者 |
桑原水菜 |
イラスト |
ほたか乱 |
出版社 |
集英社 |
レーベル |
コバルト文庫 |
刊行期間 |
2001年4月3日 - 2013年11月30日 |
巻数 |
全15巻 |
小説:炎の蜃気楼 幕末編 |
著者 |
桑原水菜 |
イラスト |
ほたか乱 |
出版社 |
集英社 |
レーベル |
コバルト文庫 |
刊行期間 |
2009年4月1日 - 2013年5月1日 |
巻数 |
全2巻 |
小説:炎の蜃気楼 昭和編 |
著者 |
桑原水菜 |
イラスト |
高嶋上総 |
出版社 |
集英社 |
レーベル |
コバルト文庫 |
刊行期間 |
2014年1月10日 - 2017年12月26日 |
巻数 |
全11巻(本編10巻+番外編1巻) |
漫画:炎の蜃気楼 特別編 |
原作・原案など |
桑原水菜 |
作画 |
浜田翔子 |
出版社 |
白泉社 |
掲載誌 |
セリエミステリー |
レーベル |
白泉社レディースコミックス |
発表号 |
1994年10月号 - 1995年2月号 |
発表期間 |
1994年8月24日 - 12月24日 |
巻数 |
全1巻 |
漫画 |
原作・原案など |
桑原水菜 |
作画 |
浜田翔子 |
出版社 |
白泉社 |
掲載誌 |
セリエミステリー |
レーベル |
白泉社レディースコミックス |
発表号 |
1995年4月号 - 1997年6月号 |
発表期間 |
1995年2月24日 - 1997年4月24日 |
巻数 |
全4巻 |
その他 |
文庫版:全3巻 |
漫画:炎の蜃気楼R |
原作・原案など |
桑原水菜 |
作画 |
浜田翔子 |
出版社 |
秋田書店 |
掲載誌 |
ミステリーボニータ |
レーベル |
ボニータコミックス |
発表号 |
2020年9月号 - 2024年11月号 |
発表期間 |
2020年8月6日[2] - 2024年10月4日[3] |
巻数 |
全10巻 |
話数 |
全40話 |
アニメ |
原作 |
桑原水菜 |
監督 |
工藤進 |
シリーズ構成 |
ときたひろこ |
キャラクターデザイン |
竹田逸子 |
音楽 |
亀山耕一郎 |
アニメーション制作 |
マッドハウス |
製作 |
SMEビジュアルワークス |
放送局 |
キッズステーション |
放送期間 |
2002年1月7日 - 4月8日 |
話数 |
全13話 |
OVA:炎の蜃気楼 〜みなぎわの反逆者〜 |
監督 |
室井ふみえ |
キャラクターデザイン |
室井ふみえ |
アニメーション制作 |
マッドハウス |
製作 |
アニプレックス |
発表期間 |
2004年7月28日 - 11月26日 |
話数 |
全3巻 |
テンプレート - ノート |
プロジェクト |
ライトノベル・アニメ・漫画 |
ポータル |
文学・アニメ・漫画 |
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本編の前日譚である「邂逅編」・「幕末編」・「昭和編」も連載。ドラマCDやイメージアルバム(音楽CD)が発売されたほか、1994年から『セリエミステリー』(白泉社)にて浜田翔子の作画で漫画化。『ミステリーボニータ』(秋田書店)2020年9月特大号より2024年11月号まで『炎の蜃気楼R』(ほのおのミラージュリブート)のタイトルで浜田翔子の作画により連載された[2][3]。
2002年にキッズステーションでアニメ化・2004年には続編のOVAが製作されたり、2014年から昭和編シリーズの舞台化がされるなどメディアミックスは多岐にわたる。
かつて敗れ去った戦国武将が怨霊として甦り、再び戦国時代をやり直して生き人たちの世を転覆させようとする《闇戦国》。
軍神となった上杉謙信の霊魂は闇戦国を阻止するため、上杉景虎、直江信綱、安田長秀、柿崎晴家、色部勝長を《換生者》としてこの世に甦らせ、生き人たちに仇なす怨霊たちを冥界へと《調伏》する冥界上杉軍・上杉夜叉衆を結成させた。
本作は総大将・上杉景虎とその監視役となった直江景綱の関係にフォーカスを当て、四百年もの時代をまたぐ怨霊たちとの戦いと、生き人の体を奪って生きる換生者としての苦悩や生き人の世の中に隠れて生きる苦しみを経て、生きることや真実の愛とは何かを求めていく姿を描いた大河サイキック・アクションシリーズである。
括弧内( )に特に説明のないキャストはドラマCD・ラジオドラマ・ときめきテレフォン・アニメ版共通。現名が記載されていないキャラクターは、現代でのキャラクターが不明な人物。キャラクターによって、現名での呼称があったり転生前の名前で呼んだりしているため、2つを併記する。
本編に登場する人物
- 現名:仰木高耶(おうぎ たかや) / 上杉景虎(うえすぎ かげとら)
- 声 - 関俊彦[6]、 光岡湧太郎(まほろばの龍神)
- 本作の主人公[1]。長野県松本市在住の城北高校二年生。16歳。7月23日生まれ。身長178.5cm。血液型はO型。
- 目つきがキツくぶっきらぼうな少年で、潔癖なほどにまっすぐな性格。趣味はバイク。家事全般が得意で、得意料理は肉じゃが。中学時代に父が事業を失敗して両親は離婚。酒乱の父から妹・美弥を庇う日々の中で非行に走り、松本中で「深志の仰木」と恐れられたが、譲の尽力で更生した。極度の人間不信だが、気を許した相手には人懐っこい。年上の男性に弱い(綾子談)。
- 正体は御館の乱で非業の死を遂げて怨霊と化した後、義父の上杉謙信の魂から冥界上杉軍・上杉夜叉衆総大将を任じられた上杉景虎の換生者。400年に渡って宿体を変えながら怨霊調伏を続けていたが、30年前のある事件をきっかけに織田信長に敗死した後は、記憶を封印して今生の母・佐和子の胎内で胎児換生した。生前は「三国一の美少年」と言われた絶世の美男で、瞳には他人を惹きつける魔性の力があるとされる。換生を重ねる行為への罪悪感から「宿体となった人間の分まで生を全うする」という信条を持っていた。
- 命がけで守ってくれる直江を慕い始めるが、自分が景虎の身代わりでしかないというジレンマに悩む。記憶を取り戻してからは冷徹な性格になり、直江につらく当たるようになる。生前上杉家への人質に出される以前に、兄に反感を持つ北条家の家臣や小姓数名に凌辱され、性嫌悪症となっている。過去の因縁から直江に「勝ち続けること」にこだわっていたが、彼に自分の弱さを知られれば見放されてしまうのではないかという不安を抱いている。
- 現名:橘義明(たちばな よしあき) / 直江信綱(なおえ のぶつな)
- 声 - 速水奨[6]、 松橋登(まほろばの龍神)、 辻谷耕史(最愛のあなたへ)
- 本作のもう一人の主人公[1]。高耶の前に現れた謎の青年。夜叉衆参謀で景虎(高耶)の後見人。28歳。5月3日生まれ。身長187cm。血液型はAB型。パーラメントのタバコをふかし、エゴイストの香りを身にまとう。愛車はダークグリーンのウィンダム。ゴールドカード家族会員。宇都宮にある光厳寺の三男で四人兄弟の末っ子。兄の不動産会社を手伝いながら実家の僧侶も兼業する。
- 喪服としてスーツを常に着用し、日本人離れした体躯や、色素の薄い髪と鳶色の瞳を持つ青年。物腰穏やかで実直だが、目的のためには手段を選ばない。一人称は「私」だが感情が昂ると「俺」に変わる。自らを「狂犬」と豪語するなど言動に予測がつかない(のちにその理由は昭和編で明かされるが、本編との擦り合わせが不自然であり、昭和編に限らず邂逅編なども本編と切り離してパロディとして捉える方が最善である)。30年前に景虎が行方不明になるきっかけとなる事件を起こした。今生では自殺未遂や不特定多数の女性と関係を持つなどの荒れた生活を送り、今生の家族に支えられてきたことを感謝している。
- 生前は景虎を滅ぼした上杉景勝派だったが暗殺されて怨霊となり、換生した後は謙信に景虎の目付役を任命され、他人を換生する能力を与えられている。本編でこそ洗練されたプレイボーイだが、初生の頃は無骨な朴念仁で、生前の妻・お船に「木偶人形」と罵られていた。自らの存在意義を「景虎の批判者」と捉えているため歪な関係だったが、景虎の葛藤をよく知っており、どんなことがあっても必ず傍にいようと決めている。努力型の秀才だが天賦の才には恵まれず、他を圧倒するカリスマ性を持ち、長年自分を押さえつけて屈服させ続けた景虎に対して愛憎半ばの葛藤を抱えている。かつての殺した者と殺された者という関係から「勝者と敗者」の関係にこだわっていた。
- 現名:千秋修平(ちあき しゅうへい) / 安田長秀(やすだ ながひで)
- 声 - 松本保典[6]
- 安田長秀の換生者。自称「霊界のブラピ」。茶色い長髪を括り、眼鏡をかけた遊び人風の青年。19歳。4月1日生まれ。血液型はB型。
- 飄々としていて、マイペースな皮肉屋。しがらみを嫌う性格で夜叉衆からも一歩引いた立場を取り、胎児換生を基本とせず宿体の家族にも気兼ねしない。その割には義理堅い性分で、夜叉衆や仲間のことは気にかけている。
- 得意の催眠暗示を利用し、年齢を誤魔化して高耶のクラスメートで「親友」に成りすます。戦闘能力は景虎に次ぐ夜叉衆ナンバー2の実力者で、直江同様生前は景勝派の人間。謙信の側近だった矜恃から景虎に反発していたが、現在では景虎をライバルであり仲間として認めている。
- 愛車はガングレーメタリックのレパード。自他共に認めるフェミニストで女性に優しい。ただし元は男性である綾子は例外で、しょっちゅういがみ合っているが相性は良い。
- 生前の頃の醜い容姿がコンプレックスで、換生の際には必ず美形の宿体を選んでいる。
- 現名:門脇綾子(かどわき あやこ) / 柿崎晴家(かきざき はるいえ)
- 声 - 玉川紗己子(テレビアニメ[6]・OVA)
- 柿崎晴家の換生者。ソバージュの長い髪をなびかせるスレンダー美女。21歳現役女子大生。12月9日生まれ。血液型はA型。
- 高い霊査能力を持つ、夜叉衆の紅一点でムードメーカー。豪胆な姐御肌で、腕っぷしも強い。女性らしい繊細さも併せ持ち、気配りが得意。高耶にとっては姉のような頼れる存在。400年前からの酒好きでザル。
- 生前は景虎派に属し、景虎を崇拝していた。『邂逅編』では御館の乱で景虎を滅ぼし、自分の暗殺を指示した張本人でもあった直江を敵視していた。
- 愛車のYAMAHAのFZR400「エッちゃん」を乗り回し、初対面の高耶にバイクレースをけしかけた。
- 原名から分かる通り、元々は男性だった。200年前にお蔦という女性に換生していた頃、医者の青年・曽根慎太郎と恋仲になるが死別してしまう。慎太郎の遺した「生まれ変わって会いに行く」という約束を信じ、再会する日を待つために女性の宿体へと換生し続けている。ある時期までは「蔦」を名乗っていた。
- 現名:成田譲(なりた ゆずる) / 上杉景勝(うえすぎ かげかつ) / 弥勒菩薩(みろくぼさつ)
- 声 - 松野太紀(テレビアニメ[6]&鷲よ、誰がために飛ぶ)、 古本新之輔(ときめきテレフォン)、 阪口大助(ラジオドラマ)
- 高耶の中学時代からの親友で理解者。16歳。城北高校二年生で高耶と同じクラスに在籍。成田歯科医院の一人息子。10月19日生まれ。
- 成績優秀・穏やかな性格で一見すると大人しそうな優等生タイプだが、ここぞと決めた時には梃子でも動かない頑固な面も。洞察力にすぐれ偏見を持たず、毒舌家の気がある。荒れて問題児扱いされていた頃の高耶に臆する事なく接し、高耶の更生に尽力。高耶のことをいつも心配していた。
- 元より霊媒体質であったが、炎に包まれる夢を見てから間もなく武田信玄に憑依された事件を皮切りに、立て続けに怪現象に巻き込まれる。高坂から「六道界の脅威」と予言される。
- 実は400年前に御館の乱で景虎を滅ぼした景虎の義弟・上杉景勝・坂上田村麻呂・そして弥勒菩薩の生まれ変わりである事が発覚。弥勒の力を利用して闇戦国制覇を狙う武田方の元で覚醒する。
- 現名:新井公彦(あらい きみひこ) / 高坂弾正(こうさか だんじょう)
- 声 - 堀内賢雄(テレビアニメ)[6]、 小杉十郎太(最愛のあなたへ)、 塩沢兼人(ときめきテレフォン)
- 大学生。ルージュを引いたように赤い唇をした、女と見まごう美青年。1月18日生まれ。血液型はB型。
- 武田信玄の家臣で妾。武田方参謀として闇戦国制覇を目指すが、別の目的も持つようで言動に謎が多い。情報収集を得意とする鵺を配下に持ち、夜叉衆の内情にも詳しい。夜叉衆同様に換生を重ねており、相当な霊査能力を宿している。
- 神出鬼没で、慇懃無礼な性格。ふらりと現れては直江をおちょくるのを生き甲斐にしている。
- 正体は桓武天皇の甥である春原五百枝(皇位は返上している)で、高坂弾正の宿体は何度目かの換生。破滅的な未来を予見・回避する為に換生し続けており、高耶達や信玄をも利用していた。
- 北条氏政(ほうじょう うじまさ)
- 声 - 納谷六朗(テレビアニメ)
- 氏康の子で景虎の実兄。北条家を率いて闇戦国に参戦。
- 北条の跡取りとしての責任感から終始冷酷非情に徹する。本編では憎まれ役だが実は番外編『群青』で明かされている通り、三郎(景虎)への情が決して無いわけではない。
- 北条氏照(ほうじょう うじてる)
- 声 - 田中秀幸[6]
- 氏政の弟で景虎の実兄。猪突猛進な熱血漢で、三郎(景虎)を溺愛。ある事件で心に大きな傷を負ったまま上杉に人質に取られていった弟を非常に心配しており、北条に取り戻したがっていた。
- 兄と共に闇戦国に参戦。立場上敵対関係にある高耶に対し、北条の家に帰って来いと勧める。
- 北条氏康(ほうじょう うじやす)
- 景虎の実父。謙信と同じように転生も換生もせず土地神となり、龍の姿に化身している。
- 風魔小太郎(ふうま こたろう)
- 声 - 宮本充(テレビアニメ)[6]
- 北条家に仕える風魔一族の忍び。寡黙で無表情だが任務には常に忠実。感情を解さず、「機械人間」と評される。直江と背格好が似ている。
- 直江の死を受け入れられない高耶の望むまま、ぎこちなくも直江を演じていく内に高耶を愛するようになってしまう。
- 色部勝長(いろべ かつなが)
- 夜叉衆最年長で最古参メンバー。思慮深く温厚な人物で、謙信への忠誠心に篤い。
- 第一部時点の宿体は幼児だったが、第二部から壮年男性に換生して夜叉衆に合流する。
- 『邂逅編』では御館の乱で景虎派と景勝派に分かれて殺し合った末に換生し、対面したばかりの殺伐とした夜叉衆を仲裁する苦労人として描かれる。非業の死を恨んで怨霊大将となり越後を荒らしていた景虎を調伏し、謙信の魂に導かれ現世に舞い戻った彼を夜叉衆に迎え入れた。色部自身は謙信の病没前に討死しているため、お家騒動とは関わりがなく一同の潤滑剤となっていた。ある時期までは僧侶の「勝元」を名乗っていた。
- 織田信長(おだ のぶなが)
- 声 - 置鮎龍太郎(テレビアニメ)
- 夜叉衆最大の宿敵。闇戦国を利用して世界の支配を企む黒幕的存在。「第六天魔王」の異名で畏怖されており、圧倒的なカリスマ性の持ち主。
- 傲岸不遜かつ唯我独尊、支配欲や征服欲の強い残忍な人物で、破魂波や魔王の種といった特殊能力を持つやっかいな相手。また、自分の関心を引いた人間への執着心も強い。
- 譲に憑依して復活。のちに人気ロックバンド「SEEVA」のリーダー・斯波英士に換生する。
- 現名:波多山智(はたやま さとし) / 森蘭丸(もり らんまる)
- 声 - 関智一(テレビアニメ)
- 城北高校への転入生で、譲の部活の後輩。白人とのハーフで金髪の美少年。
- その正体は織田信長の小姓で愛妾・森蘭丸の換生者。信長に心酔しており、彼の野望を叶えるために右腕として暗躍する。
- 森野沙織(もりの さおり)
- 声 - 矢島晶子(テレビアニメ)[6]
- 高耶と譲のクラスメート。ハキハキと明るく活発な性格で物怖じせず、クラスで浮き気味の高耶とも親しく接する。6月16日生まれ。
- 譲に好意を寄せているのはクラスで周知の事実だが、当の譲は気づいていない。
- 仰木美弥(おうぎ みや)
- 声 - 丹下桜(鷲よ、誰がために翔ぶ&ときめきテレフォン)、 三浦智子(テレビアニメ)
- 高耶の3歳下の妹で中学生。天真爛漫なお兄ちゃんっ子で素直な甘えん坊だが、芯が強くてしっかり者。
- 荒れた家庭環境で苦労をさせた負い目もあり、高耶は何があっても絶対に美弥を危険に晒したくないと考えている。
- 橘照弘(たちばな てるひろ)
- 声 - 田中秀幸(鷲よ、誰がために翔ぶ&ときめきテレフォン)
- 直江信綱こと橘義明の12歳上の兄。光厳寺の長男で僧侶免許を持つが家を継がず、不動産会社・橘不動産を経営。堅実な手腕のやり手実業家だが茶目っ気のある性格。
- 直江を運転手兼秘書としてこき使う。しかし幼い頃から絶望を抱え、ひきこもりや不登校・度重なる自殺未遂などで家族に散々心配をかけてきたこの末弟の行く末を案じている。
- 武田由比子(たけだ ゆいこ)
- 声 - 折笠愛(テレビアニメ)[6]
- 東京の女子高生。高坂の手引きにより武田信玄の正室・三条の方に憑依されてしまう。おとなしく控えめな性格で、沙織と親しくなる。自分を助けてくれた高耶に憧れていた。
- 荒木村重(あらき むらしげ)
- 声 - 郷田ほづみ(OVA)[7]
- ハザマ製菓の社長・狭間繁治が所持する荒木一族の怨霊が封印された遺髪曼陀羅を狙う怨将。宿体が綾子の恋人・慎太郎に瓜二つ。
邂逅編 真皓き残響に登場する人物
- 宿体:兵蔵太 → 三郎次 / 上杉景虎
- 宿体:安積 九郎左衛門 / 直江信綱
- 宿体:杣の葵助 / 柿崎晴家
- 宿体:勝元 / 色部勝長
- 宿体:速之助(四郎佐) / 安田長秀
幕末編に登場する人物
- 宿体:黒田 信右衛門 → 春日 信三郎 / 上杉景虎
- 宿体:校倉 忠臣 / 直江信綱
- 宿体:蔦 / 柿崎晴家
- 宿体:嵯峨野 善兵衛 / 安田長秀
- 宿体:勝元 / 色部勝長
昭和編に登場する人物
- 宿体:加瀬賢三 / 上杉景虎
- 宿体:笠原尚紀 / 直江信綱
- 宿体:小杉マリー / 柿崎晴家
- 宿体:宮路良 / 安田長秀
- 宿体:佐々木由紀雄 / 色部勝長
- 朽木慎治
- 宿体:ジェイムス・D・ハンドウ / 森蘭丸
- 名詰幸太
- 高坂弾正
- 北里美奈子(きたざと みなこ)
- 仰木高耶になる前の景虎(加瀬賢三)の恋人だった女性。30年前の事件の発端となった人物。
- 東雲次郎
- 執行健作
主人公・仰木高耶(上杉景虎)と副主人公・橘義明(直江信綱)に、作者がイエスとユダのイメージを重ねるようになったのは、友人から「直江と景虎は(ユダとイエスの関係に)どこか似ている」と指摘されたのがきっかけである。また、読者から「ふたりの関係は太宰治の『駆込み訴え』の影響で設定したのですか」と聞かれる事があるが、そうではなくて、直江と高耶を書いてゆくうちにあの作品とも巡り会った」のだと、単行本及び文庫本『アウディ・ノス』のあとがきで作者自身が語っている。
普通の高校生であり(最初記憶はないが)カリスマある歴戦の将でもある主人公・仰木高耶(上杉景虎)と、彼に愛憎が混じる複雑な感情を向ける臣下の直江信綱との関係性(性描写を含む)は、読者に大きな衝撃を与えた[8]。
ポピュラー、ノンポピュラーを問わず、実在した歴史人物たちをモデルに彼らの心の裡の悩み・葛藤・喜びなどを巧みな心理描写で書き出している。その卓越したストーリー性とジェットコースターのような予想を超える展開で、若い女性たちを中心に絶大な支持を得た。今でいうボーイズラブ的なものを好む層への影響は非常に大きい[8]。
歴女ブームの先駆けとなった作品。ライトノベルやまんが作品の舞台めぐり(いわゆる「聖地巡礼」)のはしりとされ、作中に登場した日本全国の寺社や史跡などをファン(本作の題名をもじって「ミラジェンヌ」とも呼ばれる)が巡る「ミラージュ紀行(ミラージュ・ツアー[9])」という旅行でも知られており、各地に相当な経済効果をもたらしたという[10]。
指定番号に電話をかけると、原作者と声優の会談や声優による作品の朗読が自動再生されるコバルト文庫のサービス。1993年11月17日から1997年7月24日まで桑原書き下ろしのミニドラマや原作の一場面が流された。
仰木高耶役の関俊彦と千秋修平役の松本保典はドラマCDからの出演だが、直江信綱役の速水奨はときめきテレフォンが初参加。高坂弾正役の塩沢兼人は2000年に急逝したため、この一回のみの担当となった(テレビアニメからは堀内賢雄が代役)。
1998年4月1日から開始されたリニューアル版の「NEWときめきテレフォン」ではナビゲーターに小野坂昌也を迎え、桑原と関・速水の作品にまつわる会談や、関・速水による原作の朗読がされた。
- 「第一回・私が死んだら高耶さんが悲しむでしょう」 声の出演:速水奨(直江信綱)、桑原水菜
- 「第二回・誕生日にはベルベット・ローズの花束届けます」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、桑原水菜
- 「第三回・ひとのに乗んならベンツがいい」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、桑原水菜
- 「第四回・義明のこと末永く頼んだよ PART1」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、田中秀幸(橘照弘&北条氏照)
- 「第五回・義明のこと末永く頼んだよ PART2」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、田中秀幸(橘照弘&北条氏照)
- 「第六回・千秋、おまえなにえらそうに『先生』やってんの」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、松本保典(千秋修平)、古本新之輔(成田譲)
- 「第七回・私の想いは、あなたの雪になれますか」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)
- 「第八回・仰木兄弟の夏休み」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、丹下桜(仰木美弥)
- 「第九回・『砂漠純情』編」 声の出演:速水奨(直江信綱)、塩沢兼人(高坂弾正)
- 「第十回・『景虎様と私』編」 声の出演:速水奨(直江信綱)、関俊彦(仰木高耶)、宮田始典(一蔵)
- 「第十一回・NEWときめきテレフォン1回目 PART1」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第十二回・NEWときめきテレフォン1回目 PART2」 声の出演:小野坂昌也、速水奨、桑原水菜
- 「第十三回・NEWときめきテレフォン1回目 PART3」 声の出演:小野坂昌也、速水奨(直江信綱)、桑原水菜
- 「第十四回・怨讐の門完結編発売直後 PART1」 声の出演:小野坂昌也、速水奨、桑原水菜
- 「第十五回・怨讐の門完結編発売直後 PART2」 声の出演:小野坂昌也、速水奨(直江信綱)、桑原水菜
- 「第十六回・怨讐の門完結編発売直後 PART3」 声の出演:小野坂昌也、速水奨(直江信綱)、桑原水菜
- 「第二十四回・耀変黙示録II PART1」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、小野坂昌也、桑原水菜
- 「第二十五回・耀変黙示録II PART2」 声の出演:関俊彦、速水奨、小野坂昌也、桑原水菜
- 「第二十六回・真皓き残響 夜叉誕生文庫化 PART1」 声の出演:関俊彦(上杉景虎)、小野坂昌也、桑原水菜
- 「第二十七回・真皓き残響 夜叉誕生文庫化 PART2」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第二十八回・耀変黙示録IV 神武の章」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第二十九回・真皓き残響 外道丸様 発売&アニメ化 PART1」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第三十回・真皓き残響 外道丸様 発売&アニメ化 PART2」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜、関俊彦、速水奨
- 「第三十一回・耀変黙示録Ⅵ 乱火の章」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第三十二回・革命の鐘は鳴る」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第三十四回・阿修羅の前髪」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、小野坂昌也、桑原水菜
- 「第三十五回・真紅の旗をひるがえせ」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第三十六回・千億の夜をこえて PART1」 声の出演:小野坂昌也、桑原水菜
- 「第三十七回・千億の夜をこえて PART2」 声の出演:関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、小野坂昌也、桑原水菜
TVアニメ化を記念して、アニプレックスのアニメ公式サイトでネットラジオ「冥界上杉軍ラジオステーション」が2002年7月23日から9月17日まで配信。ラジオパーソナリティは関俊彦と速水奨が務めた。
また、OVA化を記念して同サイトで続編となる「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW)」が2004年6月18日から10月16日まで配信。パーソナリティは引き続き、関俊彦と速水奨が担当。
- 「冥界上杉軍ラジオステーション 第1回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション 第2回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション 第3回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション 第4回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション 第5回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第1回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第2回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第3回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第4回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第5回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第6回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第7回」
- 「冥界上杉軍ラジオステーション2(NEW) 第8回」
- 「ときめきWebラジオ 第2回『炎の蜃気楼メモリアル』」
- 「ときめきWebラジオ 第51回『赤い鯨とびいどろ童子』」
1998年10月6日から10月9日までニッポン放送「ゲルゲ・夜のドラマシアター」内の『草尾毅と宮村優子のカフェでゲルゲ』で、原作第1巻をダイジェスト化したラジオドラマが放送された。全4回。
声の出演は関俊彦(仰木高耶)、速水奨(直江信綱)、阪口大助(成田譲)。
テレビアニメが2002年1月7日から4月8日までキッズステーションで放送された。その後、2004年7月から11月にかけて『炎の蜃気楼 〜みなぎわの反逆者〜』のタイトルでOVAが発売された。
スタッフ
特記のないものはTVアニメ・OVA共通。
- 原作 - 桑原水菜(集英社「コバルト文庫」刊)[6]
- 監督 - 工藤進(TVアニメ)[6]、室井ふみえ(OVA)[7]
- 監修 - 平田敏夫(TVアニメ)[6]
- エグゼクティブプロデューサー - 白川隆三(TVアニメ)
- 企画 - 佐野総一郎(TVアニメ)
- シリーズ構成 - ときたひろこ(TVアニメ)[6]
- キャラクターデザイン - 竹田逸子(TVアニメ)[6]、室井ふみえ(OVA)[7]
- 総作画監督 - 内田順久、竹田逸子(TVアニメ)
- メカニックデザイン - やまだたかひろ(TVアニメ)
- 美術監督 - 松宮正純(TVアニメ)[6]、金子英俊(OVA)[7]
- 美術設定 - 青木智由紀(TVアニメ)
- 色彩設計 - 谷本千絵(TVアニメ)[6]、三笠修(OVA)[7]
- 撮影監督 - 柳沢宏明(TVアニメ)[6]、白井久男(OVA)
- 編集 - 瀬山武司(TVアニメ)[6]、寺内聡(OVA)
- 音楽 - 亀山耕一郎[106]
- 音響監督 - 鶴岡陽太[6]
- プロデューサー - 増島由美子
- アニメーションプロデューサー - 白井勝也(TVアニメ)
- アニメーション制作協力 - スタジオマトリックス(TVアニメ)
- アニメーション制作 - マッドハウス[6]
- 製作 - SMEビジュアルワークス (TVアニメ)、アニプレックス (OVA)
主題歌
- オープニングテーマ
- 「Blaze 2002」(TVアニメ)
- 作詞 - TRACY ROSE / 作曲 - SAM PROJECT / 編曲 - 亀山耕一郎 / 歌 - KATHY SHOWER
- 「A Vision Of Flames」(OVA)
- 作詞 - Suzi Kim / 作曲 - 中村望 / 編曲 - 梅堀淳 / 歌 - 山根麻以
- エンディングテーマ
- 「Tears Of Indigo」(OVA)
- 作詞 - 山根麻以&Suzi Kim / 作曲 - 山根麻以 / 編曲 - 江口貴勅 / 歌 - 山根麻以
各話リスト
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話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
1 | 炎渦の邂逅 | ときたひろこ | 工藤進 | 木村寛 | 松下純子 |
2 | 闇からの換生 | ふでやすかずゆき | 平田敏夫 | 奥村吉昭 | 奥村吉昭 李炫姃 |
3 | 無明の覚醒 | 中村亮介 | 原博 | 工藤進 | 村上勉 |
4 | 連鎖の予感 | 江夏由結 | 平田敏夫 | 木村寛 | つばたよしあき |
5 | 終わりなき葛藤 | ときたひろこ | 駒井一也 | 小泉謙三 |
6 | 緋色の刻印 | 筆安一幸 | 西村純二 | 平池芳正 | 梅原隆弘 秦野好昭 |
7 | 怨嗟の記憶 | ときたひろこ | 木村寛 | 松下純子 |
8 | 迷執の果て | 中村亮介 | 中野新道 | 奥村吉昭 |
9 | 果てしなき虚空 | 江夏由結 | うえだひでひと | 大山のぼる | 増谷三郎 野田六助 |
10 | 哀しい背信 | ときたひろこ | ひいろゆきな | 木村寛 | 桑名郁朗 |
11 | 永遠の業火 | 江夏由結 | 渕上真 | 工藤進 はしもとなおと | 秦野好紹 金東俊 DR DIGITAL |
12 | 修羅の選択 | 中村亮介 | 小泉謙三 中野新道 | 工藤進 はしもとなおと 中野新道 | 川井祐太 泰野好昭 やまだたかひろ(メカ) |
13 | 遥かなる残照 | ときたひろこ | 平田敏夫 | 工藤進 木村寛 | 石井久美 松下純子 やまだたかひろ(メカ) |
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話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 (演出助手) | 作画監督 | 発売日 |
第1章 | 悲願 | 筆安一幸 | 室井ふみえ | 阿覧角嗣 | 室井ふみえ | 2004年7月28日 |
第2章 | タイガース・アイ | 阿覧角嗣 | 田中洋之 (吉野智美) (平尾隆之) | 山本善哉 | 2004年9月29日 |
第3章 | みなぎわの風 | 阿部恒 | 室井ふみえ 田中洋之 (吉野智美) | 阿覧角嗣 山本善哉 室井ふみえ | 2004年11月26日 |
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- テレビアニメ
- OVA
関連商品
DVD
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テレビアニメ
巻 | 発売日[107] |
収録話 |
規格品番 |
1 |
2002年9月19日 |
第1話 - 第2話 | SVWB-1575 |
2 |
第3話 - 第4話 | SVWB-1576 |
3 |
第5話 - 第6話 | SVWB-1577 |
4 |
第7話 - 第8話 | SVWB-1578 |
5 |
第9話 - 第10話 | SVWB-1579 |
6 |
第11話 - 第13話 | SVWB-1580 |
BOX |
2002年9月19日 | 全13話 | SVZB-1575 |
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OVA
巻 | 発売日[107] |
規格品番 |
1 |
2004年7月28日 | ANSB-7001 |
2 |
2004年9月29日 | ANSB-7002 |
3 |
2004年11月26日 | ANSB-7003 |
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BD
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巻 | 発売日[107] |
規格品番 |
BOX |
2020年5月27日 | ANZX-11075/7 |
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2014年にトライフルエンターテインメントで昭和編が舞台化され好評につき毎年秋に続編シリーズの上演が4年に亘り行われた。
2024年には10周年を記念し、舞台キャストによるトークも行われる上映イベントが開催された。
キャスト
- 加瀬賢三/上杉景虎 - 富田翔
- 笠原尚紀/直江信綱 - 荒牧慶彦(「夜啼鳥ブルース」から「夜叉衆ブギウギ」まで)、平牧仁(「紅蓮坂ブルース」以降)
- 小杉マリー/柿崎晴家 - 佃井皆美
- 宮路良/安田長秀 - 藤本涼(「瑠璃燕ブルース」から「夜叉衆ブギウギ」まで)、五十嵐麻朝(「紅蓮坂ブルース」以降)
- 北里美奈子 - 今出舞(「夜叉衆ブギウギ」除く「紅蓮坂ブルース」まで)、小野川晶(「紅蓮坂ブルース」以降)
- 名詰幸太 - 川隅美慎(「瑠璃燕ブルース」)
- 東雲次郎 - 中村龍介(「瑠璃燕ブルース」)
- 高坂弾正 - 富田健太郎(「瑠璃燕ブルース」)、鐘ヶ江洸(「紅蓮坂ブルース」以降)
- 高屋敷鉄二 - 宮城紘大(「紅蓮坂ブルース」)、田中尚輝(「散華行ブルース」)
- マサ - 湯浅雅恭(「夜啼鳥ブルース」から「夜叉衆ブギウギ」まで)
- 朽木慎治/織田信長 - 増田裕生
- ジェイムス・D・ハンドウ/森蘭丸 - 林修司
- 佐々木由紀雄/色部勝長 - 笠原紳司
- 執行健作 - 水谷あつし
公演リスト
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シリーズ一覧
演目名 | 公演日程 | 公演会場 |
炎の蜃気楼昭和編 夜啼鳥ブルース | 2014年9月17日 - 9月23日 | シアターサンモール |
炎の蜃気楼昭和編 瑠璃燕ブルース | 2015年10月8日 - 10月13日 | シアター1010 |
炎の蜃気楼昭和編 夜叉衆ブギウギ | 2016年10月21日 - 10月30日 | シアターサンモール |
炎の蜃気楼昭和編 紅蓮坂ブルース | 2017年10月12日 - 10月17日 | シアター1010 |
炎の蜃気楼昭和編 散華行ブルース | 2018年8月11日 - 8月19日 | スペース・ゼロ |
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