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日本のアニメ映画、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第26作目 ウィキペディアから
『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(めいたんていコナン くろがねのサブマリン)は、2023年4月14日に公開されたアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第26作目にあたる。
名探偵コナン 黒鉄の | |
---|---|
Detective Conan Black Iron Submarine | |
監督 | 立川譲 |
脚本 | 櫻井武晴 |
原作 | 青山剛昌 |
出演者 |
高山みなみ 林原めぐみ 池田秀一 古谷徹 山崎和佳奈 小山力也 山口勝平 緒方賢一 堀之紀 立木文彦 小山茉美 三石琴乃 岩居由希子 高木渉 大谷育江 松井菜桜子 沢村一樹 |
音楽 | 菅野祐悟 |
主題歌 | スピッツ「美しい鰭」[1] |
制作会社 | トムス・エンタテインメント |
製作会社 |
小学館 読売テレビ 日本テレビ ShoPro 東宝 トムス・エンタテインメント |
配給 | 東宝 |
公開 |
2023年4月14日 国外:参照 |
上映時間 | 109分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 138.8億円[2] |
前作 | 名探偵コナン ハロウィンの花嫁 |
次作 | 名探偵コナン 100万ドルの五稜星 |
キャッチコピーは「死ぬな、灰原──」「浮かび上がる哀しき過去(シークレットメモリー)。守り抜く想いが結集する─」「沈みゆく真実が暴かれたとき、黒き影が集結する─」「絶体絶命の海洋頂上決戦(オーシャンバトルロイヤル) ミステリーついに開戦──」。
第25作『ハロウィンの花嫁』が2022年4月に上映された際に流された、劇場版シリーズ定番となっている本編終了後の次回作予告では、黒ずくめの組織の登場とシェリー(灰原哀)がキーパーソンとなることが示唆されていた。
2022年11月7日に、劇場版『名探偵コナン』第26作の公開が、YouTubeの東宝MOVIEチャンネルで解禁された「劇場版『名探偵コナン2023』超特報【2023年GW公開】」と題した特報によって発表された[3][4][5][6]。この特報映像は、第25作『ハロウィンの花嫁』のハロウィン再会(リバイバル)上映での本編終了後に突如流された特報映像である[7][8]。映像は、かつて黒の組織の一員(シェリー)であった灰原哀にフィーチャーされ、再会上映の初日からSNSで大きな話題となった30秒の映像である[9][10][11][12]。また、2023年GW公開であることとともに[13]、映像の最後でタイトルロゴが表示され、サブタイトルの1文字目が"黒"であることも明かされた[14]。
2022年11月30日に、『週刊少年サンデー』2023年1号にて、2023年4月14日公開であることが発表された[15]。タイトル、ビジュアルも解禁され、監督は立川譲、脚本は櫻井武晴、音楽は菅野祐悟が担当することが公表された[15]。
2023年5月8日に、本作の興行収入が100億円を超えたことが発表された。公式Twitterでも100億突破が正式に発表され、原作者の青山剛昌による100億達成を祝う記念描き下ろしイラストが公開された。
黒の組織が劇場版に関わるのは、第20作『純黒の悪夢』以来6作ぶりとなる。また、黒の組織のナンバー2にあたるラムや、赤井秀一、安室透(バーボン)なども登場する。安室と風見裕也が初めて2年連続で劇場版に登場する他、ラムの素顔がアニメに登場するのはTV版に先行して劇場版である本作のPVが初である。また、公開から半年後の10月24日に一城みゆ希が死去[16]、公開翌年の6月22日に古谷徹が降板[17]したため、一城の演じるジョディと古谷の演じる安室が登場する劇場版は本作が最後となった。
9月1日より、「ブラッククロージング」と題して、本作の終映に向けた様々なプロモーション企画が実施された。
劇場版シリーズの定番となっているエンディング後の次回作の予告は、本作でも放映された。夜景を背景にハートのトランプが真っ二つに切断される場面とともに、コナン、怪盗キッド、服部平次の3人の会話が流れ、2024年の次回作の公開が決定した旨が告知された。前作のハロウィン再会(リバイバル)上映と同様に、本作の終映企画「ブラッククロージング」が始まった9月以降の上映では、次回作予告映像が差し替えられた。この映像は東宝のYouTube公式チャンネルにて、「劇場版『名探偵コナン2024』超特報【2024年GW公開!】」と題して公開されている[18]。11月29日発売のサンデー2024年度1号にて、次回作が『100万ドルの五稜星』であることが明らかになった。
ドイツのフランクフルトでキール(水無怜奈)は、ユーロポールのネットワークセンターの女性職員ニーナを追跡しており、ニーナは逃げながら、友人であるFBI捜査官のジョディ・スターリングに電話をしていた。キールは追い詰めつつも密かに彼女を逃がそうとするが、ジンが背後からキールの肩ごとニーナのこめかみを撃ち抜く。日本の米花町ではバーボン(安室透)がベルモットに状況を聞いていた。ベルモットは計画が順調らしいこと、残すは例のシステムで"ある人物"を探すだけだと語り、バーボンは時間の問題でしょうと返した。
コナンは、少年探偵団と一緒に、八丈島のホエールウォッチングツアーが当たるという福引に参加していた。灰原哀は、その近くで配布されていた「フサエブランド」の限定ブローチの整理券、最後の一枚を運よく入手したが、次に並んでいた着物姿の老婦人が残念そうに帰っていく姿を見て譲ろうと追いかけた。しかし老婦人は整理券を受け取らず、灰原は機転を利かせて「実は値段ちゃんと見てなくて、私には高かったから」と嘘をついた。すると老婦人は「まぁ」と驚いて、笑った。探偵団たちはみんな福引で外れてしまったが、灰原が整理券を譲るのを見ていた園子は、そのご褒美として探偵団達をホエールウォッチングに招待する。
八丈島のホテルに向かう車の中で、コナンは八丈島近海にインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」が建設されたというニュースを聞く。それは世界中の警察が持つ防犯カメラを監視できる世界初の施設であり、責任者の牧野洋輔とシステム開発者の直美・アルジェントが説明していた。その後、ホテルに到着すると沖矢昴(赤井秀一)から電話があり、ユーロポールのネットワークセンターに侵入した人物を目撃した女性職員がジンに殺された、侵入者のコードネームはピンガで髪がコーンロウ、ラムに気に入られていると聞いたことがある、今日このセンターと回線を接続して本格始動するのが、パシフィック・ブイであると知らされる。
その後、コナンらはホエールウォッチングのために港を訪れるが、コナンは近くで警視庁捜査一課管理官の黒田兵衛と白鳥警部が乗った船が出発しようとしているのに気づき、こっそり密航する。船はパシフィック・ブイに到着し、黒田に見つかったコナンは仕方なく同行を許され、黒田らとメインルームでシステムを運営するエンジニア達を紹介される。牧野はコナンや黒田たちが見ている前でユーロポールのネットワークへの接続を指示。巨大モニターに、ヨーロッパ中の警察所管の防犯カメラの映像が映し出される。これで各地の防犯カメラを「顔認証」付きで確認が可能となった。他にも様々な技術が使える、その一つが直美が開発した「老若認証」だ。AIの顔認証による解析と防犯カメラの情報を元に、逃亡者や誘拐の被害者を世界中で追跡できると牧野は語る。
その頃、既に施設内に潜入しているピンガの手引きで、海中ハッチからベルモットとバーボンがパシフィック・ブイに潜入。休憩に出た直美を拉致し、施設外に連れ去った。休憩が終わっても直美が戻らないことを不審に思った牧野達は、監視カメラを解析して直美の動向を調べ、2人組の清掃員らしき人物たちに拉致されたことに気付く。海中ハッチを開閉できる権限を持つのは牧野、直美、エンジニアのグレース、レオンハルト、エド達だけだったため、その中に拉致した犯人達の協力者がいるかもしれないと黒田とコナンは考えた。海中ハッチのログを調べても映像が見当たらず、エドはバックドアを仕掛けられたのかもなと飄々と語った。
直美を拉致したベルモットとバーボンは、ウォッカとキールと合流。組織のボスの命令で、パシフィック・ブイのシステムを通して防犯カメラに映る組織のメンバーの姿や犯罪の様子を隠滅するため、直美を拉致したのだった。ベルモットは、直美が身につけていたネックレスが小型のUSBメモリになっているのに気づき、中身を調べる。中にはかつて組織のメンバーだったシェリーの写真と灰原の写真を並べたファイルが入っており、老若認証の結果が「一致」と表示されていた。これを見たベルモットたちは、ベルツリー急行の爆破で死んだはずのシェリーが、子供の姿になって生き延びていた可能性を考える。ウォッカがこのことをジンに知らせると、ジンは「そっちに合流してから直接確かめる」と言い、システムを利用して灰原を見つけ拉致するよう指示する。
コナンは八丈島のホテルに戻ると、阿笠博士に組織が拉致事件に関わっていることを伝えるが、灰原がそれを盗み聞きしていた。コナンは灰原に、明日少年探偵団らと帰るように伝え、念のためお守りとして自分が持っていた追跡メガネの1号機を渡し、代わりに灰原が持っていた予備の追跡メガネを受け取る。しかしその夜、組織の気配を感じた灰原は一人で部屋を出ようとするが、待ち受けていたウォッカとピンガに連れ去られてしまう。それに気づいたコナンと蘭が奮闘し、蘭はピンガの首に蹴りを食らわせる。その後、コナンは阿笠博士と共に、灰原を乗せたウォッカ達の車を追跡する。しかし、ウォッカ達の車は崖から海へ飛び込んでしまい、コナンも海に飛び込み必死に追いかける。その直後、コナンは海中から組織の巨大な潜水艦が浮上するのを目撃する。灰原の拉致を防げなかったコナンは、博士と共に悔しさを滲ませ、「オレがぜってー連れ戻す」と胸に誓う。
翌朝、コナンは再びパシフック・ブイのコントロールルームに。防犯カメラの映像から、昨夜の潜水艦や阿笠博士の車とウォッカ達の車のカーチェイスの映像を探してもらうが、潜水艦はおろか、阿笠博士の車とウォッカ達の車も映っておらず、コナンは防犯カメラの映像が改ざんされていると確信した。
その後、パシフィック・ブイでレオンハルトが死亡する事件が発生する。防犯カメラの映像を見る限りでは服毒自殺にしか見えないが、コナンはレオンハルトの死は他殺だと考える。さらに、その頃、潜水艦内には灰原と直美が捕えられており、その潜水艦にヘリからジンが合流しようとしていた。灰原から盗聴器を仕掛けられた事を察していた怜奈はウォッカから魚雷発射管の操作方法を尋ねる形で灰原に脱出方法を知らせ、灰原と直美はジンが潜水艦に着いたタイミングで組織の潜水艦からの脱出を図る。脱走を察知したジンの妨害で殺されかかるも怜奈がジンを止めている内に脱出し、水中スクーターで駆け付けたコナンに救出され、パシフィック・ブイで保護される。
事件の真相に気づいたコナンは時計型麻酔銃を小五郎に打って「眠りの小五郎」を発動し、推理ショーを開始する。レオンハルトの殺人はディープフェイクにより自殺に見せかけられたという推理を披露し、灰原と直美を拉致してエンジニアを殺した犯人をグレースだと断定、女性とされていたグレースが実は男性である事も指摘した[注 1]。灰原を拉致した時に蘭に頸を攻撃された時に付いた痣を黒田に発見されたことが証拠となり、グレースはピンガとしての本性を現す。ピンガは監視カメラに細工をして逃走を図るも、細工を見破ったコナンに追いつかれる。ピンガはコナンの正体を工藤新一と見抜き、憎き相手であるジンの地位を失墜させるためにコナンを連れて行こうとするも、コナンに「ジンもどき」と挑発され怒り心頭になっている内に白鳥と佐藤が到着し、コナンの捕獲を諦めてドアを閉めた。
一方、ベルモットは計画にないことはしないと単独行動へ。ボスに老若認証の危険性を報告してフィリピンに行き、ボスから「つぶせ」と思った通りの命令を受けてから、志保(シェリー)によく似ている人物に変装をして各地の防犯カメラに映り、老若認証は「顔が似ている別人を同一人物と認識してしまう欠陥品」だと報告する。これで灰原=シェリーという疑惑は消滅することになった。ラムはパシフィック・ブイの破壊を決定、ジンは攻撃を開始。牧野はデコイを発動して組織の潜水艦から発射された魚雷に応戦するも、ベルモットの遠隔操作でデコイによる防衛手段も封じられ、黒田に決断を迫られた牧野は技術者たちに退避を指示。パシフィック・ブイは撃沈する[注 2]。コナンは「組織の潜水艦を赤井に狙撃させる」という無謀な手段を画策し、阿笠の海中スクーターを使って海中に潜るが、そんなコナンの身を案じた灰原もコナンを追って潜水する。赤井に潜水艦の位置を示すため、スクリューに飲まれながらも花火ボールを放つ。組織の潜水艦が光に包まれ海上からもその姿が露になった所を、上空のヘリコプターに乗っていた赤井がロケットランチャーで潜水艦の狙撃を成功させる。
先程のスクリューで殆どの装備を失ったコナンは海中で力尽きていたところを灰原に発見される。灰原はコナンを救うために必死に人工呼吸を行い、コナンは息を吹き返す。組織に正体が露見した事で帰る場所がなくなった「バイバイだね。江戸川コナン君」と悲し気に微笑む灰原をよそに、コナンは一向に諦めておらず、笑顔を見せる。一方でピンガはパシフィック・ブイから逃亡して潜水艦に帰還するも、潜水艦は赤井の狙撃でダメージを受けたために爆破処分が決定しており、その情報を伝えてもらえなかったピンガは自分の運命を悟り狂気的な笑顔で海の藻屑と化す。船着き場にたどり着いたコナンと灰原は先程の潜水艦の爆破で生じた高波に巻き込まれそうになるが、コナンが船のブイを蹴り飛ばすことで何とか凌ぐ。仰向けになったまま動かなくなっていた灰原に、コナンは人工呼吸をしようとするが制止され、そこに駆け付けた蘭の唇に灰原はキスをし、コナン(新一)の唇を蘭に返したのだった。
パシフィック・ブイの再建は断念され、日本以外の国で同様の施設が新たに建設される事になった。情報非公開の新たな配属先に旅立つ直美と空港で言葉を交わす灰原。直美は灰原が志保である事を確信していたが、追及することなく心の内で「また会えてうれしかったわ…志保」と呟いて旅立っていった。少し離れた場所で阿笠とその様子を見ていたコナンは、安室からの電話を思い出して考え込む[注 3]。
直美の見送りを終えて食事に行く三人を、灰原が整理券を譲った老婦人が上の階から見ていた。エレベーターに向かいながら顔に手をやり、変装マスクを剥がす。この人物の正体は、ベルモットの変装だった。「助けたワケ? それを探るのがあなたの仕事でしょ? シルバーブレット君」と微笑んだベルモットの着物の帯締めには「フサエブランド」の限定ブローチがついており、ダイヤモンドが煌めいていた。
コナンやFBIが追っている、世界規模の犯罪組織。本作では2016年公開の劇場版第20作『純黒の悪夢』以来の登場、2001年公開の劇場版第5作『天国へのカウントダウン』、2009年公開の劇場版第13作『漆黒の追跡者』と合わせて第4作目の登場になる[注 7]。
原作 | 青山剛昌 |
監督・絵コンテ・演出 | 立川譲 |
脚本 | 櫻井武晴 |
絵コンテ | 寺岡巌、金井次朗 |
演出 | 重原克也、高橋謙仁、横山和基、蓮井隆弘 |
演出補佐 | 河原龍太 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 須藤昌朋 |
作画監督 | 清水義治、岩井伸之、高橋成之、野武洋行、寺岡巌、金井次朗 |
エフェクト作画監督 | 橋本敬史 |
作画監督補佐 | 吉見京子、岡田洋奈、井本愛夕、佐々木恵子、山本道隆、川尻健太郎、新谷憲、次橋有紀、新宮祐介、横山隆、増永麗、福永智子、早瀬真紀子、鈴木FALCO、大高美奈、斉藤茉利、鬼澤佳代、秦野好紹、青木香菜、西川千裕、井上那由多 |
動画監督 | 奥本静香 |
デジタルアドバイザー | 西山薫子 |
動画検査 | 円田智世 |
色彩設計 | 中尾総子 |
色指定・仕上検査 | 井上あきこ、上村貴子、岡本ひろみ、古河寿子、山瀬仁美、楠本麻耶、田尻佳奈子、金子美郷、上野裕美香、小島悠香、三澤桃乃 |
仕上検査補佐 | 伊藤良樹、伊藤敦子、奥井恵美子、岡宮志帆、渡邉裕美、畑野聡美 |
特殊効果 | 古那紗羅 |
美術監修 | 石垣努、佐藤勝 |
美術監督 | 福島孝喜、柏村明香 |
美術設定 | 寺岡巌 |
コンセプトボード | 幸田和磨 |
グラフィックデザイナー | 志村泰央 |
撮影監督 | 西山仁 |
CG監督 | 小岩寛満、福田貴大 |
オープニングCGデザイナー | 高尾駿、村邉里南 |
音響制作 | AUDIO PLANNING U |
音響監督 | 浦上靖之、浦上慶子 |
ミキサー | 小沼則義 |
アシスタントミキサー | 栗原あいみ |
音響制作デスク | 太田恵理子 |
音響効果 | 石野貴久、佐藤理緒 |
音楽 | 菅野祐悟 |
音楽プロデューサー | 福島毅、田中拓也 |
音楽協力 | 佐藤祐大 |
編集 | 岡田輝満 |
ストーリーエディター | 飯岡順一 |
宣伝プロデューサー | 三浦広輝、林原祥一 |
制作協力 | スタジオコロリド |
プロデューサー | 近藤秀峰、汐口武史、岡田悠平 |
アニメーション制作 | TMS / 第1スタジオ |
製作 | 「名探偵コナン」製作委員会 (小学館、読売テレビ、日本テレビ、小学館集英社プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント) |
配給 | 東宝 |
全作曲: 菅野祐悟(#5、#40は編曲)。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「プロローグ ~目撃者~」 | |
2. | 「愉快な抽選会」 | |
3. | 「運命のリワード」 | |
4. | 「ビューティフルアイランド」 | |
5. | 「名探偵コナンメインテーマ (黒鉄の魚影ヴァージョン)」 | |
6. | 「乗船のワケ」 | |
7. | 「パシフィック・ブイ」 | |
8. | 「老若認証」 | |
9. | 「潜入」 | |
10. | 「共犯者」 | |
11. | 「黒ずくめの組織のテーマ」 | |
12. | 「バックドア」 | |
13. | 「到着」 | |
14. | 「リゾートレストラン」 | |
15. | 「くじらクイズ」 | |
16. | 「メガネのお守り」 | |
17. | 「ターゲット」 | |
18. | 「崖っぷちのカーチェイス」 | |
19. | 「月夜の決意」 | |
20. | 「覚悟 ~夜空の誓い~」 | |
21. | 「悪夢」 | |
22. | 「迫りくるプレッシャー」 | |
23. | 「書き換え」 | |
24. | 「キミに会いたくて」 | |
25. | 「いくつかの矛盾」 | |
26. | 「無情な脅迫」 | |
27. | 「悲劇の銃弾」 | |
28. | 「絶望のディール」 | |
29. | 「浮上」 | |
30. | 「救出作戦」 | |
31. | 「再会 ~私の居場所~」 | |
32. | 「最後の手段」 | |
33. | 「コーヒーカップ」 | |
34. | 「あの方の召喚」 | |
35. | 「罪の上塗り」 | |
36. | 「悪党の劣等感 ~絶体絶命のピンチ~」 | |
37. | 「退避命令 ~命運を握るのは…~」 | |
38. | 「悪魔の雷撃」 | |
39. | 「パシフィック・ブイの戦い」 | |
40. | 「キミがいれば (黒鉄の魚影 サントラヴァージョン)」 | |
41. | 「See you again ~また会えてよかった~」 |
日本では、2023年(令和5年)4月14日に公開され、IMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinemaの同時上映も決定し、通常版と合わせて、合計504館で上映予定となり、コナン史上最大規模の公開館数となった[29]。
国・地域 | 公開日 | 配給 | 題名 | 出典 |
---|---|---|---|---|
タイ | 2023年4月26日 | メジャー・シネプレックス | ยอดนักสืบจิ๋วโคนัน : มฤตยูใต้น้ำทมิฬ | [30] |
エジプト | 2023年5月31日 | Spacetoon Pictures | ديتيكتف كونان: يلاك أيرون سابمرين Detective Conan: Black Iron Submarine |
[31] |
アラブ首長国連邦 | 2023年6月8日 | [32] | ||
バーレーン | ||||
イラク | ||||
ヨルダン | ||||
オマーン | ||||
カタール | ||||
サウジアラビア | ||||
クウェート | 2023年6月15日 | [33] | ||
レバノン | [34] | |||
フィリピン | 2023年7月5日 | ODEX | Detective Conan The Movie: Black Iron Submarine | [35] |
マレーシア | 2023年7月6日 | [36] | ||
シンガポール | ||||
台湾 | 普威爾國際 | 名偵探柯南 黑鐵的魚影 | [37] | |
韓国 | 2023年7月20日 | CJ ENM | 명탐정 코난: 흑철의 어영 | [38] |
ベトナム | 2023年7月21日 | TAGGER | Thám Tử Lừng Danh Conan: Tàu Ngầm Sắt Màu Đen | [39] |
香港 | 2023年7月27日 | 曼迪伝播 | 名偵探柯南:黑鐵的魚影 | [40] |
マカオ | ||||
ミャンマー | 2023年7月28日 | ODEX | Detective Conan The Movie: Black Iron Submarine | [41] |
フランス | 2023年8月2日 | ユーロズーム | Detective Conan: Le Sous-Marin Noir | [42] |
インド | 2023年8月25日 | PVR Pictures | Detective Conan: Black Iron Submarine | [43] |
ドイツ | 2023年10月31日 | Crunchyroll | Detektiv Conan The Movie: Das schwarze U-Boot | [44] |
中国 | 2023年12月16日 | 中国電影股份有限公司 | 名侦探柯南:黑铁的鱼影 | [45] |
公開初日に興行収入8.5億円、観客動員数58万人、2日目に興行収入11.8億円、動員数82万人、3日目に興行収入10.9億円、動員数77万人を記録した[46]。
公開3日間の観客動員数と興行収入が発表され、動員数約217万人、興行収入約31.4億円を記録し、シリーズ歴代史上1位のオープニング成績となった[47]。
5月7日、公開から24日間で観客動員728万0136人、興行収入103億0448万3700円を突破した。この時点で前作『ハロウィンの花嫁』の通算興行収入を上回り、劇場版『名探偵コナン』シリーズ歴代最高興行収入記録を更新し、初の興収100億円を突破した[48]。なお、2018年公開の『ゼロの執行人』で始まった「安室透を100億の男に」運動にちなみ、同作のメインとなった灰原哀が「100億の女」と呼ばれた[49]。
最終的に、観客動員数は978万人、興行収入は138.8億円となった[2]。
動員数 (万人) |
興行収入 (億円) |
出典・備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
週末 | 累計 | 週末 | 累計 | |||
1週目の週末 (2023年4月14日・15日・16日) |
1位 | 217.6 | 217.6 | 31.4 | 31.4 | [47][50] |
2週目の週末 (4月21日・22日・23日) |
111.3 | 407.2 | 16.2 | 58.7 | [51][52] | |
3週目の週末 (4月28日・29日・30日) |
2位 | 83.1 | 537.* | 11.9 | 77.3 | [53][54] |
4週目の週末 (5月5日・6日・7日) |
85.1 | 728.0 | 11.9 | 103.0 | [48][55] | |
5週目の週末 (5月12日・13日・14日) |
33.7 | 783.6 | 5.0 | 111.1 | [56][57] | |
6週目の週末 (5月19日・20日・21日) |
3位 | 25.7 | 827.1 | 3.7 | 117.4 | [58][59] |
7週目の週末 (5月26日・27日・28日) |
4位 | 860.6 | 122.1 | [60][61] | ||
8週目の週末 (6月2日・3日・4日) |
886.4 | 2.0 | 125.6 | [62][63] | ||
9週目の週末 (6月9日・10日・11日) |
6位 | 904.1 | 1.5 | 128.1 | [64][65] | |
10週目の週末 (6月16日・17日・18日) |
10位 | 916.8 | 1.1 | 129.9 | ||
11週目の週末 (6月23日・24日・25日) |
圏外 | 926.5 | 0.8 | 131.2 | [66] | |
12週目の週末 (6月30日・7月1日・2日) |
934.5 | 132.3 | ||||
13週目の週末 (7月7日・8日・9日) |
940.5 | 0.6 | 133.1 | |||
14週目の週末 (7月14日・15日・16日) |
0.4 | 133.8 | 7月17日(祝日)まで累計興収134.0億円、動員947.0万人。 | |||
15週目の週末 (7月21日・22日・23日) |
949.9 | 134.4 | ||||
16週目の週末 (7月28日・29日・30日) |
953.5 | 134.9 | ||||
17週目の週末 (8月4日・5日・6日) |
956.7 | 135.3 | ||||
18週目の週末 (8月11日・12日・13日) |
959.8 | 135.7 | ||||
19週目の週末 (8月18日・19日・20日) |
962.7 | 136.1 | ||||
20週目の週末 (8月25日・26日・27日) |
964.4 | 136.4 | ||||
21週目の週末 (9月1日・2日・3日) |
966.3 | 136.6 | ||||
22週目の週末 (9月8日・9日・10日) |
970.0 | 137.1 | ||||
23週目の週末 (9月15日・16日・17日) |
972.1 | 137.4 | 累計動員・興収は9月18日(祝日)までのもの。 | |||
24週目の週末 (9月22日・23日・24日) |
974.0 | 137.7 | ||||
25週目の週末 (9月29日・30日・10月1日) |
977.2 | 138.1 | ||||
26週目の週末 (10月6日・7日・8日) |
138.3 | 累計興収は10月9日(祝日)までのもの。 | ||||
27週目の週末 (10月13日・14日・15日) |
138.3 | |||||
28週目の週末 (10月20日・21日・22日) |
138.3 | |||||
最終 | 978万人 | 138.8億円 | [2] |
2022年12月1日、特報映像とストーリーが解禁された[67][68]。12月27日には1分予告が公開された[69][70]。
2023年1月6日、本作の公開に先駆けTVシリーズ特別編集版「名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜」が劇場公開された[71]。総編集版の劇場公開は2021年の「緋色の不在証明」以来である。
1月18日、沢村一樹がゲスト声優としてパシフィック・ブイ局長の牧野洋輔として出演することが発表された[72]。
2月1日、劇場版シリーズ初2枚で1組となるスペシャルバージョンとなる本ポスタービジュアルが公開された[73]。
2月21日、新ポスターと新映像が公開[74]。
3月1日、主題歌がスピッツの新曲「美しい鰭」に決定したことが発表され、主題歌入りの予告映像が公開された[1][75]。
3月8日、黒のファッションを身に着けた「黒鉄ビジュアル」解禁[76]。
5月27日(土)より全国の対象劇場にて、毎週土曜日に発声可能応援上映「ぎょぇぇえ~!!発声可能応援上映」が開催された[96]。
また、一部の劇場にて、映画上映での実施は世界初となる自動制御ペンライト演出付きの発声可能応援上映が、5月26日(金)より不定期に19時の上映回にて、以下の日程で実施された[96]。
日程 | T O H O シ ネ マ ズ 池 袋 | T O H O シ ネ マ ズ 梅 田 | 札 幌 シ ネ マ フ ロ ン テ ィ ア | T O H O シ ネ マ ズ 新 宿 | ミ ッ ド ラ ン ド ス ク エ ア シ ネ マ | T O H O シ ネ マ ズ 天 神 |
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5月26日(金) | ◯ | ◯ | × | × | × | × |
6月16日(金) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
7月7日(金) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
8月4日(金) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
9月1日(金) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
9月29日(金) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
10月8日(日) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
10月21日(土) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
本作は第47回日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を受賞した[97]。
回数 | 番組名(放送枠名) | 放送形態 | 放送日 | 放送時間(JST) | 放送分数 | 平均世帯視聴率 | 平均個人視聴率 | 備考 |
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1 | 金曜ロードショー | 本編ノーカット | 2024年4月19日 | 21:00 - 23:14 | 134分 | 劇場版26作『100万ドルの五稜星』の公開を記念した本編ノーカット初放送[98]。 |
2023年9月6日、Blu-rayとDVDの全4形態で2023年11月29日に発売することが発表された。[99]
豪華盤には本編に加え、後述の『灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜』や、劇場プレストーリーの「灰原を狙うカメラ」などが収録されている。
発売日 | タイトル | 媒体 | 規格品番 |
---|---|---|---|
2023年11月29日 | 『名探偵コナン 黒鉄の魚影』 | Blu-ray2枚組 | ONXD-2034 (豪華盤) |
Blu-ray | ONXD-2036 (通常盤) | ||
DVD2枚組 | ONBD-2630 (豪華盤) | ||
DVD | ONBD-2632 (通常盤) |
『名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜』(めいたんていコナン はいばらあいものがたり〜くろがねのミステリートレイン〜)は、灰原哀に焦点を当てたテレビシリーズの特別総集編映画である。テレビシリーズの第701話から第704話「漆黒の特急」を主軸に灰原哀の過去に迫る[100]。
キャッチコピーは「迫りくる暗黒の終着駅(ターミナル) 絶体絶命の窮地から救い出せ!」。
原作 | 青山剛昌 |
ディレクター | 石原俊介 |
脚本・構成 | 宮下隼一 |
製作 | 付崎忠、隅田社ー、沢辺伸政 |
原案協力 | 大嶋一範、堂本強介、舟本りある、薄谷正和 |
映像制作 | GAL ENTERPRISE |
キャラクターデザイン | 山中純子 |
原画 | 山中純子、寺岡巖 |
動画 | スタジオブーメラン(谷口昌彦、長田秀明、高橋ひとみ、久木理恵) |
色指定・仕上検査 | 中尾総子 |
デジタルペイント | Wish(千葉陽子、梅村利恵子、古賀真利江、牟田智美、久納友香里、高橋祐、古河寿子、藤原優実) |
背景 | 田中直哉、松本吉勝 |
デジタルコンポジット | トムス・フォト(西山仁) |
オンライン編集 | 薬丸仁平 |
音響制作 | AUDIO PLANNING U |
音響監督 | 浦上靖定、浦上慶子 |
音楽 | 大野克夫 |
ミキサー | 小沼則義 |
アシスタントミキサー | 栗原あいみ |
音響制作デスク | 太田恵理子 |
音響幼果 | 石野貴久 |
タイトルロゴデザイン | 清水真和亜 |
ポストプロダクション | 東京現像所 |
DCPマスタリング | 千木良保宜、脇坂美緒 |
ラボ・デスク | 古深嶺美 |
ラボ・マネージメント | 塩田雅基 |
宣伝プロデューサー | 姫野芙美 |
アートティレクター | 奥田ひさみ |
予告篇ディレクター | 石原俊介 |
CGディレクター | 吉原宏一郎、飯塚万紀子 |
CGデザイナー | 吉田実加、大友亜美 |
モデリング | 岩井文吾 |
制作プロデューサー | 川嶋洋樹 |
文芸担当 | 小宅由貴恵、鈴木美玲 |
制作担当 | 中根明日香 |
アソシエイトプロデューサー | 岡本浩樹 |
Special Thanks | 劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」製作委員会 |
制作協力 | トムス・ジーニーズ |
プロデューサー | 石山桂一、汐口武史、近藤秀峰 |
アニメーション制作 | トムス・エンタテインメント 7STUDIO |
製作 | トムス・エンタテインメント、讀賣テレビ放送、小学館 |
配給 | 東宝 |
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