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1995年のピクサーによるアニメーション映画 ウィキペディアから
『トイ・ストーリー』(原題:Toy Story)は、1995年のアメリカ合衆国のアニメーション映画(コンピュータアニメーション)。ピクサー・アニメーション・スタジオ製作。
トイ・ストーリー | |
---|---|
Toy Story | |
監督 | ジョン・ラセター |
脚本 |
ジョス・ウィードン アンドリュー・スタントン ジョエル・コーエン アレック・ソコロウ |
製作 |
ラルフ・グッジェンハイム ボニー・アーノルド |
製作総指揮 |
エドウィン・キャットマル スティーブ・ジョブズ |
出演者 |
(原語版) トム・ハンクス ティム・アレン (日本語吹き替え版) 唐沢寿明 所ジョージ |
音楽 | ランディ・ニューマン |
主題歌 |
「君はともだち」 ダイアモンド☆ユカイ |
編集 |
リー・アンクリッチ ロバート・ゴードン |
製作会社 |
ピクサー・アニメーション・スタジオ ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ |
配給 | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ |
公開 |
1995年11月22日 1996年3月23日 |
上映時間 | 81分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $30,000,000 |
興行収入 |
$394,436,586[1] $223,225,679[1] 15億円[2] |
配給収入 | 9億円[3] |
次作 | トイ・ストーリー2 |
ディズニー配給のアニメーション映画作品。劇場用長編映画としては世界初のフルCGアニメーション作品であり、全世界で約3億6200万ドルの興行収入を上げた[1]。これは、当該年度の第1位である。日本での公開は1996年3月23日。日本でのセルビデオ出荷本数は190万本[4]。
制作はピクサー・アニメーション・スタジオ。監督ジョン・ラセター(ピクサー)。長編フルCGの作品を生み出した制作チーム統括の業績に対し、監督ラセターはアカデミー特別業績賞を受賞した。他にアカデミー賞候補として、脚本賞ノミネート(アンドリュー・スタントン)、オリジナル主題歌賞ノミネート("You've Got a Friend in Me")、作曲賞(コメディ部門)ノミネート(ランディ・ニューマン)。ジョン・ラセターの長編映画デビュー作となった[5]。
1999年(日本では2000年)には続編『トイ・ストーリー2』が公開され、以降トイ・ストーリーシリーズとして続編や関連作品が発表されている。2009年10月2日には、『トイ・ストーリー2』との2本立てでデジタル3D版が2週間限定で全米公開、日本では2010年2月6日に公開された。
2008年に発表されたアメリカ映画ベスト100(10周年エディション)では99位にランクインした。2011年にはアメリカのTotal Film誌で行われた「史上最高のアニメ映画50」にて第1位に選ばれた[6]。
カウボーイ人形のウッディは、古めかしいおしゃべり人形。背中の紐を引っぱると、パンチの効いた「カウボーイトーク」を聞かせてくれる。そんなウッディはおもちゃを「ともだち」として大切にする心優しい少年、アンディの大のお気に入りで、彼は毎日のように色々なおもちゃを取り混ぜながらカウボーイごっこに興じるのだった。しかし、アンディが楽しく遊ぶおもちゃ達にはとても大きな秘密があった。なんと、彼らは生きていて、話したり自由に行動したりできるのだ。しかし、それを子供に知られてはいけないというのが「おもちゃのルール」なのだ。ウッディはアンディの一番のお気に入りのおもちゃで、おもちゃ達のリーダーでもあった。
そして、今年もアンディの誕生日がやってきた。おもちゃたちはこれから共に過ごすことになる新顔に興味津々。しかし同時に、自分よりも優れた最新のおもちゃが出てきたら、アンディがそのおもちゃに夢中になってしまい、「もう彼と遊べないかもしれない」と不安になってもいた。それを確かめる為に、ウッディがおもちゃ仲間のグリーン・アーミーメンにプレゼントを偵察させたところ、プレゼントの中から現れたのは、最新の宇宙ヒーロー、バズ・ライトイヤーだった。技術の粋を結集したようなバズに、アンディは案の定、夢中になってしまう。また、バズ自身も自分が本物のスペースレンジャーだと信じており、飛行能力を証明するため高みから飛び降りたりする。飛びはしなかったものの、派手な動きと偶然が重なり恰好よく落ちたことから、アンディのおもちゃたちまで心を奪われてしまう。
そんな中、アンディの家が引っ越すという新たな問題が持ち上がる。その騒ぎの最中、バズのことが気に入らないウッディは、バズを机の裏に突き落とすことを画策する。だが、想定外なことに様々な偶然が重なったことでバズは机の裏ではなくアンディの部屋の窓から転落するという大事故に見舞われてしまい、さすがのウッディも愕然とする。他のおもちゃたちは、ウッディが自分に取って代わりそうなバズを窓から突き落としたのだと追求する。その最中にアンディが部屋に来るとウッディはアンディに連れられて「ピザ・プラネット」というレストランに連れて行かれる途中、二人を尾行してきていたバズに会うも、喧嘩となってしまう。夢中になるうちに、ガソリンスタンドでアンディとはぐれてしまう。彼を追う二人だったが、道すがら、バズが宇宙船の形をしたUFOキャッチャーを本物と勘違いして入ってしまい、ウッディも流れで入るが「おもちゃ殺し」と称される隣家に住む凶悪な少年、シドに発見され、運悪くキャッチをされてしまい、そのまま連れ去られてしまう。一方、ウッディとバズを両方無くしてしまったアンディは、二人の安否を心配し、酷く落ち込んでしまう。
翌日、部屋に閉じ込められたウッディは何とかしてもうすぐ引っ越してしまうアンディのもとへ戻ろうと試みる。しかし、シドの飼い犬である獰猛なスカッドに見つかってしまい、二人は逃げる途中ではぐれてしまう。バズは部屋に逃げたものの、そこのテレビで流れていたバズ・ライトイヤーのCMを見たバズが、自分がおもちゃであることに気づき落ち込み自暴自棄となる。更にシドがバズにロケット花火を括り付け、爆死させるという恐ろしい計画を企てる。自分がおもちゃだった事、そしてもうすぐシドに壊されてしまう事を知ったバズは絶望してしまう。しかし、ウッディの説得で立ち直ったバズは、箱の中に閉じ込められていたウッディを救出し、二人でアンディのもとへ戻るのを決意する。その直後、目覚めたシドによってバズは連れていかれてしまうが、ウッディとシドによって改造された善良なおもちゃたちによって、無事救出される。同時にウッディは、シドの目の前で動き出し、「これから先はおもちゃを大切に扱うことだな!」と説教して、彼に一生忘れられない恐怖を与える。これに発狂したシドは、おもちゃがトラウマとなり、慌てて部屋へと逃げていった。
シドを撃退し、脱出に成功したウッディとバズだが、アンディが乗った車や他のおもちゃたちを乗せた引っ越しトラックが出発してしまう。二人はトラックを必死に追いかけるが、そこへスカッドが襲いかかる。その後、何とかスカッドを撃退したものの、妨害を受けていたせいでトラックには間に合わなかった。そんな時、ウッディがバズに括り付けられたロケット花火の存在を思い出し、2人はロケット花火を利用して、遂にアンディの元へ戻ることが出来た。
その後、アンディたちは引っ越し先でクリスマスを迎える。おもちゃたちは、新しいおもちゃがプレゼントされないか心配していたが、プレゼントの中身は子犬(バスター)だった。そして、冒険を共にしたウッディとバズは固い友情を誓ったのだった。
役名 | 原語版声優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ウッディ | トム・ハンクス | 唐沢寿明 |
バズ・ライトイヤー | ティム・アレン | 所ジョージ |
ミスター・ポテトヘッド | ドン・リックルズ | 名古屋章 |
スリンキー | ジム・ヴァーニー | 永井一郎 |
レックス | ウォーレス・ショーン | 三ツ矢雄二 |
ハム | ジョン・ラッツェンバーガー | 大塚周夫 |
ボー | アニー・ポッツ | 戸田恵子 |
アンディ・デイビス | ジョン・モリス | 市村浩佑 |
シド・フィリップス | エリック・フォン・デットン | 堀裕晶 |
アンディーのママ (デイビス夫人) | ローリー・メトカーフ | 小宮和枝 |
軍曹 (グリーン・アーミーメン) | R・リー・アーメイ | 谷口節 |
部下 (グリーン・アーミーメン) | 後藤敦 | |
ハンナ | サラ・フリーマン | 笠原清美 |
エイリアンたち | ジェフ・ピジョン デビ・デリーベリー | 落合弘治 石井隆夫 |
レニー | ジョー・ランフト | 八代駿 |
バズ・ライトイヤーのCMナレーター | ペン・ジルット | 石井隆夫 |
ピザ・プラネットの音声案内 | デビ・デリーベリー | 落合弘治 |
ミスター・スペル | ジェフ・ピジョン | 石井隆夫 |
ロボット | ||
MR.シャーク | ジャック・エンジェル | 小池浩司 |
ロッキー | ||
伍長 | グレッグ・バーグ | 後藤敦 |
ピザ・プラネットの門番 | フィル・プロクター | |
ボウリングのアナウンサー | ||
バズ・ライトイヤーのCMコーラス | アンドリュー・スタントン | |
バズ・ライトイヤーのCMの子供 | ライアン・オドノヒュー | 木村良平 |
シドのママ | ミッキー・マクガワン | 石川悦子 |
ガソリンスタンド屋 | ジャン・ラブソン | 八代駿 |
ミスター・マイク | 小池浩司 | |
ピザ屋 | 不明 | 沢りつお |
ドライバー | 峰恵研 | |
おもちゃ | 石黒久也 山崎哲也 | |
母親 | 渡辺真砂子 | |
ウェイトレス | 栗山微笑子 | |
男 | 落合弘治 | |
女 | 石津彩 田辺静恵 | |
子供たち | 石橋剣道 木村良平 佐藤衣里香 | |
モリー | ハンナ・アンクリッチ | 原語版流用 |
スカッド | フランク・ウェルカー | |
バスター | ||
つなぐでござる | ||
プンバァ | アーニー・サベラ | 小林アトム |
※ 日本語吹き替えは当初、ウッディに山寺宏一、バズ・ライトイヤーに磯部勉という配役であった[8][9](両者はそれぞれウッディ役のトム・ハンクスとバズ役のティム・アレンの実写出演作の吹き替え担当でもあった)。山寺は日本版予告編のナレーションも務めた上、初回収録版の吹替音声は全て収録が済んでいたが、公開寸前で配役が変更され、業界では有名な交代劇になったという。なお、『別冊映画秘宝』や一部のネット記事には初回収録版のバズ役は玄田哲章であると記載されていたが[10][11]、これは誤った情報であるとされている[8][9]。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
回数 | 放送局 | 番組名(放送枠名) | 放送形態 | 放送日 | 放送時間(JST) | 放送分数 | 平均世帯 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | TBS[15][16] | (なし) | 本編ノーカット | 2000年3月8日(水) | 19:00 - 20:54[15] | 114分 | 14.0% | 地上波初放送 ナビゲーター:こはたあつこ[15] |
2 | スーパーフライデー | 2000年11月17日(金) | 19:00 - 20:54[16] | 9.2% | 最新作『ダイナソー』の最新映像初公開[16] | |||
3 | テレビ東京 | 月曜プレミア! | 2010年11月22日(月) | 20:00 - 21:54 | 6.3% | |||
4 | TBS | 水曜プレミアシネマ | 2012年7月11日(水) | 21:00 - 22:54 | 9.9% | 『メリダとおそろしの森』の公開記念で放送。 | ||
5 | 水曜プレミア | 2013年12月19日(水) | 6.3% | 「XmasディズニープレミアシネマSP!」と題して、「トイ・ストーリー2」と2夜連続で放送された。 | ||||
6 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2020年2月28日(金) | 9.4%[17] | 『2分の1の魔法』の公開記念で放送。 | |||
7 | 金曜ロードショー | 2024年7月26日(金) | 5.8% | 『インサイド・ヘッド2』の公開記念で放送。 | ||||
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