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吉富昭仁の漫画作品 ウィキペディアから
『EAT-MAN』(イートマン)は、1996年から2003年に『月刊電撃コミックガオ!』にて連載された吉富昭仁の漫画。単行本は全19巻で、第15巻(MOLE)はすべて書き下ろしのストーリーとなっている。世界一の冒険屋(報酬を受けて殺し以外の依頼を引き受ける特殊職)として知られる男ボルト・クランクを狂言回しとした一話から数話完結の連作ストーリーからなる一連の作品である。
この項目「EAT-MAN」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - 1.原作の作品背景・反響についてもっと詳しく 2.テレビアニメ2作の制作の経緯・反響について (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2021年10月) |
EAT-MAN | |
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ジャンル | SF、ファンタジー |
漫画 | |
作者 | 吉富昭仁 |
出版社 | メディアワークス |
掲載誌 | 月刊電撃コミックガオ! |
レーベル | 電撃コミックス シリウスKC(完全版) |
発表期間 | 1996年 - 2003年 |
巻数 | 全19巻 全10巻(完全版) |
話数 | 全84話 |
漫画:EAT-MAN THE MAIN DISH | |
作者 | 吉富昭仁 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊少年シリウス |
レーベル | シリウスKC |
発表号 | 2014年7月号 - 2019年8月号 |
巻数 | 全6巻 |
話数 | 全33話 |
アニメ | |
監督 | 真下耕一 |
シリーズ構成 | 真下耕一 |
キャラクターデザイン | 村田俊治 |
メカニックデザイン | 伊藤浩二 |
音楽 | EBBY、梶浦由記、米田和民 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | バンダイビジュアル、創通映像 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 1997年1月9日 - 3月27日 |
話数 | 全12話 |
アニメ:EAT-MAN'98 | |
監督 | 川瀬敏文 |
キャラクターデザイン | 今掛勇 |
メカニックデザイン | やまだたかひろ、石垣純哉 |
音楽 | YU IMAI、MAGIC、BLACK CATS |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | PROJECT EAT-MAN'98 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 1998年10月7日 - 12月23日 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
1997年および1998年にはアニメ化されている。また、アニメ1作目の一部の楽曲を収録したサウンドトラックCD付きの「SOUND ART BOOK」に単行本未収録のセリフ無しマンガが収録されている。『月刊少年シリウス』2014年7月号からは新シリーズ「EAT-MAN THE MAIN DISH」が2019年8月号まで連載された。
『ローンナイト』連載終了後、連載の機会を得られずにいた吉富は、一度思い切って他社誌に活躍の場を移そうと考え、講談社の『アフタヌーン』への持ち込み用として本作の読み切り版のネームを制作した。ところが、アフタヌーンは原稿での持ち込みでしか認めていなかったため、まずは『月刊電撃コミックガオ!』へネームを持ち込む。その時はボツだったものの、後から認められて読み切り版が掲載される。 そして、読み切り版の時とは別の編集者が連載に向いているからと吉富に勧めたことにより、連載へとつながる[1]。
「EAT-MAN」というタイトルは、ネジや金属片といった無生物を食べ、体内で再構成して右の掌からある程度任意の形で排出するというボルトの特殊な能力に由来する。なお、再生したものを排出する際は必ずしも右の掌である必要はないらしく、腹部から排出したり、口の中から排出した(勝手に出てきた)こともある。
排出の際には、質量保存の法則を完全に無視して自分自身の体よりも巨大なものを出すことも可能であり、食べる前に壊れていたものでも、ボルトの中を通ると修復することも可能である。
ただし無制限に物品を再生できるわけではなく、食べていないものは構成できないようで、また一度出してしまったものは、再び食べない限りは掌から出すことはできない。作中ではしばしばこの制約(食べること)が物語の主要な展開に使われる。
作中において彼の出自は全くの謎で、当人ですら語らない部分であるが、受けた依頼は必ず遂行する、信頼できる男である。また一切年をとらず、長い時間の中で不変の姿をしているが、不死ではないとされている。
漫画版とEAT-MANアニメ版('98を除く)ではかなり性格が違い、前者では時折見せる眼差しは悲しそうな眼であり、理不尽な依頼をする依頼人を契約に則る形で裏切ったり、たとえ敵対者であろうともその本質が善良であるならば、契約に則る形で見逃してやったりと、かなり優しい性格である。吉富昭仁のもう一つの代表作である「RAY」にゲストとして登場したことがある。一方、後者であるアニメ版では時折見せる眼差しは薄い紫色をした爬虫類のような冷たい眼で、理不尽な依頼であろうとも必ず遂行し、場合によっては殺しを行ったりと、ある意味では冷酷な完璧主義者である。また、いきなり奇声を上げたり、不気味に笑ったりするなど、かなりの奇行が多い。
出自については断片的であるが、原作中で明かされている。特に、最終巻(Vol.19)ではボルトがいったい何者で、どういった存在なのかについて描かれており、彼自身がデウス・エクス・マキナのような絶対の存在として世界を作り、物語を回していた可能性が示されている。ただ、各々の話では、彼自身は前述した特殊な能力を除けば、多少身体能力が超人的な程度の、人間的な存在(怪我をすれば血を流しもする)として描かれている。また、彼と似たような経験をしてきたことを匂わせる、レオンという人物も存在する。
「ボルト・クランク」という名前について、作者サイドでは単行本中にて「ボルトを食べるから、ボルトでいいんじゃない」と決めたと述べている。劇中では「ボルト・クランク」は偽名であり、作者と同じ理由からとある人物が名付けたあだ名のようなものを、彼が名乗り続けているだけに過ぎない(付けられた際には「センスが無い」と評している)。なお作中では、ファーストネームとラストネームは別々の命名者となっている。本名は不明だが、そのあだ名のファーストネーム側をつけた人物は知っている様子がうかがえる。ただし、前述の通り彼が世界を作り、それを繰り返しているような描写があるため、その「本名」ですら本当の名前で無い可能性もある。
ボルトのトレードマークともいえる、熱かろうが寒かろうが必ず着用しているコートや帽子などのセットは、「ボルト」という名をつけた人物(とその関係者)の遺品である。なお、そのコートを着用し始める前は黒っぽいスーツを着用していた模様。また、「冒険屋」という職の名前をつけたのもその人物であり、その始祖となったのはボルト自身である。
真顔や口角を上げる程度の笑顔こそよく見せるものの、基本的にそれ以外の表情は見せないため、必要なことすら言わない性格と相まって、よく色々な人からの誤解を招いている。
一般の人間が摂取するような食事を摂取することはなく、他の人物と共通して摂取する描写があるのは酒類だけである。
ゲストキャラクターは、圧倒的に女性が多い。
『EAT-MAN SOUND ART BOOK』
1997年1月から3月にかけてテレビ東京、1999年1月から3月にかけてテレビ大阪、テレビ愛知にて放送された。全12話。
コンセプトは「SFネオロマンティックアクション」。沈まない難破飛空船「ラヴィオン」を中心とした、原作にはない全編オリジナルストーリーの構成。ボルト・クランクのトレードマークであるサングラスが原作では「緑色」だが本作では「赤色」になっている。
また、ボルトが食したものを再生するエフェクトが「生える」ではなく「グローブの掌にある宝石のようなもので転送」のように変更されている。
東芝デジタルフロンティア(現:博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)よりDVD全3巻が発売され、これをまとめたDVD-BOX版も2001年に限定発売。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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1 | ガラスの壁 | 真下耕一 | 村田俊治 | 1997年 1月9日 | ||
2 | 滅びゆく者 | 面出明美 | 真下耕一 | 山内富夫 | 河南正昭 | 1月16日 |
3 | 約束の部屋 | 松井亜弥 | うえだひでひと | 吉本毅 | 東出太 | 1月23日 |
4 | 同業のよしみ | 冨岡淳広 | 谷田部勝義 | 山内富夫 | 柳沢哲也 | 1月30日 |
5 | 雨、そのあと | 面出明美 | 石山タカ明 | 織田美浩 | 平田智浩 | 2月6日 |
6 | 遺伝子の窓 | 松井亜弥 | 横田和 真下耕一 | 山内富夫 | 村田俊治 | 2月13日 |
7 | 誘惑の墓場 | 冨岡淳広 | 平田智浩 | 吉本毅 | 松本憲生 | 2月20日 |
8 | 氷柱の沈黙 | 寺東克己 | 小林哲也 | 柳沢哲也 | 2月27日 | |
9 | 孤高の空 | 面出明美 | 織田美浩 | 佐久間信一 | 3月6日 | |
10 | 夢のかけら | 松井亜弥 | 石山タカ明 | 山内富夫 | 河南正昭 | 3月13日 |
11 | 楽園 | 面出明美 | 小林哲也 | 平田智浩 | 3月20日 | |
12 | 無限の翌日 | 真下耕一 | 村田俊治 | 3月27日 |
1998年にテレビ東京系にて放送された。ほとんどが原作に沿ったストーリーで構成されている。ボルトのサングラスは黒色。音楽に関しては、今井裕、MAGICが担当している。
ボルトの再生エフェクトも前作とは違い、原作通り「生える」ようになっている。
アメリカで発売されたDVD版は吹き替えされているが2話までで、3話以降は字幕のみ。日本版DVDとは異なり放送順で収録されている。
2015年には、上述の『EAT-MAN』とのカップリング収録のBlu-ray BOXがNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンより発売された[3]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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1 | BYE BYE AIMIE(前編) | 野本拓 | 川瀬敏文 | 清水明 | つなきあき | 1998年 10月7日 |
2 | BYE BYE AIMIE(後編) | 山本恵 | 外崎春雄 | 10月14日 | ||
3 | 世界一の冒険屋 | 野々宮さくら | 横田和 | 村田雅彦 | 小林一三 | 10月21日 |
4 | BODY GUARD | 青木康直 | 笠原彰 | 10月28日 | ||
5 | AMBROSIAN DAYS Part One | 山本恵 | 清水明 | つなきあき | 11月4日 | |
6 | AMBROSIAN DAYS Part Two | 西村純二 | 山本恵 | 外崎春雄 | 11月11日 | |
7 | AMBROSIAN DAYS Part Three | 井硲清高 | 村田雅彦 | 服部憲知 | 11月18日 | |
8 | AMBROSIAN DAYS the FINAL | 冨岡淳広 | 青木康直 | 笠原彰 | 11月25日 | |
9 | MEGA MIX(前編) | 野本拓 | 徳吉功 | 清水明 | つなきあき | 12月2日 |
10 | MEGA MIX(後編) | 山本恵 | 外崎春雄 | 12月9日 | ||
11 | 道化の夢(前編) | 冨岡淳広 | 川瀬敏文 | 村田雅彦 | 小林一三 | 12月16日 |
12 | 道化の夢(後編) | 青木康直 | 笠原彰 佐藤和己 | 12月23日 |
テレビ東京 木曜25:15枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
エルフを狩るモノたち
(1996年10月3日 - 1996年12月19日) |
EAT-MAN
(1997年1月9日 - 1997年3月27日) |
はいぱーぽりす
(1997年4月3日 - 1997年9月25日) |
テレビ東京 水曜25:45枠 | ||
Night Walker -真夜中の探偵-
(1998年7月8日 - 1998年9月23日) |
EAT-MAN'98
(1998年10月7日 - 1998年12月23日) |
火魅子伝
(1999年1月6日 - 1999年3月31日) |
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