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ゲイリー・オールドマン
イングランドの俳優 ウィキペディアから
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ゲイリー・レナード・オールドマン(Gary Leonard Oldman, [gɛəri -][1][2]、1958年3月21日 - )は、イギリスの俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサー。ロンドンのニュークロス出身。姉に女優のライラ・モース。
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生い立ち
アイルランド生まれの母親と、溶接工の父親との間に生まれた[3][4]。父親はアルコール依存症で、ゲイリーが7歳の時に家族を捨ててしまう[5]。子供のころから歌やピアノの才能を発揮していたが、後に演技の道を進むようになる[6]。
1979年、俳優を志した頃、王立演劇学校への編入を拒否されたが、奨学金を勝ち取ってローズ・ブルフォード・カレッジで学び、演劇の学士号を得た。後に Greenwich Young People's Theatre でも演技を学び、『The Pope's Wedding』で舞台役者として活躍、この作品で Time Out's Fringe Award の最優秀新人俳優賞(1985年 - 1986年)に輝いた。更に1985年、British Theatre Association's Drama Magazine Award でも最優秀俳優賞を受賞している。
キャリア
映画初出演は1982年の『Remembrance』。1986年の『シド・アンド・ナンシー』では、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスを演じて注目を集めた。
1990年代に入るとハリウッド映画に立て続けに出演していき、オリバー・ストーン監督作品の『JFK』では暗殺者のオズワルドを、フランシス・フォード・コッポラ監督作品の『ドラキュラ』ではドラキュラを、リュック・ベッソン監督作品の『レオン』では主人公の敵である汚職刑事を演じ、更に評価を高めていく。
1997年には自分の経験を元に[7]初監督作品『ニル・バイ・マウス』を完成させ、カンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされ、英国アカデミー賞では英国作品賞を受賞した。
2001年、『ハンニバル』でハンニバル・レクターの宿敵メイスン・ヴァージャーを演じた。同年、人気テレビシリーズ『フレンズ』にゲスト出演し、エミー賞にノミネートされた。
2004年、『ハリー・ポッター』シリーズの第3弾である『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』からシリウス・ブラック役として最終章まで参加。2005年には『ダークナイト トリロジー』の第1作目である『バットマン ビギンズ』からジェームズ・ゴードン役として全3作全てに参加した。

2011年には『裏切りのサーカス』でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、2018年の第90回アカデミー賞において、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で2度目のノミネートにしてアカデミー主演男優賞を受賞。2020年には『Mank/マンク』で3度目のノミネートを受けた。
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影響力
同業者の間で人気の高い俳優としても知られる。ゲイリー・オールドマンの影響を受けたと公言する俳優にブラッド・ピット[8]、ダニエル・ラドクリフ[9]、シャイア・ラブーフ[10]、クリスチャン・ベール[11]、ジョセフ・ゴードン=レヴィット[12]、 ジョニー・デップ[13]、クリス・パイン[14]、ジェイソン・アイザックス[15]、ライアン・ゴズリング[16]などがいる。特にブラッド・ピットはオールドマンを「"GOD"(神)」と称えている[8]。また著名な映画評論家のロジャー・イーバートは、ゲイリー・オールドマンが出ているとその作品のファンになってしまうと語っている[17]。
私生活
1991年に飲酒運転で逮捕されており[18]、1993年にはアルコール依存症のリハビリセンターに入所したことがある[19]。
最初の妻レスリー・マンヴィルとの間に長男が誕生した3か月後の1989年、オールドマンは妻子と別居し[20]、1990年に離婚した。映画『ステート・オブ・グレース』の撮影で出会ったユマ・サーマンと1990年に結婚したが、2年後に離婚した[21]。また、映画で共演したイザベラ・ロッセリーニと同棲していたこともある[22]。1997年に結婚した3度目の妻との間に2子をもうけた。
2008年12月29日、19歳年下のジャズシンガー、アレクサンドラ・エデンボローと極秘で結婚式を挙げ[23]、ロサンゼルスに暮らしていたが[24]、2015年にアレクサンドラが離婚申請を申し立て[25]、同年10月に離婚成立[26]。
2017年9月、作家でアート・キュレーターのジゼル・シュミットと結婚した[27]。
オールドマンは長男を通じて孫が2人いる[28]。
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出演作品
映画
テレビ
コンピュータゲーム
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日本語吹き替え
主に担当しているのは、以下の人物である。
- 安原義人
- 『蜘蛛女』(ソフト版)で初担当。以降、現在に至るまでに最も多く吹き替えており、オールドマンの吹き替え担当として知られている[33]。
- テレビ朝日版『レオン』は2022年発売のUHDおよびBlu-rayで初めてソフトに収録され、放映当時カットされた場面の追加録音も行った[34][35]。
- 安原はオールドマンを名優と評しており、「彼の声をあてていると、自分まで上手くなった気がして、すごく気持ちいい」と入れ込んでいることを明かしている[36]。
- 佐古正人
- 『レオン』(完全版旧録)で初担当。初期作品を安原と分け合う形で死去するまで多く担当しており、オールドマンの吹き替え担当の一人として認知されていた[37]。生前はオールドマンを敬愛しており、声を担当する事を誇りにしていたという[38]。
- 山路和弘
- 『エアフォース・ワン』(日本テレビ版)で初担当。現在は安原の次に多く吹き替えている。
- 『パワー・ゲーム』においてオールドマンの声を担当した際は、『エアフォース・ワン』以来17年ぶりに村井國夫演ずるハリソン・フォードとの共演を果たしたことが話題となった[39][40]。
- 辻親八
- 『ハリー・ポッターシリーズ』のシリウス・ブラック役をはじめ、ギャガ配給作品などで担当。
このほかにも、納谷六朗(『ダークナイト・トリロジー』ソフト版ほか)、大塚芳忠、山寺宏一、磯部勉、金尾哲夫、田中正彦、樋浦勉、大塚明夫なども複数回、声を当てている。
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脚注
外部リンク
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