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日本の映画 ウィキペディアから
『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』は、2021年12月17日に東映系で公開された日本の映画作品[4]。
仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ | |
---|---|
監督 | 柴﨑貴行 |
脚本 | 毛利亘宏 |
原作 | 石ノ森章太郎 |
製作 |
|
出演者 | |
音楽 | |
主題歌 |
Da-iCE 「Promise」 |
撮影 | 倉田幸治 |
編集 | 佐藤連 |
制作会社 | 東映テレビ・プロダクション |
製作会社 | 「ビヨンド・ジェネレーションズ」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2021年12月17日 |
上映時間 | 97分[1][2] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 4億4,000万円[3] |
前作 |
セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記 劇場版 仮面ライダーリバイス |
次作 | 劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア |
仮面ライダーシリーズ50周年記念作品で、『仮面ライダーリバイス』と『仮面ライダーセイバー』のクロスオーバー作品だが、物語は『リバイス』を中心に展開される[出典 1]。
仮面ライダー1号が誕生した1971年と現代の2021年、仮面ライダーの誕生から100年後となる2071年の3つの時代が戦いの舞台となる[出典 2]。本作品では、本郷猛 / 仮面ライダー1号がショッカーによる改造手術を受けた当日の、もう1つのエピソードも描かれる[8]。
2021年、ディアブロスタンプに封印されていた悪魔・ディアブロが蘇り、完全体となって世界を支配した結果、50年後の2071年では悪魔たちが上空のデビルシティに住み、その下界で生き残った人類たちもすでに悪魔の奴隷となり果てていた。
「親子ハッピーウィーク」を開いていたしあわせ湯で五十嵐一輝 / 仮面ライダーリバイは、しあわせ湯を訪れていた客である百瀬秀夫が落とした古い切符の入ったパスケースを彼に届ける。そんな時、2071年の世界から百瀬龍之介という男が2021年の世界にやってくる。龍之介は同じ遺伝子を持つ秀夫の肉体に憑依して仮面ライダーセンチュリーに変身し、龍之介を追って現れたディアブロを倒そうとするが暴走し、ディアブロと交戦していたリバイとバイス / 仮面ライダーバイスを襲う。そこに現れた神山飛羽真 / 仮面ライダーセイバーと新堂倫太郎 / 仮面ライダーブレイズの協力を得てセンチュリーを変身解除させる。実は、龍之介は秀夫の父であり、完全体となる前のディアブロを倒すために精神体となって2021年の世界にやってきたという。
一輝、バイス、飛羽真は、龍之介と力を合わせ、悪魔が支配する世界の到来を回避しようとする[出典 3]。
仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスがネオバッタバイスタンプによってゲノムチェンジした姿[出典 7]。
バッタの跳躍力と脚力を身につけており、強力なキックとジャンプを放つ[22]。
後に『リバイス』テレビシリーズ第22話や『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』にも登場[23]。
五十嵐一輝がネオバッタバイスタンプをリバイスドライバーに押印して変身するリバイの新たな形態[出典 8]。
変身音声は「飛躍を誓った! 希望となった! ネオバッタ! リバイスじゃ~ないと!」[22]。
モチーフは仮面ライダーゼロワン[11][9][22]。
バイスがリバイのバディアップによって、リバイの変身と同時に出現する派生形態[10][9]。
ゼロワンのバッタを模したゲノメットになっているほか、バイスマフラーもゼロワンのキーカラーである蛍光イエローとなっている[20][24][23]。
ネオバッタゲノムになったリバイとバイスが横並びで背中合わせになってリミックスした形態[22]。
従来のリミックスよりも巨大なバッタの姿となっており、他のライダーを乗せて跳躍するほか、無数に群体化する[出典 9]。
仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスがコンドルバイスタンプによってゲノムチェンジした姿[26]。
ただし、ディアブロとセンチュリーブレイクの戦いを中断させるためにリミックスに素早くなったことから、この状態では戦っていない[22]。
仮面ライダーリバイ コンドルゲノムと仮面ライダーバイス コンドルゲノムがリミックスした姿[27][26]。
センチュリーブレイクを足のツメで捕らえ、ディアブロから逃れた[26]。
2071年の狩崎が完成させたサイクロトロンドライバーで変身する仮面ライダー[出典 10]。
悪魔には頼らずに純粋な人間の力のみを使用し、2021年に飛んだ龍之介の粒子状態の精神体が自身の遺伝子を継ぐ秀夫の身体と一体化して変身した姿[出典 11]。
リバイスとは異なり、2人で1人の仮面ライダーであり、昭和ライダーの特徴であるマフラー、平成ライダーの特徴である暴走やフォームチェンジなど、仮面ライダー史の集大成ともいえる特徴を持つ[9]。
ジャパンアクションエンタープライズ出演情報[49]、パンフレット[10]より。
『仮面ライダーリバイス』の世界を基にした物語のため、ストレートに家族をテーマにすることとなり、「百瀬家」という設定が生まれ、本郷猛を50年前に演じた藤岡弘、の実子である藤岡真威人が同役を演じるなど、本作品全体として「家族」がキーワードになっている[出典 6]。
脚本の毛利は、前作『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』から続く劇場版であることから、できるだけ異なる味わいの作品にしたいと考え、百瀬龍之介 / 仮面ライダーセンチュリーを中心に置いた物語を軸に、どのように一輝が仮面ライダーとして成長できるかという方向性になったという[59]。
例年であれば、セイバーとリバイスをメインにするところではあるが、ライダー生誕50周年という部分をフィーチャーした内容にすることとなり、テレビではそういった内容はやらないつもりであったため、思い切り映画でやることとなった[24][17]。物語は番組開始前に組み立てなければならないため、一輝やバイスなどのキャラクターも定まっておらず、ギフ由来のディアブロも少し異なる存在にして本筋とは絡まないように設定された[24]。
50周年については、『スーパーヒーロー戦記』と同じことをやっても仕方ないため、公開時期としても『リバイス』を盛り上げ、あらためて『リバイス』がどんな作品かを知ってもらうことが重要なため、『リバイス』と『セイバー』のコラボをしつつ、これまでの50年の歴史を統括するのではなく、観客にこれからの50年先の未来を見据えた仮面ライダー像を打ち出して踏み出す新たな第一歩を見てもらう企画として生まれたのが、50年後の未来で完成した仮面ライダーセンチュリー、という新たな仮面ライダーが活躍する「100年の歴史」を見せる物語にすることで、3世代にアプローチする映画という発想となった[出典 6]。当初はセンチュリー推しの内容で、『仮面ライダーセンチュリー』というタイトルの新作映画を作ってやる、というようなテンションでいたが、紆余曲折を経て現在の形にまとまったという[24]。
また、JR東海とタイアップすることが決まっていたため、時代を起草させる要素として現代と過去の新幹線を盛り込むこととなり、新幹線の上で戦うアクションシーンも台本に組み込まれている[16]。
ショッカーのアジトのセットは、当時の図面などの資料が残っていなかった[注釈 7]ため、美術スタッフが当時の映像を分析してアジトの壁の素材などを推定している。当時のフィルムで撮った際の効果を計算して使用された素材であり、ハイビジョンの時代で同様の素材を使うと違和感があることと、仮面ライダーの歴史においては重要な場面であることから、完全な再現のようでまったく同じではない。安直な再現やパロディに見えるような撮り方ではない、現在の技術で再提示するなど出来る可能な限りの「再現」が試みられた[15][17]。
アクションにおいては、前作との差別化のため、人数が多い『セイバー』の仮面ライダーが一堂に会して戦うと、限られた上映時間の中で見せ場を作りにくいことから、一人一人の活躍を見せるために少人数チームに分かれて世界各地に飛んで局地戦をする形となった[15][17]。
2022年4月27日発売。Blu-ray / DVDでリリース。
本作品の公開を記念し、『全力坂』で2021年12月15日に須藤芽依役の川津明日香が弁天池(東京都北区赤羽西一丁目)の坂を、同年12月16日に仮面ライダーリバイ[注釈 8]がスーツ姿で赤羽台二丁目の坂を駆け抜けた[60]。
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