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日本のビデオゲームシリーズ ウィキペディアから
『バイオハザード』(BIOHAZARD、英語圏の洋題: Resident Evil)シリーズは、カプコンによる日本のコンピュータゲームシリーズ。主なジャンルは「サバイバルホラー」で、派生作品によっては「サバイバルガンシューティング」、「サバイバルアクション」、「サバイバルシューター」などと銘打たれたものも含まれている。
バイオハザード シリーズ BIOHAZARD series RESIDENT EVIL series | |
---|---|
ジャンル | サバイバルホラー |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
主な製作者 |
三上真司 小林裕幸 神谷英樹 中西晃史 稲船敬二 竹内潤 川田将央 竹中司 佐藤大 鈴木幸太 平林良章 松下邦臣 佐々木栄一郎 菅正太郎 清水崇 辻本貴則 |
対応機種 | PlayStation, NINTENDO64, Windows, ドリームキャスト, PlayStation 2, ゲームボーイカラー, NINTENDO GAMECUBE, Nintendo DS, PlayStation 3, Xbox 360, Nintendo 3DS, Wii, Wii U, PlayStation 4, PlayStation Vita, PlayStation VR, Xbox One, Nintendo Switch,Google Stadia, PlayStation 5, Xbox Series X/S, Meta Quest 2 |
1作目 |
バイオハザード (1996年3月22日) |
最新作 |
バイオハザード RE:4 (2023年3月24日) |
スピンオフ作品 |
ガンサバイバーシリーズ ザ・マーセナリーズ |
バイオハザードシリーズのモデルとなった作品は黒沢清監督が制作、東宝が配給した日本映画の『スウィートホーム』をカプコンがゲーム化し、1989年12月に発売されたファミコン専用の『スウィートホーム』である[1]。洋館から脱出するというストーリー展開はこの作品から考え出された。
1996年にPlayStationで発売された後にシリーズ化され、携帯アプリも含めて様々なハードで商品展開されている人気タイトル。移植作品を含めた2024年3月31日時点でのタイトル数は174作品にもおよび、全世界でシリーズ累計1億5,700万本以上を売り上げている[2][3]。この実績は同社の代表作である『ストリートファイター』シリーズ、『モンスターハンター』シリーズ、『ロックマン』シリーズ、『デビルメイクライ』シリーズをも上回る。
本作以前にも「ホラーゲーム」と呼ばれる作品は発売されていたが、本作のヒットにより一ジャンルとして確立されて広く一般へ浸透した。同社では本作のヒットをきっかけに基本システムを流用した他のシリーズ作品として『ディノクライシス』シリーズ、『鬼武者』シリーズ、『デビルメイクライ』シリーズなどの作品群も発売している。
数あるアクションゲームの中でも肉体損壊および流血描写の過激さや登場するモンスター達のグロテスクさは群を抜いており、ソフトのパッケージには「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。」といった主旨の注意書きが印字されている[注 1][注 2]。
商品展開としてドラマCD化・小説化・漫画化などが行なわれており、登場人物や世界観をゲームと同一としたフルCGアニメ映画も製作されている。また、ゲーム上の設定を一部取り入れた実写映画が公開されており、こちらもシリーズ化されている。
ジャンルとしては『1』から『0』までのシリーズは探索を重視したホラーであり、『4』[4]から『6』以降はアクション要素が強くなっているが、『7』以降からはホラー要素を重点に置いている。
表記は基本的に大文字で『BIOHAZARD』(『2』-『3』、『5』-『ヴィレッジ』など)であるが、作品によっては『BIO HAZARD』(『1』)、『biohazard』(『0』、『4』など)、『Biohazard』(『アンブレラクロニクルズ』)などと表記が異なるものもある。
映画のワンシーンのような固定式カメラでの第三者視点からキャラクターを操作する、いわゆるラジコン操作であったため、初期はユーザーから戸惑いの声も多かったが、シリーズ作品や同システムの他作品の定着につれ、薄れていった。『1』-『3』、『CV』、『0』までは上記の操作方法に加え、ホラー要素とアドベンチャー要素が強かった。
しかし、フルモデルチェンジが敢行された『バイオハザード4』以降から、操作キャラクターを後方視点から追う、ビハインドカメラ方式と操作入力がエイミング操作のTPSシステムとなっている。ラジコン操作では方向転換の入力をしなければ前後にしか移動できなかったが、こちらの操作法では倒した方向に瞬時に移動できるようになり、さらに表示されたアクションボタンの操作により、置かれているオブジェクトの調査やアイテムの取得、扉などの開閉の動作が可能になったり、銃を構えた際にラジコン操作では、単純に敵に向けて銃撃するだけであったが、頭部や脚、弱点などより細かな部位に直接的に狙いを付けられるようになったり、体術が使えるようになったりするなど、アクション要素が強い様式に変わっており、こちらの方式はシリーズが進むにつれて新たなシステムやアクション、細やかな演出が取り入れられながら『6』『RV2』まで継承されている。
『7』、『ヴィレッジ』では一人称視点(FPS)でのカメラ方式となっている。なお、『2』のリメイクである『RE:2』と、『3』のリメイクにあたる『RE:3』では、再び『4』や『5』のようなTPS方式が取り入れられており、作品によっては操作方式が変更されることもある。また、フルモデルチェンジされる以前に発売されたPSPで『バイオハザード ポータブル(仮称)』が発売される予定であった[5]が打ち切りになった[注 3]。
日本国外における多くの国では『RESIDENT EVIL(レジデント イービル)』という意味のタイトルになっている。これはすでに、『BIOHAZARD』という名称が日本国外において商標登録されていた理由による。
中国語版では、香港と中国大陸の場合は『バイオハザード』を中訳した『生化危機』、台湾(中華民国)では『Resident Evil』を中訳した『悪霊古堡』となっている。
『7』のタイトルにおいて日本版では『バイオハザード7 レジデント イービル』であるが、海外版は『レジデント イービル7 バイオハザード』とメインタイトルとサブタイトルが反対になっている[12]。
『3』においては、サブタイトルが日本版においては『バイオハザード3 ラストエスケープ』であるが、海外版は『レジデント イービル3 ネメシス』と意味合いが異なっている。なお、リメイク版においてはサブタイトルが廃止された[13]。ネメシスとはゲーム内のボスである。
日本国外(特に北米)では難易度の高いゲームが好まれるため、内容面においては、下記のような変更が行われている。
その他、各海外版について。
【各ハード略字】※発売日は国内版のもの。
PS=PlayStation、PS2=PlayStation 2、PS3=PlayStation 3、PS4=PlayStation 4、PS5=PlayStation 5、PSP=PlayStation Portable、PS Vita=PlayStation Vita、GA=ゲームアーカイブス、SS=セガサターン、DC=ドリームキャスト、N64=NINTENDO64、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Wii=Wii、Wii U=Wii U、GBC=ゲームボーイカラー、DS=ニンテンドーDS、3DS=ニンテンドー3DS、Switch=Nintendo Switch、X360=Xbox 360、XOne=Xbox One、XSX/S=Xbox Series X/S、PC=パソコン、doc=iアプリ、au=EZアプリ、SB=Vアプリ(または現在のS!アプリ)、iOS=iOS (アップル)(iPhone、iPod touch、iPad)、AC=アーケード
また、バージョン別タイトル欄に記載されていないが、コレクターズ版や廉価版が存在するタイトルもある。
タイトル | バージョン別タイトル | 発売日・配信開始日 |
---|---|---|
バイオハザード | 『バイオハザード』(PS) | 1996年3月22日 |
『バイオハザード』(SS) | 1997年7月25日 | |
『バイオハザード』(PC) | 1997年9月14日 | |
『バイオハザード ディレクターズカット』(PS) | 1997年9月25日 2006年11月22日(GA) | |
『バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックver.』(PS) | 1998年8月6日 | |
『バイオハザード デッドリーサイレンス』(DS)【PS版を元にした作品】 | 2006年1月19日 | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月22日 | |
バイオハザード【リメイク版】 | 『バイオハザード』(GC) | 2002年3月22日 |
『バイオハザード コレクターズ ボックス』[注 5](GC) | 2003年8月7日 | |
『バイオハザード オペレーション』(doc、au) | 2007年5月24日 | |
『バイオハザードアーカイブス: バイオハザード』(Wii) | 2008年12月25日 | |
『バイオハザード HD リマスター』(PS3、X360) | 2014年11月27日 | |
『バイオハザード HDリマスター コレクターズ・パッケージ』(PS3) | 2014年11月27日 | |
『バイオハザード HD リマスター』(PS4、XOne、PC) | 2015年1月20日 | |
『バイオハザード オリジンズコレクション』[注 6](PS4、XOne) | 2016年1月21日 | |
『バイオハザード バリューパック』[注 7](PS4) | 2016年9月29日 | |
『バイオハザード HD リマスター』(Switch) | 2019年5月23日 | |
『バイオハザード オリジンズコレクション』[注 6](Switch) | 2019年5月23日 | |
バイオハザード2 | 『バイオハザード2』(PS) | 1998年1月29日 2007年12月26日(GA) |
『バイオハザード2 デュアルショックver.』(PS) | 1998年8月6日 | |
『バイオハザード2』(PC) | 1999年2月19日 | |
『バイオハザード2 Value Plus』(DC) | 1999年12月22日 | |
『バイオハザード2』(N64) | 2000年1月28日 | |
『バイオハザード2』(GC) | 2003年1月23日 | |
『バイオハザード コレクターズ ボックス』[注 5](GC) | 2003年8月7日 | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月22日 | |
バイオハザード RE:2[注 8] | 『バイオハザード RE:2』(PS4、XOne、PC) | 2019年1月25日 |
『バイオハザード RE:2 Z Version』(PS4、XOne、PC) | 2019年1月25日 | |
『ラクーンシティ エディション』[注 9](PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 | |
『ラクーンシティ エディション Z Version』[注 10](PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 | |
『バイオハザード RE:2』(PS5、XSX/S) | 2022年6月14日 | |
『バイオハザード RE:2 Z Version』(PS5、XSX/S) | 2022年6月14日 | |
『バイオハザード RE:2 CLOUD』(Switch) | 2022年11月11日 | |
『バイオハザード RE:2 CLOUD Z Version』(Switch) | 2022年11月11日 | |
バイオハザード3 LAST ESCAPE | 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(PS) | 1999年9月22日 2008年12月24日(GA) |
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(PC) | 2000年6月16日 | |
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(DC) | 2000年11月16日 | |
『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(GC) | 2003年1月23日 | |
『バイオハザード コレクターズ ボックス』[注 5](GC) | 2003年8月7日 | |
『バイオハザード -THE STORIES-』(doc) | 2004年8月2日 | |
『バイオハザード THE MISSIONS』(au、SB) | 2004年12月1日 | |
『バイオハザード the episodes』(doc) | 2007年7月2日 | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月22日 | |
バイオハザード RE:3[注 11] | 『バイオハザード RE:3』(PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 |
『バイオハザード RE:3 Z Version』(PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 | |
『ラクーンシティ エディション』[注 9](PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 | |
『ラクーンシティ エディション Z Version』[注 10](PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 | |
『バイオハザード RE:3』(PS5、XSX/S) | 2022年6月14日 | |
『バイオハザード RE:3 Z Version』(PS5、XSX/S) | 2022年6月14日 | |
『バイオハザード RE:3 CLOUD』(Switch) | 2022年11月18日 | |
『バイオハザード RE:3 CLOUD Z Version』(Switch) | 2022年11月18日 | |
バイオハザード CODE:Veronica | 『バイオハザード CODE:Veronica』(DC) | 2000年2月3日 |
『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』(DC、PS2) | 2001年3月22日 2012年7月25日(GA) | |
『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』(GC) | 2003年8月7日 | |
『バイオハザード コレクターズ ボックス』[注 5](GC) | 2003年8月7日 | |
『バイオハザード CODE:Veronica 完全版 プレミアムパック』(PS2) | 2006年8月24日 | |
『バイオハザード リバイバルセレクション』[注 12](PS3、X360) | 2011年9月8日 2012年3月13日(単体DL版) | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月13日 | |
バイオハザード0 | 『バイオハザード0』(GC) | 2002年11月21日 |
『バイオハザード コレクターズ ボックス』[注 5](GC) | 2003年8月7日 | |
『バイオハザードアーカイブス: バイオハザード0』(Wii) | 2008年7月10日 | |
『バイオハザード0 HD リマスター』(PS3、X360、PS4、XOne、PC) | 2016年1月21日 | |
『バイオハザード オリジンズコレクション』[注 6](PS4、XOne) | 2016年1月21日 | |
『バイオハザード バリューパック』[注 7](PS4) | 2016年9月29日 | |
『バイオハザード0 HD リマスター』(Switch) | 2019年5月23日 | |
『バイオハザード オリジンズコレクション』[注 6](Switch) | 2019年5月23日 | |
バイオハザード4 | 『バイオハザード4』(GC) | 2005年1月27日 |
『バイオハザード4』(PS2) | 2005年12月1日 | |
『バイオハザード4 Wii edition』(Wii) | 2007年5月31日 | |
『バイオハザード4』/『バイオハザード4 究極HD』(PC) | 2007年6月7日 / 2014年2月27日(『究極HD』) | |
『バイオハザード4 モバイルエディション』(au) | 2008年2月1日 | |
『バイオハザード4 モバイルエディション(完全版)』(iOS) | 2009年7月28日 | |
『バイオハザード リバイバルセレクション』[注 12](PS3、X360) | 2011年9月8日 | |
『バイオハザード5 オルタナティブ エディション バイオハザード リバイバルセレクション ツインパック』[注 13](PS3) | 2012年3月15日 | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月22日 | |
『バイオハザード トリプルパック』[注 14](PS3) | 2015年4月2日 | |
『バイオハザード4』(PS4、XOne) | 2016年8月30日 | |
『バイオハザード バリューパック』[注 7](PS4) | 2016年9月29日 | |
『バイオハザード4』(Switch) | 2019年5月23日 | |
『バイオハザード トリプル パック』[注 15](Switch) | 2019年10月31日 | |
バイオハザード RE:4[注 16] | 『バイオハザード RE:4』(PS5、PS4、XSX/S、PC) | 2023年3月24日 |
『バイオハザードRE:4』(iPhone 15 Pro、iPad、Mac) | 2023年12月20日 | |
バイオハザード5 | 『バイオハザード5』(PS3、X360) | 2009年3月5日 |
『バイオハザード5』(PC) | 2009年9月17日 | |
『バイオハザード5 オルタナティブエディション』(PS3) | 2010年2月18日 | |
『バイオハザード5 オルタナティブ エディション バイオハザード リバイバルセレクション ツインパック』[注 13](PS3) | 2012年3月15日 | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月22日 | |
『バイオハザード トリプルパック』[注 14](PS3) | 2015年4月2日 | |
『バイオハザード5』(PS4、XOne) | 2016年6月28日 | |
『バイオハザード バリューパック』[注 7](PS4) | 2016年9月29日 | |
『バイオハザード5』(Switch) | 2019年10月31日 | |
『バイオハザード トリプル パック』[注 15](Switch) | 2019年10月31日 | |
バイオハザード6 | 『バイオハザード6』(PS3、X360) | 2012年10月4日 |
『バイオハザード6』(PC) | 2013年3月22日 | |
『バイオハザード アニバーサリー パッケージ』[注 4](PS3) | 2013年3月22日 | |
『バイオハザード トリプルパック』[注 14](PS3) | 2015年4月2日 | |
『バイオハザード6』(PS4、XOne) | 2016年3月29日 | |
『バイオハザード バリューパック』[注 7](PS4) | 2016年9月29日 | |
『バイオハザード6』(Switch) | 2019年10月31日 | |
『バイオハザード トリプル パック』[注 15](Switch) | 2019年10月31日 | |
バイオハザード7 レジデント イービル | 『バイオハザード7 ティザー 〜ビギニングアワー〜』(PS4) | 2016年6月14日 |
『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS4、XOne、PC) | 2017年1月26日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer.』(PS4、XOne、PC) | 2017年1月26日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』(PS4、XOne、PC) | 2017年12月14日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション グロテスクVer.』(PS4、XOne、PC) | 2017年12月14日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル クラウドバージョン』(Switch) | 2018年5月24日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル』(PS5、XSX/S) | 2022年6月14日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer.』(PS5、XSX/S) | 2022年6月14日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル CLOUD』(Switch) | 2022年12月16日 | |
『バイオハザード7 レジデント イービル CLOUD Z Version』(Switch) | 2022年12月16日 | |
バイオハザード ヴィレッジ[注 17] | 『バイオハザード ヴィレッジ』(PS4、XOne、PS5、XSX/S、PC) | 2021年5月8日 |
『バイオハザード ヴィレッジ Z Version』(PS4、XOne、PS5、XSX/S、PC) | 2021年5月8日 | |
『バイオハザード ヴィレッジ CLOUD』(Switch) | 2022年10月28日 | |
『バイオハザード ヴィレッジ CLOUD Z Version』(Switch) | 2022年10月28日 |
タイトル | バージョン別タイトル | 発売日・配信開始日 |
---|---|---|
バイオハザード リベレーションズ | 『バイオハザード リベレーションズ』(3DS) | 2012年1月26日 |
『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』(PS3、X360、Wii U、PC) | 2013年5月23日 | |
『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』(PS4、XOne) | 2017年8月31日 | |
『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』(Switch) | 2017年11月30日 | |
『バイオハザード リベレーションズ コレクション』[注 18](Switch) | 2017年11月30日 | |
バイオハザード リベレーションズ2 | 『バイオハザード リベレーションズ2』(PS3、X360、PS4、XOne、PC) | 2015年3月19日 |
『バイオハザード リベレーションズ2』(PS Vita) | 2015年9月17日 | |
『バイオハザード リベレーションズ2』(Switch) | 2017年11月30日 | |
『バイオハザード リベレーションズ コレクション』[注 18](Switch) | 2017年11月30日 | |
注:『ガンサバイバー3』は、異なるゲーム『ディノクライシス』シリーズを題材にしており、バイオハザードシリーズには含まれない。
区分 | タイトル | 発売日・配信開始日 |
---|---|---|
ガンサバイバーシリーズ | 『バイオハザード ガンサバイバー』(PS) | 2000年1月27日 |
『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』(AC) | 2001年7月5日 | |
『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』(PS2) | 2001年11月8日 | |
『ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE』(PS2) | 2003年2月13日 | |
アウトブレイクシリーズ | 『バイオハザード アウトブレイク』(PS2) | 2003年12月11日 |
『バイオハザード アウトブレイク FILE2』(PS2) | 2004年9月9日 | |
クロニクルズシリーズ | 『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』(Wii) | 2007年11月15日 |
『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』(Wii) | 2010年1月14日 | |
『バイオハザード クロニクルズ HDセレクション』[注 19](PS3) | 2012年6月28日 | |
その他、単発ゲーム (ゲーム機、PC) | 『バイオハザード GAIDEN』(GBC) | 2002年3月29日 |
『バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D』(3DS) | 2011年6月2日 | |
『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』(PS3、X360、PC) | 2012年4月26日 | |
『バイオハザード アンブレラコア』(PS4、PC) | 2016年6月23日 | |
『バイオハザード レジスタンス』[注 20](PS4、XOne、PC) | 2020年4月3日 | |
『バイオハザード RE:バース』(PS4、PS5、XOne、XSX/S、PC) | 2022年10月28日 | |
その他、単発ゲーム (携帯アプリ) | 『BIOHAZARD i SURVIVOR』(doc) | 2001年6月4日 |
『バイオハザード ゾンビバスター』(doc、au、SB) | 2001年7月4日 | |
『バイオハザード ゾンビシューター』(doc) | 2002年2月5日 | |
『バイオハザード A.T.N Assaulte The Nightmare』(doc、SB) | 2002年7月1日 | |
『バイオハザード confidential report』(doc) | 2005年2月7日 | |
『バイオハザード ディジェネレーション』(au、iOS) | 2009年1月22日 | |
『バイオハザード サバイバルドア』(doc、au、SB) | 2010年7月1日 | |
『バイオハザード マーセナリーズ VS』(iOS) | 2011年4月10日 | |
『バイオハザード アウトブレイク サバイヴ』[注 21](doc、au、SB、iOS、Android) | 2011年6月20日 | |
『みんなと バイオハザード クランマスター』(doc、au、SB、iOS、Android) | 2012年10月9日 | |
『みんなと バイオハザード チームサバイヴ』(doc、au、SB、iOS、Android) | 2013年7月30日 | |
日付
(作品内の日付) |
タイトル | 備考 |
---|---|---|
1998年7月23日 | バイオハザード0 | |
1998年7月24日 | バイオハザード | |
1998年9月28日 | バイオハザード3 LAST ESCAPE(バイオハザード RE:3)
バイオハザード アウトブレイク |
『RE:3』は『3』のリメイク版 |
1998年9月29日 | バイオハザード2(バイオハザード RE:2) バイオハザード3 LAST ESCAPE(バイオハザード RE:3) バイオハザード アウトブレイク |
『RE:2』は『2』のリメイク版 |
1998年9月30日〜10月1日 | バイオハザード3 LAST ESCAPE(バイオハザード RE:3) | |
1998年11月 | バイオハザード ガンサバイバー | |
1998年12月 | バイオハザード CODE:Veronica | |
2002年 | バイオハザード ダークサイドクロニクルズ "オペレーション・ハヴィエ" | |
2002年9月 | ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE | |
2003年2月 | バイオハザード アンブレラクロニクルズ "アンブレラ終焉" | |
2004年秋 | バイオハザード4(バイオハザード RE:4) | 『RE:4』は『4』のリメイク版 |
2005年 | バイオハザード ディジェネレーション バイオハザード リベレーションズ | 『ディジェネレーション』はCG映画作品 |
2006年 | バイオハザード: インフィニット ダークネス | CG連続ドラマ作品 (劇場ではなく、全4話形式のネット配信にて公開 / 総時間は映画1本分に相当) |
2006年8月 | バイオハザード5 Alternative Edition "LOST IN NIGHTMARES" | |
2009年3月 | バイオハザード5
バイオハザード5 Alternative Edition |
|
2011年 | バイオハザード ダムネーション バイオハザード リベレーションズ 2 | 『ダムネーション』はCG映画作品 |
2012年 | バイオハザード〜マルハワデザイア〜 | 漫画作品 |
2012年12月24日〜25日 2013年6月27日 2013年6月29日 2013年6月30日〜7月1日 | バイオハザード6 | |
2014年 | バイオハザード: ヴェンデッタ
バイオハザード ヘヴンリーアイランド |
『: ヴェンデッタ』はCG映画作品
『ヘヴンリーアイランド』は漫画作品 |
2014年10月 | バイオハザード7 レジデント イービル "DAUGHTERS" | DLC |
2015年 | バイオハザード: デスアイランド | 『デスアイランド』はCG映画作品 |
2016年1月1日〜12月31日 | バイオハザード アンブレラコア | マルチプレイのみ正史扱い |
2017年6月 | バイオハザード7 レジデント イービル 発禁フッテージ | DLC「発禁フッテージ」内のクランシーの物語のみ |
2017年7月19日以前 | バイオハザード7 ティザー ビギニングアワー | 体験版(無料) |
2017年7月19日〜20日 | バイオハザード7 レジデント イービル | |
2017年7月20日〜21日 | バイオハザード7 レジデント イービル "Not A Hero" | DLC |
2017年7月21日以降 | バイオハザード7 レジデント イービル "End of Zoe" | DLC『Not A Hero』の数週間後 |
2021年2月9日以前 | バイオハザード ヴィレッジ
"MAIDEN" |
体験版(無料) |
2021年2月9日〜10日 | バイオハザード ヴィレッジ |
※CG映画版、漫画版などの他メディア派生作品群も同一世界の物語として描かれている。
『1』から『3』までや『0』などの初期作品では、ウィルスやB.O.W.などの生物兵器の存在がアンブレラ社やアメリカ合衆国政府によって世間から隠蔽されているという現実的な描写がなされており、「流出した機密がもたらした災害に望まずして巻き込まれた人々の決死のサバイバル」という筋立てが主軸となっている。
『4』以降の作品では、アンブレラ社の崩壊により流出したB.O.W.やウィルス、それらに相当する生物を使ったテロが頻発するようになり、BSAAなどの国連機関やテラセイブなどの民間ボランティア組織がそれらの被害に対処しているなど、B.O.W.やウィルス兵器の存在が世界規模で一般人にも大々的に認知され、「人々が団結してバイオテロに立ち向かう」という独自の世界観に遷移している。
さらに、シリーズ中でたびたび発生するバイオハザードの元凶も『0』までは一貫してt-ウィルスであったが、『4』以降はプラーガやウロボロス、t-Abyss、C-ウィルスといった、t-ウィルスとはまったく別のウィルスや生物が元凶となることが多くなり、ゲームの主軸であるバイオハザード自体も人為的に引き起こされるバイオテロの一種として扱われることが定番となっている。
また、作中で起こるバイオハザードの規模も、『0』や『1』では、洋館や、研究所、養成所、などの閉鎖空間で発生するなど一部を除いて限定された場所で引き起こされていたが、『2』以降はその要因となるt-ウィルスが外部に漏洩し、都市全体でバイオハザードが発生するなど、開放的かつ大規模な範囲で引き起こされる流れに変化していった。その規模もシリーズを追う毎に大きくなっていき、『ダークサイド・クロニクルズ』で描かれた南米のとある地域で発生したバイオハザードや、『アンブレラ・クロニクルズ』で描かれたアンブレラが崩壊する経緯を経た『4』や『RV』以降では、元凶となるウィルスや生物の変化をさせながら、アメリカだけに留まらず、世界各地でバイオハザードが引き起こされるようになっていく。『6』においては、東欧を端緒とするバイオハザードが、アメリカ、中国でほぼ同時に起きるほどの規模の大きさを見せながら話が展開していたが、『7』『8』では再び限定された範囲でのバイオハザードが主流となっている。
タイトル | 公開日 | BD/DVD発売元 |
---|---|---|
Biohazard 4D-Executer | 2000年10月27日 | 未発売 東京国際ファンタスティック映画祭2000にて上映 |
バイオハザード ディジェネレーション | 2008年10月18日 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
バイオハザード ダムネーション | 2012年10月27日 | |
バイオハザード: ヴェンデッタ[15] | 2017年5月27日[16] | |
バイオハザード: インフィニット ダークネス[注 22] | 2021年7月8日 | |
バイオハザード: デスアイランド | 2023年7月7日[18] |
いずれもアメリカ映画で、旧作は続編もののシリーズ作品。
タイトル | 日本公開日 | BD/DVD日本発売元 |
---|---|---|
バイオハザード | 2002年8月31日 | アミューズソフトエンタテインメント / ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
バイオハザードII アポカリプス | 2004年9月11日 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
バイオハザードIII | 2007年11月3日 | |
バイオハザードIV アフターライフ | 2010年9月10日 | |
バイオハザードV リトリビューション | 2012年9月14日 | |
バイオハザード: ザ・ファイナル | 2016年12月23日 |
タイトル | 日本公開日 |
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バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ | 2022年1月28日 |
Netflixオリジナルとして、各60分の全8話構成の実写テレビドラマシリーズが決定している[19]。製作は実写映画版を手がけたコンスタンティン・フィルムが引き続き担当するが、原作や過去の派生作品群とは異なる世界観や登場人物のもと、2つの時間軸で物語が描かれる[20][21]。
書籍名 | 著者(翻訳者) | 出版社(レーベル) | 発売日 | ISBN |
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BIO HAZARD THE BEGINNING | 有賀博之 | カプコン | 1997年7月25日 | SS版『バイオハザード』初回特典[注 23] |
バイオハザード 北海の妖獣 | 朝倉究 | 集英社 (JUMP j-BOOKS) | 1998年1月29日 | 978-4-08-703067-9 |
BIOHAZARD to the Liberty | 木村睡蓮 | メディアワークス (電撃文庫) | 2002年3月25日 | 978-4-8402-2093-4 |
BIOHAZARD ローズ・ブランク | 愛沢匡 | 978-4-8402-2080-4 | ||
バイオハザード1 アンブレラの陰謀 | S・D・ペリー (風間賢二 1〜3) (野下祥子 4〜6) | 中央公論新社 (C★NOVELS) | 2004年7月25日 | 978-4-1250-0862-2 |
バイオハザード2 悪夢の洞窟 | 2004年9月25日 | 978-4-1250-0873-8 | ||
バイオハザード3 死者の街 | 2005年1月25日 | 978-4-1250-0885-1 | ||
バイオハザード4 地下世界 | 2005年5月25日 | 978-4-1250-0898-1 | ||
バイオハザード5 追跡者ネメシス | 2005年9月25日 | 978-4-1250-0917-9 | ||
バイオハザード6 CODE:Veronica | 2006年1月25日 | 978-4-1250-0927-8 | ||
バイオハザード | 牧野修 | 角川書店 (角川ホラー文庫) | 2002年7月24日 | 978-4-04-352204-0 |
バイオハザードII アポカリプス | キース・R. A.デカンディード (富永和子) | 2004年8月25日 | 978-4-04-294301-3 | |
バイオハザードIII | 2007年10月25日 | 978-4-04-294302-0 | ||
バイオハザードアンブレラ・クロニクルズ (SIDE A) | 牧野修 | 2007年12月22日 | 978-4-04-352211-8 | |
バイオハザードアンブレラ・クロニクルズ (SIDE B) | 2008年1月25日 | 978-4-04-352212-5 | ||
バイオハザード ヴェンデッタ | 深見真 | 2017年5月25日 | 978-4041056189 |
2015年10月22日から同年11月1日まで『BIOHAZARD THE STAGE』のタイトルで、EX THEATER ROPPONGIで上演された。脚本・演出はヨリコ・ジュン、主演は矢崎広[22]。
本作は『5』と『6』の間で、西暦2010年8月の話を描いたストーリーとなっている[23]。2016年2月にはDVDが公式サイト限定で発売された。
2016年9月30日から11月26日まで『ミュージカル バイオハザード 〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』のタイトルで赤坂ACTシアターと梅田芸術劇場メインホールで上演。脚本・演出はG2、主演は柚希礼音[25]。この作品を収録したDVD版が発売されている[26]。
『BIOHAZARD THE Experience』(バイオハザード ジ エクスペリエンス)のタイトルで、2017年2月10日から26日にまで東京・Zeppブルーシアター六本木、3月4日から5日まで新神戸オリエンタル劇場で上演[28]。主演は横浜流星[29]、ヒロインは篠田麻里子が務める[30]。気配・音・風などを本当に感じる体感型ステージになる[31]。
※実写映画版のみ記載
キャラクター | 映画 | |||||||
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バイオハザード (2002) |
バイオハザードII アポカリプス (2004) |
バイオハザードIII (2007) |
バイオハザードIV アフターライフ (2010) |
バイオハザードV リトリビューション (2012) |
バイオハザード: ザ・ファイナル (2017) |
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アリス・アバーナシー | ミラ・ジョヴォヴィッチ | |||||||
レッド・クイーン | ミカエラ・ディッカー | ミーガン・シャルパンティエ | エヴァー・アンダーソン | |||||
マット・アディソン | エリック・メビウス | |||||||
リサ・アディソン | ハイケ・マカチュ | |||||||
ジェームス・P・シェイド | コリン・サーモン | コリン・サーモン | ||||||
レイン・オカンポ | ミシェル・ロドリゲス | ミシェル・ロドリゲス | ||||||
チャド・カプラン | マーティン・クルーズ | |||||||
ジル・バレンタイン | シエンナ・ギロリー | シエンナ・ギロリー | ハナ・ジョン=カーメン | |||||
カルロス・オリヴェイラ | オデッド・フェール | オデッド・フェール | ||||||
アンジェラ・アシュフォード | ソフィー・ヴァヴァサー | |||||||
ロイド・J・ウェルズ | マイク・エップス | |||||||
ニコライ・ジノビエフ | ザック・ウォード | |||||||
サミュエル・アイザックス / アレクサンダー・ローランド・アイザックス | イアン・グレン | イアン・グレン | ||||||
クレア・レッドフィールド | アリ・ラーター | アリ・ラーター | カヤ・スコデラリオ | |||||
Kマート | スペンサー・ロック | |||||||
アルバート・ウェスカー | ジェイソン・オマラ | ショーン・ロバーツ | トム・ホッパー | |||||
ルーサー・ウェスト | ボリス・コジョー | |||||||
クリス・レッドフィールド | ウェントワース・ミラー | ロビー・アメル | ||||||
エイダ・ウォン | リー・ビンビン | リリー・ガオ | ||||||
レオン・S・ケネディ | ヨハン・アーブ | アヴァン・ジョーギア | ||||||
バリー・バートン | ケヴィン・デュランド | |||||||
ジェームズ・マーカス | マーク・シンプソン | |||||||
ウィリアム・バーキン | ジェイソン・アイザックス | ニール・マクドノー | ||||||
ブライアン・アイアンズ | ドナル・ローグ | |||||||
シェリー・バーキン | ボリー・デ・バロス | |||||||
作品名 | 監督 | 脚本家 | プロデューサー |
---|---|---|---|
バイオハザード | ポール・W・S・アンダーソン | ポール・W・S・アンダーソン | ポール・W・S・アンダーソン ジェレミー・ボルト ベルント・アイヒンガー |
バイオハザードII アポカリプス | アレクサンダー・ウィルケイ | ジェレミー・ボルト ドン・カーモディ | |
バイオハザードIII | ラッセル・マルケイ | ポール・W・S・アンダーソン ベルント・アイヒンガー サミュエル・ハディダ ロバート・クルツァー ジェレミー・ボルト | |
バイオハザードIV アフターライフ | ポール・W・S・アンダーソン | ポール・W・S・アンダーソン ジェレミー・ボルト ドン・カーモディ ベルント・アイヒンガー サミュエル・ハディダ ロバート・クルツァー | |
バイオハザードV リトリビューション | ポール・W・S・アンダーソン ジェレミー・ボルト ドン・カーモディ | ||
バイオハザード: ザ・ファイナル | ポール・W・S・アンダーソン ジェレミー・ボルト ロバート・クルツァー サミュエル・ハディダ | ||
バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ | ヨハネス・ロバーツ | ヨハネス・ロバーツ | ロバート・クルツァー ジェームズ・ハリス ハートリー・ゴーレンスタイン |
本項では、シリーズに頻出している敵クリーチャーを紹介している。記載されていないクリーチャーについては、各作品別の記事を参照。
本項では、2作品以上登場しているものについて紹介している。特に記述の無いものは、全作品に登場。
ゲーム中で入手できる書物。日記や手紙、手帳、報告書、メールなど、様々な書類の形式でマップに置かれている。
内容はマップの仕掛けや敵クリーチャーの情報、ストーリーの背景、書いたキャラクターの変化などが書かれており、ゲームを攻略する上で重要なヒントになる。
『1』で入手できる「飼育係の日誌」は、T-ウィルスに感染した人間がゾンビになり果てるまでの経過が巧みに表現されたもの。このファイルの最後に記された「かゆい、うま」という文章は、『ブレス オブ ファイア』シリーズなど同社作品でも小ネタとして用いられたほか、2009年にgooの「よく見かけるけど意味がわからないインターネット用語ランキング」で第1位となった[51]。また、他社作品にも影響を及ぼしており、スクウェア・エニックスのDSソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト』ではこのネタを借用したとうかがえるシーンがある。
『3』では、特定の順番でファイルを入手するか全ファイルを入手した後、順番通りにファイルを見ていくと、最後のファイルが「ジルの日記」に変化する。
シリーズ初期において物語の中心となる、アメリカ中西部の架空の工業都市。
"Special Tactics And Rescue Service"の略。ラクーン市警察が保有する特殊部隊。各分野のエキスパートから構成されている。主人公のジル、クリスなどが所属していた。
"Raccoon Police Department"の略。ラクーン市警。ラクーンシティの警察機関で、街の規模に合わせて十分な数の警官を確保し、常時勤務させている。バイオハザード大発生時においては、宿直の警官から非番の警官まで総動員し、対応に追われていたが、署内に残っていた警官のほとんどは署長ブライアン・アイアンズの策略で脱出できず、無意味な死を遂げることとなる。
同市警察の特殊部隊『S.T.A.R.S.』は、『0』『1』のアークレイ山中事件にてメンバーの大半が殉職し、機能停止となってしまっていた。その代わりとして、急遽R.P.D.選抜警官隊が創設された。同部隊はS.T.A.R.S.に代わり、ラクーン市警のSWATとして機能するはずであった。そのため、S.T.A.R.S.ほどではないが隊員たちは厳しい選考課程を突破した、優秀なラクーン市警の選抜警官である。主な武装はベネリM3、H&K MP5A5。
災害が発生した当初は、署内で同部隊が大いに活躍すると期待されていたが、ゾンビの数は市警の予測を遥かに上回っていたため、出動後に間もなく壊滅する様子が『3』のオープニングにて描かれている。
国際規模で事業展開している1968年創設の巨大製薬企業。秘密裏に生体兵器の研究開発・販売を行なっていた。『赤と白の傘』の社章が特徴。ラクーンシティの事件後、主人公達の活躍とアメリカ合衆国連邦政府による業務停止命令によって株価が暴落し壊滅したが、2007年に会社更生法の適用により対バイオテロ専門の民間軍事会社として再建され、社章も『青と白の傘』に変更された[52]。
Bioterrorism Security Assessment Allianceの略。「アンブレラ社の瓦解によって拡散した生体兵器が世界中で悪用される」という事態に直面した製薬会社の組合「製薬企業連盟」が国際世論からの責任追及を危惧し、共同で資金を拠出して2003年から2004年にかけて結成されたバイオテロ対策部隊。
設立当初は民間の一団体に過ぎず、各国の警察や軍隊がバイオテロに関する事案を扱う際にオブザーバーとして関わる程度で、先に設立されていた同じく対バイオテロ組織「FBC」の補助的な存在でしかなかったが、2005年にクイーン・ゼノビア事件をきっかけとしてFBCが解散し大部分がBSAAに吸収されたことに加え、これまで以上にバイオテロの脅威が増していく中で補助的な役割ではすぐに限界が来ることは見えていた。そこで直接的にバイオテロに対処するための即応性のある実動部隊を編成することが求められ、一民間組織から国際連合管轄下の公的組織として再編されるに至った。場所や国を問わず迅速に活動できるように、バイオテロや関連する事件が起きた際は当事国がBSAAに対して無制限の活動権限を与えることを大半の国連加盟国(一部の国は条件付きではあるものの)が承認し、世界規模で迅速かつ大規模な活動が可能となった。
欧州に本部を構え、世界各地に支部(北米・南米・極東・中東・東部アフリカ・西部アフリカ・オセアニア)を持ち、バイオテロの情報収集・予防・制圧を行なっている。予想外の事態によって派遣部隊が危機的状況に陥ったり全滅したりしても、撤退を命令するのではなく増員を送るなど、隊員の人命よりも作戦の完遂を優先する傾向が強く、作中でもそのように描かれている。
BSAAの隊員には大きく分けて2種類存在している。
1つはSOU(Special Operations Unit)と呼ばれる特殊活動部隊であり、各国の軍隊・警察・特殊部隊・諜報機関などの経験者たちで構成される実戦部隊(アルファ・チーム、デルタ・チームなどの複数のチームが存在する)。一個チーム12名編成で構成され、B.O.Wや変異体などの駆除を任務としている。それゆえに殉職率の高い危険な仕事であり、遺体も原形を留めない場合が多い。『5』ではダン・デチャント、ジョッシュ・ストーンが、『6』ではエージェントから実働部隊に異動したクリス・レッドフィールド、『HI』では欧州本部に所属しているパーカー・ルチアーニが相当する。
もう1つはSOA(Special Operations Agent)と呼ばれる隊員であり、SOUのバックアップを行うほか、テロ組織やブラックマーケットおよびその売人の調査などの情報収集活動を行う、通称「エージェント」。先の実戦部隊とは違い、主に1-2名の極少数での捜査、諜報活動を任務とする。『5』では、クリスとシェバ・アローマが2人のみでブラヴォーチームとして活躍している。『マルハワデザイア』(以降『MD』)では、単独でメラ・ビジが活躍している。
エージェントには各種の技術や戦闘能力だけでなく、心理的適性も大きく考慮されて抜擢される。また、SOUと違って単独行動が多いために技量がSOUより高く見られることもあるが、前述通り心理的適性が大きく考慮される形が多いことから、実際の戦闘能力面はSOUの方が高いことも少なくない。また、極少数での活動ゆえ、多数の敵に襲撃されるとピンチに陥ることもしばしばある。『5』では、クリス、ジル・バレンタイン、シェバ、レイナード・フィッシャーなどが、『MD』ではメラが相当する。
さらに、特に優秀なエージェントはレベル10の行動権が認められており、支部を越えた捜査や作戦の参加などが認められるようにもなっている。作中では、クリスが該当する。
『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』でクリスとジルが所属した対バイオハザード私設部隊が前身になっており、クリスやジルなどBSAAの創設メンバー11人は、「オリジナル・イレブン」と呼ばれる。国連の公的組織になった後も製薬企業連盟から批判逃れと宣伝目的で多額の出資を受けているため、製薬企業連盟が未だに大きな権限を持っている。
世界各地に展開する国際的な組織という側面から、隊員の装備品はS&W M29、コルト・パイソン、M1911、グロック17、ベレッタM92F、ベレッタM93R、ベネリM3、M4A1、SCAR、ACR、SG556、G36、レミントンM700、H&K PSG1、M24E1 ESRやRDI ストライカー12、M134、RPG-7など、様々な国で製造されたものとなっている。
機動戦力として、陸上ではハンヴィー、VAB装甲車(火力支援型)、イヴェコ LMV(『VD』ノベライズ版)、航空機はF-16、UH-1、UH-60、CH-47、V-22を保有している。他にも海上戦力がある。
さらに、『VILLAGE』ではクリスにすら知らせずに人型のB.O.W.を兵士として戦力に用いていたことが明らかとなっている。
クリス率いるBSAAの精鋭部隊。元々BSAA内の特殊部隊であったが、ハウンドウルフ隊を私的に利用した事や、BSAAのコンピューターに無許可でアクセスした事が発覚し、目を付けられたので隊員と共にBSAAを離反、以後はクリスの私兵として活動しているのか新生アンブレラの部隊として行動しているのかは不明。
プレイヤーの現在の体力や状態を表す。心電図のような形式で表示され(『4』以降のシリーズでは廃止されていたが、『7』から復活している。)、以下のパターンがある。『アウトブレイク』ではこれに加え、ウィルス感染度を示すウィルスゲージが表示される。詳しくは、バイオハザード アウトブレイクを参照。
『3』『4』『5』『6』『VILLAGE』に登場するミニゲーム。
シリーズ共通のやりこみ要素の一つとして、ナイフ以外の武器を使わずにクリアするナイフクリアが挙げられる。このナイフクリアは元々、開発陣の意図していないやりこみ要素の為、後述のHDリマスター版『1』でトロフィーが取れる以外、クリア特典などは特に設けられていない。
この方法を使うと敵撃破の難易度が上がるので、戦闘回避や、倒さねばならないボスをナイフだけで倒せるテクニックが必要になるが、初代の時点で「倒さねばならない敵をナイフだけで全滅させる」ことは不可能である[注 34]ため、実際は一部だけナイフ以外の攻撃を解禁して行う。
『バイオハザード HD リマスター』のトロフィー「ナイフで十分」では「モンスタープラントへの除草剤」、「ネプチューンへの通電」、「プラント42へのV-JOLT」、「スーパータイラントへのロケットランチャー」の場合と操作キャラ以外からの銃撃に限り、ナイフ以外で攻撃が認められている[注 35]。
PlayStation(PS)での初代『バイオハザード』発売以降、様々な機種に移植や関連シリーズの発売がなされてきたバイオハザードであるが、その度に製作者の口から出た発言が波乱を生み続けている。
まず一作目がPSで発売された時、「セガサターン(SS)はポリゴン処理能力が低く、移植が不可能」と発言されたが、結果的にPS版と比べクオリティは著しく劣るもののSSにも移植されている。続いて二作目はPS・SSの両機種で同時発売と謡っていたものの、当時のSSは既にドリームキャスト(DC)への移行が始まっていた。そのためSS版は発売中止とし、後にセガとのプロジェクト(開発協力)として『バイオハザード CODE:Veronica』を製作することになった。また『CODE:Veronica』の発売と同時期に『2』と『3』もPS版に新しい要素を加えてDCで発売された。
『CODE:Veronica』に関しては、当時ゲーム開発部門を統括していた岡本吉起が、発売当時の雑誌のインタビューで他機種に「移植はしない」と発言していた。しかし、セガの家庭用ゲーム機事業の撤退が決まった2001年春に、追加要素を加えた「完全版」がDCとPlayStation 2(PS2)の2機種で同時発売され、実質的にPS2への移植がなされた。DC版はPS2版に比べて定価が1000円安く、隠し要素の出現条件などの仕様が有利に設定されているなどの配慮があった。
これより少し前の話として、『バイオハザード0』は、発表当初はNINTENDO64(N64)でのリリースが予定されていた。これはN64末期に『2』の移植が発売された後に最新作(番外編)としてリリースされるはずであったが、N64からGCへの市場の移行が進められた事もありN64版の開発を中止、日本国内におけるGC用ソフトとして発表された最初のタイトルとなった。また、この時はGCへのシリーズ独占供給計画は発表されていない。
PS2が発売されてしばらくして、『バイオハザード4』は公式にPS2で開発されていることが公表された。そのうち、開発中止となったバージョンの一つが形を変えて、PS2ソフト『デビルメイクライ』として発売された[54]。しかし2001年9月13日、任天堂の新型ゲーム機のニンテンドーゲームキューブ(GC)発売前日にバイオハザードの生みの親である三上真司によって、GCだけに今後のバイオハザードシリーズの新作を独占供給していく事業計画が発表され、PS2向けの『4』は開発中止となった。三上は「ゲーム製作にストイックな任天堂に感銘を受け、決断した」と語っており、この席には任天堂の宮本茂まで招きその決意の強さを示した。しかし、この件で岡本はソニーの久夛良木健に呼び出しを受け、「バイオハザードは作ったのはカプコンだが育てたのはソニーだ」と叱られたという[55]。以降、GCへのバイオハザードのプラットフォーム化の一環として、初代『バイオハザード』が任天堂の技術協力の元、GCでリメイクされ、『2』『3』『CODE:Veronica(完全版)』も移植された。そして完全新作として、『0』『4』を発表した。
また、任天堂への供給を決定した背景として、当時開発チームを集めてアンケートを行った結果、個人的にPS2を所持している者の大多数がゲーム機としてよりDVD再生機として使っていた(ゲームソフトよりDVDを多く所有している)という事実により、PS2への見切りを付けたという裏話もある。
GCでの独占供給以降、売り上げ低下が懸案事項となった同シリーズであるが、三上は「他の機種でバイオハザードの新作が発売されたら腹切りますよ」と、当初の公約の継続を力強く宣言していた。「公約破棄」は移籍発表の時点から囁かれており、実際に『ガンサバイバー4』や『アウトブレイク』がPS2で出される度に公式発表で「正統シリーズはGC独占」と念を押していた(ただし、『アウトブレイク』は「ネットワーク版」としてGC移籍前から発表済み)。しかし、2003年頃からバブル期に行った不動産投資の失敗、大作ソフトが軒並み散々な結果に終わったことからカプコンの業績が悪化し、「GCでは独占するが、次世代機では分からない」といったような弱気な発言が見受けられるようになった。そして2004年の秋、表向きは「より多くの人にプレイする機会を供給したい」という理由ではあったが、GC版『4』が発売されるよりも前にPS2への移植が発表された。このことはGCというハード自体が末期であったことを考慮する必要がある。三上は北米におけるPS2版『4』発売後の2005年11月にカプコンを退社しており、結果的にではあるが宣言通り「腹切り」することになった。2007年4月6日発売の週刊ファミ通4/20号においてWii版『4』が発売されることが告知されたが、その誌面上で5年ぶりに三上が公式の場に現れ、GC版『4』とPS2版『4』を買ったユーザー双方に対し謝罪のコメントを述べた。
以降は、PlayStation 3(PS3)・Xbox 360の2機種向けに『バイオハザード5』、Wii向けに『クロニクルズシリーズ』やGC版の移植作品など、様々なハードにシリーズ作品が供給されるようになり、件の『4』も世代を跨いで多数のハードで発売された。
後年、岡本はGC独占供給と公約破棄など供給媒体の変遷は「カプコンが生き残る術だった」と語っている。当時、大手が次世代ハードを発売する中で、どのハードが勝つかを想定し、PS2、GC、Xboxでそれぞれ3:2:1の予想を立てた。それに基き、カプコンのヒットタイトルをそれぞれのハードに予想数の分だけ振り分けるとし、GCに振り分ける2本のうち1本に選ばれたのがバイオハザードであった。しかし独占供給の結果は想定していたような数字にはならなかったため、売れているハードで売り直すために任天堂に釈明し、公約破棄に至った[55]。
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