英語圏
英語が話される地域 ウィキペディアから
英語圏(えいごけん、英: English-speaking world, Anglosphere)は、公用語や国語に英語が定められている、もしくはそこに住む人々の主に話す言語が英語である国・地域の総称。
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かつてイギリスやアメリカなどの植民地であった地域が、英語圏になっている場合が多い。
英語は、世界80カ国以上で話されている。
概要
国の公用語が英語であることは、国民や地域住民の過半数が英語を第一言語とする、もしくは英語を話す能力を備えていることとは限らない。
例えば、ジンバブエでは国民の大半がショナ語もしくは北ンデベレ語を日常会話に用いる。
世界の英語話者(第一言語として)の3分の2が集中するアメリカ合衆国では、憲法の規定としての公用語は存在していないが、事実上、英語の占める位置が圧倒的に優勢であるため、英語圏とみなされている。
英語が公用語・国語の地位にある国・地域

ヨーロッパ
国と国家連合
王室属領・イギリス自治領
北アメリカ
中央アメリカ
国
アンティグア・バーブーダ
グレナダ
ジャマイカ
セントクリストファー・ネイビス
セントビンセント・グレナディーン
セントルシア
トリニダード・トバゴ
バハマ
バルバドス
ベリーズ(英語が公用語であり、国民のほとんどが英語もしくは英語の現地方言であるベリーズ・クレオール語を話す。また国民の約半数はスペイン語を話す。)
地域
プエルトリコ(アメリカ自治連邦区。英語も公用語だが住民の母語は大多数がスペイン語)
アメリカ領ヴァージン諸島(アメリカ自治領)
アンギラ(イギリス自治領)
イギリス領ヴァージン諸島(イギリス自治領)
ケイマン諸島(イギリス自治領)
タークス・カイコス諸島(イギリス自治領)
モントセラト(イギリス自治領)
南アメリカ
アジア
国
地域
アフリカ
ウガンダ
ガーナ
カメルーン(フランス語と英語が公用語)[4]
ガンビア
ケニア(スワヒリ語と英語が公用語)
ザンビア
シエラレオネ
ジンバブエ
エスワティニ(スワジ語と英語が公用語)
セーシェル(フランス語と英語が公用語)
ソマリランド(公用語は英語とアラビア語。国語はソマリ語)
タンザニア(スワヒリ語が国語。英語が公用語)[5]
ナイジェリア
ナミビア(公用語は英語だが、アフリカーンス語とドイツ語の方が主流)
ボツワナ(公用語は英語。国語はツワナ語)
マラウイ(公用語は英語。国語はチェワ語。他にトゥンブカ語)
南アフリカ共和国(英語、アフリカーンス語、コーサ語、スワティ語、ズールー語、ツォンガ語、ツワナ語、ベンダ語、南ンデベレ語、南ソト語、北ソト語が公用語)
南スーダン
スーダン(英語も公用語だが、アラビア語が主流)
モーリシャス(英語が公用語。ただし、モーリシャス・クレオール語、フランス語の方が優勢)
リベリア
ルワンダ(ルワンダ語、フランス語、英語が公用語)
レソト(英語が公用語。主要言語は南ソト語)
オセアニア
国
オーストラリア
キリバス(キリバス語と英語が公用語)[6]
サモア(サモア語と英語が公用語)[7]
ソロモン諸島(英語が公用語。ピジン英語が共通語)[8]
ツバル(公用語。国語はツバル語)
トンガ(主要言語はトンガ語)
ナウル(公用語はナウル語)
ニュージーランド(国語)(英語とマオリ語が公用語)
バヌアツ(ビスラマ語、英語、フランス語が公用語)[9]
パプアニューギニア(公用語。共通語はピジン英語)
パラオ(パラオ語と英語が公用語。アンガウル州は両言語と日本語が公用語)
フィジー(公用語。主要言語はフィジー語・ヒンドゥスターニー語)
マーシャル諸島(マーシャル語と英語が公用語)
ミクロネシア連邦(公用語。主要言語はコスラエ語・チューク語・ポンペイ語・ヤップ語)
クック諸島(公用語)
ニウエ(ニウエ語と英語が公用語)
地域
大西洋地域
脚注
関連項目
外部リンク
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