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『バイオハザード アウトブレイク』(BIOHAZARD OUTBREAK)は、2003年12月11日にカプコンよりPlayStation 2用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の本編とつながりがある番外編である。2004年にはマイナーチェンジした続編『バイオハザード アウトブレイク ファイル2』が発売された。
ジャンル | サバイバルホラー |
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対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | カプコン第1開発部 |
発売元 | カプコン |
販売元 | カプコン |
プロデューサー |
船水紀孝 須藤克洋 田中剛 |
ディレクター | 佐々木栄一郎 |
音楽 |
柴田徹也 松本晃彦 米田悦子 高野充彦 長谷川憲人 甲田雅人 |
美術 | 今村雄二 |
シリーズ | バイオハザードシリーズ |
人数 | 1-4人 |
発売日 |
PlayStation 2: 2003年12月11日 2004年3月31日 2004年9月17日 |
対象年齢 |
CERO:C(15才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:16+ ACB:MA15+ |
売上本数 | 145万本[1] |
PlayStation 2をインターネット接続することでオンラインゲームとしてもプレイ可能。オンラインモードをプレイするにはKDDIのオンラインゲーム用ネットワークサービス「マルチマッチングBB」の契約が必要となるが、同サービスが2011年6月30日で終了したため、それ以降はオフラインモードでしかプレイできなくなった。
全世界累計売上本数は145万本。
ラクーンシティで『バイオハザード2』や『バイオハザード3 LAST ESCAPE』の主人公たちがアンブレラと戦っている中、生き延びようとあがく一般市民たちの苦悩や葛藤を描いた作品。最終的には戦術ミサイルによりラクーンシティは消滅するが、その当日の数日前から数時間前までが描かれている。
『2』や『3』と同様の時間軸で描かれ、これらの作品に関連したイベントも見られる。プレイヤーは8人の一般市民のうち1人を使い、ラクーンシティからの脱出を目的とする。
ラクーンシティが舞台になるうえ、シリーズ初のオンラインモードが装備されたことから期待されていたが、シリーズでおなじみの隠し要素に関するバグがあり、隠し要素が出現しないようになっていた[注 1]。カプコンはオンラインモードにゲームルールを追加し、それをプレイすることで隠し要素出現のための条件を満たせるようにしている。後述の通り、ゲーム中に一切のチャットができない代わりのアドリブシステム、個性豊かなキャラクターにより常に自分の役割を状況に応じて判断して操作するなど、過去作品にない楽しみ方ができるほか、それらに登場したメインキャラクターやサブキャラクターとのザッピング、ニアミス、『2』や『3』で登場したMAPなどの演出も多く、やり込み要素もシリーズを通して多い。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
本作では多数のシステムを追加している。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
過去のバイオハザードシリーズに登場したマップが多く登場する。また、各ステージには開かなくても物語の進行に支障はないが、攻撃の当たり判定が存在するものの絶対に開かない扉が必ず存在する。舞台の括弧内はそのステージが登場する過去作品。
今作では、能力や最初から持っているアイテム(パーソナルアイテム)などがそれぞれ違った個性豊かな8人のキャラクターが登場する。
操作できるのは以下の8人。傾向として、男性は戦闘能力や体力が高いがウィルス感染速度が速く、女性は体力や戦闘能力は低めだがウィルス感染速度が遅い。
プレイヤーキャラや行動によって、挿入ムービーやエンディングが分岐することがある。また、シナリオとプレイヤーの組み合わせによって、最初からマップ全域を熟知している場合がある。それ以外のものは実際に散策してマップの範囲を広げるか、どこかにあるマップを入手する必要がある。
なお、一部のシナリオではNPCとして登場する場合もあり、選んでいない場合は途中でゾンビと化して襲いかかってくることがある。
ここではゲームに登場するNPC(ノン・プレイヤーキャラ)を紹介する。
ある条件を満たすとNPCを使用してプレイすることが可能。その場合、スペシャルアクションなどの特徴は、基本メンバーの8人のうち誰かと同じであり、ムービーではそのキャラクターになる(体力・ウィルス感染速度・移動速度などは異なる)。ほとんどが最初からなんらかのアイテムを一つ所持している。NPCは十数人ほど存在するがここでは、「シナリオ上の重要人物」「ある程度関わりのある人物」のみについて解説する。
『FILE1』に登場する薬品。ラクーンシティの大学内で極秘裏に研究開発されてきた、「日の光」の名を冠する対T-ウィルス用の特効薬。名前は開発者であるピーターの、「日の光があれば傘(=アンブレラ)は要らない」という皮肉に由来する。薬液の色も名称に相応しく、それ自体が輝きを放つかのような白。これを使用された生物は体内のT-ウィルスが全て死滅し、以降のT-ウィルスによる感染も永続的に防げるため、ウィルスゲージによる死亡もしなくなる。
ハチの毒から生成できる「V-ポイズン」、T-ウィルスに感染した生物の血液「T-ブラッド」、そして何らかの薬品(非常に変質しやすく密閉容器が必要)「P-ベース」。この3つの薬品を入手し、校舎内の実験室にある特殊な製造機へセットすることで生成できる。原料からの生成にはある程度の時間が掛かるものの、オリジナルが1つあれば量産は容易に行える。最大で5個(プレイヤー3人+最終決戦+エンディング分岐用)まで入手できる。
アンプルに詰められた状態なので、アンプルシューターという武器に装填すれば発射できる。これが命中したクリーチャーは体内のT-ウィルスが死滅するため、即死する。
基本的に本作でしか登場せず、後のシリーズでは語られていない。しかし、バイオハザード初の公式漫画作品『バイオハザード〜マルハワデザイア〜』の冒頭に、「『デイライト』が必要だ」という台詞があり、『バイオハザード6』の直前の時点で、T-ウィルスへの有効な対策としてすでに知られていたのがわかる。また、本作はプレイ次第で無数の展開があるが、少なくとも誰かがデイライトを作成し持ち帰ったというのが公式設定のようである。
なお、『FILE2』にもデイライトとは別にアンブレラ製のワクチンが登場するが、こちらは完全にウィルスを死滅させることはできず、デイライトに比べると「抑制」程度の効果しかないとされている。とはいえ、その抑制率は100%に限り無く近く、無効化とほぼ同等の効果が期待できるらしい。
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