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日本のゲームタイトル、『テイルズ オブ』シリーズ第5作目 ウィキペディアから
『テイルズ オブ シンフォニア』(TALES OF SYMPHONIA、略称:TOS / シンフォニア)は、2003年8月29日にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発売されたニンテンドーゲームキューブ(以下GC)用RPG。『テイルズ オブ』シリーズの1つ。2004年9月22日にはPlayStation 2(以下PS2)用に移植された。ジャンル名は「君と響きあうRPG」。
テイルズ オブ シンフォニア | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ PlayStation 2 PlayStation 3 [リマスター] Nintendo Switch PlayStation 4 Xbox One |
開発元 | ナムコ・テイルズスタジオ |
発売元 | ナムコ(後のバンダイナムコゲームス) |
プロデューサー | 吉積信 |
ディレクター | 樋口義人 岡本進一郎(チーフディレクター) |
キャラクターデザイン | 藤島康介 |
シナリオ | 実弥島巧 |
音楽 | 桜庭統、田村信二、新井武 |
メディア | GC:GC用8cm光ディスク 2枚組 PS2:DVD-ROM 1枚 |
プレイ人数 | 1人 1 - 4人(戦闘) |
発売日 | GC:2003年8月29日 PS2:2004年9月22日 PS2(廉価版):2005年7月7日 PS3:2013年10月10日 Switch/PS4/XONE:2023年2月16日[1] |
出荷本数 | GC:953,000本(2007年12月時点)[2] PS2:486,000本(2007年12月時点)[2] |
売上本数 | GC: 60万本(2008年4月時点)[3] 25万本(2008年4月時点)[3] 全機種(リマスター除く): :270万本 (2022年9月末時点)[4] |
レイティング | CERO: 全年齢(全年齢対象)(旧) CERO:B(12才以上対象)(新) |
コンテンツアイコン | 恋愛、暴力、犯罪、言葉・その他 |
小説 | |
著者 | 結城聖 |
イラスト | 松竹徳幸 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | スーパーダッシュ文庫 |
巻数 | 全3巻 |
小説:テイルズ オブ シンフォニア 久遠の輝き(4巻) / 青翠の器(1巻) | |
著者 | 矢島さら |
イラスト | 中嶋敦子 |
出版社 | エンターブレイン |
レーベル | ファミ通文庫 |
巻数 | 5冊 |
小説:テイルズ オブ シンフォニア 贖罪のクラトス | |
著者 | 実弥島巧 |
イラスト | ufotable |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
レーベル | 電撃ゲーム文庫 |
巻数 | 全1巻 |
漫画 | |
作者 | 壱村仁 |
出版社 | マッグガーデン |
掲載誌 | 月刊コミックブレイド コミックブレイドZEBEL |
発表号 | 2005年4月号 - 2007年3月号(ブレイド) Vol.1 - 6(ZEBEL) |
巻数 | 全5巻+外伝1巻 |
OVA:テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION シルヴァラント編(第1期) / テセアラ編(第2期) / 世界統合編(第3期) | |
原作 | バンダイナムコゲームス |
監督 | 外崎春雄 |
シリーズ構成 | 金月龍之介 |
脚本 | 金月龍之介 |
キャラクターデザイン | 松島晃 |
音楽 | ZIZZ STUDIO |
アニメーション制作 | ufotable |
製作 | フロンティアワークス ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント |
発表期間 | 第1期:2007年6月8日 - 12月21日 第2期:2010年3月25日 - 2011年2月25日 第3期:2011年11月23日 - 2012年10月24日 |
話数 | 全11話 (第1期・第2期:全4話 / 第3期:全3話) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム・ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | ゲーム・文学・漫画・アニメ |
シリーズ第1作『テイルズ オブ ファンタジア』と同じ世界軸と時間軸にある[5]。シリーズ中、海外累計販売本数で最高の数字をマークしており、全世界累計では約160万本を販売している(2008年4月時点)[3]。
『月刊コミックブレイド』で壱村仁による漫画版が2005年から2007年まで連載され、2007年から2012年までOVA版『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』がリリースされた。2008年6月26日には本作から2年後が舞台の続編『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』がWiiで発売された。2013年10月10日には本作品と『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』を同時収録したPlayStation 3用ソフト『テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック』が発売された[6]。
2023年2月16日にはフルHDリマスター版『テイルズ オブ シンフォニア リマスター』がNintendo Switch / PlayStation 4 / Xbox One向けに発売された[7]。
名称は「マルチライン・リニアモーションバトルシステム (ML-LMBS)」。『テイルズ オブ』シリーズは伝統的に「リニアモーションバトルシステム」と呼ばれる戦闘システムを採用しているが(詳細はテイルズ オブ シリーズ#戦闘システムを参照)、本作ではこのシステムが3D化され、敵味方のラインが平面上に複数置かれる「マルチライン・リニアモーションバトルシステム」に発展した。
戦闘フィールド上のキャラは各々がターゲットとするキャラクター(以下キャラ)と見えないラインで結ばれ、そのライン上で移動する。ターゲットを変更すると、移動するラインが変更後のターゲットとの間に切り替わる。ただし、このラインに沿ってしか動けないため、ターゲットを変えないと「前後」「ジャンプ」の移動しか出来ないという欠点もある。
また、本作では「特技」と「奥義」の中間として「秘技」が登場し、「特技→秘技→奥義」の連携が可能になった。このシステムは『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』、『テイルズ オブ イノセンス』でも用いられている。
戦闘に参加したキャラ全員の特技による複合攻撃。戦闘中にパラメータ上にあるゲージが満タンになると、GC版ではZボタン、PS2版では右スティックを押すことで初撃が発動。これが敵にダメージを与えれば、他のキャラの術技を続けて発動させることが可能となる。逆に、空振りなどで初撃がダメージを与えられなければ失敗となり、不発のままゲージは大きく減少する。
アタックの際に特定の組み合わせの術技を発動させると、複合特技で最後を締め括ることが出来る。複合特技の例には、レイ+上級魔術で「プリズミックスターズ」、ピコハン+虎牙破斬で「ピコ破斬」、レイ+ジャッジメント(グランドクロス)で「福音」などがある。数多いこれらの組み合わせには優先順位が設定されており、同時に複数成立した場合、必ず上位のものが発動する。
今までのエンカウント方式は、フィールド上で敵が確認出来ない「ランダムエンカウント」であったが、本作では敵が画面上で一定のシンボルとしてうろつき、接触すると戦闘に入る「シンボルエンカウント」を採用。このシステムは『テイルズ オブ ジ アビス』などそれ以後のシリーズ作品でも採用されていることがある。
戦闘に勝利すると、お金や経験値の他にGRADEという戦闘評価ポイントが付加される。これは戦闘の内容や結果に応じて変化する戦闘の質的評価である。GRADEを貯めると、特別なアイテムの買い物やクリア時の「グレードショップ」で使える。前作での評判が良かったため本作以降の作品でも同様に採用された。
各キャラにはT(テクニカル)タイプとS(ストライク)タイプのメーターがあり、これがタイプを分ける。TタイプとSタイプでは技派生が変わり、Tタイプだとヒット数やリーチに、Sタイプだと威力や吹き飛ばしに長ける傾向がある。TタイプとSタイプの技を同時に覚えることは出来ないが、一度どちらかを覚えても、忘れることでもう片方を覚えることも出来る。なお、GC版ではどちらのタイプの技も習得出来る裏技があったが、PS2版では修正されている。
EXジェムを使ってキャラを強化するシステム。EXジェムにはLv1 - 4、MAXの5種類があり、各キャラとも最大4つまで装備可能。Lv1 - 4のEXジェムはそれぞれ4種類のEXスキルを持ち、その中の1つを自由に選択出来る。なお、MAXは、Lv1 - 4の全てのEXスキルを習得可能である。ただし、ラストボスからのドロップなので使えるのは2周目以降に限られる。Lv1・2のEXジェムには初歩的なスキルが多く、Lv3・4のEXジェムにはキャラの特性に合った特殊なスキルが多い。ほとんどのEXスキルは戦闘時の能力を変化させる。また、特定の種類の2 - 4個のEXスキルを組み合わせると、複合EXスキルが発現する。
注意点として、同じ欄に新たなEXジェムを装備すると、そこにつけていたEXジェムはなくなってしまう。EXジェムは容易に多数の入手が出来ないため、装備は慎重に考えて行う必要がある。
各EXスキルには、キャラクタータイプと同じくTタイプとSタイプがある。SタイプのEXスキルを多く装備するとキャラクタータイプがSタイプ傾向になり、Tタイプを多く装備するとTタイプ傾向になる。同じ数だと変化しない。Sタイプは単発で威力の大きい技や術を覚え、単体に対して有効である一方、Tタイプは威力よりも連撃を優先した技や広範囲にエフェクトが集まる術を覚え、複数体に対して有効である。
物語が終盤になると、各キャラの秘奥義が使えるようになる。それぞれ多くの条件を満たす必要があり、使用するのは難しいが、威力は申し分ない。GC版ではロイド、コレット、ジーニアスの3人のみ。PS2版では他のキャラ(召喚を行うしいなを除く)も使える。
最初は「ノーマル」と「ハード」のみだが、ゲームを1周クリアすると「マニア」が選べるようになる。難易度が高いほど敵が強くなる他、一部のボス戦で秘奥義を使ってくる。敵のステータスは、「ハード」では「ノーマル」のHP1.5倍及び攻撃力1.25倍・「マニア」ではHP2倍及び攻撃力が1.5倍増加する。
本作では、要所要所で発生する選択肢や主人公の行動、フィールド上にあるスキットポイントの選択肢などにより、キャラの隠しパラメータである「好感度」が上がる。ゲーム中の複数の場面で、主人公と好感度が最も高いキャラとの特別なイベントが発生する。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
現在から4000年をさかのぼるはるかな昔、世界は邪悪な闇の種族ディザイアンが起こした古代戦争のさなかにあった。勇者ミトスは聖地カーラーンで女神マーテルと契約を結び、ディザイアンを封印し戦争を終結させ、世界を救った。
時は流れ、封印されたはずのディザイアンが再び現れ、シルヴァラントに恐怖をもたらす。ディザイアンは人間を支配し、拉致した人間を収容する「人間牧場」と呼ばれる生体実験施設を各地に造営するなど、おぞましい所業を繰り広げていた。ディザイアンの支配と世界の衰亡に喘ぐ人々は、「神子」の登場を心待ちにしていた。
物語の舞台は、伝説と共にあるマーテル教会聖堂に近い集落、神託の村イセリアから始まる。ある日、学校でロイドは幼馴染の少女コレットに神託が降りたことを知った。コレットは、マナの搾取により衰退しつつあるシルヴァラントを救うため、神子として世界再生の旅を始めることになる。
上記の通り、シリーズ第1作『テイルズ オブ ファンタジア』とは同じ世界の時間軸にあり、共通する場所やキャラ、設定などが存在する。両作の設定の違いなどは続編『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』でも存在し、直接的な過去未来の関係にあるかどうかは説明されていない[注 1]。
また、『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』ではオリジンが「精霊は複数の世界にまたがって存在しており、どこかの世界で変調をきたすとほかの世界でも影響がでる。そして複数の世界で精霊が危機感を覚えている」と並行世界での存在を示唆する発言をしている。
作品の舞台は、パラレルワールドとして背中合わせに存在する2つの世界「シルヴァラント」と「テセアラ」。両者の世界は次元の壁に阻まれていて通常は互いに行き来が出来ないが、特殊な技術を用いた飛行機械などで往還している者もいる。
シルヴァラントとテセアラは、互いに「マナ」と呼ばれる生命の源となる力を共有しており、一方にマナが偏在すればその世界が栄え、他方はマナが搾取され衰えるという危うい均衡関係にある。現在はシルヴァラントのマナが枯渇しつつあり、死滅の危機に瀕していた。そのためシルヴァラントに住む人々は世界の死滅を恐れ、この状況を救えるマナの血族「神子」に願いを託した。
同時に、この世界に住む主要な種族である人間、エルフ、ハーフエルフの3種族間には、深刻な差別問題が存在する。ハーフエルフは人間、エルフの両方から差別を受けており、作中でも何度も争いが起きている。
宝玉を思わせる外見だが、実は無機生命体で生きている。所有者の大半がディザイアン。肌に装着した者の遺伝子に着床後、日常で特に必要とされる能力を重点的に強化し、装着者を進化させる。また、人のみではなく、機械の動力源としても使用可能。
エクスフィアの暗部の一つは、遺伝子への着床による「寄生」である。これを防ぐには要の紋が必要。さらに、鉱山から掘り出しても使えないエクスフィアは、増幅器として目覚めるための代償として人間の生命を奪う。機械の動力源として使用される場合にも目覚めた物を使用するが、人と違って吸い上げられるような命を持っていないので目立ったデメリットは存在せず、作中では唯一絶対安全圏を維持したまま利用出来る方法として描かれており、実際にテセアラのグランテセアラブリッジは数千にも及ぶエクスフィアで制御されているにも関わらず、何一つ問題なく稼働していた。
ユグドラシルが組織した、天使(無機化したハーフエルフ)のみで構成された組織。世界に多くの信者を持つ「マーテル教」の中枢となる神の機関で、中心人物は古代大戦の英雄であるミトス、マーテル、ユアン、クラトスで構成された「四大天使」(「四大天使」は眠りについているマーテルの座が事実上の空位となっている)。衰退世界の神子に神託を与え、女神マーテルを復活させて世界に繁栄を齎すように導くが、それは表の目的。マーテルの器となる可能性がある神子を探し、マーテルの精神を神子の器に定着させ、無機生命体のみで構成される「千年王国」を建国することが真の目的であり、陰でディザイアンにエクスフィアを製造させている。天使は大多数が感情や感覚を持たず、機械的な行動しか行えないが、戦闘用に状況判断力を持たされた者など例外もある。
renegadeは英語で背教者・裏切り者の意。800年ほど前に結成された組織で、マーテル復活を阻止すべく、その器となり得る神子の暗殺を繰り返してきた。自分達が手を下す一方、テセアラ王にも「テセアラの繁栄を守るため」と唆し、シルヴァラントの神子暗殺を促している。開始時点でのシルヴァラントの異常衰退、テセアラの異常繁栄は彼らによって世界再生がことごとく妨害された結果、マナが異常にテセアラに流れ込み、シルヴァラントのマナが枯渇に近い状態にあったためである。作中では、マーテル教会聖堂での襲撃を皮切りに、度々ロイド達の前に現れる。クルシスやディザイアンとは敵対関係にあるため、ロイド達を手助けすることもあれば、策のために利用する場面もある。中盤では、世界間の移動をレアバードで可能にするべく、シルヴァラントとテセアラを繋いだ。構成員の大半がハーフエルフ。ディザイアンと勘違いさせるために、戦闘員はあえて似た服装をしている。把握しているのはテセアラ人とクルシス本体ぐらいであり、これまでの暗殺は一般にはディザイアンによる妨害と思われている。また、上記の事情からテセアラ王室との関係も深く、信用を得るためテセアラ民衆にはディザイアンから強奪したエクスフィアを配布したりしている。
千年王国の建国に不可欠なエクスフィアを作るために、各地の人間牧場を運営する軍団。五聖刃が中心で、首領はユグドラシルとなる。ハーフエルフのみで構成され、エクスフィアの培養体となる人間を「道具」として扱う。民衆にとっては恐怖の対象であり、残忍な制裁や処刑も公然と行われる。人間牧場は、おもに衰退世界のみに存在し(シルヴァラントで4つ確認出来る)、繁栄世界にはない(衰退世界では封印が弱まるとされているため)。ミトス伝説において「戦乱の原因」「絶対悪」と位置づけられている存在だが、実際はクルシスの下部組織であり、選ばれた神子に苦痛を与えて輝石の成長を促進させる役割を担っている。封印自体、もともと存在しない。
ディザイアン五聖刃と呼ばれる5人。拠点とする人間牧場と周辺の地域を支配する(プロネーマを除く)。ゲーム内ではボスキャラクターだが、漫画版では出番が少ない。
シルヴァラントとテセアラの双方に存在。精霊のほとんどはミトスと契約しており、しいなが精霊と契約する際には、新たな契約主として相応しい力と強い意志を求め、戦闘を挑んでくる(よって、ヴォルト・ルナ・オリジンを除き、全滅してもゲームオーバーにならない)。表裏の世界で対をなす精霊と契約すると「マナの楔」が引き抜かれ、4対の全てを引き抜くと、繋がっていた世界が分断されてしまう。
精霊戦では戦闘パーティにしいな(オリジン戦ではロイドとしいなの2人)を含まなければならない。
精霊と契約し召喚することができる召喚士は、天性の素質と同時に、契約者がエルフの血を持つことが必須である(ミトスはハーフエルフで、しいなも僅かにエルフの血を引いている)。召喚士は現時点では殆ど途絶えており、精霊たちによればしいなはミトス以来の、実に4000年以来の召喚士である。
ある条件を満たすと闘技場で下記の3人と戦える。強敵だが、闘技場における他の戦闘と異なり、この戦闘では最中にアイテムを使用出来る。彼らとの会話は無く、戦闘でのボイスは本来の作品から流用されている。
2004年9月22日にPlayStation 2への移植版が発売された。元々『シンフォニア』はゲームキューブの性能を最大限活かすことを目的に開発されており、他機種への移植は考えられておらず、プロデューサーの吉積信は開発現場から、移植はできないと念を押されていた[8]。だがゲームキューブ版の発売前の時点で、多くのファンからPS2への移植の要望があったため、開発終了後に移植の可能性を模索したところ、2003年の暮れから2004年の正月あたりで、何とかなりそうだという感触を得たという[8]。
2023年2月16日にPlayStation 4・Nintendo Switch・Xbox Oneにて発売された。2016年2月2日配信されたSteam版を元に開発された作品。リマスター作品では『テイルズ オブ ヴェスペリア リマスター』に次ぐ2作目。本作は『テイルズ オブ』シリーズ初の海外発売作と言うこともあり、国内ユーザーから“最新プラットフォームで遊びたい”と言う声が寄せられた事で本作の開発企画に至った[9]。
本作は『テイルズ オブ シンフォニア』単品での収録で、続編である『テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士』は未収録となっている。DLC含めリマスター用単体での追加コンテンツなどはないが、『ユニゾナントパック』で追加された『テイルズ オブ』シリーズの主要人物衣装コスチューム称号コンテンツは本作にも収録されている[10]ほか、ユニゾン・アタックでの複合特技と秘奥義も全て引き継がれた。PlayStation 4版トロフィー取得方法も『ユニゾナントパック』の『テイルズ オブ シンフォニア』同様の仕様となっている。OP主題歌は『Starry Heavens ver.2013』『そして僕にできるコト ver.2013』の2曲が収録されており、本作開始時の題名画面で待機する事で順次それぞれのOP主題歌アニメを視聴可能となっている。
いずれの機種でもフレームレートは30fps、画面解像度は1920×1080から最大では2K解像度となる仕様でNintendo Switch版のテーブルモードと携帯モードは画面解像度1280×720となる。
発売直後からユーザーにより多数のバグが発見され、特にNintendo Switch版はその数が多かった為、発売から8日後Twitter(現・X)にはNintendo Switch版を中心に修正作業が告知[11]され、同年5月18日、8月22日、10月19日にアップデートによりNintendo Switch版のバグが一部修正された。今後も引き続き案内を行うとしている[12][13]。
2016年2月2日配信された海外版。音声は日本語と英語に変更でき、インターフェイスと字幕は英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語のみ変更できる。フレームレート問題と解像度が1280×720固定とフォントが所々表示されず、誤字にローカライズも十分にされない問題を抱え評価が悪い[14]。本作を元に2023年2月16日『テイルズ オブ シンフォニア リマスター』が発売された。
作曲の担当は従来と趣が異なっており、これまでは戦闘曲・主要イベントなどは桜庭統、主なタウンマップやダンジョンなどは田村信二という編成だったが、本作ではシルヴァラントでのマップや一部の戦闘曲は主に田村、テセアラやデリス・カーラーンでのマップや多くの戦闘曲は桜庭という編成で作曲が行われた[15]。
PS3版以降の移植作品ではGC版・PS2版両方のOP映像が収録されている。楽曲はリアレンジされた「ver.2013」となっている(アルバム『symphony with misono BEST』に収録)。
GC版はThe 8Th CESA GAME AWARDS 2003-2004 優秀賞を受賞した[18]。
この他、一迅社からアンソロジーコミックが6巻と「THE BEST」が1巻、4コマ漫画が5巻、スクウェア・エニックスからアンソロジーコミックが2巻、4コマ漫画が3巻、マッグガーデンからアンソロジーコミックが2巻、4コマ漫画が1巻刊行されている。
『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』(テイルズ オブ シンフォニア ジ・アニメーション)のタイトルで3期に分けて発売。
当初はシルヴァラント編のみで完結予定であったが、監督である外崎春雄の要望でテセアラ編、世界統合編が制作される。当初2話予定であった世界統合編も追加でさらに1話分制作され計11話の長期作品となった[28]。
2013年11月6日に全3期をまとめた『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION EXTENDED TRILOGY BD-BOX』が発売された。
以下は発売日順。
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