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ザ・ハングマン
日本のシリーズテレビドラマ ウィキペディアから
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『ザ・ハングマン』シリーズは、朝日放送・テレビ朝日系列にて1980年から1987年にかけて全7シリーズが放送されていた朝日放送・松竹芸能制作によるテレビドラマシリーズ。各シリーズ、別々の番組名がついている(「シリーズ一覧」参照)。
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本項ではテレビシリーズ全作のほか、後に製作されたテレビスペシャル、オリジナルビデオについても記述する。
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概要
法の網を掻い潜って善良な人々を食い物にする犯罪者たちに対し、『ゴッド』と称する首領[1]の指令の下に処刑を行う秘密組織「ハングマン」の活躍を描いた作品である。当時朝日放送で制作されていた時代劇『必殺シリーズ』(『必殺仕事人』)のコンセプトを現代に置換えたもので、必殺シリーズと同様、ストーリーにはその時々の社会風刺や世相が多く盛り込まれている。
必殺シリーズと異なる点として、ハングマンによる直接的な殺人行為は原則として禁じられていることが挙げられる。作中における「処刑」は、犯罪者に対して様々な罠やトリックを仕掛けてその悪事を暴き、それを世間一般に公表することで「悪人の社会的生命を生きながらにして抹殺する」というポリシーの下に遂行され、劇中ではこの一連の制裁行動をハンギングと称している。
当初はハードボイルド路線で製作され、レギュラーの殉職退場なども描かれたが、シリーズを追うごとに軟化しコメディ要素が増加していった。
歴史
1980年11月に、テレビ朝日系の金曜夜21時枠で『ザ・ハングマン 燃える事件簿』が放映開始。当初の2クールの予定が好評を受けて2クール延長され、計1年間にわたる人気番組となった。それ以降、金曜夜21時枠において1987年9月まで計7作が製作された。シリーズ中にはスペシャル版として過去のハングマンがゲスト出演するクロスオーバー作品も制作されている。
ハングマンを演じる俳優は黒沢年男(現:黒沢年雄)、名高達郎(現:名高達男)、山本陽子、佐藤浩市、渡辺徹、火野正平、植木等、山城新伍など、当時の主力俳優を擁しており、このうち名高は全7作中5作に出演している。ゴッドは山村聡、フランキー堺、天知茂と、重鎮クラスの俳優を配していた。
計7作のテレビシリーズのほか、単発のテレビスペシャル(1990年)、オリジナルビデオ(1999年)が、それぞれ1本ずつ作られている。
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シリーズ一覧
要約
視点
ザ・ハングマン 燃える事件簿(第17話から「ザ・ハングマン」)
1980年11月14日から1981年11月6日にかけて、全51話が放送された。
- 作品解説
シリーズ第一作。ハングマンのメンバーはいずれも様々な事情で組織を追われた元警察官であり、巨額の報酬と引き換えに顔を整形し[2]、指紋と戸籍を抹消され、他人と接点を持つことを禁じられている。
メンバーそれぞれ特技を持ち、戸籍がなく名前が無いためコードネームで呼ばれる。連絡の際はトランシーバーだけでなく、腕時計型通信機で取り合うことがある。アジトはゴッドがハングマンたちに直接指示を出す本部と、ハングマンたちが溜まり場のようにしている支部に分かれている。第13話までの支部は豪華な一戸建て、第26話から本部が棺桶のような暗い雰囲気に改装され、それぞれメンバーの位牌が置かれるようになり、支部は「目立たないため」との理由でゴッドが用意した団地になる。
作品の随所には、メンバーそれぞれについての描写がサイドストーリー的に細かく描写されており、ハングマンに加入するに至った各人の経緯が物語に深く絡み付く展開となっている。
シリーズ前半のリーダーは、ブラック。ブラックとバイクは第25話で死亡。リーダーは、マイトに交代した。以降、ハードボイルドな作風から、娯楽色の強い作風となり、シリーズの基本路線となる。ハングマンの存在意義も「生きている死人」という立場から「アウトローな正義漢」に変更。個々の過去を意識した設定、それを元にした話はあまり見られなくなった。
ハングマンが使用する車のスポンサーはマツダが担当しており、当時マツダと資本提携関係にあったフォード車も登場している。
第26話より、クレジット・劇中のテロップが手書き文字からゴシック体の活字に変更。
主要登場人物
- ブラック / 都築 俊也 - 林隆三 (第1 - 25話)
- ハングマン結成当初のリーダー。警視庁勤務の優秀な刑事だったある日、自分の誕生日プレゼントを買いに出かけた妹の由紀(深水真紀子)が轢き逃げに遭い、植物状態となってしまう。捜査のうちに大物政治家を犯人と睨んでいたが、偽装工作によって別人の酔っ払い運転として処理されてしまった。妹の治療費を出してもらう事を条件に、ゴッドの誘いに乗る。
- 昭和55年11月10日、賭場に潜り込んだ際に怒った暴力団組員(実はマイト)に、京王線の踏切の前で銃撃され殉職。ハングマン第6号となる。コードネームは黒塗りの愛車(BA2型ボンゴ ボンディワゴン)に由来する。喫煙者。整形前は顔に傷と、腕に火傷があった。
- 学生時代はバンドを組んでおり、同級生の一人は有名な作曲家になっている(第6話)。ピアノを演奏したり、妹が買いに行ったペンダントに付いた、ハーモニカを吹く事がある。
- ヌードスタジオを経営する母の春代(桜むつ子)は金への執着心が強く、情夫には金を出しても、由紀に対する入院費用は一切出そうとはしなかった。その性格から、ブラックとの親子仲は最悪なものだったが、一方では人情の片鱗を持ち合わせてもいた(第11話、第25話)。
- 第25話で由紀が臓器密売組織の餌食にされたことで激昂し、ゴッドの命令に背き、敵組織の一員を殺害した事で除名処分を受ける。自ら責任を取ろうと敵邸宅に殴り込むが、事前に待ち伏せされ深手を負い、マイトらをおびき出す囮にされ、愛車(この時はトヨタ初代ライトエースハイルーフバンに変更)に仕掛けられた爆弾で爆死。
- マイト / 日下部 孝介 - 黒沢年男
- 第26話以降のハングマンのリーダー。
- 34歳。城北署の刑事だったが、妻子を強盗に殺害されて以来、犯罪に対して異常な憎しみを抱いている。そのために強引な捜査が目立つようになり、免職となった。昭和55年10月25日、暴力団組員の報復を装ったドラゴンとバイクに偽装殺害され、ハングマン第5号となる。
- 愛用の皮ジャンの中にダイナマイトを携帯。ダイナマイト(とその偽物)をちらつかせ、相手を自白に追い込むのが得意技。それがコードネームの由来となっている。一人称は「僕ちゃん」や「俺」。主に葉巻を愛喫し、カルティエのサントスとラブブレスを愛用している[3]。
- 無類のプレイボーイで、自らのベッドテクニックを駆使した情報収集を得意とする。自分と同じ境遇の者に出会うと冷静さを失い、ゴッドの命令を無視して暴走してしまう一面もある(第5話)。
- ブラックとは「相棒」と呼び合うほどの間柄だった。彼の死後、ハングマンのリーダーとなってからは軽い言動が目立つようになるが、悪を憎む気持ちは変わらない。
- 最終話で、ゴッドから1000万円のボーナスとパスポートを支給され「井上権太郎」の名で、海外に逃亡した。愛車はゴールドとブラックのFB3(SA22)型マツダ・サバンナRX-7リミテッド(第1話~第25話)→シルバーの(4代目)フォード・マスタング(第26話~第42話)→シルバーの80~82年マーキュリー・クーガー XR-7(第43話~最終話)。
- パン / 辻 雄太郎 - 植木等 (第1 - 38、41 - 51話)
- 46歳。港南署で「落としの雄さん」の異名を取る人情肌の刑事だったが、服役者の家族を援助し続けるあまり、サラ金に手を出し、多額の借金を抱え込んでしまう。借金返済と妻(高田敏江 → 姫ゆり子)と中学生 → 銀行員の娘(大川陽子 → 東啓子)がパン屋を開くための資金を提供してもらう事を条件に、ゴッドの誘いに乗る。昭和55年9月30日、遺書を残して噴火口への投身自殺を偽装。ハングマン第3号となる。整形前は髭を生やしていた。
- 人情過多が短所で、ハングマンになってからもそれが元で自分の首を締めてしまう事がある(第10話)。
- 妻子の営むパン屋には「安中もりお」と名乗り、たびたび出入りしているが、本人だと名乗れず、妻の再婚や娘の家出を過度に心配し、苦悩する。
- メンバー最年長のため、「おやじ」「おやっさん」と呼ばれる。喫煙者。趣味は「気晴らし」と称するパチンコ。後半はマイト同様、少々軽くなったが狡猾な性格は変わらない。
- 第38話の冒頭で、あばら骨2本を折り、1ヶ月入院したため、第39話と第40話は登場しない。
- 最終話で、マイトらと共に海外に逃亡する事をゴッドに勧められたが、海外は苦手な為、小西という知人を介して戸籍を購入。「島根県民 山本明夫」として、日本に留まった。愛車はグリーンのCB2型(3代目)後期 マツダ・カペラ4ドア2000SGX(第1話~最終話)。
- ベニー / 浅見 令子 - あべ静江 (第1 - 13話)
- 22歳。警視庁勤務の婦人警官だったが、工員の恋人(本郷直樹)が手形詐欺を起こし、逃亡先の伊豆の別荘で自殺。後を追って自殺しようとしていた所をゴッドに説得され、昭和55年10月8日に心中死を偽装。ハングマン第4号となる。
- ゴッドの秘書で、連絡係を担当することが多い。優れた学識と大胆な行動力が長所だが、整形前の顔(大きな痣がある)などから来る、拭い去ることの出来ない虚無感が短所。
- 第13話でゴッドの命令を無視し、知人である華道の師匠の宇津木涼子(岩井友見)を助けようとしてナイフで背中を刺されながらも車を運転し、追っ手に突っ込み、壮絶な死を遂げた。愛車は白のCB2型(3代目)後期 マツダ・カペラ2ドアハードトップ2000SGX。
- バイク / 堂門 吾郎 - 加瀬慎一 (第1 - 25話)
- ハングマン第2号。25歳。コードネームの通り、バイクを駆って追跡を行なうのが得意。行動力抜群の優秀な刑事として城東署に勤めていたが[4]、血の気が多すぎるため、警察内部でも問題が多かったが、そこをゴッドに気に入られた。
- ある日、強盗を追跡中に発砲。通行人に重傷を負わせた責任から拳銃使用を禁じられ、ゴッドの誘いに乗った。銀行強盗(実はドラゴン)を追跡中に拳銃で撃たれ、海に落ちて殉職。整形前は顔にほくろがあった。
- ドラゴン、ジャガーと行動を共にする事が多かった。第25話で、ゴッドの命令を無視して、囚われの身のブラックの救出に向かい、ブラックと共に爆死。
- ドラゴン / 竜 清康 - ディオン・ラム (第1 - 8、22 - 47話)
- ハングマン第1号。香港警察の一員として麻薬組織の内偵中、国外追放の憂き目に遭い無国籍者となるが、ゴッドにスカウトされハングマンとなり、他のメンバーのスカウトに奔走した。
- 中国武術、棒術、ヌンチャクの達人だが、日本語が少ししか話せない為、初期はジェスチャー、ほんの一言の英語の他はほとんど台詞がなく、メンバーとは会話もせずに黙々とトレーニングに励む描写が多かった。愛車は無く、主にメンバーの愛車に同乗することがほとんど。
- 第8話で敵に捕らえられ、逃走時に崖から落ちて負傷した為、香港へ帰国したが、第22話でゴッドの指令によりハングマンに復帰する。
- 香港帰国前は寡黙だったが、復帰後は饒舌になり、片言の日本語の他、中国語、英語を交えて自分の感情を吐露するだけでなく、カジュアルな服装が多くなった。ブラック、マイト、パンほど回数は多くないが、喫煙者。
- 第47話で街で知り合った少女を救うため、船上での格闘の末、武器のダイナマイトが爆発して生死不明となる。
- ジャガー / 豹 李進 - ジャガー・ゴースン (第8 - 21話)
- ハングマン第7号。ゴッドの指令を受け日本にやって来たドラゴンの後任。当初は殺し屋として登場。
- ドラゴン同様に中国武術の達人だが、日本語はあまり話せず、台詞がほとんど無い事が多い。
- 元は香港警察の狙撃隊員だが、暴力団との銃撃戦で市民を誤射し死亡させ、罷免された。その後は香港の暗黒街で用心棒まがいの仕事をして生活していた。愛車は無く、主にバイクの後部に同乗し、追跡や行動を行う。
- 香港警察の復帰要請により、第22話の捜査開始直前に帰国。
- タミー / 桑野 多美子 - 夏樹陽子 (第14 - 51話)
- ハングマン第8号。ベニーの後任で、ハングマンになる前は警視庁の捜査第三課で、スリの取り締まりを担当。スリとしても確かな腕を持ち、その美貌を活かした潜入捜査を得意とする。
- 昭和56年1月25日、スリを装ったバイクに刺され、ジャガーの運転するトラックの屋根の上に落ちる形で偽装殉職。整形前は顔の輪郭が異なり、ほくろとそばかすがあった。
- 初仕事は高校時代の友人の南条良子がショックで麻薬中毒に陥るきっかけとなった事件の真相を暴く事。ハングマンになったのも、事件の真犯人を捕まえる事の出来ない「法律が歯がゆかった」からだった。
- 第26話で、年俸が増えてからはヨットの購入を目標にするが、第30話の冒頭で購入したヨットでマイトと共にセーリングを楽しむシーンが描写されている。最終話で、マイトらと共に海外へ逃亡した。愛車はレッドのBD1051型マツダ・ファミリア1500XG(第14話~最終話)。
- デジコン / 加納 良次 - 名高達郎 (第26 - 51話)
- ハングマン第9号。27歳。元・科学捜査研究所員。ブラックとバイクの死から2週間後、戦力補強と組織を戒める為、ゴッドから勧誘され、崖から車ごと転落。事故死した。
- それまでのメンバーとは違い、整形前(飯田道郎)と整形後(名高達郎)の顔が著しく異なっている。
- コンピュータによるデータ分析を基にする頭脳派だが、データ入力に必要ならば、身の危険も省みない熱さも持っている(第26話、第38話)。薬学にも精通しており、化学分析も行なった。
- 最終話で、マイトらと共に海外へ逃亡した。愛車はグリーンのFB3(SA22)型マツダ・サバンナRX-7リミテッド(第26話~最終話)。
- ゴッド / 神島 泰三 - 山村聡[5](不定期に登場。第1、2、4、5、8、11、13、16、18、22、25、26、27(声のみ)、28、30、35、38 - 40、44(声のみ)、47、48、51話)
- ハングマンの首領。様々な情報網を持ち、重要な資料を入手できる事から、元・国家機関の重要人物と想像されるが正体不明。メンバーの報酬となる年俸3000万円[6]は彼が出している。西新宿の高層ビルの一室に事務所を構えている。
- 組織の維持と掟の優先を旨とし、「ハングマンは死人である以上、人間的感情を持ってはならない」とメンバーを常に戒めるが、掟を破って病床の妹を見舞ったブラックの行動に理解を示したり、ベニーが殉職した際には彼女からプレゼントされたライターを握りしめながら人知れず涙を流すなど、人間味豊かな内面も覗かせている。
その他
- ナレーター - 森山周一郎
主題歌
- 「あ・れ・か・ら」作詞・作曲:文田博資、編曲:市川秀男、唄:ヒロスケ(フォーライフレコード)
- その後のシリーズでも数多くのアレンジバージョンが劇伴として使われている。
放映リスト
サブタイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブック、DVDの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 10.6%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
ザ・ハングマンII
1982年6月4日から12月24日にかけて、全28話が放送された。
前作の続編だが、今回は戸籍と職業を持つ「生きた人間」となり、被害者やその家族・関係者の出番がハンキングのシーンまでにフェードアウトしていくという劇構成だった前作と違い、犯人の処刑場に、被害者やその家族・関係者を招待するという趣向を取り入れる。
本作から車両スポンサーが日産自動車へと変更された。
主要登場人物
- ハングマン
- マイト / 日下部 孝介 - 黒沢年男
- ゴッドから表稼業として、カジノ「ダイナ」の経営を任された。送る招待状にはダイナマイトを手に持ったギャンブラーが描かれたシールで封印している。招待状の封筒の色は黒。愛車はホワイトのシボレー・コルベット・スティングレー。
- 最終話で強制的にハングマンの任を解かれるが、タミーとヨガの仇を討つ為、デジコン、オショウと共に事件の黒幕の大室(水島道太郎)との決着を付け、ペットブリーダーに転身した。
- デジコン / 加納 良次 - 名高達郎
- 表稼業として、秋葉原で「K.エレクトロニクスサービス」というコンピュータのジャンクショップを営んでいる[7]。送る招待状にはドット画風の蜘蛛が描かれたシールで封印している。招待状の封筒の色は水色。愛車はイエローの日産・サファリ 2ドアAD。無線追跡などのハイテク装備が搭載されている。
- 最終話で大室との決着を付けた後、おもちゃ屋のサンタクロースに扮して潜伏した。
- タミー / 桑野 多美子 - 夏樹陽子
- 表稼業は、高級クラブ「esquire club」のバニーガール。 送る招待状にはキスマークが描かれたシールで封印している。招待状の封筒の色はピンク。最終回で敵組織に捕らえられ、自ら自決用の毒を飲み生命を絶つ。愛車は黒ツートンのS130型 日産・フェアレディZ Tバールーフ2000ターボ2BY2。
- ヨガ / 高原 徹 - 沖田さとし
- ハングマン第10号。かつては世界各地を放浪する冒険家。インドでヨガの修行を積み、アメリカの探偵社で調査員として働いていた。その経験を買われ、再結成したハングマンの新戦力として加入した。
- ヨガの秘術を駆使し、隠密行動に冴えを見せる。バイクに乗っての追跡も得意。
- 表稼業は、路上でのアクセサリー販売。送る招待状にはヨガ修行者が描かれたシールで封印している。招待状の封筒の色は黄色。
- 最終回で、タミーと共に敵の組織に囚われ、自白剤を打たれる間際に拘束から抜け出し抵抗するが、敵の銃弾を浴び死亡。愛車はスズキ・ハスラー
- オショウ / 辻 雄太郎 - 植木等(第1 - 6、8 - 12、14 - 28話)
- 表稼業は、妙徳寺の住職「辻 心乱(つじ しんらん)」。コードネームも、前作のパンから変更した。年齢を感じせぬ運動神経が主な武器。送る招待状には数珠を握る腕が描かれたシールで封印している。招待状の封筒の色は白。
- 愛車は赤色のスズキ・ラブ(原付)、日産F30型レパード → 430型セドリック → C31型ローレル。
- 最終話で大室との決着を付けた後、屋台の焼きいも売りに扮して潜伏した。
- ゴッド / 神島 泰三 - 山村聡[8](第1 - 4、7、13、17、26、28話)
- 外国へ逃亡していたマイトたちを日本に呼び戻し、ハングマンを再結成した。
- その他
- オープニングナレーション - 森山周一郎
主題歌
- 「ミッドナイト フライヤー」作詞・作曲:ポール・オゴーマン、スティーブ・グローブス、唄:滝ともはる(ポリドール)
放映リスト
サブ タイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブックの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 10.6%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
新ハングマン
1983年7月29日から1984年2月10日にかけて、全26話が放送された。
それまでのハングマンとは全く違う組織で、ハングマンは全員が同じ西新宿にある旅行代理店「アロハ ツーリスト」の店員で、アジトへは従業員用クローゼットの中に入ってその裏の自動ドアから入るかたちである。
ゴッドは第1話のみの登場で、ハングマンへの直接の指令伝達は執事の園山が務める。
ハングマンの報酬は指令毎の変動制となり、毎回、都内各地の名所で指令伝達と経費の授受が描かれる。そして、下準備でかかった経費の費用から差し引きした分が彼らの報酬となり、受け取った後に会社を閉めてからハンギングを実行する風景がこちらも毎回描かれている。
第12、13話はチャンプが未登場、代わりに私立探偵の三好忠治(ガッツ石松)が登場している。
本作から車両スポンサーがトヨタ自動車に変更され、以降全作トヨタが車両提供を行うようになった。
主要登場人物
- ハングマン
- E・T / 結城 五郎 - 名高達郎
- リーダー。32歳。大学中退後、十数年間にわたって海外を放浪。傭兵としてあらゆる危険な戦場をくぐり抜けてきた。格闘と射撃においてはプロでハングマンの重要な戦力である。1人暮らしで小犬を1匹飼っている(第3、4、12、16話)。
- 使用車両はシルバーの初代トヨタ・ソアラ。
- マリア / 雨宮 礼子 - 早乙女愛
- アロハ ツーリストの経理係。第1話で殺害された父の復讐のために情婦となり敵の組織に潜り込んでいた。その過程で、同じ組織を探っていたE・T達に協力した事がきっかけで組織のハンギング完了後に正式にハングマンに加入した。コンピューターによる分析と変装の名人で、まれに情報が入るまでは自宅で趣味のエアロビをしている。ハングマン解散後はエアロビのインストラクターに転身した。
- 使用車両は白とシルバーのツートンの2代目トヨタ・ターセル→赤の5代目トヨタ・スプリンター。
- ヌンチャク / 前島 アキラ - 小林竜一
- 23歳。小学生から武道を始め、少林寺拳法、柔道、合気道、空手道など所有段数合計25。正義感が強い余り、人助けが高じた傷害事件を度々起こしており、前科5犯の前歴を持つ。オートバイでの追跡も得意としている他、コードネームの名の通りヌンチャクを使って戦う事もある。
- 使用車両はスズキ・GS250FWの1983年モデル。移動式クレーンなど重機も操る。
- チャンプ / 小出 英樹 - 山城新伍(第1 - 11、14 - 26話)
- 42歳。関西の某警察署の元署長。職務では切れ者ながら、型破りなスタイルのため各所からの風当たりは強く、部下の不祥事の際に管理責任を問われ強制的に退職させられた過去がある。
- 専門分野は妻子に逃げられる一因にもなった盗聴。葉巻中心の喫煙者で無類の好色家でもある。園山との折衝を主に行うが、金銭にはがめつく園山から授受があったギャラからピンハネした後でメンバーに分配し手渡す事が多々ある。
- 使用車両は白の8代目トヨタ・コロナ5ドア→黒のフォルクスワーゲン・ビートル。
- その他
- 園山 - 平田昭彦
- マリア以外の3人をスカウトしたゴッドの執事。ゴッドの代理人としてハングマンに指令を送る。チャンプとは対照的に嫌煙家で生真面目な紳士らしく振る舞っているが、カップルの情事を覗き見したり、マリアに対しては妙に甘いなど、本心はチャンプに劣らず下世話な性格。独身の娘を抱えている。
- 野川 加代子 - 三島ゆり子(第2 - 26話)
- 夫が病気のために生活苦からアロハツーリストの求人に応募した中年女性。事務員として園山に送り込まれたが、E・T達のハングマン稼業に関しては全く知らされていない。世間知らずの貞淑な人妻を気取っているが、チャンプのセクハラ行為に艶めかしい反応を示したり、密かにゲイポルノ雑誌を読みながら妄想に耽ったりしている。
- ゴッド - 天知茂(第1話のみ出演)[9]
- 病気療養中の身で、園山を通じてハングマンに指令を送る。
主題歌
放映リスト
サブ タイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブックの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 10.7%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
ザ・ハングマン4
1984年9月21日から1985年4月5日にかけて、金曜21時枠の同時ネット局では全25話[10]が放送された。
ゴッドが前作のE・Tをリーダーにして作った組織で、表の職業はタクシー会社「タイガーキャブ」。タクシー無線で、ハングマン出動の暗号「緊急指令トラ・トラ・トラ」が発令されると各車両は営業所に戻り、バックヤードの整備工場でロボットアームを使い、タクシー装備(ルーフの行灯やボディのタイガーキャブのロゴマーク)の撤去やナンバープレートの交換(緑ナンバー → 白ナンバー)および洗車が行われ一般車両として出動する。
犯人が悪事を白状した後、「ギルティー(有罪)」と称した制裁を加える趣向が新たに加わる。
第8話と第9話では、寺の行事で京都へ行っていたオショウに代わり、サファリの意向で前作に登場したマリアが登場する。第25話は2部構成の「ダブルハンギング・2時間スペシャル」で、第1部と第2部の間と本編終了後にメイキング映像や、エンディングを担当しているKAJAが歌う「ありがたや節」のアレンジヴァージョンが公開された。その際のナレーションは小林克也が担当した。本作以降は「2時間スペシャル」放送枠が各シーズンごとに設けられるようになる。
本作から、エンディング映像がパフォーマンス集団劇男零心会のダンスプロモーションになっている。第10話では事件の関係者が零心会の新人という設定だったため、零心会のメンバーやエンディングを担当しているKAJAも本編に出演している。
主要登場人物
- サファリ / 結城 五郎 - 名高達郎
- 前作のE・Tと同一人物。ニューカレドニアからの帰国直後にゴッドの差し向けた刺客の急襲を切り抜け、報復のためゴッドの邸宅へ潜入。その際、ゴッドからハングマンとしての力量を見定めるためテストだったという真意を明かされ、ハングマンのリーダーとなる。他のメンバーのスカウトも彼が行った。本作では短銃身散弾銃「サンダーブロウ」[11]を駆使して活躍する。普段は赤い1号車(初代トヨタ・ソアラ 2000・TURBO、ナンバーは営業用が「品川55 た 18-80」自家用が「品川59 ね 18-80」)に乗っているが、タクシーでは珍しい2ドア車のため、第7話では驚いた乗客に「スポーティな乗り心地を提供するため」と説明するシーンがある。
- クレイ / 竜村 新兵 - 佐藤浩市
- 元ボクサーで、インターカレッジのウエルター級チャンピオンだったが、4年前の初防衛戦の際に対戦相手が死亡。以来、裏街道を歩いてきた。警視庁の幹部候補生として警察学校に在籍していた事もあり、警察を辞めていなければ今頃は警部補にでもなっていたはずであった。
- とあるバーでバーテンダーをしていた際に暴力団の集りを排除したことでサファリの目に止まり、彼にスカウトされハングマンとなる。普段は黒い2号車(E80トヨタ・カローラ 1600・SR、ナンバーは営業用が「品川55 た 19-44」自家用が「品川59 の 19-44」)に乗っている。コードネームはモハメド・アリの本名カシアス・クレイに由来する。
- ジャッキー / 水木 梓 - 渡辺祐子
- オショウの元同僚で修理工場を経営していた、水木義男(藤木悠)の娘。クレイの発案で自動車整備士を雇う事になり、オショウは元同僚の水木をハングマンとして勧誘したが、船上カジノの潜入捜査の際、水木は正体が露見し殺害された。梓はオショウを恨み、タイガーキャブに乗り込んだが真相を知らされ、復讐のためにハングマンとなる。
- 親譲りの腕で、タイガーキャブの自動車整備係兼無線係として活躍。コードネームはジャッキに由来しており、サファリが名づけた[12]。
- オートバイを乗り回しているが、主に移動手段や作戦遂行時に目標の尾行用として使用しており、バイク・ヨガ・ヌンチャクのようにオートバイを駆って活躍することはあまりない。ギルティー後の移動の際などでは誰かの車(主に3号車)に同乗することも多いが、第11話では人質救出の際にオショウの代わりに3号車を運転している。
- オショウ / 辻 雄太郎 - 植木等(第1 - 7、10 - 21、24、25話)
- 2作目の「オショウ」と同一人物かは不明。
- 基本設定は2作目に準じているが、一部2作目の設定と違う描写がある。サファリとは面識があるらしく、浅草寺の門前で托鉢している所をスカウトされた。元同僚(元刑事)の水木義男を死なせてしまった責任を感じ、ジャッキーの親代わりにもなっている。普段は銀の3号車(S120トヨタ・クラウン 2000・TURBO スーパーサルーン・エクストラ、ナンバーは営業用が「品川55 た 23-47」自家用が「品川59 と 23-47」)に乗っている。
- ?女 / 栗原 美津代 - 三島ゆり子
- ゴッドの秘書兼家事使用人で、ハングマンとゴッドとの連絡役。報酬と土産物を怪しまれないように運ぶという名目で、毎回色々な扮装をして登場する。
- 本人は変装の名人だと思っているものの、すぐに見破られ「わかりました?」と言うのが定番だが、数回見破られなかったこともあった。またメンバーからは分かりやすい変装を揶揄して「カメレオンおばさん」と呼ばれている。
- また、次作『V』・第9話のスペシャルにも登場し、匿名のスポンサーの元、パピヨンにチャンプとマリアの斡旋を行い、ギャラの仲介をも行う。
- ゴッド / 神山 玄蔵 - フランキー堺[13](第1 - 4、22、25話。オープニングナレーションも兼任)
- 病院理事長などを務める資産家で、「日本の民主主義の発展に貢献してきた男」を自称する。法の網を掻い潜る悪人たちを、日本の屋台骨を食い潰す鼠に喩え、それを一掃するべくハングマンを結成する。ジャッキー以外のメンバーのコードネームを名付けたのも彼である。
- 美食家で、毎回の指令を伝える際はサファリを屋敷に呼び、豪華な食事で持てなす。登場しない回には秘書の栗原にギャラや経費と一緒に手土産として、各地の名産品を持参させる。メンバーからはケチで通っている。第25話の第2部では敵に誘拐されるが、サファリたちに救出された。
- オープニングナレーション[14]の最後はネイティブな発音で「God」と言っていた。
主題歌
放映リスト
サブ タイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブックの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 13.3%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
ザ・ハングマンV
1986年2月7日から8月22日にかけて、全27話が放送された。
シリーズを通じ、唯一の女性リーダーである。ゴッドの代理人が、旧知のパピヨンをリーダーとした組織がハングマンである。本作はゴッドが登場せず、スポンサーとハングマンの連絡係を兼ねるマネージャーが登場している。
アジトは生花店「緑美園」。ハンギングシーンは犯人が悪事を白状する姿を電波ジャックで生放送し、一般家庭や商店などのテレビに流れる様子が描かれる。この場面では毎回、番組の公募で当選した実際の住人や商店主が実名のまま出演するという趣向が用いられた(第9話のスペシャルでは政治評論家の竹村健一が特別出演している)。中継後は暗転し、ドレス姿のパピヨンが登場。手に持っている赤いバラに仕込んだ睡眠ガスで犯人を眠らせ、蝶のシルエットと「特急便」との文字があしらわれた段ボール箱に入れて警察署に送り届ける形式となった。
前作『4』とのつながりは直接的にはないが、9話のスペシャルで、パピヨンと前尾大輔が?女(栗原美津代)とゴッド(神山玄蔵)と旧知の中であるような描写がなされている。
本作以降、娯楽色を強化する方向に向かい、初期のハードボイルド色の強い展開は廃され、コメディ色が極度に増した。ハングマンの衣装デザインはファッションデザイナーの芦田淳が担当、特に、パピヨンは作戦毎に様々な衣装をまとう姿が見られた。
オープニングナレーション[16]は中山千夏が大阪弁で担当。中山は途中で、参議院議員選挙出馬のため降板。以降は春やすこが担当した。
第9話は 2時間スペシャルで、レギュラーメンバーに加え、マイト、タミー、オショウ、ヌンチャク、チャンプ、マリア、?女が登場した。
主要登場人物
- ハングマン
- パピヨン / 英 蝶子 - 山本陽子
- ハングマンのリーダー。銀座にあるクラブ「パピヨン」のオーナーママだったが、代議士秘書でパトロンだった前尾大輔とともに収賄・疑獄事件に巻き込まれ、殺害されかかった過去がある。生還後、主婦として平穏な生活を送っていた最中、死んだはずの前尾が突如現れ、匿名のスポンサーの元、ハングマンのリーダーとしてスカウトしたい旨を告げられる。当初は固辞するが、前尾と共有するクラブパピヨン時代のあらゆる「過去」をちらつかされたことで、渋々ながらオファーを承諾する。最初のハンギングの相手は、その疑獄事件の真の黒幕であった。
- ハンギングではエジソンの横で指示を出している。ファルコン不在の第22・23話では進行役となったエジソンに代わって送信を担当している。
- 敵を捕らえる際は、エジソン制作の装備品を使用する。主にリングやブレスレットにクロロホルムを注入した針を忍ばせ、それを敵の手や首に充てて失神させる。また、ベルトのバックルにスタンガンを仕込んだものや、金属と接触すると電磁波を出し気絶させるベルトなども使用する。
- 夫を愛する家庭第一主義者で、家事優先のため「スーパーへ行かなきゃ」と慌ててアジトを、メンバーを慌てさせる場面も見られた。ギャラは銀行[17]に定期預金として預け、最終回では1,600万円に達していたが、夫が負った欠損を埋めるためにそのうちの1,500万円が使われた。
- 第9話のスペシャルに登場した「?女」こと栗原美津代とのやりとりでは、前ゴッド(神山玄蔵)と何らかの関係を伺わせる描写がある。使用車両はT150系トヨタ・カリーナディーゼルSEエクストラ。
- ファルコン / 伊吹 賢司 - 佐藤浩市(第1 - 21、22(声のみ)、24 - 27話)
- パピヨンの補佐役。大学は農学部に在籍し、大学院ではバイオテクノロジー農学を専攻し修了後、砂漠化に対応するハイブリッドの品種改良などの研究をしている。オーストラリアに牧場を買う資金を稼ぐためにハングマンとなった。その知識を生かし、表稼業の花屋「緑美園」を仕切っている。生化学にも精通しており、薬品の化学分析なども行う。ハンギングでは進行役を担っている。
- ボクシングも得意とする文武両道派であり、パチンコも武器として使用する。最終回では手に入れたギャラで、大型トラクターを購入した。使用車両はX70系トヨタ・チェイサーディーゼルXG。
- バニー / 若月 清志 - 松下一矢
- 前尾の部下で、孤児院から引き取られ、彼の元で育てられた。生真面目で融通が利かない性格のため、ファルコンやエジソンをしばしば閉口させる。そそっかしい上に行動が危なっかしく、その点でもファルコンやエジソンの頭痛の種となっている。パピヨンに気があるような素振りも見せる。
- ダンス好きで、ディスコによく行っているらしい。武器として投げ縄を使う。ハンギングではカメラ担当。最終回ではギャラでオープンカーを購入した。次作『ハングマン6』第7話ではマイトの部下となっており、敵の罠に嵌って爆殺された。
- 演じる松下は零心会のメンバーで、前作で「松下正之」名義でゲスト出演している。放送当時は17歳で、自動車免許を所持できる年齢ではなかったため、基本的に自動車を運転するシーンはない。
- エジソン / 星野 良一 - 火野正平
- コードネーム通りの頭脳派で、メカニック担当。盗聴機やパピヨンが使用する武器などを製作する。初期は格闘が全く苦手で、実戦はファルコン、バニーに任せていた。
- 使用車両は普段は花の配達に使用されているトヨタ・クイックデリバリー。さまざまな機械が搭載されており、前線基地として機能する。ハンギングでは送信担当だが、ファルコン不在の第22・23話では彼に代わって進行役を務めている。
- 金銭にがめつく、メカの製作費をけちって失敗することが多い。無類のプレイボーイで性風俗に狂い、ファルコンに金を無心する事もしばしば。これが高じて犯罪に巻き込まれて容疑者となり、留置場送りになったこともある。
- マネージャー / 前尾 大輔 - 土屋嘉男
- 代議士の元秘書でありクラブ「パピヨン」の元パトロン。海外逃亡から帰国後、ある隠居した大物篤志家と関わりを持ち、「正義は金で買える」という理想の下にハングマンの結成を提案した張本人。蝶子とは愛人関係にもあったが、現在は互いの関係をビジネスパートナーとしてのみに割り切り、スポンサーとハングマンの連絡係として活動している。
- 毎回、様々な扮装で蝶子の前に登場し、調査資料と報酬を渡す。第8、14話のみ逆パターンとして、パピヨンが扮装し、前尾と連絡を取ったことがあり、ハングマンの偽者が現れた時(第19話)はパピヨンたちを詰問するため、扮装せずに現われた。
- また、9話のスペシャルでは前作『4』の「?女」こと栗原美津代がパピヨンと接触する際、前尾とも知古であることを語る場面がある。
- 基本的に捜査には参加しないが、第26話のみ囮として、サラ金の支店長に扮した事がある。
- その他
- 英 雅則 - 秋野太作
- 蝶子の夫で、中小商社に勤める商社マン。お人よしで、物事を深く考えない性格である。任務中のパピヨンと何度も遭遇しているが、蝶子である事には気付かなかった。
- 最終回で、ハングマンの事を知りかけたものの上手く誤魔化され、蝶子がパピヨンである事には最後まで気付かなかった。
- 最終回では取引先の不渡りを掴まされ、その損害賠償額1,500万円を蝶子がハングマンのギャラで貯蓄していた1,600万円から捻出させた。
主題歌
放映リスト
サブ タイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブックの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 14.3%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
ザ・ハングマン6
1987年2月20日から6月5日にかけて、全15話が放送された。
ゴッドからの新たな指令を元に、同業者のカメラマンから腕の立つ者をフラッシュが人選・スカウトして作った組織。なお、本作ではゴッドのみならず連絡係も登場しなくなった。アジトは神宮前4丁目にある写真館「Studio Say Cheese」[18]で、ゴッドからの指令はパソコン通信で送られて来る[19]。
処刑方法はアルバイトであるモルモット小父さんを受刑者に見立てて処刑のデモンストレーションを行い[20]、それを見た犯人一味を怯えさせ、悪事を白状させるという趣向。加えて、その模様をカメラに収め、自白内容をリール式録音機で記録し、犯人の身柄共々警察へ提供する。招集の際はニーベルングの指環第1日「ワルキューレ」やベートーヴェンの「運命」などが店内に鳴り響き、店にいないメンバー宛には全員が持っている腕時計擬装の無線機に「集合せよ」の文字伝達がされる。
オープニングナレーションは小林克也が担当、最新の国勢調査(1985年/昭和60年度 実施分)の結果と世論をナレーションに含み、タイトルコールを英語で放つ[21]。
第7話は2時間スペシャルで、欠席のアンクルに代わり、マイトが登場。マイトの部下として、ヨガ、バニーも登場した[22]。
主要登場人物
- フラッシュ / 矢吹 良介 - 名高達郎
- “日本のロバート・キャパ”と異名を取る、戦場カメラマンであり、フォトジャーナリスト。リーダーを自認している。コンピュータに精通し、ハングマンのアジトから、ゴッドの指令や指示をパソコン通信で受け取る。論理的な思考で頭脳明晰。幾度となく戦場を渡り歩いているため、アクションも相当の力量を持ち合わせている。『ザ・ハングマン4』で登場したハングガン(サンダーブロウ)を駆使する。なおE・Tことサファリとフラッシュが同一人物であるとする資料はない。
- 最終回では本業(レバノン内戦の取材)の依頼が入り、ハングマンを脱退し旅立つ。愛車はトヨタ・ソアラ(MZ20型)。
- アイリス / 立花 愛 - 鮎川いずみ
- フラッシュとは同じ写真専門学校で同期だったが、カメラマンを辞め、芸能プロダクション「Office AI」を営む。隠密活動にはあまり参加せず、実質的にモルモット小父さんを呼び出す仕事しかしていない。
- ハンギングをする際、見せしめのモルモットが必要で、人手不足には重宝するというアンクルの提案で、ハングマンに加入する。
- 金銭にがめつく、フラッシュにモデル料金を暴利請求したり、モルモット小父さんのギャラを常にピンハネしている。自分の妹をスポットに紹介するという口実で、彼を執拗に誘惑する。
- スポット / 草間 哲平 - 川野太郎
- フラッシュと同じ写真専門学校の後輩で、新進気鋭のカメラマン。都会の風景をテーマに様々なアート写真を撮っている。特技は棒術[23]。弱点は棒がないと木偶の坊になる事(第2話)。曲がったことが大嫌いで、熱血漢で正直者。アンクルとともに事件に怒りを覚え、フラッシュから打診を受けていたわけではないが、ゴッドの承認を経てハングマンへと加入する。女性への免疫がほぼゼロに近いことから、事あるごとにアンクルから「童貞」と揶揄されている。愛車は白のトヨタ・MR2、トヨタ・ハイエース。
- アンクル / 本庄 剣次郎 - 梅宮辰夫(第1 - 6、8 - 15話)
- フラッシュと同じ写真専門学校の先輩。本業はビニ本専門のカメラマン。フラッシュが直接打診をしていたが、一度は拒否をする。しかし、近々に撮影していた親しいモデルが事件に巻き込まれ、殺害されたことに激昂し、ゴッドの承認を経てハングマンへと加入する。コードネームの由来は得意な「ローアングル」を掛けたという事になっているが、本人はおじさん(uncle)に引っ掛けているのではないかと疑っている。
- メンバー随一の怪力であり、格闘を得意とする。少女好みであり、特に16〜7歳の娘を狙った犯罪には激しい怒りを燃やす。また事あるごとに自分好みの娘をビニ本のモデルにスカウトしようとすることから、アイリスからも幾度となく「ロリコン」と揶揄されている。
- モルモット小父さん / 高田 元 - 稲川淳二
- 元手品師で、寿司屋「寿司元」を営んでいる。アイリスに惚れており、彼女からの電話一本でハンギング方法のデモンストレーターに仕立てられ、悲惨な目に遭っている。
- ハングマンのメンバーではないにもかかわらず、アイリス経由でギャラを受け取っているが、ギャラを治療代や仲介手数料と称してピンハネされている。
5人の人間関係は期ごとにアンクル>フラッシュ/アイリス>スポット、モルモット小父さん(繋がりなし)となる。
主題歌
- 「だまって俺についてこい」作詞:青島幸男、作曲:萩原哲晶、編曲:若草恵、唄:火野正平(キングレコード)、エンディングの踊り:ストリートファイター
放映リスト
サブ タイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブックの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 10.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
ハングマンGOGO
1987年6月12日から9月25日にかけて、全16話が放送された。
ハングマン6からシリーズ・世界観を共有する事実上の続編であるが、フラッシュの後任として、ダブルがリーダーとなる。前作で降板した名高に代わり、渡辺徹のキャラクターを活かす方向に路線変更する。当時の渡辺は榊原郁恵と婚約中で挙式寸前であった事から、作中では婚約者と称する写真やプラチナのペアブレスレットを見せびらかしたり、最終回では婚礼衣装の仮縫いのシーンを入れ込んだり等のギミックが多数取り入れられた。
本作のオープニングは本編のダイジェストとなっており、ナレーションが無かった。テーマ曲は前作『ザ・ハングマン6』から変更していない。
主要登場人物
- ダブル / 長浜 昭太郎 - 渡辺徹
- フラッシュの後任としてゴッドが送り込んだ男。結婚資金を稼ぐため、ハングマンとなった。IQ200。東京大学工学部卒の自称「秀才」。以来、100種もの職業を転々とし、現在はラーメン移動販売車「豚珍軒」店主。(ベース車はトヨタ・タウンエースバン)刑事、カメラマンも経験したと自称している。性格、体格共に文字通りの大物。体格とは裏腹にアクションに長け、易々と悪党を倒すこともしばしば。ハングマンとしてバランスのとれた能力を発揮する。移動販売車以外にも愛車であるT160系トヨタ・セリカに乗ることがある。
- 第1話でスポットからデリンジャー型の専用ハングガン(サンダーブロウ)を支給され、主に悪人を捕えたり、窮地を逃れるために使用する。また、フラッシュが使用していた通常サイズのサンダーブロウは敵地に盗撮用カメラを取り付けたりする備品用途として、主に使用している。
- 婚約者の写真を持ち歩いており、スポットが覗き込むと、すぐ隠す。榊原郁恵の曲を愛好している。視力3.5であり、目を指で吊り上げると遠方を見ることができる。
- アイリス / 立花 愛 - 鮎川いずみ
- フラッシュが去ってから危機感を持つようになり、隠密活動をするようになった。しかし、モルモット小父さんのギャラをピンハネするのはあいかわらずで、スポットに直接迫るようになった。
- スポット / 草間 哲平 - 川野太郎
- アンクル / 本庄 剣次郎 - 梅宮辰夫
- モルモット小父さん / 高田 元 - 稲川淳二
主題歌
- 「だまって俺についてこい」作詞:青島幸男、作曲:萩原哲晶、編曲:若草恵、唄:火野正平(キングレコード)、エンディングの踊り:ストリートファイター
放映リスト
サブ タイトルの表記等は公式サイト、公式ガイドブックの表記に準じる。
- 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率を示す。
平均視聴率 9.4%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
女ハングマン・夫のルスに連続殺人犯と対決!! 意外やボスは?
1990年5月22日、『火曜ミステリー劇場』で放送した。ハングマンのメンバー全員が女性という、当時の世相を反映させた設定。視聴率は12.1%。 キャスティングや設定が『V』と類似しているが、設定も世界観も共通点はない。 また1回の仕事量に対する報酬を歩合制とした場合、歴代ハングマンの中で最高額(一人頭1000万円)が支払われている。
主要登場人物
- マロン / 浜野栗絵 - 山本陽子
- 今は団地で、夫と義父とともに暮らす平凡な主婦である彼女は、過去にハングマンのリーダーをしていたことがあった。ある日、ゴッドからハングマン活動再開の指令を受け、住宅購入に見合う報酬を条件に、ハングマンのリーダーとして活動を再開することを承諾した。
- ピンキー / 中沢千明 - 七瀬なつみ
- マロンの住む団地に住んでいる女性。ストーカー男(粟津號)を合気道でいとも簡単に撃退する所をマロンが目撃したことから、ハングマンのメンバーにスカウトした。風俗店に勤務している。
- ケイ / 美山恵子 - 高橋ひとみ
- 26歳。海外で諜報活動をしていたことがあるが、経歴は一切不明。芝浦のレストランバーのオーナーであり、そのレストランがアジトである。
- クロック / 林智代 - 真木洋子
- 36歳。機械弄りの大好きな女性で、リサイクルショップを経営している。盗聴機やハンギングするための武器を製作する。
- 浜野良介 - 秋野太作
- 栗絵の夫で、善次郎の息子。今は平巡査をしている。善次郎とは違い、人が良いだけの鈍感な男(ピンキー談)で、栗絵がハングマンであることには全く気付いていない。栗絵を愛し過ぎるがゆえに、事あるごとにアクセサリーやワンピースなどを購入し、栗絵を閉口させる。また明眸皓歯の容姿から、上官や同僚に、栗絵をやたらと紹介して呆れられている。
- 浜野善次郎 - 北村和夫
- 栗絵の義父。警察庁長官官房長だったが、3年前に退官した。最近はボケ気味で「出勤するために」ハイヤーを呼び出そうとしたり、部下に御馳走するために寿司を大量に注文したり、訪問販売員(笑福亭鶴光)を部下として家の中に招き入れたり、と奇行が目立っている。
- しかし、実のところゴッドとは長年の知己であり、ハングマンとの仲介連絡役を務めているが、それを周囲から悟られないようにするため、わざとボケた振りや痴呆が入った演技をしていた。
ザ・ハングマン MISSION-2000
1999年4月3日にABC(朝日放送)の「おひるのワイド120」にて関西ローカルでの初放映、関東地区では1999年9月11日 土曜日の深夜にテレビ朝日にて初放映された。 関西ローカルの放映後の1999年 5月にバップより、テレビ放映の完全版(ノーカット版)をオリジナルビデオとして発売した。過去のテレビシリーズとの関連性は無く、製作プロダクションの創英舎が参加している。「ザ・ハングマン」の系譜を継ぐ最後の作品となる。
出演
- ヒット / 高岡 譲治 - 西村和彦
- 関東に拠点を置く某広域指定暴力団のヒットマン。兄弟で東野(渡辺哲)に幼少から手飼いにされているが、ある東西勢力争いの抗争事件で関西に対峙する某広域暴力団の琢磨(火野正平)を東野の命で始末するが、弟を懐柔され、闇に葬るため狙撃され捨て駒にされる。瀕死の状態のところを女医の美由紀に助けられる。その後、自身が刺殺したはずの琢磨が蘇生しているのに驚愕し、抗争事件の真相を伝えられ、美由紀と弟の報復の為にハングマンのメンバーになることを決意する。
- F1 - 小沢仁志
- 元・GPレーサー。愛車はスズキ刀。追跡や犯人を捕らえる際も常にバイクを使用する。
- ジェーン - 夏目玲
- 潜入・変装の名人。時にはお色気を武器に潜入することもある。
- チップ - 一矢
- コンピューターやメカニック担当。ハンギングのCGの設計も担当。
- 美由紀 - 井上尚子
- 医者の卵。瀕死の譲治を救い、恋仲に墜ちる。しかし、ある時藤堂の犯罪行為を知る由となり、殺害されてしまう。
- 東野 - 渡辺哲
- 関東に拠点を置く某広域暴力団の組長。馬渡の手引きで関西勢力を飲み込み、東西勢力図を変えるため高岡兄弟を使い、琢磨を消すように命じる。
- 藤堂 - 久保晶
- 東西銀行頭取。不正融資や東野が不法行為で集めた金をプールして、馬渡に政治資金名目で献金を行っている。
- 馬渡 - 西沢利明
- 当選10回の衆議院議員。関東の広域暴力団の勢力を関西側へと誘い込み抗争事件を誘発させ、それを契機に、一気に東西統一の暴力団勢力権限掌握を画策しようとする。長年の議員活動の功績を認められ、ノーブル賞(架空)の受賞が内定している。
- 看護師 - 井上晴美
- 矢吹が潜伏している内科医院の看護師。矢吹の風来坊振りに手を焼かされており、いつまた病院を後にするのか訝しんでいる。
- シンプ / 琢磨 - 火野正平
- 関西を拠点とする某広域暴力団の組長。関東勢力の進出に対して「対話」で解決する旨を示していた矢先、譲治により心臓を一突きにされ、一度は刺殺されるが、ゴッドが天才外科医であり、元ハングマンの矢吹に依頼し、外科手術をもって蘇生させられる。その後、抗争事件の真相を知り、ゴッドの命でハングマン発足とともにメンバーとなる。
- ゴッド(声のみの出演) - 夏木陽介
- ハングマンの元締。一連の広域暴力団の抗争事件の裏を探り、解決する為ハングマンを結成する。シンプの蘇生を矢吹に依頼する。
- 天才外科医 矢吹 - 佐藤浩市(特別出演)
- 現在は町医者として潜伏している元ハングマン。ゴッドからの依頼で一度死んだ琢磨(シンプ)を蘇生させる。その後、ハングマンとの関係断ち切りたい旨とゴッドに居所を突き止められたため、町医者として潜伏していた病院を去ることになる。
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テレビシリーズスタッフ
要約
視点
- 制作 - 山内久司 (朝日放送)
- プロデューサー - 大熊邦也、奥田哲雄、西村大介、岡村道範 (朝日放送)、佐久間博、矢崎敏典(松竹芸能)
- 音楽 - 若草恵
- 撮影 - 北泉成、横手丘二、仙元誠三、片岡二郎、原秀夫、林兆、西山誠、加藤正幸、緒方博、稲垣久夫、内田安夫
- 照明 - 新川真、加藤松作、三好和宏、小中健二郎、金井道朗、岡本運河、沖田秀則、野口素胖、田島武志、高橋哲
- 美術 - 林隆、松井敏行、福留八郎、金子幸雄、丸山裕司、川船夏夫、中澤克己、古谷良和、金子元昭
- 録音 - 酒匂芳郎、木村瑛二、小林尚、八木隆幸、内田誠
- 整音・調音 - 建部日出夫、小峰信雄、渋谷明憲
- 編集 - 鈴木晄、西村豊治、井上治、鍋島惇、平木康雄
- 選曲 - 山川繁
- 助監督・演出助手 - 伊藤秀裕、鈴木潤一、菅野隆、山内宗信、正森和郎、鷹羽邦彦、丸久生、高橋安信、宮坂清彦、藤井吉春、工藤清、小野多美雄、福島孔道、松井昇、佐藤武光、三池崇史
- プロデューサー補 - 矢崎敏典、木村正人
- 制作担当 - 大里俊博
- 制作主任 - 服部紹男、鶴英次、飯田康之、吉田由二、菅宣次、湯原真佐夫、大橋和男、江島進
- 技斗 - 西本良治郎、伊奈貫太
- カースタント - 高橋レーシング、タケシレーシング、スーパードライバーズ、チームシャーキー
- 効果 - 東洋音響、伊藤末吉(1 - 5)、宮田音響 (6、GOGO)
- 現像 - 東京現像所 (1)、東洋現像所→IMAGICA(2 - GOGO)
- 協力 - MAZDA (1)、日産自動車(2)、TOYOTA(3-)[24]
- 製作協力 - にっかつ撮影所(1 - 5)、国際放映 (6、GOGO)
- 制作 - 朝日放送、松竹芸能
ザ・ハングマン 燃える事件簿
脚本
監督
ザ・ハングマンII
脚本
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監督
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新ハングマン
脚本
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監督
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ザ・ハングマン4
脚本
監督
ザ・ハングマンV
脚本
監督
ザ・ハングマン6
脚本
監督
ハングマンGOGO
脚本
|
監督
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|
女ハングマン
- 制作 - 山内久司 (ABC)
- プロデューサー - 西村大介 (ABC)、佐久間博、矢崎敏典(松竹芸能)
- 脚本 - 中村勝行
- 音楽 - 若草恵
- 音楽協力 - テレビ朝日ミュージック
- 擬斗 - 伊奈貫太
- 技術協力 - 東通
- 監督 - 小澤啓一
- 制作 - ABC、松竹芸能
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サウンド・トラック
シングル
アルバム
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補足
- 車両提供は国産車はシリーズでメーカーが異なるが、外車は一貫してチェッカーモータースが車両協力している(第1シーズンはノンクレジット)。
- 2015年現在、CS放送などの再放送では、台詞に放送禁止用語や差別用語がある箇所は無音になることが多い。
放送局
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系列は、放送当時の系列。
※ この他、CS放送のファミリー劇場、ホームドラマチャンネル、チャンネルNECOでも放送された。
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DVDソフト化情報
2004年、ジェネオンエンタテインメントより、シリーズ第1作が全話 DVD化され、3巻のBOXに分け販売した。後続のシリーズも順次 DVD化されるとアナウンスされたが、中断している。
『4』『V』『6』の2時間スペシャル 3本がそれぞれ、1999年のオリジナルビデオの発売に合わせ、ビデオソフト化されているが、現在は廃盤。
関連作品
脚注
Wikiwand - on
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