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静岡県のテレビ朝日系列局 ウィキペディアから
株式会社静岡朝日テレビ(しずおかあさひテレビ、Shizuoka Asahi Television Co., Ltd.)は、静岡県を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者。略称はSATV (Shizuoka Asahi TeleVision)。テレビ朝日系列フルネットの放送局。
この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
静岡朝日テレビ本社 2018年に東側(写真右側)を増築 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | SATV、あさひテレビ |
本社所在地 |
日本 〒420-8567 静岡県静岡市葵区東町15番地 |
設立 |
1976年(昭和51年)11月19日 (静岡県民放送株式会社) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4080001002629 |
事業内容 | 放送法に基づくテレビジョン放送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 小野瀬雅久[1] |
資本金 | 10億円 |
売上高 |
77億5,400万円 (2024年3月期)[2] |
営業利益 |
11億800万円 (2024年3月期)[2] |
経常利益 |
12億1,800万円 (2024年3月期)[2] |
純利益 |
8億1,400万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
153億6,900万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 | 152名(2017年6月1日現在) |
主要株主 |
テレビ朝日ホールディングス 31.7% 朝日新聞社 19.9% 中日新聞社 11.5% (2019年4月1日時点)[3] |
外部リンク | https://www.satv.co.jp/ |
静岡朝日テレビ | |
---|---|
英名 |
Shizuoka Asahi Television Co., Ltd. |
放送対象地域 | 静岡県 |
ニュース系列 | ANN |
番組供給系列 | テレビ朝日ネットワーク |
略称 | SATV |
愛称 |
あさひテレビ 静岡朝日 |
呼出符号 | JOSI-DTV |
呼出名称 |
しずおかあさひテレビ デジタルテレビジョン |
開局日 | 1978年7月1日 |
本社 |
〒420-8567 静岡県静岡市葵区東町 15番地 |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 5 |
デジタル親局 | 静岡 18ch |
主なデジタル中継局 |
浜松 23ch 三島 23ch 島田 18ch |
公式サイト | https://www.satv.co.jp/ |
特記事項: 開局から1年間はANNとNNNのクロスネット局だった。 |
1978年(昭和53年)7月1日、弁護士の鈴木信雄を社長として、静岡県内で3局目(アナログUHFでは2局目)の民放テレビ局として開局[4]。系列新聞は朝日新聞と中日新聞。テレビ朝日をキー局とするANN系列に属する。
旧社名は静岡県民放送(愛称:静岡けんみんテレビ)で、1993年(平成5年)10月1日に現社名に変更された[注 1]。開局から1年間はANN系列と日本テレビ系列(NNN)のクロスネット局だったが、静岡第一テレビ(SDT)開局以降はANN系列に1本化。わずかながら、テレビ東京系列局の番組も現在でも番販扱いで放送されている。
コールサインはJOSI-DTV。リモコンキーIDは5である。本社所在地は静岡市葵区東町(あずまちょう)。在静の放送局では、浜松市中央区に本社・演奏所を置く静岡エフエム放送(K-MIX)[5]及びコミュニティーFM局(一部[6]を除く)以外は静岡市に本社・演奏所(NHKは局舎)を置いているが、その中でコミュニティーFM局を除くと唯一静岡市葵区に本社・演奏所を置く放送局である(他局は静岡市駿河区に本社・演奏所、局舎を置いている。
2018年(平成30年)に開局40周年を迎えた。キャッチコピーは「テレベンチャー!」。
1980年(昭和55年)に放送が開始された土曜早朝の情報ワイド番組『おはようしずおか』以来、地元密着の情報番組制作に力を入れている。この流れは2000年(平成12年)に放送を開始した夕方の情報ワイド番組『とびっきり!しずおか』に引き継がれ、現在に至っている。近年では『霜降り明星のあてみなげ』などのバラエティ番組の制作にも力を入れており、2023年(令和5年)現在では県内民放の中では自社制作番組の比率が1番多い。
『エンジョイDIY』に林マヤが出演していたことから、さわやか五郎(上々軍団)などアップフロント系列の芸人(元所属を含む)の起用が目立つ。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[7][8][9][10][11]
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
10億円 | 20,000株 | 17 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
テレビ朝日ホールディングス | 6,330株 | 31.65% |
朝日新聞社 | 3,980株 | 19.90% |
中日新聞社 | 2,300株 | 11.50% |
日本経済新聞社 | 2,000株 | 10.00% |
名古屋テレビ放送 | 1,440株 | 7.20% |
資本金 | 授権資本 | 1株 | 発行済株式総数 |
---|---|---|---|
10億円 | 20億円 | 5000円 | 200,000株 |
資本金 | 授権資本 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|---|
10億円 | 20億円 | 5万円 | 20,000株 | 41 |
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
10億円 | 20,000株 | 28 |
1966年(昭和41年)以降、朝日新聞社は全国朝日系テレビネットワークを構築すべく、全国各地にUHF新局の開局申請を行い、その結果他系列と相乗り(クロスネット)となる形ながらも、一応全国に朝日系のテレビ局が開局した。しかしながら1970年(昭和45年)前後の大量開局時でも静岡県では朝日系のテレビ局を開局できず、取り残された者同士の朝日新聞社・テレビ朝日陣営(テレビ太平洋)と読売新聞社・日本テレビ陣営(静岡全県テレビ)が1975年(昭和50年)以降の新局開設申請に動く事となった。朝日は中日新聞社や浜松財界などを味方につけ、浜松市に本社を置く新局の開局を目指した。浜松財界がテレビ局の開局に動いた理由の1つに、テレビの父と呼ばれる高柳健次郎の出身地であることがあった。一方の読売陣営は地元静岡新聞社や県漁協連、林業団体などを味方につけて、静岡市に本社を置く新局の開局を目指した。
1973年(昭和48年)10月5日にチャンネルプランの修正案に静岡に新しいテレビ局を設置することが盛り込まれてからは、朝日、読売を応援する陣営が次々に開局の申請書を提出するなど、出口が見えない「泥仕合」の様相を呈したため、静岡県知事や県議会も介入せざるを得なくなり、結果として朝日陣営が静岡に本社を置き、読売陣営がこれに協力する形をひとまずとる事とした。1977年(昭和52年)10月6日には小宮山重四郎郵政大臣が朝日新聞・読売新聞社長と面談し静岡県民放送を朝日新聞主導で運営する方針をとること、県内テレビ第4局の早期開設を目指し第4局は読売新聞主導の運営とする裁定案を提示し合意に至り[12]、静岡県民放送がクロスネットの形で開局する事となった(第3局、第4局の開局の経緯は、『静岡朝日テレビ二十年史』、『静岡第一テレビ十年史』において詳細が記されている)。
なお、翌1979年(昭和54年)の静岡第一テレビ(日本テレビ系列)の開局により、このクロスネットは1年で終了する。
ちなみに、静岡第一テレビ開局までは静岡県民放送に「第2事業本部」という部署が存在した。名目上は「第3・第4局共通の問題に当たる」ための部署として設置された[26] が、実際には静岡第一テレビの開局準備が主な業務(静岡県民放送の運営は「第1事業本部」が担当)で、静岡第一テレビ開局と同時に廃止された。
この一件を契機として、まず相乗りで新局を開局させ、その局の経営が軌道に乗った所で別途新局を開局させて袂を分かつ開局手法が、以降開局の長野県のテレビ信州(TSB。現在は日本テレビ系列のフルネット局)をはじめとして、朝日・読売両グループ間で多く行われたが、その発端はこの静岡県民放送開局に至る一連の流れであり、この手法は「静岡方式」とも呼ばれていた。
(『静岡朝日テレビ二十年史』、『静岡第一テレビ十年史』などから抜粋し一部引用、一部要約)
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
19:00 | 赤い鳥のこころ (テレビ朝日) |
シャープ スターアクション! (日本テレビ) |
東芝ファミリーホール 特ダネ登場!? (日本テレビ★) |
クイズタイムショック (テレビ朝日) |
花の子ルンルン (テレビ朝日) |
新・巨人の星II (日本テレビ) |
ミュージック・ボンボン (読売テレビ) |
19:30 | 一休さん (テレビ朝日) |
それは秘密です!! (日本テレビ) |
水曜スペシャル (テレビ朝日) |
木曜スペシャル (日本テレビ) |
燃えろアタック (テレビ朝日) |
土曜スペシャル (日本テレビ) |
すばらしい世界旅行 (日本テレビ) |
20:00 | NTV紅白歌のベストテン (日本テレビ) |
新五捕物帳 (日本テレビ) |
ワールドプロレスリング (テレビ朝日) |
俺たちは天使だ! (日本テレビ) | |||
21:00 | 月曜スター劇場 (日本テレビ) |
半七捕物帳 (テレビ朝日) |
欽ちゃんの どこまでやるの!? (テレビ朝日) |
ナショナルゴールデン劇場 (テレビ朝日) |
金曜ロードショー[注 9] (日本テレビ★) |
土曜ワイド劇場 (テレビ朝日) |
日曜洋画劇場 (テレビ朝日) |
22:00 | 大都会 PARTIII (日本テレビ★) |
プロポーズ大作戦 (朝日放送) |
特捜最前線 (テレビ朝日) |
風花のひと (日本テレビ) |
特別編成により放送時間の変動や番組休止等の詳細は「とびっきり!しずおか#放送中止・変更の備考」を参照。
○は2020年9月からはサブチャンネル 052chにて放送。
製作局の表記のないものはテレビ朝日製作。
太字は同時ネット。
★の番組は現在の静岡朝日テレビ(SATV)になってからもしばらくネットしていたもの。また、☆の番組については現在も放送中。
製作局の表記のない番組はテレビ東京制作。
中部(静岡市、志太・榛原)
西部(中東遠、浜松市・湖西市)
東部(伊豆、駿東・富士・三島・沼津)
2011年7月24日廃止時点
情報カメラ(お天気カメラ)を在静のテレビ局としては比較的早くから設置していた。『静岡朝日テレビ二十年史』によると、開局5周年記念事業の一つとして1983年(昭和58年)に静岡ターミナルホテル(当時。現在のホテルアソシア静岡)の屋上に設置された。同ホテルの開業に合わせて稼働できるよう、ホテル側と交渉を進めていたといい、同年9月12日に運用を開始した。
在静テレビ局としては静岡放送(本社屋上、1977年(昭和52年)12月設置[36])に次いで2例目(テレビ朝日系列でもテレビ朝日、朝日放送に次いで3例目)の設置となった。なお、比較的早い時期に情報カメラを設置したのは、東海地震対策であったという。この情報カメラはハイビジョン対応への改修を経て、2023年(令和5年)1月時点でも同じ場所で運用を続けている[37]。
2023年(令和5年)現在、制定されたものはなく、テレビ朝日系列では唯一、正式なマスコットキャラクターが存在しない。
以前のマスコットキャラクターは、初代がケツァールという鳥をモチーフにした「アーサー」で、1993年(平成5年)10月1日の社名変更時に制定した。アーサーのデザインはイラストレーターの坂井永年(静岡市葵区出身)[38]。
2代目はプライズ機(ガチャなど)の景品を入れるカプセル(カプセルトイ)をモチーフにした「ココマル」(2005年(平成17年)3月末、愛称「あさひテレビ」の制定時にデビューした)。2010年(平成22年)4月からは、黒いキャラクターの「デビマル」も登場した。この2体のキャラクターは2020年(令和2年)3月31日に使用を終了している。その後、社屋壁面(ドラえもんからの置き換え。2021年(令和3年)3月に撤去)や同局の報道取材ヘリコプターに掲示されていたもの、キャラクター紹介ページなども順次撤去・削除されていった。
若手社員発のインターネットテレビ局として、YouTubeチャンネルを開設。2015年(平成27年)1月30日に開始し、2020年(令和2年)3月31日終了[39] した。開設当時は、既存のテレビ局に対する「反逆」をキーワードとしていた[40]。
オリジナル番組を中心に配信し、一部番組は再編集されて同局で地上波放送された[41] 。また『霜降り明星のパパユパユパユ』は、『霜降り明星のあてみなげ』として、2019年(平成31年)4月より地上波レギュラー化された[42]。同番組は、現在TVer等でエリア外に向け配信されている。
早期より、お笑い第七世代の起用や有名YouTuberと共演するなど注目されてきたが、2020年(令和2年)3月31日をもって終了がアナウンスされた。終了後、同年7月に予告なく『LOOK』と名称変更されるも、目立った更新は見られていない。2021年(令和3年)4月、同局では「バズバラ!」(2021年4月 - 6月)が放送されるも、『SunSetTV』とは無関係と考えられる。
若手社員がプロジェクトを担当。マルチクリエイターのスズムと同局アナウンサーの相場詩織(2014年 - 2016年2月退職)が共演する『SunSetTV』と、株式会社KADOKAWAと共同でショートアニメーション『BAR 嫌われ野菜』の配信を開始した。
配信休止期間を経て、プロジェクトが再始動される。Twitter漫画家のアーノルズはせがわを迎え『SunSetTV動画』として再スタート。動画に加え、『BAR 嫌われ野菜』を中心とした漫画コラムコンテンツを配信。
これまでの若手社員のプロジェクトから、担当者が変更となる。SunSetTVの中心となる番組が立ち上がり、若年層を中心に一定の支持を得られる。お笑い芸人の起用やYouTuberとの共演、他メディアとのコラボ企画が展開された。霜降り明星をはじめとしたお笑い第七世代の冠番組や、第二期より引き続き出演したアーノルズはせがわは、はじめしゃちょーをはじめとしたYouTuberと共演している。
担当者が変更。「Aマッソのゲラニチョビ」や「霜降り明星のパパユパユパユ」は継続されるも、新規番組は減少した。また、一部番組がDVD化された。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
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