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日本の名優(1944−2020) ウィキペディアから
1967年に青山学院大学を卒業[4]。在学中はESSに参加し、英語劇を上演していた。卒業後の1968年、劇団四季を経て、三島由紀夫を中心とする劇団「浪曼劇場」の結成に参加。中村伸郎、中山仁、勝部演之、川合伸旺らとともに、劇団の中心俳優として舞台に立つ。三島には目をかけられ、舞台『サロメ』ではヨカナーン役に抜擢されるが、三島の死後、劇団は解散。以後はテレビ・映画を中心に活躍する。
端正な顔立ちと渋い声により主に刑事ドラマ・時代劇の名悪役として知られており、テレビ時代劇『水戸黄門』ではゲスト最多の68回出演[5]。悪役への転機は1972年の『木枯し紋次郎』第1シリーズへの出演がきっかけである[6]。第11話で渡世人を演じたのが市川崑に注目され、市川が演出した最終話(第18話)「流れ舟は帰らず」に再度、敵役として出演。以後、悪役としての出演依頼が多くなった[7]。悪役としては厳つい表情に冷徹な口調などで、首謀者から参謀役、(主に若い頃は)手下まで幅広くこなす。その一方で、TBSドラマ「隣の未亡人」(主演:二宮さよ子)では、一見、悪役と思わせながら、実は主人公の再婚相手である雑誌編集者の役(二宮演じる主人公は作家)を演じたことや、子供向け番組「怪人二十面相」では事実上の主人公である二十面相を演じた。
日本俳優連合副理事長として俳優の権利向上・生活向上にも尽力した。
特技は乗馬[2]、英会話[2]、スクーバダイビング[2]。趣味はゴルフ[2]、麻雀[2]、モダンバレエ[4][2]。
2020年1月31日16時33分、肝臓がんのため、東京都内の病院で死去[8]。75歳没。晩年は亡くなる10年前に胃がんの手術を受け、術後は小康状態の中で仕事を続けてきたが、2019年には体調が悪化し入退院を繰り返していたという[9]。本人の希望により同年2月2日に家族葬が営まれた[10][11]。
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