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日本のテレビ時代劇シリーズ (1973-1976) ウィキペディアから
『子連れ狼』(こづれおおかみ)は、小池一夫・小島剛夕の漫画『子連れ狼』を原作とする萬屋錦之介主演のテレビ時代劇。1973年から1976年にかけて、2回の中断をはさみ全3部・合計79話が日本テレビ系列で放送された。
既に若山富三郎主演で映画化されていたが、これと並行する形で制作が決定した。この事について配給元の東宝、若山と日本テレビとの間でひと悶着あったが、結局、制作元で映像化権を持っていた勝プロダクションは日本テレビに売却。替わりに勝プロ制作、若山主演の作品(『唖侍鬼一法眼』)を用意する事などで、テレビ放映に漕ぎつけたという。
この番組は、原作の段階で既に高い人気を誇っていたが、第1部・第2部で主人公・拝一刀の息子・大五郎を演じた、西川和孝の演技(特に大五郎が一刀に「ちゃん」と呼び掛けるシーン)が評判を呼んだ。
第3部での大五郎役の交代は第2部終了から約1年半経過したことで西川が成長し大五郎の年齢設定に合わなくなったため、佐藤たくみがオーディションで後任に選出された。
若山版の映画同様、萬屋版も欧米各国で放映され、日本の武士道がわかる教材にもなり、大人気を博した。
若山版が物語の途中で打ち切られたのに対して、萬屋版は原作の最終回まで全エピソードが映像化された。
1973年4月1日 - 1973年9月30日、日曜日21:30 - 22:25(全27話)
後に海外版で第2話が放送されたが、ビデオ特有のノイズが入っており、個人録画が流出した模様である。
1974年4月7日 - 1974年9月29日、日曜日21:00 - 21:55(全26話)
回 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
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1 | 喰代柳生 | 国弘威雄 | 高井牧人 | 夏八木勲、小川節子、西村晃 |
2 | 黒南風 | 池田一朗 | 松島稔 | 泉晶子、高原駿雄、深江章喜、宮口二郎、有吉ひとみ |
3 | 柳生草術五車 | 井出雅人 | 田中徳三 | 中村賀津雄、太地喜和子、草薙幸二郎、江角英明、西村晃 |
4 | しぐれ待ち | 岡本克己 | 高井牧人 | 黒木進、加藤嘉、左時枝 |
5 | 寒到来 | 井出雅人 | 池広一夫 | 小松方正、北村和夫、鈴木瑞穂、亀石征一郎 |
6 | さぶる子 | 高井牧人 | 長門裕之、悠木千帆、梅津栄、西尾徳 | |
7 | 狼来たりなば | 池田一朗 | 松尾昭典 | 三津田健、名古屋章、沼田曜一、本山可久子、津田京子 |
8 | 石蕗の花 | 柴英三郎 | 斎藤光正 | 青木義朗、丹阿弥谷津子、伊達正三郎、平泉征、浜田寅彦、三谷昇 |
9 | 女城 | 猪又憲吾 | 池広一夫 | 加藤武、御木本伸介、西村晃 |
10 | 邪気をはらう日 | 国弘威雄 | 渡邊祐介 | 島田正吾、杉田かおる、戸浦六宏 |
11 | 虎落笛 | 池田一朗 | 高井牧人 | 浜村純、北島マヤ、井上昭文、藤木敬士、剛達人 |
12 | 鐘役辻源七 | 斎藤光正 | 観世栄夫、垂水悟郎、柴田侊彦、田中浩、岡崎二朗 | |
13 | 赤猫まねき | 山田正弘 | 田中徳三 | 森秋子、高樹蓉子、北城寿太郎、石橋蓮司、蟹江敬三、石濱朗 |
14 | 折助号衣 | 岡本克己 | 斎藤光正 | 北林早苗、神山寛、田中浩、松山照夫 |
15 | 温石くずし | 柴英三郎 | 松島稔 | 大出俊、山形勲、夏純子、江守徹、江見俊太郎、川辺久造 |
16 | お七里さん | 猪又憲吾 | 村山三男 | 飛び甚左:伊吹吾郎、おとし:赤座美代子、御木本伸介 |
17 | まろほし豆庄 | 石松愛弘 | 松島稔 | 日下武史、津山登志子 |
18 | 哀燈流し | 池田一朗 | 土居通芳 | 川地民夫、富田浩太郎、金子吉延、田中筆子、森幹太 |
19 | 冬への門出 | 猪又憲吾 | 浜田光夫、中山昭二、服部妙子 | |
20 | 乳房あらため | 柴英三郎 | 村山三男 | 水野久美、小池朝雄、有川博、近藤宏、北村総一朗、片岡五郎 |
21 | 袖志の女 | 渡邊祐介 | 中丸忠雄、菅井きん、光川環世、和崎俊哉、高城淳一、西村晃 | |
22 | 水鷗流斬馬刀 | 池田一朗 | 斎藤光正 | 竜崎勝、久米明、中条静夫、珠めぐみ、柴田昌宏 |
23 | 生前香典 | 柴英三郎 | 松島稔 | 中尾彬、鮎川いずみ、加賀邦男、寺島達夫、増田順司、巽治郎、西村晃 |
24 | 病い星 | 山田正弘 | 村山三男 | 中村賀津雄、新村礼子、渥美国泰、稲垣昭三、名川貞郎 |
25 | 十三絃 | 国弘威雄 | 小池朝雄、仲谷昇、田島令子、平野稔、依田英助、入江正徳、夏木章 | |
26 | 鞘香 | 松尾昭典 | 小川節子、川合伸旺、藤岡重慶、久富惟晴、和崎俊哉、西村晃 |
1976年4月4日 - 1976年9月26日、日曜日21:00 - 21:54(全26話)
回 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
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1 | 狼止メ衆は不死にて候 | 小池一雄 | 舛田利雄 | 江原真二郎、ジャネット八田、竜崎勝、天本英世、田中浩、武藤章生、佐藤慶 |
2 | お乳母日傘 | 井出雅人 | 杉田かおる、大山のぶ代、弓恵子、今井健二、稲葉義男、江見俊太郎、 浜田寅彦、深江章喜、佐藤京一、佐藤蛾次郎、苅谷俊介、榎木兵衛 | |
3 | 来ない明日へ | 長坂秀佳 | 大洲斎 | 浜木綿子、加藤嘉、山本麟一、睦五朗 |
4 | 絹の雲 | 国弘威雄 | 斎藤武市 | 御木本伸介、井上昭文、成瀬昌彦、垂水悟郎、江幡高志、田中筆子、佐藤慶 |
5 | 母なる味 | 播磨幸治 | 安田道代、草野大悟、益田愛子、長谷川弘、大村千吉 | |
6 | 生命来い | 池田一朗 | 松島稔 | 若林豪、松本留美、杉江廣太郎、橋本仙三 |
7 | 忍五輪 | 猪又憲吾 | 田中徳三 | 北原義郎、安西マリア、珠めぐみ、榊ひろみ、長谷川明男、永井智雄 |
8 | 死季 | 小野原弘 | 大洲斎 | 賀原夏子、柴田侊彦、近藤宏、香川良介 |
9 | 匹夫姦婦 | 岡本克己 | 松島稔 | 三上真一郎、真山知子、宮口二郎、庄司永建、松山照夫 |
10 | 魔道旅道しるべ | 長坂秀佳 | 戸田康貴 | 松山省二、榊原るみ、石橋雅史、大前均、八名信夫、今福将雄、木村元 |
11 | 大五郎しあわせ花 | 小野原弘 | 田中徳三 | 小池朝雄、今出川西紀、大関優子、灰地順、山本清 |
12 | 武衛流抱え撃ち | 池田一朗 | 戸田康貴 | 岡田英次、高橋悦史、内田稔、伊藤高、幸田宗丸、中庸介、佐藤慶 |
13 | 胸底の月 | 長坂秀佳 | 斎藤武市 | 山形勲、南城竜也、赤座美代子、加賀邦男、内田勝正、佐藤慶 |
14 | 嘉祥兇兆 | 国弘威雄 | 高井牧人 | 金田龍之介、池玲子、久富惟晴、荒砂ゆき、二條朱美、平井道子、佐藤慶 |
15 | 阿部怪異 | 金田龍之介、池玲子、久富惟晴、荒砂ゆき、二條朱美、平井道子 | ||
16 | 燎原の火 | 金田龍之介、池玲子、久富惟晴、荒砂ゆき、二條朱美、平井道子、佐藤慶 | ||
17 | 香りを着て | 長坂秀佳 | 斎藤武市 | 金田龍之介、中村竹弥、戸浦六宏、久米明、嵯峨善兵、佐藤慶 |
18 | 父と子と投擲雷 | 金田龍之介、中村竹弥、佐藤慶 | ||
19 | 血河の灯 | 国弘威雄 | 金田龍之介、中村竹弥、佐藤慶 | |
20 | そして相目見ゆる日 | 江原真二郎、金田龍之介、高品格、近藤宏、佐藤慶 | ||
21 | あるいは死参 | 長坂秀佳 | 高井牧人 | 江原真二郎、上原ゆかり、左右田一平、剛達人、佐藤慶 |
22 | 父子草大五郎 | 江原真二郎、葉山葉子、有川博、金田龍之介、佐藤慶 | ||
23 | 光なき攻防 | 猪又憲吾 | 戸田康貴 | 金田龍之介、佐藤慶、大久保正信 |
24 | 守りて候 | 伊藤るり子、森下哲夫、江角英明、有川博、佐藤慶 | ||
25 | 波と笛と | 国弘威雄 | 斎藤武市 | 伊達三郎、有川博、佐藤慶 |
26 | 腕 | 江原真二郎、中山昭二、北原隆、佐藤慶 |
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