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日本の女優、声優、歌手、タレント (1957-) ウィキペディアから
戸田 恵子(とだ けいこ、1957年〈昭和32年〉9月12日[2][6][7] - )は、日本の女優、声優、ナレーター、歌手、タレントである。旧芸名、あゆ 朱美(あゆ あけみ)[2]。ルックアップ所属[5]。愛知県名古屋市出身[3][4]。
とだ けいこ 戸田 恵子 | |||||||||||
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本名 | 戸田 恵子[注 1] | ||||||||||
別名義 | あゆ 朱美(旧芸名)[2] | ||||||||||
生年月日 | 1957年9月12日(67歳) | ||||||||||
出身地 | 日本・愛知県名古屋市[3][4] | ||||||||||
身長 | 154 cm[3] | ||||||||||
血液型 | O型[3] | ||||||||||
職業 | 女優、声優、ナレーター、歌手、タレント | ||||||||||
活動期間 | 1969年 - | ||||||||||
活動内容 |
1973年:デビュー 1979年:『機動戦士ガンダム』 1983年:『キャッツ♥アイ』 1985年:『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』 1988年:『それいけ!アンパンマン』 1989年:『魔女の宅急便』 / 紀伊國屋演劇賞受賞 1990年:『きかんしゃトーマス』 1997年:『ラヂオの時間』 1997年:日本アカデミー賞受賞 1998年:『ショムニ』 | ||||||||||
事務所 | ルックアップ[5] | ||||||||||
公式サイト | 戸田恵子 オフィシャルブログ「Show Must Go On」 Powered by Ameba | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
映画 『ラヂオの時間』 『THE 有頂天ホテル』 『ザ・マジックアワー』 テレビドラマ 『総理と呼ばないで』 『ショムニ』 『お水の花道』 『HR(エイチアール)』 『ちゅらさん』 『離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜』 『純情きらり』 『遺留捜査』 『なつぞら』 『危険なビーナス』 舞台 『オケピ!』 『なにわバタフライ』 『歌わせたい男たち』 テレビアニメ 『機動戦士ガンダム』 『伝説巨神イデオン』 『それいけ!アンパンマン』 『キャッツ♥アイ』 『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』 アテレコ 『X-ファイル』 『きかんしゃトーマス』 バラエティー番組ほか 『幸せの黄色い仔犬』 『ブラタモリ』 | |||||||||||
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青二プロダクション[12]、グランパパプロダクション[13]を経てルックアップ所属。
母親の勧めで小学校5年生からNHK名古屋放送児童劇団に在籍し、『中学生群像』で子役出演[2][4][14]。歌が好きでフジテレビ『日清ちびっこのどじまん』の東海地区チャンピオンになったこともある[2]。
アマチュアのフォークバンドのボーカルをしていたが、地元テレビ局のプロデューサーに出会ってスカウトされて[4]、1974年に上京し、16歳の時にあゆ朱美の芸名でアイドル演歌歌手としてデビュー[2]。当時のキャッチフレーズは「フレッシュな現代っ子」であった[15]。しかし歌手としては成功せず、リポーターなどをしていた。
ある番組で一緒になった野沢那智から声を掛けられた[2]。2005年のインタビューでは「(当時は)バラドルみたいな状態。仕事はありましたが結果は伴っておらず将来は不安だった」という趣旨の発言をしている[2]。当時は気球からのリポート撮影で墜落事故にあったこともある[16]。さだまさしの『ひとり占い』(グレープ時代の作品)をレコードで発売したが、全く売れなかった。
その後、所属プロダクションが解散したこともあり、1977年、19歳の時に野沢主宰の「劇団薔薇座」へ研究生として入団[2][4]。本格的に演技の勉強を始め、ミュージカル『ザ・ミュージックマン』で葦原英了賞、主演した『スイートチャリティ』で文化庁芸術祭賞(演劇部門)を受賞し、劇団の看板女優として活躍した。初舞台は『セレブレイション』となる[7]。
1989年に退団後、同年に舞台『渾・身・愛』で第24回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。薔薇座時代の愛称は「グリコ」で、現在も声優仲間からこう呼ばれることが多い。この「グリコ」の由来は、薔薇座入団当初の彼女の「イガグリ頭」から付けられたもので[17]、菓子のグリコとは関係はない。その他の愛称は「姉さん」[18]。
当時の劇団員は生活のためにアルバイトをしており、野沢が「どうせなら同じようにしゃべる仕事で稼げたらいいじゃないか」と声優の仕事を紹介してもらって[4]、1979年に実写版『眠れる森の美女』のオーロラ姫役で声優デビュー[19]。アニメ作品は、『無敵鋼人ダイターン3』がデビュー作である[20]。続けて出演した『機動戦士ガンダム』のキャラクター・マチルダ・アジャン役で有名になる[21][22]。
当初は『伝説巨神イデオン』『子鹿物語』など歌手としての色彩が強い出演作品が多かったが、次第に本格的な声優業にも進出。『キャッツ♥アイ』の来生瞳役、『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』の鬼太郎役、『きかんしゃトーマス』(フジテレビ放送シリーズ)のトーマス役、『それいけ!アンパンマン』のアンパンマン役として名を馳せる[21]。
洋画吹き替えでは、ジュリア・ロバーツ、ジョディ・フォスター、シガニー・ウィーバー、『Xファイル』のスカリー捜査官などを務める[21][23][24]。弥永和子、高島雅羅、一城みゆ希、幸田直子と並び、ジェイミー・リー・カーティスとシガニー・ウィーバー両者の吹き替えを経験した数少ない人物。
その他の代表作には「トイ・ストーリーシリーズ」(ボー・ピープ)や「カーズシリーズ」(サリー・カレラ)などがある[25]。
『機動戦士ガンダム』での共演をきっかけに池田秀一と結婚したが[11]、短期間で離婚[26]。「ジオン軍と連邦軍の結婚は上手くいかなかった」とコメントを残している[26]。
1990年に俳優の井上純一と2度目の結婚をしたが、2006年12月に離婚[27]。これは世間にはほとんど知られず、2007年6月頃に女性週刊誌にて初めて発覚した[27]。なお、井上とは離婚後も仲が良いとの噂があったが、離婚後は井上の親の葬儀以外では一切会っていないと強く否定している。
1994年、『毎日が夏休み』で女優として本格的デビュー[21]。
1997年には三谷幸喜脚本作品の『総理と呼ばないで』で連続ドラマデビューも果たした[21]。
以後、『ラヂオの時間』や(日本アカデミー賞優秀助演女優賞も受賞)『HR』等の三谷作品に多く登場したり、『ショムニ』『ちゅらさん』といったヒット作にも助演して名バイプレーヤーとして活躍。
舞台では『オケピ!』『なにわバタフライ』、薔薇座時代の同僚・岸野幸正率いる「劇団岸野組」の公演等に主演している。2006年『歌わせたい男たち』で第13回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した。
2007年、50歳を記念し歌謡曲歌手として本格的に再デビュー[注 2]。あゆ朱美時代に所属していた古巣のビクターエンタテインメントより9月5日にアルバム『アクトレス』をリリースし、12月19日には中村中が楽曲提供した「強がり」をシングルカットしてリリース。ちなみに中村からは恵さんという愛称で呼ばれている。2008年にNHKみんなのうた「昆虫ニンジャ」が4月23日にリリースされた。
2012年、第六回声優アワード「高橋和枝賞」を受賞[28]。
2013年4月13日には出身地である愛知県より「LOVEあいちサポーターズ あいち広報大使」の委嘱を受けた[29]。
2015年時点では女優としての活動に軸を移しており、アニメ声優としての活動はほぼ『アンパンマン』のみにとどまっている[21]が、吹き替えではドラマシリーズや過去の映画の追加収録を行っている。2019年以降は『アンパンマン』以外のアニメ出演も再開しており、単発の出演が中心だが、『ヒーリングっど♥プリキュア』(プリキュアシリーズへの出演は同作が初)[31][32]、『うる星やつら (2022年版)』[33]など、準レギュラーとして出演する作品もある。
歌手としての活動は少なくなったものの、2020年にはももいろ歌合戦(BS日テレ・ニッポン放送・AbemaTV)へ初出場。
戸田によると当初はアンパンマン役へのオーディションには参加していなかったが、アンパンマン役の選考が難航してしまい[注 4]、原作者のやなせたかしにデモテープを渡し、選考させたところ、戸田が選ばれたという[44][45][46]。戸田はアンパンマン役が決まった際、絵本が原作だったことから各家庭毎に声のイメージが異なると考えたことやアンパンがどんな声を出すかわからなかったために困惑してしまったといい、原作者のやなせからもアンパンマンについて「世界一弱いヒーローです」と語るのみで演技に関しての注文は一切受けなかったことで、現場で出た声をそのまま出し続けていたという[47]。
アンパンマンのレギュラー陣とは旅行に行くほどの仲であり、原作者のやなせも第1回の収録現場に来訪して以降長らく親交があった[48]が、2013年にやなせが他界。やなせの訃報でショックを受けた戸田は「もうやれない」と落ち込み降板も考えたが、翌年の正月に仙台アンパンマンこどもミュージアムに行った際に子どもたちがアンパンマンを応援している様子を見て、アンパンマン役を続けることが使命だと考えを改め[49]、やなせを偲ぶ会に出席した際には「1本でも多く続けていきたい」と決意を語っている[50]。
戸田はアンパンマンという番組について、「うまくいったら『100年続く番組』と言ってるんですね。何も変わらない、偉大なるマンネリです。ずっとこれを通しています」と語っている[47]。
『きかんしゃトーマス』では、1990年から2007年まで日本語吹替版でトーマス役を担当していた。戸田はトーマスの宣材写真を見た第一印象は「怖いキャラ」だったというが、作品については色々な性格の機関車が登場することについては良く出来ていると評していた[51]。2008年以降は放送局の変更によりキャスティングが一新されたことに伴い降板(トーマス役の後任は比嘉久美子)したが、イベントでトーマスの声を披露することもある[52]。
これまで役者として参加していた『連続テレビ小説』に、語りとしてのオファーが来た時は「何故私が?」と言うほどであった[53]。連続テレビ小説は国民的なドラマであり、語りを担当した方々は錚々たる人達が担ってきているのでプレッシャーでもあり、光栄であると語っている[53]。戸田への依頼理由と趣向は「主人公・希のお守りである『魔女姫人形』が優しく語りだす。戸田さんなら人形に人格を与えてくれると思う理由でスタッフの全員一致で決定した」とのことである[53]。この話に戸田自身は「これは方向性が違い、難解」と思った[53]。例を挙げると『ブラタモリ』なら自分を残しつつタモリを追う[53]。アニメや吹き替えの場合は、キャラや人物に合わせて演技をする[53]。しかし「魔女姫人形」は動かない、喋らないため、語りを軸に動かないものを演じることは、自身にとって難解であるが挑戦であると述べていた[53]。
太字はメインキャラクター。
※ すべてビクターレコードより発売。
発売日 | 規格 | 規格品番 | 面 | タイトル | 備考 |
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キングレコード | |||||
1979年12月5日 | EP | TV(H)65 | A | シャアが来る(歌:堀光一路) | 『機動戦士ガンダム』挿入歌 |
B | きらめきのララァ | ||||
1980年5月21日 | EP | GK-7503 | A | 復活のイデオン(歌:たいらいさお) | 『伝説巨神イデオン』エンディングテーマ |
B | コスモスに君と | ||||
1980年12月21日 | EP | K06S-3012 | A | いまはおやすみ | 『機動戦士ガンダム』挿入歌 |
B | 永遠にアムロ | ||||
1981年12月5日 | EP | K07S-255 | A | 思い出ブルー・ドリーム | 劇場版『宇宙戦士バルディオス』挿入歌 |
B | 女いのち歌 | ||||
キャニオンレコード | |||||
1981年8月25日 | EP | CX-67 | A | あしたになれば | 『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』挿入歌 |
B | 風と唄おう(歌:古谷徹) | ||||
1983年9月21日 | EP | 6G-0034 | A | ハロー・トゥモロー | 『子鹿物語』主題歌 |
B | 空から星が降りてくる(歌:高梨雅樹) | ||||
徳間ジャパンコミュニケーションズ | |||||
1986年6月25日 | EP | 7AGS-8 | A | 鬼太郎音頭 | 劇場版『ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!』挿入歌 |
B | オ・ト・メ・チックな恋(歌:色川京子) | ||||
日本クラウン | |||||
1990年11月10日 | 8cmCD | CRDN-40 | 1 | ゴハンをいっぱい食べたなら | 「アンパンマンふりかけ」CMソング |
2 | フシギな計算の唄 PART.II(歌:遠藤賢司) | ||||
ビクターレコード | |||||
2007年12月19日 | CD | VICL-36385 | 1 | 強がり | |
2 | CAT'S EYE | ||||
3 | V.I.P | ||||
2008年4月23日 | CD | VICL-36410 | 1 | 昆虫ニンジャ | NHK「みんなのうた」 |
2 | 昆虫ニンジャ(オリジナルカラオケ) | ||||
2008年10月15日 | CD | VICL-36462 | 1 | 泣き唄 | |
2 | Again~and again~ |
発売日 | レーベル | 規格 | 規格品番 | アルバム |
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1981年 | キングレコード | LP | K25A-218 | ソフトドリンク/Soft Drinks
Side:A
Side:B
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1982年 | キングレコード | LP | K25A-362 | Lookin' for Love
Side:A
Side:B
|
1983年 | キングレコード | LP | K25A-438 | Naturally
Side:A
Side:B
|
1984年 | キングレコード | LP | K28A-643 | Tenderly
Side:A
Side:B
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2007年9月5日 | ビクターレコード | CD | VICL-62477 | Actress
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2011年6月8日 | キングレコード | CD | KICS-1654 | Perfect Best
|
2012年9月12日 | キングレコード | CD | KICS-1823 | Route 55
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