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アメリカのメディアミックス作品シリーズ ウィキペディアから
『ターミネーター』(Terminator)シリーズはジェームズ・キャメロンが手がけた『ターミネーター』を第1作とするアメリカのメディア・フランチャイズである。
これまでに映画作品6作、ドラマ作品2シーズンなどが作られている。また、多くの作品で主演を務めたアーノルド・シュワルツェネッガーにとっての代表作であり、自身の主演作でシリーズ化し、なおかつ自身がその中の複数作に主演した唯一のシリーズである。
作品名 | 公開日 | 監督 | 脚本 | 製作総指揮 | 製作会社 | 配給会社 |
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ターミネーター The Terminator |
1984年10月26日 1985年5月25日 |
ジェームズ・キャメロン | ジェームズ・キャメロン ゲイル・アン・ハード |
ジョン・デイリー デレク・ギブソン |
ヘムデール | オライオン・ピクチャーズ ワーナー・ブラザース |
ターミネーター2 Terminator 2: Judgment Day |
1991年7月3日 1991年8月24日 |
ジェームズ・キャメロン | ジェームズ・キャメロン ウィリアム・ウィッシャー |
ゲイル・アン・ハード | カロルコ・ピクチャーズ | トライスター ピクチャーズ 東宝東和 |
ターミネーター3 Terminator 3: Rise of the Machines |
2003年7月2日 2003年7月12日 |
ジョナサン・モストウ | ジョン・ブランカート マイケル・フェリス |
モリッツ・ボーマン ガイ・イースト ナイジェル・シンクレア ゲイル・アン・ハード |
C2ピクチャーズ | ワーナー・ブラザース 東宝東和 |
ターミネーター4 Terminator Salvation |
2009年5月21日 2009年6月13日 |
マックG | ジョン・D・ブランケート マイケル・フェリス デヴィッド・キャンベル・ウィルソン |
アンドリュー・G・ヴァイナ | ハルシオン・ホールディング・グループ | ワーナー・ブラザース コロンビア ピクチャーズ |
ターミネーター:新起動/ジェニシス Terminator Genisys |
2015年7月1日 2015年7月10日 |
アラン・テイラー | レータ・カログリディス パトリック・ルシエ |
ビル・カラッロ レータ・カログリディス パトリック・ルシエ ミーガン・エリソン ロバート・コート |
パラマウント・ピクチャーズ スカイダンス・プロダクションズ |
パラマウント・ピクチャーズ |
ターミネーター:ニュー・フェイト Terminator: Dark Fate |
2019年11月1日 2019年11月8日 |
ティム・ミラー | デヴィッド・S・ゴイヤー ビリー・レイ ジャスティン・ローズ |
ジェームズ・キャメロン | パラマウント・ピクチャーズ 20世紀フォックス スカイダンス・プロダクション |
パラマウント・ピクチャーズ ウォルト・ディズニー |
キャラクター | 映画 | テレビシリーズ | |||||
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ターミネーター (1984) |
ターミネーター2 (1991) |
ターミネーター3 (2003) |
ターミネーター4 (2009) |
新起動/ジェニシス(2015) | ニュー・フェイト(2019) | サラ・コナー クロニクルズ (2008 - 2009) | |
T-800 | アーノルド・シュワルツェネッガー | ローランド・キッキンガー アーノルド・シュワルツェネッガーb |
アーノルド・シュワルツェネッガーd[注 1] | アーノルド・シュワルツェネッガー ブレット・アザー |
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T-850 | アーノルド・シュワルツェネッガー | ||||||
ジョン・コナー | エドワード・ファーロング | ニック・スタール | クリスチャン・ベール | ジェイソン・クラーク | エドワード・ファーロング ジュード・コリー |
トーマス・デッカー ジョン・デヴィート(若) | |
サラ・コナー | リンダ・ハミルトン | リンダ・ハミルトンa | エミリア・クラーク | リンダ・ハミルトン | レナ・ヘディ | ||
カイル・リース | マイケル・ビーンc | アントン・イェルチン | ジェイ・コートニー | ジョナサン・ジャクソン スカイラー・ジソンド(若) | |||
ケイト・ブリュースター (ケイト・コナー) | クレア・デインズ | ブライス・ダラス・ハワード | |||||
グレース | マッケンジー・デイヴィス ステファニー・ギル(若) |
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ダニー・ラモス | ナタリア・レイエス | ||||||
ディエゴ・ラモス | ディエゴ・ボネータ | ||||||
デレク・リース | ブライアン・オースティン・グリーン ライアン・ケリー(若) | ||||||
T-888 | オーウェン・イオマン ギャレット・ディラハント | ||||||
T-1000 | ロバート・パトリック | イ・ビョンホン | |||||
T-1001 | シャーリー・マンソン | ||||||
T-3000 | ジェイソン・クラーク | ||||||
T-X | クリスタナ・ローケン | ||||||
T-RIP (マーカス・ライト) |
サム・ワーシントン | ||||||
Rev-9 | ガブリエル・ルナ | ||||||
TOK715 (キャメロン・フィリップス) |
サマー・グロー | ||||||
ピーター・シルバーマン | アール・ボーエン | ブルース・デイヴィソン | |||||
マイルズ・ダイソン | ジョー・モートン | コートニー・B・ヴァンス | フィル・モリス | ||||
ダニー・ダイソン | ダイオ・オケニイ | ショーン・プリンス | |||||
作品名 | 監督 | 脚本 | 製作 | 製作総指揮 |
---|---|---|---|---|
ターミネーター | ジェームズ・キャメロン | ジェームズ・キャメロン ゲイル・アン・ハード |
ゲイル・アン・ハード | ジョン・デイリー デレク・ギブソン |
ターミネーター2 | ジェームズ・キャメロン ウィリアム・ウィッシャー |
ジェームズ・キャメロン | ゲイル・アン・ハード マリオ・カサール | |
ターミネーター3 | ジョナサン・モストウ | 原案 ジョン・ブランカート マイケル・フェリス テディ・サラフィアン 脚本 ジョン・ブランカート マイケル・フェリス |
マリオ・カサール アンドリュー・G・ヴァイナ コリン・ウィルソン ハル・リーバーマン ジョエル・B・マイケルズ |
モリッツ・ボーマン ガイ・イースト ナイジェル・シンクレア ゲイル・アン・ハード |
ターミネーター4 | マックG | ジョン・D・ブランケート マイケル・フェリス |
デレク・アンダーソン ヴィクター・キュビチェク ジェフリー・シルヴァー モリッツ・ボーマン |
アンドリュー・G・ヴァイナ |
ターミネーター:新起動/ジェニシス | アラン・テイラー | レータ・カログリディス パトリック・ルシエ |
デヴィッド・エリソン デイナ・ゴールドバーグ |
ビル・カラッロ レータ・カログリディス パトリック・ルシエ ミーガン・エリソン ロバート・コート |
ターミネーター:ニュー・フェイト | ティム・ミラー | デヴィッド・S・ゴイヤー ジャスティン・ローズ ビリー・レイ |
ジェームズ・キャメロン デヴィッド・エリソン |
ジェームズ・キャメロン |
歴史改変を含む作品であるため、作品ごとに未来の出来事(「審判の日」など)の日付が変わっていることがある。
この節の加筆が望まれています。 |
西暦 | 元の歴史 | 改変1 『T1』 | 改変2 『T2』 | 改変3 『T3』 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1984年 | サラが妊娠する。 | カイルとT-800が来る。 サラが妊娠する。 | [注 2] | ||
1994年 | ジョンがケイトと会う。 | ジョンがケイトと会う。 T-800とT-1000が来る。サイバーダイン社のデータの多くを処分する。 | [注 3] | ||
1997年 | 8月4日、スカイネット法案議決。 8月29日、審判の日。 | 審判の日が回避される。 | サラ・コナー白血病で死亡、メキシコで火葬、灰は友人たちが海に撒いた。 | [注 4] | |
1999年 | 審判の日。 | ||||
2004年 | ジョンがケイトと再会する。 審判の日。ケイトの父が軍防衛システムにスカイネットを起動する、午後6時18分核ミサイルが発射。 全世界が壊滅状態になる。 | ジョンがケイトと再会する。 T-850とT-Xが来る。 審判の日。ケイトの父が軍防衛システムにスカイネットを起動する、午後6時18分核ミサイルが発射。 T-Xがケイトの父を含めたジョンの副官数名を抹殺。 全世界が壊滅状態になる。 | |||
2029年 | T-800とカイルが過去へ向かう。 | T-800とT-1000が過去へ向かう。 | |||
2032年 | T-850が7月4日ジョンの暗殺に成功。捕獲後プログラム改変されたT-850と、ジョンと22人の協力者を狙うT-Xが過去へ向かう。T-850を過去に送ったのは副司令官のケイト・コナー。ジョンが亡くなる以前にケイトはジョンとの子供を出産または妊娠する。 |
映画 | 公開日 | 興行収入 | 順位 | 製作費 | 出典 | |||
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北米 | 北米以外 | 世界 | 北米歴代 | 世界歴代 | ||||
ターミネーター | 1984年10月26日 | $38,371,200 | $40,000,000 | $78,371,200 | #1,459 | 不明 | $6,500,000 | [6] |
ターミネーター2 | 1991年7月3日 | $205,881,154 | $312,106,698 | $520,881,154 | #92 | #64 | $102,000,000 | [7] |
ターミネーター3 | 2003年7月2日 | $150,371,112 | $283,000,000 | $433,371,112 | #184 | #100 | $170,000,000 | [8] |
ターミネーター4 | 2009年5月21日 | $125,322,469 | $246,030,532 | $371,353,001 | #281 | #136 | $200,000,000 | [9] |
ターミネーターG | 2015年7月1日 | $89,760,956 | $350,842,581 | $440,603,537 | #771 | #224 | $155,000,000 | [10] |
ターミネーターD | 2019年11月8日 | $62,253,077 | $198,866,215 | $261,119,292 | 不明 | 不明 | $185,000,000 | [11] |
なお、世界興行収入の合計は$2,105,699,269である。
映画 | Rotten Tomatoes | Metacritic | Yahoo! Movies | |
---|---|---|---|---|
Overall | Cream of the Crop | |||
ターミネーター | 100% (42 reviews)[12] | 100% (5 reviews)[13] | 84 (11 reviews)[14] | A- (5 reviews)[15] |
ターミネーター2 | 98% (42 reviews)[16] | 89% (9 reviews)[17] | 69 (17 reviews)[18] | B+ (5 reviews)[19] |
ターミネーター3 | 69% (207 reviews)[20] | 46% (36 reviews)[21] | 69 (41 reviews)[22] | B- (15 reviews)[23] |
ターミネーター4 | 33% (251 reviews)[24] | 31% (33 reviews)[25] | 52 (35 reviews)[26] | C+ (13 reviews)[27] |
ターミネーターG | 26% (235 reviews) | 24% (38 reviews) | 38 (41 reviews) | B+ |
ターミネーターD | 70% (300 reviews) | 82% | 54 (51 reviews) | 不明 |
平均 | 66% | 62% | 61 | N/A |
1984年に製作された『ターミネーター』の権利は、ヘムデール・フィルムとジェームズ・キャメロン監督が50%ずつ所有していたが、キャメロン監督は自身の分を当時プロデューサーであったゲイル・アン・ハードに1ドルで売却した[28]。ハードは1985年にキャメロンの妻となるが、1989年に離婚した[28]。
1990年にはカロルコ・ピクチャーズがヘムデールの権利を1000万ドルで購入し『ターミネーター2』が製作された[28]。
1997年にカロルコは倒産、新しくC2ピクチャーズを立ち上げ、競売にかけられたカロルコの権利を800万ドル、ハードの権利を700万ドルで取得し『ターミネーター』シリーズの権利をすべて所有することとなった[28]。2003年に『ターミネーター3』が公開された。
その後、2007年にハルシオン・ホールディング・グループのデレク・アンダーソンとビクター・クビチェクがシリーズの権利を2500万ドルで取得し『ターミネーター4』をプロデュースした[28]。しかし興行成績が振るわず資金繰りに行き詰まり、2009年8月、ハルシオンは破産法の適用を申請した[28]。
ハルシオンの破産によりシリーズの映画化権が競売に出され、アメリカのヘッジファンドのパシフィコア(パシフィコー)が2950万ドルで落札した[29][30]。その後、権利はスカイダンス・メディアに移った[31]。2015年には『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が、2019年には『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開された。
『ターミネーター4』の続編『ターミネーター5』については、2008年12月11日からドバイで開催されたドバイ国際映画祭でマックG監督本人より発表された[32]。
当初は『ターミネーター4』の反応を見てから次作を検討する計画だったが、これまでに公開した映像への反響が高いことから、予定を前倒して5作目の準備を開始していた。しかし、『ターミネーター4』のアメリカでの興行収入と批評がふるわなかったため、製作会社から続編製作について正式な発表はなかった。2009年、『ターミネーター4』のプロデューサーであるデレク・アンダーソンとヴィクター・クビチェクらにより、「すでに『ターミネーター5』の制作に着手した」、「主人公ジョン・コナー役のクリスチャン・ベールとは、3作品への出演契約をすでに取りつけている」との情報が流れた。
マックG監督は「『ターミネーター2』でT-1000役を演じたロバート・パトリックを細胞複製を研究している科学者役で出演させる予定だ」と述べていた[33]。
しかし、2009年8月、シリーズの権利を所有するハルシオン・ホールディング・グループが破産法の適用を申請して倒産し[34]、『ターミネーター5』の計画はすべて白紙に戻った。
ハルシオンの破産により、「ターミネーター」シリーズの映画化権が競売に出され、米ヘッジファンドのパシフィコアが2,950万ドルで落札した。これにより、「ターミネーター5」制作にはパフィシコアへ高額な支払いが発生するようになった[35]。
2011年4月、アーノルド・シュワルツェネッガーが加わる米国最大手のタレントエージェンシーCAA(クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー)が『ターミネーター5』の映画化のプロモーションを各映画スタジオに対して行った。この時点では、CAAと契約しているジャスティン・リンが監督を務めることが含まれたパッケージ企画であることはアナウンスされていたが、脚本については決まっていなかった[36]。
また、カリフォルニア州知事を退任したシュワルツェネッガーが俳優復帰を宣言し、『ターミネーター』シリーズへの復帰を希望しているため、『ターミネーター5』へ出演するという報道もされていた。当初は2012年撮影開始、2014年公開の予定であった。ところが、2011年9月、ジャスティン・リンが『ワイルド・スピード』シリーズ第6弾の製作を優先させるため、『ターミネーター5』のクラインクインが遅れることが発表された。続編を2部作として製作する計画で、この時点でも脚本家も決まっていなかった。『ターミネーター』に関連する権利のいくつかは、2019年にクリエイターであるジェームズ・キャメロン監督に戻ることになっているため、別の監督を起用して早急に製作に入る可能性があるとされていた。
2013年にシュワルツェネッガー本人が、2014年初頭に『ターミネーター5』がクランクインする予定であることを発表したが、実際には続編ではなくリブートであり、2015年に『ターミネーター:新起動/ジェニシス』として公開された。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は当初三部作の予定であったが、アメリカ国内の批評と興行が振るわず、パラマウントが続編の製作を中止していた。しかし2017年にシュワルツェネッガーがインタビューで「パラマウント以外でやりたいスタジオはほかに15社もあり、『ターミネーター』シリーズが終わったということにはならない」「ほかのスタジオと交渉している段階」とコメントした。またジェームズ・キャメロンがシュワルツネッガーをT-800と人間の役で起用した『ターミネーター』新3部作を計画中であることをインタビューで明かした。
現在『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のプロデューサーのデヴィッド・エリソンが権利を保持しており、2019年にキャメロン監督に権利が戻るため2人は新3部作を共同で手がける調整をしているという。ただし、キャメロン監督は『アバター』の続編4作品の撮影を控えているためターミネーター新3部作にはプロデューサーと脚本家として携わることになった。キャメロンが正式にターミネーターシリーズに携わるのは、1996年のユニバーサル・スタジオのアトラクション『ターミネーター2:3D』以来である。
デビッド・エリソンの製作スタジオとパラマウントが共同で映画製作にあたる契約を4年間延長したため、再びパラマウントが製作することになった。監督はティム・ミラーが務め2018年3月に撮影、2019年7月26日に公開予定。この作品にはリンダ・ハミルトンが再登場することになり、キャメロンは50代以上のアクションをこなす男優は多いがその年代のアクション女優がおらず、リンダにお手本になってほしいためと説明した。
またこの作品は『ターミネーター2』の続編になり、『ターミネーター3』以降のキャメロンが関わっていないシリーズ3作品は無視されて制作されるということをキャメロンが語った。ただし、『ターミネーター2』以降のシリーズ作品を無視しようと主張したのはキャメロンではなくティムであり、キャメロンは新作の方向性についてこれといった考えを持たずプロジェクトに参加し、シリーズを作り替え、21世紀に合った作品にしなくてはならないということを主張したと語っている。
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