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『超獣機神ダンクーガ』(ちょうじゅうきしんダンクーガ)は、葦プロダクションが製作し、1985年4月5日から1985年12月27日まで、TBS系列(ただし、一部系列局を除く)で全38話が放送されたロボットアニメ。放送開始当初は全52話(4クール)を予定していたが、3クールで打ち切りとなった[注釈 1]。以後はOVAでTVシリーズから続く物語が描かれた。その後もスピンオフコミック・続編アニメ作品が各1作ずつ制作されたほか、本作に登場するロボット群とキャラクターおよびストーリーセンテンスがテレビゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」の数作品に導入されている(詳細は本項「#スーパーロボット大戦シリーズにおける扱い」を参照)。
超獣機神ダンクーガ | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ:超獣機神ダンクーガ | |
総監督 | 奥田誠治 |
シリーズ構成 | 藤川桂介 |
キャラクターデザイン | いんどり小屋 |
メカニックデザイン | 平井寿、大張正己 |
音楽 | いけたけし、戸塚修 |
アニメーション制作 | 葦プロダクション |
製作 | 旭通信社、葦プロダクション |
放送局 | TBS他 |
放送期間 | 1985年4月5日 - 12月27日 |
話数 | 全38話 |
OVA:超獣機神ダンクーガ 失われた者たちへの鎮魂歌 | |
監督 | 奥田誠治 |
脚本 | 寺田憲史、藤川桂介、武上純希 |
キャラクターデザイン | いんどり小屋 |
メカニックデザイン | 平井寿、大張正己 |
音楽 | いけたけし、戸塚修 |
アニメーション制作 | 葦プロダクション |
製作 | 旭通信社、葦プロダクション |
発売日 | 1986年4月 |
話数 | 全1話 |
その他 | テレビアニメの総集編+完結編 |
OVA:超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA | |
監督 | 大庭寿太郎 |
脚本 | 園田英樹 |
キャラクターデザイン | いんどり小屋、羽原信義 |
メカニックデザイン | 平井寿、さとうともひこ、佐野浩敏 |
音楽 | 戸塚修、池毅 |
アニメーション制作 | 葦プロダクション |
製作 | 旭通信社、葦プロダクション |
発売日 | 1987年4月 |
話数 | 全1話 |
OVA:超獣機神ダンクーガ 白熱の終章 | |
脚本 | 寺田憲史 |
キャラクターデザイン | 只野和子 |
メカニックデザイン | 松尾慎 |
アニメーション制作 | 葦プロダクション |
製作 | 葦プロダクション、バンダイ |
発表期間 | 1989年12月 - 1990年 |
話数 | 全4話 |
小説:超獣機神ダンクーガ ゴッド・ブレス・ダンクーガ-神の戦士たちへの讃歌- | |
著者 | 園田英樹 |
イラスト | 田川浩(カバー) 火田七瀬(本文) |
出版社 | 近代映画社 |
レーベル | 近映文庫 |
発売日 | 1987年2月10日 |
巻数 | 全1巻 |
その他 | OVA「GOD BLESS DANCOUGA」のノベライズ |
小説:超獣機神ダンクーガ 獣機神曲 | |
著者 | 滝沢一穂 |
イラスト | 只野和子 |
出版社 | 勁文社 |
レーベル | ケイブンシャノベルス |
発売日 | 1990年3月10日 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全8話 |
その他 | OVA「白熱の終章」の続編 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
ロボットアニメというジャンルが『機動戦士ガンダム』を発端とするリアルロボットに席巻され、そのリアルロボットものの潮流も「一息ついた」時代の作品である[注釈 2]。最新鋭兵器を駆使する特殊部隊という獣戦機隊の設定や侵略者に対して民間人がレジスタンス活動を繰り広げるといった面ではリアルロボット系作品の作風を意識しつつも、敵が有機的で不気味な兵器を擁する宇宙(異次元)からの侵略者という点等ではリアルロボット以前のスーパーロボット系作品で見られた、「ロボットアニメのお約束」的要素も取り入れられている。
シリーズ構成兼メイン脚本家の藤川桂介は、代表作『六神合体ゴッドマーズ』でも見せた「過酷な戦いの中で展開される愛憎劇」を本作においても基本コンセプトに据えた。その主軸を主人公の忍ではなくヒロイン・沙羅とし、恋仲だったシャピロが野心ゆえに敵の軍門に下り自分の故郷たる地球や恋人だった沙羅を窮地に陥れるというシチュエーションが本作のドラマに他の作品には無いアクセントを付けることとなる。また、獣戦機隊の4人をストーリー上ほぼ同格の位置付けで描くことで、彼等の青春物語を軸に据えた「群像劇」としての側面が強調された点も、ロボットアニメの描写としては斬新な形であった。更には主人公たちの精神的な成長や戦局の熾烈化に合わせて搭乗する獣戦機の新たなる機能が発現する=モードチェンジが行えるようになるという設定も、序盤においては回を負う毎に新しいメカアクション描写が展開されるという見せ方に繋がり、こちらも物語を盛り上げることに貢献した。しかし、子供や老人までもが無惨に死んでいく、無慈悲な侵略者との戦争という殺伐とした舞台設定に加えて、沙羅のシャピロに対する「愛しているが故に憎む」という感情は商業展開上のメインターゲットたる低年齢層の男子には理解し難いものだった。そしてロボットアニメでありながら主人公側の人型ロボットが登場するのは第11話で、タイトルにもなっている主役メカ・ダンクーガの初登場に至っては第2クール以後の第16話と非常に遅いなど、ドラマを重視し過ぎた展開も低年齢層の男子の視聴者には受け入れられなかったばかりか不評と顰蹙を買う結果に終わった。
キャラクターデザインは、芦田豊雄率いるスタジオ・ライブの若手アニメーターの中で頭角を現しつつあった数名が「いんどり小屋」のユニット名でデザインを行った。具体的なデザイナー名とその担当キャラはスタッフの項を参照のこと。主人公4人のキャラデザインには、この時期に流行し出したおしゃれブームの潮流が反映され、アイキャッチに登場する際の4人のファッションや、本編でのプライベートシーンでの彼等の服装はあたかも当時の原宿辺りに多く見られたようなバンダナ、トレーナー等、当時のお洒落な若者の流行がふんだんに反映され、この点でも、やや年長の視聴者を意識した演出が見られた。一方作画監督はその殆どが葦プロ作品で馴染みのあるアニメーターが、完全な定期サイクルではないもののローテーションのような形で勤めている。スタジオ・ライブ所属のアニメーターは原画での参加が殆どで、作監は只野和子が僅かに3回担当したのみだった。
ダンクーガのメカデザインは、板橋克己の手によるデザイン原案を元に[3]、平井寿(現・平井久司)が手掛けている[注釈 3][4]。敵側のメカは平井久司と、当時まだ新人だった大張正己が担当している。
当初は毎週日曜日夕方5時前半で放送予定だった[5]が、編成上の都合で当該枠の廃枠が決まった為、関東ローカルでは毎週金曜日夕方5時前半の放送となった。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
20世紀末[注釈 4]、侵略者ムゲ・ゾルバドス軍の攻撃により、地球は壊滅的な打撃を受けた。だが、ロス・イゴール長官と葉月博士が密かにイーグルファイターら4体の「獣戦機」を完成、藤原忍ら4人を招集し「獣戦機隊」を編成。これに対抗する。
対ムゲ帝国のためにイゴール将軍によって結成された、最新鋭兵器・獣戦機を擁して「野生」的な戦法を駆使する独立部隊。その本部となる獣戦基地は日本に置かれているが特定の作戦管区は持たず、世界各地の戦線からの支援要請や、民間人のゲリラ活動が苦戦する地域の情報を受けるとそこへ出撃する。作戦は指揮官であるイゴール将軍から遂行地点や最低限の条件、遂行すべき目的のみが示され、具体的な作戦内容については忍ら4人の自主的な判断に任されることが多かった。忍の命令違反的行動によって街が崩壊してしまう等、任務失敗のケースが見られるが、帝国の撃退率はその野生さから極めて高い。シャピロとヘルマットの計略によって、獣戦基地の位置を暴かれて襲来に遭った際にイゴール将軍が戦死し、以後は対ムゲ帝国戦から再生ムゲ戦までを葉月博士が、対ディラド戦ではドイル長官が後任を務めた。
主に獣戦機隊の危機を救うために結成されたゲリラチーム。獣戦基地襲来後はアランが亡き父の遺志を継ぐべく獣戦機隊と共に行動する。月で敵基地破壊作戦を実行した際にアランが戦死し、解散状態になる。ムゲ帝国との戦いが終わって一年後、『GOD BLESS』でアランの元恋人だった敷島麗美が副隊長だったフランシスを頼りに「バンデッツ」(盗賊の意)を結成。収容所の罠にかかった獣戦機隊を救うために警備隊と銃撃戦になり、全滅する。
葉月博士が設計した4機の超兵器。それぞれの機体が通常兵器型のノーマルモード、獣型のアグレッシブモード(ビーストモードとも呼ばれる)人型のヒューマロイドモードの三つの形態を持ち、さらに合体してダンクーガになる。操縦者の精神エネルギーに感応することで通常兵器をはるかに超える戦力となるが、その反面、操縦者への負担が大きいため、並外れた精神力の持ち主でなければ使いこなせない。忍たちでさえ、合体が可能になるまでには数ヶ月を要している。イーグルファイター以外の3機はスイッチを押すことでアグレッシブモードに変形する。当初はヒューマロイドモードへの変形機能や合体機能は伏せられており、話が進むにつれて明らかになっていった。イーグルファイター以外は単独での飛行機能を有していない陸戦仕様であり、この3台の長距離移動に際しては、常に輸送機が利用されていた。
なお、ヘルメットのバイザーの色は通常は青だが、アグレッシブモード時は赤、ヒューマロイドモード時は緑、合体時は黄色へと変化する。
各機体の変形シーンバンク作画については、イーグルは羽原、他の三体は大張が担当(ダンクーガ、ガンドールの変形バンクは伊藤浩二)。
※各機の名称やモードの呼称は、劇中では統一されていないこともあった。ここでは現在一般的に使用されている呼称で統一する。
4機の獣戦機が合体して完成する巨大ロボット。獣戦基地において合体システム「THX1138」のロックを解除、イーグルファイターのメインコンピュータにキーワード「DANCOUGA」を入力することでシステムが起動し(キーワードは獣戦基地のコンピュータから転送することも可能)、それに従って自動的に合体する。合体の際には各機体ともバリアによって保護され、一切のコントロールが効かなくなる。そのため、システムが初めて起動した時は、事情を知らない亮に回線を切られてシステムを強制終了されてしまった。メインパイロットは忍だが、必要に応じて他のパイロットのコクピットに操縦系統を委譲することも可能。なお、合体による操縦者への負担は獣戦機単体の時以上に大きいため、出撃が続いた際には、葉月博士がイゴールに「これ以上続けての出撃は危険だ」と進言したこともある。
初登場は第16話。その後も毎回登場するわけではなかった。TVシリーズでは、「ダイガン」を武器として使用した他は、専ら殴る、蹴るの攻撃がメインだった。はじめは飛行できず、新規に開発されたブースターユニットと合体することで飛行可能になった。 なお合体後は自在に分離・再合体が可能で囮のためイーグルファイターとビッグモスのみで合体、他2機を別行動させる場面やイーグルファイターのみ分離、ミサイル攻撃を行った後再合体する描写もある。
『GOD BLESS DANCOUGA』以降は強化改造型として登場。ウイングとスラスターがビッグモスの背部に常時装備され、必要に応じて展開することが可能になっている。これにより、ブースターユニット無しでの飛行が可能になった。なお、ビッグモス単体で飛行したことは無い。さらに全身の砲門を正面に向けられるようになり、通称「断空砲」が使用可能になっている。
ダンクーガは漢字で「断空我」と書く。その名前には「我を空にして煩悩を断つ」という意味がある。
合体シーンでのダンクーガはデザイン画に比較的忠実に描かれているものの、他のシーンでは作画の段階でプロポーションが調整され、デザイン画よりも整ったスタイルになった。大張は『超獣機神ダンクーガ 完全設定資料集』で「スーツアクターが演じているイメージ」とコメントしている。また、アップになると精密なディテールが描きこまれることが多かった。ブースターユニットと合体した状態は、デザインの時点で肩の形状などが当初のものから変更されている。その後『GOD BLESS DANCOUGA』『白熱の終章』と、2度にわたってデザイナーが交代し、それと同時にデザインも新たに描き起こされている。
本編に登場しなかった形態として、ブラックウイングがブースター部となったファイナルダンクーガが存在する(後述)。
黒騎士ことアランが独自に開発した戦闘機。獣戦機ではないためアグレッシブシステムは搭載されていないが、ヒューマロイド形態への変形機能を持つ。設定上は両翼を折りたたんだキャリアモードと呼ばれる形態が存在し、イーグル以外の獣戦機を輸送することも想定されていた。
スーパーロボット大戦シリーズではダンクーガに飛行ブースターとして合体し、ファイナルダンクーガ(劇中未登場)となる。
※発売元はEPIC・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)。
各曲とも、TVサイズはフルサイズとは別に録音された。「ほんとのキスをお返しに」はフルサイズにはないギターソロがイントロに入る、「SHADOWY DREAM」はサビの歌い方が一部異なるなど、フルサイズからの編集では再現出来ない形で録音されてある。
第2期OP・EDは、TVシリーズでは終盤の5回しか放送されなかった。しかもOPは、変更初回は映像が一部未完成のまま、第1期OPの映像を流用する形で放送された。その後4回は完成版が流され、ビデオにも収録されているが、DVDでは第1期OPを流用した未完成版に全て差し替えられている。現在、ラスト4話で流された、サウンドエフェクト無し・テロップ付きの完全版が視聴可能なDVDは存在しない。OVA『失われた者たちへの鎮魂歌』では、当初からサウンドエフェクト付き・ノンテロップの完成版が使われている。
本作の音楽は、OVAも含めてすべていけたけし[注釈 9]と戸塚修の共作となっている。厳密には両者の作業は分担して行われていたというが、その内訳についてはDVD-BOXのライナーノーツに「主にクラシカルな曲を戸塚、ロック調の曲をいけが手掛けた」という推察が書かれているのみで、詳細は不明。戸塚は「レノン=マッカートニーのように、どちらが作った曲も共作とする」と決めていたと語っている[18]。ただし、大張正己がダンクーガ初登場のシーンで使用された曲のことを「いけさんの曲」と語っている[19]。
なお、TV版のBGMは、1985年の放送時に当時のEPIC・ソニーから「Vol.1」(1985年4月21日リリース) と「Vol.2」(1985年12月5日リリース)が発売されていたが、その後絶版となったまま、他の作品とは異なり20年以上も復刻することもなかった。殊に「Vol.2」に至ってはLPは発売されたがCD化されることもなく、完全に幻の作品だった。ところが2007年にソニー・ミュージックダイレクトが、人気投票の結果、定足数が足りると完全予約方式で復刻に移行する「オーダーメイドファクトリー」にてまず「Vol.2」の復刻が決定、10月にリリース。続いて「Vol.1」も復刻が決定し、2007年12月にリリースの運びとなった。この状況から、「失われた者たちへの鎮魂歌(レクイエム) Requiem for Victims」のサウンドトラック版のCDでの復刻も同サイトで投票が開始され、2008年3月にリリースされた。2022年現在は予約方式ではなく、同サイトで3枚とも常時注文可能な状態になっている。
一方キングレコードから発売された「GOD BLESS DANCOUGAR」「SONGS FOR DANCOUGAR」「獣戦機隊やってやるぜライブ」の3枚は現在も絶版状態で入手困難である。
本作の特徴として、以下のリストに括弧内で示したように、日本語サブタイトルに附して英語サブタイトルが同時に提示されていた点が挙げられる。意味的には、日本語の直訳だったり、意訳だったり、若干のアレンジを加えたものだったり、時には37話のように日本語サブタイトルとは全く異なる意味のサブタイトルの場合もあり、法則性は無い。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1985年 4月5日 | 帝国の野望 Empire's Desire | 藤川桂介 | 山谷光和 | 奥田誠治 大庭寿太郎 | 上條修 羽原信義(メカ) |
第2話 | 4月12日 | 吠えろ! 獣戦機 Get your! JYUSENKI | 日下部光雄 | 大庭寿太郎 | ||
第3話 | 4月19日 | シャピロ! 転生 !! Reborn ! Shapirōu ! | 寺田憲史 | 奥田誠治 | 箕ノ口克己 | 中村旭良 |
第4話 | 4月26日 | 狙われたジャミング aimed Jammingsystem | 武上純希 | 吉田浩 | 只野和子 | |
第5話 | 5月3日 | 最後に来た男 The man came last | 高屋敷英夫 | 日下部光雄 | 栗山美秀 | つるやまおさむ |
第6話 | 5月10日 | 戦場の聖少女 Maiden in the battlefield | 藤川桂介 | 大庭寿太郎 | 上條修 羽原信義(メカ) 大張正美(メカ) | |
第7話 | 5月17日 | 小さな英雄 A kind of hero | 武上純希 | 吉田浩 | 小泉謙三 | |
第8話 | 5月24日 | 激戦!! 思い出を囮に Trapped memories | 箕ノ口克己 | つるやまおさむ | ||
第9話 | 5月31日 | アマゾン河の魔獣 Hell beast in Amazon | 藤川桂介 | 網野哲郎 | 川筋豊 | |
第10話 | 6月7日 | 騎士の伝説 Regend of Knight[注釈 10] | 寺田憲史 | 坂田純一 | 栗山美秀 | 羽原信義 |
第11話 | 6月14日 | 敵からの援護射撃 A covering fire of enemy | 藤川桂介 | 吉田浩 | つるやまおさむ | |
第12話 | 6月21日 | 目覚めるな恐竜 Don't wake up megalosaurs | 武上純希 | 山谷光和 | 大庭寿太郎 | 上條修 佐藤千春(メカ) 大張正己(メカ) |
第13話 | 6月28日 | 裏切りの町 Betray town | 箕ノ口克巳 葦プロ演出部 | 山谷光和 | つるやまおさむ | |
第14話 | 7月5日 | ニューヨーク市街戦 Street fight | 寺田憲史 | 網野哲郎 | 川筋豊 | |
第15話 | 7月12日 | 獣を超え、人超え、いでよ神の戦士(前篇) God bless the machine Act.1 | 武上純希 | 吉田浩 | つるやまおさむ | |
第16話 | 7月19日 | 獣を超え、人超え、いでよ神の戦士(後篇) God bless the machine Act.2 | 山谷光和 | 大庭寿太郎 | - | |
第17話 | 7月26日 | デスガイヤーの敗北 GENERAL retire | 奥田誠治 | くまざきさとる | 山谷光和 | - |
第18話 | 8月2日 | 神の国への誘惑 Temptation | 藤川桂介 | 網野哲郎 | 加瀬政広 貴志夫美子 | |
第19話 | 8月9日 | 怪奇!! 悪魔に消された部隊 Night Terror | 武上純希 | ゆやまくにひこ | 大庭寿太郎 | 只野和子 |
第20話 | 8月16日 | 南風ハートブレイク Southern wind | 寺田憲史 | 金子隆悠季 | つるやまおさむ | |
第21話 | 8月23日 | 降りてきた死神 The first contact | 武上純希 | 日下部光雄 | 吉田浩 | 寺東克己 |
第22話 | 8月30日 | 止まった時間 Time goes around still | 網野哲郎 | 金子隆悠季 | つるやまおさむ | |
第23話 | 9月6日 | 殺人鬼への報復 Revenge for murder | 寺田憲史 | 吉田浩 | 上條修 | |
第24話 | 9月13日 | 凱旋門燃ゆ La Marseille | 武上純希 | 日下部光雄 | 根岸弘 | 只野和子 |
第25話 | 9月20日 | ヨーロッパ戦線の罠 TRAP! | 寺田憲史 | 山谷光和 | 川筋豊 | |
第26話 | 9月27日 | 黒騎士の秘密 The secret of velieves | 日下部光雄 | 平林淳 | 君保子 | |
第27話 | 10月11日 | 妖星堕つ Gildorome's decline and fall | 武上純希 | 吉田浩 | つるやまおさむ | |
第28話 | 10月18日 | 獣戦基地総攻撃(前篇) General Attack I | 日下部光雄 | 吉田浩 | 上條修 | |
第29話 | 10月25日 | 獣戦基地総攻撃(後篇) General Attack II | 網野哲郎 | 川筋豊 | ||
第30話 | 11月1日 | 戦場!出会い、そして別れ We meet only to part | 奥田誠治 | くまざきさとる | 山谷光和 | - |
第31話 | 11月8日 | 去りゆきし長官 After his death | 寺田憲史 | 横山淳一 | 山口光瑠 | |
第32話 | 11月15日 | 空からの強敵 Target | 吉田浩 | 上條修 | ||
第33話 | 11月22日 | 飛べ明日へ!! 将軍の子ら Caputure the intelligence | 武上純希 | 日下部光雄 | 吉田浩 | つるやまおさむ |
第34話 | 11月29日 | 故郷に別れの歌を Long goodby | 鶴條修 | |||
第35話 | 12月6日 | 月は地獄だ!! Moon is hell | 吉田浩 | 羽原信義 | ||
第36話 | 12月13日 | 野望の崩壊 Harmony love | 寺田憲史 | 網野哲郎 | 吉田浩 | つるやまおさむ |
第37話 | 12月20日 | 暗黒の終焉 Tell Laura I Love her ! | 山谷光和 | 横山淳一 | 山口光瑠 | |
第38話 | 12月27日 | 最後の咆哮 Darkness and ruins | 藤川桂介 | 奥田誠治 | 上條修 藤三桂(メカ) | |
第39話(OVA) | 1986年4月 | 失われた者たちへの鎮魂歌 Requiem for Victims | - | - | - | - |
放送局 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|
TBS | 金曜 17:00 - 17:30 | キー局 |
北海道放送 | 土曜 16:25 - 16:55(1985年4月6日 - 9月28日) → 土曜 16:55 - 17:25(1985年10月12日 - 12月21日) → 日曜 16:00 - 16:30(1985年12月29日、第38話のみ)[20] | [注釈 11] |
岩手放送 | 金曜 16:30 - 17:00[21] | |
山形放送 | 水曜 16:30 - 17:00[22] | |
東北放送 | 金曜 17:00 - 17:30[23] | |
テレビユー福島 | 日曜 10:30 - 11:00(1987年8月 - 9月) 月曜 - 金曜 10:00 - 11:25(1988年7月 - 8月)[24] | [注釈 12] |
新潟放送 | 金曜 17:30 - 18:00[25] | |
信越放送 | 月曜 16:00 - 16:30 | |
テレビ山梨 | 月曜 17:20 - 17:50 | |
福井テレビ | 金曜 16:30 - 17:00 | |
静岡放送 | 曜日不明夕方 → 土曜 7:00 - 7:30 | |
中部日本放送 | 土曜 16:30 - 17:00 → 土曜 7:00 - 7:30 | |
毎日放送 | 土曜 15:30 - 16:00 (1985年4月〜8月)[26] → 土曜 7:00 - 7:30(1985年9月〜1986年2月1日) | [注釈 13] |
山陽放送 | 土曜 17:00 - 17:30 | |
中国放送 | 日曜 17:00 - 17:30 | |
RKB毎日放送 | 金曜 16:00 - 16:30 | |
長崎放送 | 火曜 16:50 - 17:20 | |
熊本放送 | 火曜 17:30 - 18:00 | |
南日本放送 | 土曜 16:30 - 17:00 |
TVシリーズは打ち切りという形で終了したが、ファンの熱い声援に応える形で断続的に続編が制作され、OVAとして発表された。
番組中盤には既にOVAの企画があったが、この時はローラにスポットを当てた番外編的な内容になる予定だった。しかし、打ち切りが決定すると「ムゲとの決戦を無理に放送枠内に詰め込むのではなく、後からじっくり描こう」という案が浮上。TV版の最終話はダンクーガがムゲの宇宙に突入するところで終了し、その続きがOVAとして作られた[27]。
総集編と新規に制作されたムゲとの決戦で構成されており、総集編パートは一部の台詞が変更されている。また、必殺武器「断空剣」が初登場した。獣戦機隊の物語は、ここで一度終了する。
なお、クレジットには原画でしか表示されていないが、新規パートのメカ作画監督は大張正巳が担当している(BD-BOX01の本人のインタビューの発言)。そのインタビューにて、ザンガイオーの他に、断空剣、ムゲ魔宮、ムゲの霊波砲のデザインをしたと語っている。
また、ザンガイオーの名付け親も大張で、当初は「ダンガイオー」を考えており、その名前は後にバンダイビジュアルから出たOVAで日の目を見ることになる。断空剣の他に対になるシールドもデザインされたが、本編で使うことはなかった。
メカ以外のムゲ側の作画監督は羽原信義が担当した。
LD-BOXには総集編パートをカットした形で収録されていたが、DVDでは本来の形に戻されている。
ムゲとの決戦から1年後を舞台に、密かに地球を狙う魔の手によって追い詰められた獣戦機隊がアランの意志を受け継いだゲリラチーム「バンディッツ」の協力を得て戦う。
劇場公開を予定して作られたが、諸般の事情によりOVAとして発表されることになった。本作からダンクーガは強化改造型となり、獣戦機と合わせてデザインが変更された。また、必殺技「断空光牙剣」は(アニメでは)今回のみ使用。
サウンドトラックCDの発売元がEPICソニーからキングレコード・スターチャイルドレーベルに変更されたため、劇中で使用された楽曲はすべて新たに録音されている。OVAの発売に先駆けて主演声優陣によるユニット《獣戦機隊》が結成され[注釈 14]、全国4都市で行ったライブを収録したアルバムとビデオ・LDも発売された。その後OVAの発売に合わせて《獣戦機隊》の歌うOVA挿入歌がシングル化された他、シングル収録曲の別テイクヴァージョンとメンバー・ゲストのソロ曲、OVA主題歌を収録したアルバム『超獣機神ダンクーガ SONGS FOR DANCUGAR』も発売。
クレジットはされていないがメカニックデザインとして大畑晃一が参加し、内蔵式ウイングや断空砲のデザイン及びギミック設定、中盤に登場する再生ムゲの尖兵グザードのデザインを担当している。この他ダンクーガの全身の設定画(TVシリーズでの大張正己によるシルエットを更に重厚かつメカニカルに整えたイメージで、内蔵式ウイングに合わせて全身各所にスラスターノズルを追加している)も描いているが、これはメカ作画監督を担当した佐野浩敏が全体的にスリムで有機的なフォルムでスタイリングを統一したため、スラスターノズルの位置以外殆ど反映されていない。大畑は後にユージンがダンクーガをカプセルトイにした際に監修として参加しており、この商品にラインナップされたダンクーガはこのGOD BLESS版大畑稿に近いシルエットになっている。
大張正己も本作に原画で参加している。一緒に作業した合田浩章と名前を混ぜて、「合張浩己」名義(一種の連名)でクレジットされている。
新たなる侵略者「ディラド」が出現。これに対抗するため、解散していた獣戦機隊が再び招集される。死んだと思われていたシャピロが復活、獣戦機隊は戦いだけではなく過去の因縁とも改めて決着を付けなければならなくなる。内容的には『GOD BLESS DANCOUGA』の続編だが、前作とは対照的に重苦しい空気が全編を覆っている。
ダンクーガのデザインは、それまでと比べて線が極端に省略されている。制作側としては、TV版のデザインは当時としては異例に線が多く、動かすのが難しかったため、作画の手間を考慮してのこと。
BGMは再びEPICソニーの音源が使用されたが、新曲は制作されず、主題歌も含めすべて旧作からの流用で賄われている。
1998年5月25日に、全4話を1巻にまとめた廉価版が発売された。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
ACT 1 | 魔人転生 | 寺田憲史 | 加戸誉夫 | 武田一也 |
ACT 2 | 超獣魔境 | 吉田徹 | ||
ACT 3 | 壊滅双曲線 | 石山タカ明 | ||
ACT 4 | 呪縛の終焉 | 加戸誉夫 | 後藤正行 |
1986年に発売されたミュージックビデオ。TVシリーズの主題歌・挿入歌に新曲を加えた全6曲を収録している。映像はTVシリーズのものを再編集して使用しているが、「ALONE 孤独の戦士」と曲間に挿入されるショートアニメは完全新作。
※曲名はジャケットの表記に準じた。
※DANCOUGARの表記は当時の商品名に準じた。
バンダイビジュアル(現・バンダイナムコアーツ)より発売。『獣戦機隊SONGS』以外はデジタルリマスターでの収録。なお、ブルーレイディスクもほぼ同じ構成で発売された。
ダンクーガの英語表記は、アニメ本編では「DANCOUGA」となっているが、放送当時の関連商品等では「DANCOUGAR」と書かれることが多かった。R付きの表記は放送終了後も様々なところで使用された。「GOD BLESS DANCOUGA」ではタイトルロゴはR無し、本編中の表記はR付きとなっており、二種類の表記が一つの作品の中で混在している。この件について、当時のスタッフは「R付きの表記は玩具の商標登録の際の"行き違い"だった」と語っている[28]。DVD-BOXの製作時にこの証言が得られたことから、それ以降はR無しが正式な表記となっている。
「白熱の終章」の廉価版のパッケージには「DANCOUGER」と書かれている。
「超獣機神ダンクーガ」の英語表記は以下のとおり。
「スーパーロボット大戦シリーズ」はバンダイナムコエンターテインメントがリリースしているゲーム。概要の節で言及したとおり、本作に不定期に登場しており、アニメでは使用されなかったダンクーガの形態・必殺技が公開されたり、アニメでは実現していない『ダンクーガノヴァ』との共闘を成し遂げるなど、独自の展開を見せている。
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