テレビユー福島
福島県のTBSテレビ系列局 ウィキペディアから
福島県のTBSテレビ系列局 ウィキペディアから
株式会社テレビユー福島(テレビユーふくしま、英: TV-U Fukushima, Inc.、略称: TUF)は、福島県を放送対象地域として、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | TUF、タフ[1] |
本社所在地 |
日本 〒960-8531 福島県福島市西中央1丁目1番地 |
設立 | 1983年6月20日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2380001000918 |
事業内容 | 放送法に基づくテレビジョン放送事業 |
代表者 | 仲尾雅至(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円[2] |
売上高 |
37億4,000万円 (2024年3月期)[3] |
営業利益 |
△8,000万円 (2024年3月期)[3] |
経常利益 |
△6,200万円 (2024年3月期)[3] |
純利益 |
△5,400万円 (2024年3月期)[3] |
総資産 |
48億7,100万円 (2024年3月期)[3] |
従業員数 | 106人 |
主要株主 |
TBSホールディングス 福島民報社 TBS企画 毎日新聞社 MBSメディアホールディングス 東邦銀行 みずほ銀行 他 |
外部リンク | https://www.tuf.co.jp/ |
テレビユー福島 | |
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英名 | TV-U Fukushima, Inc. |
放送対象地域 | 福島県 |
ニュース系列 | JNN |
番組供給系列 | TBSネットワーク |
略称 | TUF |
愛称 | TUFテレビユー福島 |
呼出符号 | JOKI-DTV |
呼出名称 | TUFデジタルテレビジョン |
開局日 | 1983年12月4日 |
本社 |
〒960-8531 福島県福島市西中央1丁目1番 北緯37度45分32.0秒 東経140度26分04.5秒 |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 6 |
デジタル親局 | 福島(笹森山) 26ch |
アナログ親局 | 福島(笹森山) 31ch |
ガイドチャンネル | 31ch |
主なデジタル中継局 |
|
主なアナログ中継局 | チャンネルの項を参照 |
公式サイト | https://www.tuf.co.jp/ |
特記事項: 福島県のJNN系列局は1983年(昭和58年)3月31日まで福島テレビが加盟していた(半年間はTBS系の一部番組を視聴者保護目的で放送していた)。 2006年(平成18年)6月1日から地上デジタル放送を開始。 |
データ放送を実施しており、番組表サービス「Gガイド」を配信している。
1983年(昭和58年)12月4日、福島県内で4局目(UHFでは3局目)の民放テレビ局として開局。
福島県では、1983年(昭和58年)3月31日まで福島テレビ(FTV)がニュースネットワークとしてJNNに単独加盟していた[注釈 1]。しかし報道番組以外は、フジネットワーク(FNS)に加盟した上で、TBSテレビとフジテレビとのクロスネット編成をしていた[注釈 2]。東京放送(TBSテレビ)[注釈 3] としては既に福島テレビ含む全国25局のネットワークを形成していたため、新しいテレビ局を開局させることに対して当初消極的であった[4]。しかし、福島県初の民放テレビ局(福島テレビ)開局に至るまで一本化調整が難航し、2度予備免許が失効する事態に陥ったため福島県と福島県議会が調整し、開局した経緯[5][6] から、県が大株主に入ったこと、1971年(昭和46年)に、福島テレビと福島中央テレビ(FCT)側で株式と役員の交換を行った結果、持株比率が県が50%、フジテレビが30%だったことに対して、本来のキー局であるTBSはわずか3%しか所有していなかったこと[7] もあり、1977年(昭和52年)秋頃から福島県における新しいTBS系列局を開局させるための準備を進めた。TBSテレビ側が社内外極秘で無線局開設申請書を作成し、同年12月末には郵政省東北電波監理局に書類を提出した[4]。1982年(昭和57年)9月10日[注釈 4] には、改めて福島県における4局目の新しいチャンネルの割り当てが行われ、12月20日に締切った段階で166社に及ぶ予備免許の申請があった。この申請社の中には、TBSテレビをはじめ、フジテレビ・テレビ朝日・ラジオ福島(RFC)・毎日新聞社などのグループが存在した[8][9]。
さらに、1982年(昭和57年)11月下旬に、山西由之(TBS社長)・岡田宗治(福島テレビ社長)・松平勇雄(福島県知事)との会談の末、正式に4局目をJNN系列局にすることを決定[10]。改めてTBSテレビは福島テレビ側に11月30日、TBS系列番組のネット中止を通告した[11]。
その結果、1983年(昭和58年)3月31日に福島テレビがJNNを離脱し、翌4月1日からFNNに加盟したが、予備免許社の一本化調整が進まず開局の見通しが立っていなかったことから[12]、全面的にTBS系列の番組からフジテレビ系列の番組に切り替えず、TBSテレビのネット番組は視聴者保護のため、JNNの報道番組を3月31日で打ち切った上で[注釈 5]、報道以外のTBS系列の番組を、1983年(昭和58年)9月30日まで放送することとなった。
その後、5月11日に一本化調整が終了し[13][14]、6月に会社が発足。急ピッチで本社・送信所・中継局の建設が行われるも、開局予定日の10月1日[15][注釈 6] には間に合わず、福島テレビがTBS系列番組を打ち切った1983年(昭和58年)10月1日から、実際にTBS系列の番組を流すテレビユー福島が試験放送を開始する前日の11月21日[16] まで、福島県では2か月間TBSテレビの番組が一部を除いて見られない事態となった[注釈 7][注釈 8]。
開局時の社員には、TBS出向者が8名、TBS退職者が1名、福島テレビから5名、JNN系列局の岩手放送やJRN系列局のラジオ福島からそれぞれ1名採用した[17]。このうちラジオ福島からは、アナウンサーとして佐藤資治が該当し、契約アナウンサーとして桑折久子も採用された。
JNN結成後に新規開局する後発フルネット局では、加盟に県域紙を手掛ける地元新聞社の後援が前提になるため、福島民報社とその親会社である毎日新聞社も出資しているが、TBS元社長の濱口浩三が開局を主導したという経緯もあって筆頭株主は一貫してTBSテレビであり、持分法適用関連会社の要件を満たしていた時代もあった。このためTBSは2005年(平成17年)、マスメディア集中排除原則による厳重注意処分を受け、直接保有部分を10%以下に抑えるべく、間接保有への切り替えや系列準キー局の毎日放送(MBS)へ一部株式を譲渡するなどの処理を行った[18][19]。
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の余波でアナログ放送終了が延期となったが、県内最後発ということもあってもともと厳しい経営状況に置かれていた事情から、アナログ放送は当初の終了予定日以降「デジ・アナ変換」に切り替えたほか、エリアが隣接するTBSが全面支援にあたっていた。
当初の社名は、福島県3局目のテレビ局に『福島朝日放送』、4局目を『福島放送』とする予定であった。3局目割り当て時、TBSテレビ側が「4局目を『福島放送』とする」約束をテレビ朝日と交わしたが、郵政省から「朝日」と入れるのは好ましくない」と指摘され、テレビ朝日側から『福島放送』を譲って欲しいとの申し入れがあり、結果『福島放送』(KFB)の社名で設立・開局することとなった[20][21]。 そのため、新たな社名を選択するも、適当な社名が存在せず[注釈 9]、結果、UHFやあなた(YOU)の意味から『テレビユー福島』(TUF)[14][22] と社名が定まった。
この「テレビユー」の社名は、隣県で同じJNN系列の1989年(平成元年)開局のテレビユー山形(TUY)[注釈 10]、1990年(平成2年)開局のテレビユー富山(TUT、現在はチューリップテレビ)に使用された。なお、社名・局名が『「テレビュー」』と誤植されるケースがあるが、正しくは『テレビ「ユー」』(TV-U)である。
開局前に、コーポレートアイデンティティ(CI)を電通に依頼し[23]、TUFのロゴマークと○にuの文字が入ったシンボルマークが同時に制定された。
しかし、シンボルマークについては、1991年(平成3年)12月に廃止。1992年(平成4年)まで使われた。
開局25周年を機に2007年(平成19年)12月にイメージキャラクターが発表。その後一般公募の結果、翌年の1月29日に「ロッキュン」という名前が正式に決定。これでNHK福島放送局含む全ての福島県域のテレビジョン放送局でイメージキャラクターが設定されたことになる。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[24][25][26]
認定放送持株会社に移行する前のTBSの時代には、最大で24.35%を保有し持分法適用関連会社の要件を満たしていた時代もあった。2005年(平成17年)、TBSはマスメディア集中排除原則による厳重注意処分を受けたことから、本体での株式保有比率を10%以下に抑えるべく5%分を毎日放送に、9.35%分をTBS企画に引き渡した。しかし、TBS企画はTBSHDの完全子会社であることから、これを間接保有分とみなせばTBSグループの株式保有比率は19.35%に達し、引き続き経営の主導権を握っていることになる。
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
10億円 | 20,000株 | 41 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
TBSホールディングス | 2,300株 | 11.50% |
福島民報社 | 2,000株 | 10.00% |
TBS企画 | 1,870株 | 9.35% |
MBSメディアホールディングス | 1,000株 | 5.00% |
毎日新聞社 | 1,000株 | 5.00% |
東邦銀行 | 1,000株 | 5.00% |
みずほ銀行 | 800株 | 4.00% |
福島県農業協同組合中央会 | 800株 | 4.00% |
川和宣宏[注釈 11] | 800株 | 4.00% |
菅波郁 | 800株 | 4.00% |
資本金 | 授権資本 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|---|
10億円 | 20億円 | 5万円 | 20,000株 | 54 |
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
10億円 | 20,000株 | 52 |
報道・情報番組
特別番組
その他
夕方帯ニュース番組
夕方ニュース深夜帯ダイジェスト番組
昼前情報番組
報道・情報
音楽
バラエティー
ドキュメンタリー
スポーツ
県政・行政関係
その他
※ 殆どの番組は福島テレビがフジ系単一系列になってからテレビユー福島開局までの2か月間、福島県内では非放映であった。一社提供番組・ドラマ・一部アニメに関しては開局直前まで福島テレビで放映を続けた。
この節の加筆が望まれています。 |
リモコンキーID:6
2012年3月31日終了
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