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絵本作家やなせたかしの絵本作品『ハルのふえ』をメインに『それいけ!アンパンマン』『ロボくんとことり』の3作をアニメ化。
この映画のメイン作品となる中編アニメ。第24回東京国際映画祭特別招待作品。作者が最も映像化したかったという作品[1]で、読み聞かせ絵本雑誌『おひさま』に掲載され、2009年に絵本(小学館 ISBN 978-4097263784)が発行。映画完成から1年以上経って公開された。
キャッチコピーは「はなれていても、ずっといっしょ。」。
タヌキのハルは、森の奥に置き去りにされていた人間の赤ちゃんを拾う。赤ちゃんを「パル」と名付け、人間の母親に化けて大切に育てる。
すくすくと育ったパルは、音楽家・チョコパンに音楽の才能を見出され、音楽家の道を進むべくハルや森の仲間達と別れ都会へ出る。
初めての都会に戸惑いながらも、チョコパンによる厳しい指導に耐えつつ徐々にフルート演奏の実力を高めていったパルは、強力なライバル・ミロも出場する音楽コンクールの舞台へ立つ事に。
一方ハルは、そんなパルの幸せを祈りつつ人間の姿のまま暮らす事を決意していたが、ある出来事をきっかけに消息を絶ってしまう。
時は流れ、フルートの名演奏家として立派に成長したパル。そして、森へ帰って来た彼に一つの奇跡が訪れる。
パル・ハル・チョコパン以外はオリジナルキャラクター。
『それいけ!アンパンマン』第1話「アンパンマン誕生」をベースにしたミュージカル風の短編アニメを同時併映。第1話のリメイクというよりはプロローグに近く、アンパンマンが誕生するまでのジャムおじさん達の日常を描いた内容が中心となっている。
以下のキャラクターは声無し。
2008年4月23日発売の短編集OVA『やなせたかしメルヘン劇場 DVD-BOX 1』に収録された短編アニメの1作を同時併映。原作となる絵本(フレーベル館 ISBN 978-4577019832)は小学校教科書・道徳副読本『どうとく3ねん きみがいちばんひかるとき』にも選ばれており、作者から「愛の三部作」の第1作とされている[2]。映画化に際しデジタルリマスター処理を行っている。
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