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2013年に公開された日本のアニメ映画 ウィキペディアから
『それいけ!アンパンマン とばせ! 希望のハンカチ』(それいけアンパンマン とばせ きぼうのハンカチ)は、2013年(平成25年)7月6日公開の映画『それいけ!アンパンマン』シリーズ通算第25作。同時上映作品は『それいけ!アンパンマン みんなでてあそび アンパンマンといたずらオバケ』。
アンパンマン映画&テレビ25周年記念作品、および日本テレビ開局60周年特別映画。
前作での震災からの復興に続き、本作では「希望」をテーマにしており、本作オリジナルキャラのパオやザジズゼゾウが、ハンカチで汚れた空を綺麗に拭いていく描写が放射能で汚れた土壌を地道に除染する作業に重なるなど[1]、やなせたかしの「いろんなむずかしい問題がありますが、希望をめざして進んでいこう」という思いが込められた作品。
なお、汚染された大気を元に戻そうと取り組む映画は、第14作『ロールとローラ うきぐも城のひみつ』以来11年ぶりである。
キャッチコピーは「すすめ!すすめ!前を向いて!」。
本作はお笑い芸人のサンドウィッチマンと本仮屋ユイカがゲスト出演している[2]。サンドの出演は早い時期に発表されていたが、パオ役は本仮屋に決まるまでキャスティングが難航していたようで、ポスターやチラシではサンドが出演する旨だけが表記されていた(ポスターでは本仮屋出演をシールで追加したケースもある)。
本作の初日挨拶では、やなせは「死ぬときは死ぬんだよ、笑いながら死ぬんだよ、そうすれば映画の宣伝になる。死ぬまで一生懸命やるんだよ」とブラックジョークも話していた[3]。しかし、やなせは本作公開から3か月後の10月13日に逝去し、やなせの生前最後の劇場版作品となった。
映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第5位となった[4]。最終興収は4億2,400万円[5]。
本作の2年前の『すくえ! ココリンと奇跡の星』以来、オープニングでアンパンマンがばいきんまんの悪戯を止めるシーンがあるが、すぐ現場にいた為、これまでの映画にあった、アンパンマンに助けを呼ぶシーンはない。アンパンマンの特徴ともいえる、汚染された街や仲間達を元通りにしようとする民衆の姿が必要だという描写が、本作ではさらに強調して存在している。
なお、前作に続いて強制変身はなかった。第13作『ゴミラの星』や第14作『ロールとローラ うきぐも城のひみつ』のように主要キャラクターを残して、キャラクター達が汚染される。ただし、泥人形や泥団子のように動いたり話すことはできず、石化のように固まってしまう。
第1作『キラキラ星の涙』から第24作『よみがえれ バナナ島』まで24年間エンディング曲は「勇気りんりん」を起用していたが、本作は初めて映画テーマ曲がエンディング曲にも起用された。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
雲の上に住んでいる小さなゾウの男の子、パオのお話。パオは、鼻から大きなハンカチを出し空の掃除をするザジズゼゾウのところで、毎日自分もハンカチを出す練習をしている。でも、一生懸命やっているのに、なかなかうまくいかない。
ほかに自分にできることはないかと、アンパンマンワールドにやってきたパオ。しかし、パン作りも牛乳配達も、みんなに期待された“きらきら希望サーカス”での芸も、何もかも失敗だらけ。パオは自信と希望を失くして、心を閉ざしてしまう。
そんな中、“きらきら希望サーカス”に対抗して、“バイキンサーカス”を開催したばいきんまんは、芸ができる最新ゾウ型バイキンメカ・スゴイゾウを開発する。ところがスゴイゾウはハプニングで崖下に落下し、大暴走。ばいきんまんの意図と関係なくパワーアップし、ヨゴスゾウに変身して大暴れ、町中を汚してまわる。アンパンマンの顔も、アンパンマンの新しい顔を焼くアンパンマン号も汚染されて絶体絶命の大ピンチ。
みんなが困っているのに、何もできない自分にくじけそうになるパオ。しかし、どんな困難でもあきらめずに立ち向かうアンパンマンの姿をみて、パオは自分も希望をもって前に進むことを決意する。
パオは「希望のハンカチ」を出して、アンパンマン達や街を救うことができるのか――。
詳細はアンパンマンの登場人物一覧を参照。
『それいけ!アンパンマン とばせ! 希望のハンカチ』と同時上映の短編アニメ。前作『リズムでてあそび アンパンマンとふしぎなパラソル』に引き続き、一緒にダンスや手遊びが楽しめる作品。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
いたずら好きで食いしん坊のいたずらオバケトリオ。ある日、彼らに取り憑かれたばいきんまん、ドキンちゃん、コキンちゃんはお化けのような姿になってしまった。
町を訪れたいたずらオバケトリオによって町は大混乱。ジャムおじさん達や学校の子供達、騒ぎを聞きつけたアンパンマン達までもが一人残らずお化けに変えられてしまい…。
今作では、ホラーマンとかびるんるんを除く全キャラクターが、いたずらオバケトリオによってお化けの姿に変えられてしまう。
以下の楽曲は全て本作に登場するキャラクターによって歌われるため、本作には歌手のクレジットは無い。以下「歌」の表記があるものはオリジナル版の歌手とする。
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