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フジテレビ系列で放送されている番組 ウィキペディアから
『世にも奇妙な物語』(よにもきみょうなものがたり、通称:『世にも』[1]『世にも奇妙な』『世に奇』『奇妙』[要出典])は、フジテレビ系列で1990年4月19日から放送されているオムニバステレビドラマ。フジテレビと共同テレビ(共テレ)の共同制作。ステレオ放送、文字多重放送を実施している。
世にも奇妙な物語 | |
---|---|
ジャンル | オムニバステレビドラマ / テレビドラマ / 特別番組 |
企画 |
稲葉直人・狩野雄太 (全員編成企画、フジテレビ) |
出演者 | タモリ(ストーリーテラー役)他(各作品の出演による) |
オープニング | 蓜島邦明[注 1]「ガラモン・ソング」 |
エンディング | 同上 |
製作 | |
プロデューサー |
植田泰史、中村亮太(共同テレビ) 小椋久雄(アソシエイトP、共同テレビ) |
制作 | フジテレビジョン[注 2] |
製作 | 共同テレビジョン |
放送 | |
放送チャンネル | フジテレビ系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
フジテレビ | |
レギュラー放送 | |
放送期間 | 第1シリーズ(第1期) 1990年4月19日 - 1990年9月20日 (全39話) 第2シリーズ(第2期) 1991年1月10日 - 1991年12月19日 (全117話) 第3シリーズ(第3期) 1992年4月16日 - 1992年9月17日 (全51話) |
放送時間 | 木曜日 20:00 - 20:54 |
放送枠 | フジテレビ木曜8時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 68 |
春の特別編(単発放送) | |
放送期間 | 各年の放送時間を参照 2011年5月14日 - 2018年5月14日 |
放送時間 | 4月または5月に放送 土曜日 21:00 - 23:10 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 130分 |
夏の特別編 (単発放送) | |
放送期間 | 各年の放送時間を参照 2020年7月11日 - |
放送時間 | 6月または7月に放送 土曜日 21:00 - 23:10 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 130分 |
秋の特別編(単発放送) | |
放送期間 | 各年の放送時間を参照 2011年11月26日 - |
放送時間 | 10月または11月に放送 土曜日 21:00 - 23:10 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 130分 |
特記事項: ・『春・秋の特別編』の放送日・放送時間は年度によって異なる場合がある。 ・上記のスタッフは『2017年春の特別編』現在を記載。 ・2015年11月28日放送の「25周年記念! 秋の2週連続SP 〜映画監督編〜」現在、合計話数は502話。 |
かつてヒットしたアメリカのテレビ映画『ヒッチコック劇場』や『トワイライト・ゾーン (1959年)』の日本版をイメージしたもので、タモリをストーリーテラーに迎え、俳優を主人公とした複数作品で構成されるオムニバス形式の作品である[2]。
前身は1989年10月から半年間、同局で深夜に放映されていたテレビドラマ『奇妙な出来事』であり、進行役を斉木しげるからタモリに交代し、ゴールデンタイム・プライムタイムに進出させた番組である。レギュラー版は1990年から1992年まで3期に亘り放送。レギュラー時代のキャッチコピーは、「へ、へ、へ、のへん。(第1シリーズ)」、「この車輌にいる誰かが、あなたの「運命」を変えようとしている、(かもしれない。) (第2シリーズ)」、「回奇現象(第3シリーズ)」。レギュラー放送終了後は、春・秋を[注 3]中心とした改編期の特別番組として放送されており[2]、2020年7月11日放送回の「'20 夏の特別編」で放送開始から30年を迎えた。
開始当初から数多くの俳優やスタッフが関与しており、演出や作風もそれぞれ異なっており、連続ドラマ時代は回ごとに制作会社も異なっていた[2]。内容は当初からホラー・怪奇系がメインであるが、ギャグやコメディ、感動系、過激な内容物、シュールな内容の作品も数多く制作されている。だが、大半のエピソードはバッドエンドである[注 4]。 また、2015年11月21日には「25周年スペシャル・秋〜傑作復活編〜」として、過去に放送されたシリーズのリメイク版も制作された。
2011年7月24日に地上アナログ放送が停波するのに伴い、2010年7月5日から地上デジタル放送への完全移行を前提に、アナログ放送の全番組が画角16:9のレターボックス放送に移行するため、本番組もアナログ放送では2010年10月4日放送分の「20周年記念スペシャル」よりレターボックス放送が開始された。
長寿番組であるため、エピソードによっては放送当時では「奇妙」だった空想上の出来事が現在では現実化し、一般常識になっている例や流行や世相を予言、先取りしたかのような例もある[注 5]。
現在、本番組はタモリが出演する唯一のフジテレビ系列におけるレギュラー番組となっている。
『世にも奇妙な物語』のエピソードの主人公のほとんどは「ごく普通の人間」だが、「何か一般的でない能力や病気、性質を持った人物」(「くせ」、「メロディに乗せて」など)や「人殺しなどをした悪人」(「懲役30日」、「ロッカー」など)などもいる。また、「23分間の奇跡」や「ハイ・ヌーン」などのように、「主人公が奇妙な世界に迷い込む」のではなく、「主人公が周囲を奇妙な世界へ誘う」場合もある。
レギュラー放送(1990年4月 - 1992年9月)までは物語のジャンルのほとんどが「ブラック系」だったために、バッドエンドの場合は主人公が最終的に死ぬパターンが多かったが、現在[注 13]は死者が少なくなる一方で、反対に生存者が増えている。(生存の場合のバッドエンドの例として、記憶が消える、逮捕される、どこかへ連れて行かれる、主人公ではなく別の誰かが死ぬ、などがある)
だが、2023年現在でも特別編の全4〜5話中、最低1話は主人公が死やそれに準ずる状態(現世から消滅・廃人化など)に必ずなる。
また、感動的な結末の物語でも、登場人物が幸せそうに、もしくは安らかに死んでいく場合がある[注 14]。
エピソードによっては、物語のオチを見せないリドルストーリーの形を採って視聴者に想像させる場合もある。[注 15]
タイトル | 放送日 | 放送時間 | 話数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
(第1期) | 1990年4月19日 - 9月20日[2] (毎週木) | 20:00-20:54 | 3×13 (全39話[2]) | |
秋の特別編 | 1990年10月4日(木) | 19:00-20:54 | 5 | 当番組初のスペシャル(特別編)回 |
冬の特別編 | 1991年1月3日(木) | 21:00-23:24 | 6 | この回のみ「新春ドラマスペシャル」の冠をつけての放送。 |
(第2期) | 1991年1月10日 - 12月19日[2] (毎週木) | 20:00-20:54 | 3×39 (全117話[2]) | |
春の特別編 | 1991年4月4日(木) | 19:00-20:54 | 5 | この回よりOP映像の変更(5月に細部が変更された版が使用された) |
秋の特別編 | 1991年10月3日(木) | |||
冬の特別編 | 1991年12月26日(木) | 当番組の「最終回」として放送予定(仮題として「これが最後の『世にも奇妙な物語』」が挙げられていた)だったが翌年に「第3期」が開始された | ||
雨の特別編 | 1991年9月12日(木)※未放送 | 20:00-20:54 | 3 | 第2期放送期間中に行われていたナイターが中止された際に制作されていた雨傘番組だが、当日はナイターが放送されたためにお蔵入りとなった |
春の特別編 | 1992年4月9日(木) | 19:00-20:54 | 5 | |
(第3期) | 1992年4月16日 - 9月17日[2] (毎週木) | 20:00-20:54 | 3×16 (全48話[2]) | |
(第3期 未放送回) | 1992年12月7日(月) | 16:30-17:25 | 3 | 第3期終了直後の10月〜12月に放送された再放送(関東地区のみ)の最終回として放送。のちに一部地方局にて放送された |
冬の特別編 | 1992年12月30日(水) | 21:00-23:18 | 6 | 当初は『'92 秋の特別編』として同年10月1日(木)に放送されたナイター中継の「雨傘番組」として編成されるも中止にはならず。この日に変更された |
真夏の特別編 | 1993年7月30日(金) | 21:02-22:52 | 5 | 金曜エンタテイメント枠 |
冬の特別編 | 1994年1月6日(水) | 21:00-22:54 | 5 | |
春の特別編 | 1994年3月30日(水) | 21:00-22:48 | ||
七夕の特別編 | 1994年7月7日(木) | 22:30-23:54 | 3 | 当初の22:00-23:24の予定から、ナイター中継延長により30分繰り下げて放送された |
秋の特別編 | 1994年10月10日(月) | 21:00-22:50 | ||
冬の特別編 | 1995年1月4日(水) | 21:00-22:54 | 5 | |
春の特別編 | 1995年4月3日(月) | |||
秋の特別編 | 1995年10月4日(水) | 21:03-23:08 | ||
冬の特別編 | 1996年1月4日(木) | 21:00-23:18 | ||
春の特別編 | 1996年3月25日(月) | 21:00-22:24 | 3 | |
秋の特別編 | 1996年10月2日(水) | 21:00-23:18 | 5 | |
聖夜の特別編 | 1996年12月24日(火) | 21:00-23:24 | 当番組史上初のクリスマス特別編 | |
春の特別編 | 1997年3月31日(月) | 21:30-23:24 | この回以降、特別編が春と秋のみに固定される | |
秋の特別編 | 1997年10月6日(月) | 21:30-23:25 | ||
春の特別編 | 1998年4月8日(水) | 21:00-23:08 | ||
秋の特別編 | 1998年9月25日(金) | 21:00-23:02 | 金曜エンタテイメント枠 | |
春の特別編 | 1999年3月31日(水) | 21:30-23:38 | ||
秋の特別編 | 1999年9月27日(月) | 21:00-23:18 | ||
春の特別編 | 2000年3月27日(月) | 21:00-22:54 | ||
秋の特別編 | 2000年10月4日(水) | 21:30-23:55 | ||
映画の特別編 | 2000年11月3日(金・祝) 劇場公開 | 4 | ||
SMAPの特別編 | 2001年1月1日(月・祝) | 21:00-23:30 | 5 | 21世紀初日の夜に放送。SMAPのメンバー5人全員が『奇妙な物語』の主人公として出演した |
春の特別編 | 2001年4月5日(木) | 21:00-23:24 | ||
秋の特別編 | 2001年10月4日(木) | 21:00-21:46 23:11-24:50 | 野球中継のため中断あり。 | |
2001年12月30日(日) | 再放送 | |||
春の特別編 | 2002年3月27日(水) | 21:00-22:52 | ||
秋の特別編 | 2002年10月3日(木) | 21:00-23:24 | ||
春の特別編 | 2003年3月24日(月) | 21:00-22:54 | ||
映画の特別編 | 2003年7月12日(土) | 21:00-23:24 | テレビ放送。ゴールデンシアター枠 | |
秋の特別編 | 2003年9月18日(木) | 21:00-22:50 | 『秋の特別編』としては一番早い放送日 | |
春の特別編 | 2004年3月29日(月) | 21:00-22:48 | ||
秋の特別編 | 2004年9月20日(月) | 21:00-23:08 | ||
春の特別編 | 2005年4月12日(火) | 21:30-23:48 | 当初の21:00-23:18の予定から、ナイター中継延長により30分繰り下げて放送された | |
秋の特別編 | 2005年10月4日(火) | 21:30-23:30 | ||
15周年の特別編 | 2006年3月28日(火) | 21:00-23:24 | 15周年企画として、レギュラー開始初期の番組冒頭に放送されていた1話1分前後の超短編「アバンストーリー」(レギュラー時は15秒)を10本放送した。 | |
秋の特別編 | 2006年10月2日(月) | 21:00-23:18 | 前回の「15周年の特別編」に引き続き、本編中に新作・リメイクを含めた「アバンストーリー」が4本放送された | |
春の特別編 | 2007年3月26日(月) | |||
秋の特別編 | 2007年10月2日(火) | 21:00-23:24 | ||
春の特別編 | 2008年4月2日(水) | |||
SMAPの特別編(再放送) | 2008年4月28日(月) | 21:00-23:33 | 再放送。ドラマレジェンドスペシャルとして放送。 全国ネットでの再放送はシリーズ初。 | |
秋の特別編 | 2008年9月23日(火・祝) | 21:00-23:18 | ||
ラジオの特別編 | 2009年3月29日(日) | 21:00-21:30 | 3 | 文化放送で番組史上初のラジオドラマを放送した(単発枠「ザ・ステージ」)。 |
春の特別編 | 2009年3月30日(月) | 21:00-23:18 | 5 | |
秋の特別編 | 2009年10月5日(月) | |||
20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜 | 2010年4月4日(日) | 21:00-23:09 | 『世にも奇妙な物語』20周年を記念してフジテレビで当時放送されていた5番組とコラボレーションした物語を放送。史上初の日曜日に放送 | |
20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜 | 2010年10月4日(月) | 21:00-23:18 | 前回と同じコラボレーション特別編。日本を代表する5人の作家(京極夏彦、東野圭吾、宮部みゆきなど)とコラボした5つの物語を放送した | |
21世紀 21年目の特別編 | 2011年5月14日(土) | 21:00-23:10 | この回より土曜プレミアム枠で放送。当初は4月に「'11春の特別編」として放送予定だったが東日本大震災の影響によりタイトル変更後、この日に延期した。また『春の特別編』及び当番組史上初の5月に特別編が放送された | |
秋の特別編 | 2011年11月26日(土) | 『春の特別編』の遅れにより『秋の特別編』も放送日が例年より約2か月遅れたこの日に放送。番組史上初の11月に特別編が放送される | ||
春の特別編 | 2012年4月21日(土) | 4月の『春の特別編』としては4年ぶりの放送。この回は物語の最後に表示されるロゴ(世にも奇妙な物語)がCM入り・明けのたびに表示されていた | ||
秋の特別編 | 2012年10月6日(土) | 10月の『秋の特別編』としては5年ぶりの放送 | ||
春の特別編 | 2013年5月11日(土) | |||
秋の特別編 | 2013年10月12日(土) | |||
春の特別編 | 2014年4月5日(土) | |||
秋の特別編 | 2014年10月18日(土) | |||
25周年スペシャル・春 〜人気マンガ家競演編〜 | 2015年4月11日(土) | 『世にも奇妙な物語』25周年を記念した「20周年スペシャル」以来のコラボレーション企画第3弾。日本を代表する5人の漫画家(永井豪、尾田栄一郎など)とコラボした5つの物語が放送された | ||
25周年記念! 秋の2週連続SP 〜傑作復活編〜 | 2015年11月21日(土) | 21:00-23:20 | 25周年を記念してリメイク企画を実施、番組オフィシャルサイトで行われた投票結果の上位5作品をリメイクした[3]。 また、同日の深夜から2016年3月16日深夜までCS放送のフジテレビTWOにて「25周年記念 蔵出し一挙放送」と銘打ち1年通して過去のレギュラー回を14:9のレターボックス仕様にハイビジョン放送対応に「超解像版」として制作会社別に放送されていた(中には地上波放送で20年以上再放送されていない希有な作品も含まれていた)。また、「傑作復活編」の放送前には『あなたが選ぶ30選』として一部の作品が含まれた放送回(「美女缶」が含まれた『'05春の特別編』など)が再放送された。 | |
25周年記念! 秋の2週連続SP 〜映画監督編〜 | 2015年11月28日(土) | 前々回の「25周年・春」に続くコラボレーション企画第4弾。日本を代表する5人の映画監督(中田秀夫、本広克行など)とコラボした5つの物語が放送された。また、前回(傑作復活編)を含めての2週連続の特別編・「土曜プレミアム」枠での拡大放送は初になる。『世にも奇妙な物語』累計話数が500話[注 16]に到達した | ||
春の特別編 | 2016年5月28日(土) | 21:00-23:10 | 4 | この回よりしばらく4話構成で放送される |
秋の特別編 | 2016年10月8日(土) | |||
春の特別編 | 2017年4月29日(土) | |||
深夜の特別編 | 2017年10月9日(月) - 10月13日(金) | 放送日によって開始時間が異なる | 1 | 当番組史上初となる深夜枠での帯ドラマ |
秋の特別編 | 2017年10月14日(土) | 21:00-23:10 | 4 | |
春の特別編 | 2018年5月12日(土) | |||
秋の特別編 | 2018年11月10日(土) | 5 | 2015年以来3年振りとなる5話構成で放送されたが、その中の1編「マスマティックな夕暮れ」(主演・玉城ティナ)は前・後編構成で放送された | |
雨の特別編 | 2019年6月8日(土) | 番組史上初6月に特別編を放送。1991年に放送予定だった『雨の特別編』と同名ではあるが全く趣向が異なり、内容も全編ホラー要素を無くしたハートウォーミング系の作品が放送された | ||
秋の特別編 | 2019年11月9日(土) | |||
夏の特別編 | 2020年7月11日(土) | 4 | 当初は同年5月23日(土)に「20'春の特別編」として放送予定[注 17]だったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延による撮影スケジュールの遅延があったため、「'94 七夕の特別編」以来26年ぶりの7月に放送日が変更、タイトルも現タイトルへ変更された。 | |
秋の特別編 | 2020年11月14日(土) | |||
夏の特別編 | 2021年6月26日(土) | |||
秋の特別編 | 2021年11月6日(土) | |||
夏の特別編 | 2022年6月18日(土) | |||
秋の特別編 | 2022年11月12日(土) | |||
夏の特別編 | 2023年6月17日(土) | |||
秋の特別編 | 2023年11月11日(土) | |||
夏の特別編 | 2024年6月8日(土) | |||
冬の特別編 | 2024年12月14日(土) |
レギュラー放送が終了してからは、番組改編期の特別番組として放送されている(おおむね、春・秋の年2回)
旧作が『傑作選』などとして、フジネットワーク系列の各放送局で今なお不定期で再放送されている(IBC岩手放送・信越放送(いずれもTBS系列)、tvk、チバテレ(JAITS)など、他系列放送局で放送されたこともある)。
2006年「秋の特別編」以降は春・秋の特別編放送1週間前から平日午後の再放送枠内で特別編も含めた過去の名作が順不同で放送されている(2018年現在は放送当日の土曜日の昼間に放送)。基本的に10年ほど前までの作品が放送されるが、2014年10月17日(金)には20年以上の前の傑作である「ズンドコベロンチョ」が放送。また、2014年10月18日(土)2:20 - 4:20(10月17日(金)深夜)にはフジバラナイト<FRI>枠にて「真夜中の特別編」として、歴代の作品の中で屈指の人気と「怖さ」を持ち合わせた作品群、「死ぬほど好き」「懲役30日」「おばあちゃん」「三人死ぬ」「サブリミナル」が放送された。
2004年に、韓国のSBSが版権を購入し「ミッドナイトDJ」等4話が特別番組としてリメイクされた。正式編成の予定もあったが、視聴率の問題から見送られたらしい[要出典]。
2009年8月から2011年1月まで、フジテレビTWOで毎月1回、過去の特別編の放送が始まった。2010年からは前回放映分のリピート放送が開始された。
「韓国リメイク版」が放送されて10年後の2014年8月には本放送局のフジテレビ・中国のネット配信会社の共同制作の『公式』リメイク版「不可思議的夏天(邦題・不思議な夏)」のタイトルでネットドラマが作られた。(ストーリーテラーは中国版『イタズラなKiss』で主演を務め、中国で人気の日本人俳優古川雄輝[注 18]が務め、さらにはこのドラマの1話の主演も務める。放送回数は15話。2014年までは中国国内のみで配信されていたが、2015年7月からはフジテレビオンデマンドにて日本での配信(日本語吹替版)が開始された)
2023年度以降、フジテレビ制作のテレビ番組の制作クレジットには開局65周年仕様のものが使用されているが本番組のみ従来の目玉マークの使用を継続している。
現在、春と秋の改編時期に放送が行われている『世にも奇妙な物語 春・秋の特別編』が始まったのは、1990年10月4日放送回の「'90秋の特別編」からである。
レギュラー放送(第1シリーズから第3シリーズ)時代は、この番組の前時間に放送されていた同局のクイズ番組「クイズ!年の差なんて」を休止させる形で19:00 - 20:54(JST)の今の時間帯より少し早い時間帯に放送されていた。[注 21]また、この当時は現在のような21:00から始まる回が少なく、放送時間が2時間半の「特別編」もあまりなかった。そして、「レギュラー放送」終了から10ヶ月後の1993年7月30日放送回の「'93真夏の特別編」から現在の21:00スタートに放送時間が固定された。しかしながら、稀に「特別編」の放送時間が90分(「'94七夕」「'94秋」「'96春」)や少し遅い時間に開始する回もある(ただし、ナイター中継延長時を除く)。
2011年度の放送は東日本大震災による影響での遅延や平日のゴールデンタイムでの放送が難しく、2012年度以降は『土曜プレミアム』枠内での放送が主となり、改編期(3月下旬から4月上旬、9月下旬から10月上旬)から外れた時期の放送となった。
現在の放送時間は21:00 - 23:24(JST)、21:00 - 23:18(JST)、21:00 - 23:08(JST)、21:00 - 22:54(JST)、21:00 - 23:10(JST)などと、さまざまである。
初期では主に木曜日のゴールデンタイム(プライムタイム)で放送されていたが、「'93真夏の特別編」放送以降は2010年度まで曜日不定期のゴールデンタイム[注 22]で放送されている。また、「春の特別編」「秋の特別編」の放送時期が早まるとき(2003年9月18日放送回)や遅まるときもある(2013年5月11日放送回)。1991年は1月と12月に話数は違うが同じタイトルの「'91冬の特別編」で放送、また1992年10月4日には本来「秋の特別編」を放送する予定であったが、ナイター中継が編成されており、この回のみ「雨傘番組」扱いとなった[注 23]。その代替としてレギュラー回すべての再放送を終えた後の1992年12月30日に本来放送予定であった「'92秋の特別編」の5話に1話追加された「'91冬の特別編」以来の6話構成の「'92冬の特別編」が放送された[注 24]。
一風変わった放送回が存在する。
深夜時代から人気を獲得し続けた結果、1990年4月19日に木曜日20時台のゴールデンタイムに昇格。ゴールデンタイムの第1回の放送は14.3%(ビデオリサーチ、関東地区調べ。特記なき場合は以下同様)と当時としてはまずまずの結果であったが、第2回では11.6%と前回と比べて大きく下回ってしまう。だが、番組の人気は上がっていき第1シリーズの最終回直前には視聴率21.3%を記録した。
翌年、第2シリーズがスタートしたが番組の人気が衰えることはなく、初回1991年冬の特別編の2時間スペシャルでは20.9%を記録し、その後も20%前後の高視聴率を獲得し続けて、時間帯のトップに躍り出た。湾岸戦争開戦日の1991年1月17日には、多くの局が報道特番を流す中で、フジテレビは20時で特番を打ち切り通常番組として本作を放送し、当時番組史上最高の24.3%を記録した[6]。 1991年3月21日の「真夜中」「鏡」「ど忘れ」の回では番組歴代最高視聴率の25.7%を記録。なお次点では1991年6月6日放送の「シンデレラ」「夢」「秘密の花園」の回で視聴率25.2%であるが、その際、関西地区では29%を記録した。
第2シリーズが終了し、1992年に第3シリーズがスタートしたがその頃から20%台を超すことは少なくなり、視聴率も徐々に低下していった。それでも1992年9月時点で平均視聴率15%以上は維持していたもののレギュラー番組でやっていくのは困難となりレギュラー放送を終了。番組改編期のみの放送となった。
特番シリーズになり再び番組の人気は上っていき、時には20%を超す回も少なくはなかった。2016年現在でも同世帯1位または2位をキープし、人気長寿番組の地位を確立している。
当番組のような、オムニバステレビドラマ物のドラマにはチーフディレクター(総監督)なるものは存在せず、その作品の監督独自の世界観を有する。だが参加する監督[注 32]の中には複数回メガホンをとる者がおり、「世にも-」が代表作の一つとなっている監督もいる。ここでは歴代の監督たちの動向を振り返る。
番組タイトルのデザインも「奇の字だけ赤くするとカッコいいんじゃないか?」というプロデューサーの一言から決定(「世にも奇妙な物語」)。
各話終了後に右下または左下に「世にも奇妙な物語」が表示される(但し第1〜3回と主に第4回放送以降の3本目(一部の回は除く)、特別編の一部作品(主に20分越のストーリー)、映画は除く)。この文字表記は第4回放送から追加された。TVシリーズではサイズが大きめだったが、近年の特別編ではTVシリーズよりサイズがやや小さくなっている。なお「そして、くりかえす」など一部作品では変則パターンがある。また2012年の『'12春の特別編』・2015年の『25周年記念スペシャル・秋〜映画監督競演編〜』では各話放送終了後の他に、CM明けにも追加されるようになった。また、「無視ゲーム」「サイゴノヒトトキ」のように早めに表示した後にワンシーン・ワンカットを出すパターンもある。
基本は「世にも奇妙な物語」の奇以外は白字(ホワイトバック時は文字枠は黒)だが、以下のように時折作品によって違うデザインの物や位置が異なることがあった(※< >内は当該作品例)。
『世にも奇妙な物語』開始当初は「アバンストーリー」(詳細は後述)と呼ばれる短編が下記のオープニングの前に15秒(内容によっては短いものや長いものが存在する)流れており、視聴者を『奇妙な世界』に引き込む役割を担っていた。オープニングのバージョンが変わった1991年4月以降は冒頭に有名な作家や著書の「名言・格言」を流していた。しかしながら、1992年4月から9月の第3シリーズでは以前に行っていた「アバンストーリー」「名言・格言」は流されなかった。
上記の「レギュラー放送」時代は、レギュラー放送の「最終回('90秋、'91冬(12月)、'92冬)」「初回('91冬(1月・番組編成上では「新春ドラマスペシャル」の位置づけ)、'92春)」として放送。現在の「期首・期末特番」としての放送は1993年の「'93真夏の特別編」からとなる。 「特別編」では今回放送される物語の一部分を「ハイライト」として流したあと、レギュラー時代では「アバンストーリー('90秋、'92春)」「名言・格言('91秋、'91冬)」が流れていた。レギュラー放送が終了した後の1993年7月30日放送回「'93真夏の特別編」以降は、ハイライトを流した後にオープニングが流れる構成となっているが、稀にハイライトを省いてそのままオープニングから開始することもある。 また、'93真夏、'94冬・七夕、'95冬と20周年・秋では冒頭にアバンストーリーが流れていた[注 34]。 1991年4月「'91春」と1992年4月「'92春」ではオープニングの『引き継ぎ』を行っていた[注 35]。
『世にも奇妙な物語』のオープニングには大きく分けて4つあり、第1期 - 第3期OPまでは一つの「つながり」が存在していた。 また、第1期・第2期・第4期OPでは小変更されている箇所もあるためその部分も併記する。
第1期・第2期、一部特別編のオープニングの冒頭で短編のドラマが流されており、シリーズによって放送形態が異なっていた。
第1期・第2期、一部特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(第1シリーズ - 第2シリーズ、特別編)を参照。
15周年の特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(15周年の特別編)を参照。
2006年秋の特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(2006年秋の特別編)を参照。
2014年秋の特別編のアバンストーリーについては、世にも奇妙な物語の放映作品一覧#アバンストーリー(2014年秋の特別編)を参照。
コーラス部分を欠いたバージョンもあり、こちらも初期シリーズのエンディングや、初期シリーズを収録したVHS・DVDで確認することができる。
なお、佐橋俊彦も担当している映画の特別編のサウンドトラックCDは発売されていない。
2015年の秋より、放送数週間前から宣伝を兼ね、インターネットを始め様々な形で現実に「奇妙な世界」を体験する試みやキャンペーンが行われている。
1995年10月4日の「秋の特別編」の1つ「地獄のタクシー」は、本放送後に漫画家・釋英勝が自身の作品『先生、僕ですよ』(漫画『ハッピーピープル』2巻収録)を無許可で翻案したとして、フジテレビ・共同テレビ・脚本を担当した中村樹基に対して朝日・毎日・読売の各新聞に謝罪広告の掲載と、慰謝料など1122万円の損害賠償を求める訴訟を提起。
しかし、東京地裁1998年6月29日の判決は、「本件著作物(漫画)の表現形式上の本質的特徴を本件番組(ドラマ)から直接感得するはできない」として、このドラマが漫画を翻案したものとは認めず、原告側の請求を棄却・確定した。
2001年10月4日の「秋の特別編」にて、第2話「仇討ちショー」の前半部分を放送してCMに入った後、CM明けからプロ野球の中継が割り込む事態が発生。21:00放送開始で第1話が終了し、第2話の前半が終了ということなので、21:30 - 40頃だった。
この日行われた「ヤクルトvs阪神」戦は、ヤクルトスワローズが勝てばセントラル・リーグでの優勝という大事な試合だった。中継が割り込まれた時には既に試合は9回に入っていたが、同点という状態となっていた。ヤクルトスワローズはフジテレビと業務提携を結ぶ球団であるため、ヤクルトの優勝中継は必要であり、局スタッフがすぐに終了すると判断したために割り込みを決行したと思われる[要出典]。当日の新聞の番組欄にも「プロ野球中継挿入あり」と掲載されていた。試合は同点のまま延長に突入したが、23:00過ぎまで競り合った末に同点のまま終了し、結局優勝できなかった。
試合終了後、CMを挟むなどの措置を取らずに、挨拶とともにCM明け部分からそのまま放送再開。23:00過ぎに終了するはずだったこの日の放送は、25:00(翌日1:00)近くにようやく終了した。
放送終了後、視聴者から「野球中継が挟まるなど聞いていない」といった苦情がフジテレビ側に1万5千件も届いたため、同年12月30日に再放送を決定。また後日、視聴率が発表され、中断前が14.7% ヤクルト戦13.1%とドラマを見る層をターゲットにしているにもかかわらず、視聴率的にはあまり落ちていなかった。
2004年に韓国SBSが世にも奇妙な物語をリメイクしたパイロット番組。当初はレギュラー番組として放送される予定だったが、視聴率の問題により見送られた。 また、「エキストラ」も放送される予定だったが、ジャニーズ事務所との版権問題により未放送になった。
2014年に本放送局のフジテレビ・中国のネット配信会社愛奇芸(iQIYI)・亜細亜伝媒の3社が共同で『世にも』のリメイク版として『不可思議的夏天(邦題・不思議な夏)』が制作された。以前の「韓国版」とは異なり、日本の『世にも奇妙な物語』に関わっている脚本家・演出家をスタッフに招き、中国で人気の俳優陣が出演している。この「物語」のストーリーテラーは日本版とは異なり『図書館の司書が毎回一冊の「物語」を紹介する』とともに自身も「物語」の主人公の一人である設定で、俳優は中国で有名な日本人俳優・古川雄輝が全編に出演している。2014年8月より、初めは中国国内のみでの配信であったが、2015年7月より、フジテレビオンデマンドで日本版(全編吹替版)が配信された。
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