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日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『ほんとにあった怖い話』(ほんとにあったこわいはなし)は、学校の怪談など、本当に起こった(とされている)怖い話を集めた朝日新聞出版刊のホラーコミックおよび、それを基に制作されたオリジナルビデオと、さらにそれを基に制作されたフジテレビのテレビドラマである[1]。通称は『ほん怖』。
ほんとにあった怖い話 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ / オムニバステレビドラマ / 特別番組 |
原作 | HONKOWA ほん怖 朝日新聞出版 |
脚本 |
三宅隆太 清水達也 鶴田法男 酒巻浩史 穂科エミ |
演出 |
鶴田法男 星野和成 森脇智延 三宅隆太 |
出演者 |
稲垣吾郎 ほん怖クラブ |
ナレーター | 杉本るみ |
製作 | |
プロデューサー | 後藤博幸 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2004年 - 現在 |
放送時間 | 『土曜プレミアム』枠で不定期放送 土曜日(21:00 - 23:10) |
フジテレビ ほんとにあった怖い話 | |
第1シリーズ | |
放送期間 | 2004年1月10日 - 3月20日 |
放送時間 | 土曜日 19:00 - 19:57 |
放送分 | 57分 |
回数 | 11 |
第2シリーズ | |
放送期間 | 2004年10月11日 - 2005年3月7日 |
放送時間 | 月曜日 19:00 - 19:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 16 |
不定期特番 | |
放送期間 | 2005年8月23日 - 現在 |
放送時間 | 火曜日 19:00 - 20:54(114分) 土曜日 21:00 - 23:10(130分) |
放送枠 | カスペ!→土曜プレミアム |
回数 | 18 |
この番組は『真夏の恐怖ミステリー ほんとにあった怖い話』として『金曜エンタテイメント』枠で1999年夏に放送されたのが最初だった。これはフジテレビ後藤博幸プロデューサーがオリジナルビデオ版『ほんとにあった怖い話』(下記参照)を高く評価して企画・監督・脚本の鶴田法男に連絡を取ったことが発端だった。二人は当初、深夜の低予算番組として企画していたが、フジテレビ・ドラマ部の当時の部長だった亀山千広がゴールデンタイムの企画にするよう英断をくだしたことで『金曜エンタテイメント』枠での放映となった[2]。
その後2004年1月に3 - 5話程度のオムニバスショートドラマを放送、小学生中心の6名「ほん怖クラブ」らが館で館主の稲垣吾郎と話の内容を分析するという内容になり、毎週のレギュラー放送(1月 - 3月のみ)となった。また、心霊写真を鑑定するコーナーもある。現在の「ほん怖クラブ」では、オムニバスドラマを放送する面では、以前の2時間時代と同じだが、要所要所に館主と子供達によるバラエティ的な要素や感動的なストーリーがあり、怖さを若干軽減させている。また子供でも見ることのできるように、通常のホラー番組よりバラエティに近い演出がある。内容についても原作の実話を大胆にアレンジしたものが多い。「第9回アジア・テレビジョン・アワード」のドキュメンタリー・ドラマ部門最優秀賞を受賞。また、毎年夏のイベントのお台場冒険王でもアトラクションを出展している。なお、かつてテレビ朝日系列で放送された「夏の不思議ミステリー 本当にあった怖い話」、ブロードウェイが制作・販売しているオリジナルビデオシリーズ「ほんとうにあった怖い話」とは関係ない。
2011年からは毎年1回、お盆後となる夏(8月)の『土曜プレミアム』枠で放送されており、稲垣の2016年のSMAP解散と翌2017年のCULENへの事務所移籍を経てもシリーズは継続されている。2019年には20周年を迎え秋(10月)に放送された。2020年には初のハロウィーンの日に放送(自宅で『ほん怖』を見て外出を控えて“密”を避けて“ハロウィーン&ホラー”ムードを堪能する意味も含まれている)[3]。
これは、「怖い」と思う弱い心を吹き飛ばすおまじないである。ホスト進行役の稲垣吾郎と子供達の専門家による解説コーナーで行う。
密教真言の一、「退魔の早九字」(正式には「九字護身法」)を真似た物。なお「イワコデジマ イワコデジマ」は「マジで怖い マジで怖い」の逆読みである。ちなみに手を合わせて合掌するとき「のんのん」と全員でいうことがあるが「のん」は、ゲストの専門家の解説によれば観音様のこと。(観音様、どうか悪霊からお守りください)の意味。
タイトル | 放送日 | 放送時間 | 放送枠 |
---|---|---|---|
スペシャル1 | 1999年8月27日 | 21:00〜22:52 | 金曜エンタテイメント |
スペシャル2[注 1] | 2000年8月25日 | ||
春の恐怖ミステリー | 2003年4月8日 | 21:00〜21:54 | 単発特別番組枠 |
スペシャル3 | 2003年9月5日 | 21:00~22:52 | 金曜エンタテインメント |
第1シーズン | 2004年1月10日〜2004年3月20日 | 毎週土曜日19:00〜19:57(JST) | |
特別編~心霊写真・恐怖順位49~ | 2004年4月3日 | 19:00~19:58 | 単発特別番組枠 |
夏の特別編2004 | 2004年9月7日 | 19:00〜20:54 | カスペ! |
第2シーズン | 2004年10月11日〜2005年3月7日[注 2] | 毎週月曜日19:00〜19:54(JST) | |
夏の特別編2005 京都ミステリーツアーSP | 2005年8月23日 | 19:00〜20:54 | カスペ! |
夏の特別編2006 鎌倉ミステリーツアーSP | 2006年8月22日 | ||
夏の特別編2007 前世の謎を解くミステリーツアーSP[注 3] | 2007年8月28日 | ||
夏の特別編2008 心とカラダのミステリーツアーSP | 2008年8月26日 | ||
冬の特別編2009 芸能界緊急除霊スペシャル | 2009年2月3日 | ||
10周年記念スペシャル | 2009年8月25日 | ||
夏の特別編2010 AKB48まるごと除霊スペシャル!! | 2010年8月24日 | ||
夏の特別編2011 | 2011年9月3日 | 21:00〜23:10 | 土曜プレミアム |
夏の特別編2012 | 2012年8月18日 | ||
夏の特別編2013 | 2013年8月17日 | ||
15周年スペシャル | 2014年8月16日 | ||
夏の特別編2015 | 2015年8月29日 | ||
夏の特別編2016 | 2016年8月20日 | ||
夏の特別編2017 | 2017年8月19日 | ||
夏の特別編2018 | 2018年8月18日 | ||
20周年スペシャル | 2019年10月12日 | ||
2020特別編 | 2020年10月31日 | ||
2021特別編 | 2021年10月23日 | ||
夏の特別編2022 | 2022年8月20日 | ||
夏の特別編2023 | 2023年8月19日 | ||
25周年スペシャル | 2024年8月17日 | ||
本作はかつて後藤歯科医院という歯医者だった空き家を改装した館[注 4]を拠点とし、そこへ全国から届く心霊による恐怖体験や不可思議な現象を綴った手紙、通称『恐怖幽便』を元に、ほん怖クラブのメンバーと館の主たる稲垣吾郎が日夜心霊研究に励んでいるという設定。
ストーリーテラー
ほん怖クラブ
開始前に「これは一般の人が体験した実話を再現したものです」「ただし、登場する地名、団体名、個人名などは、架空もしくは仮名であり事実とは一切関係ありません」のテロップが表示される。
2005年1月17日放送から、芸能人が「ほん怖ラブ」に訪れ自身の体験を基にした「恐怖幽便」を読む、という形式も取っている。
上記以外は過去に放送された作品をリマスター版で8話[注 7] 放送
※○は第2シリーズ未放送[注 9]
放送局 | 参考 | |
---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 製作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | |
宮城県 | 仙台放送 | |
秋田県 | 秋田テレビ | |
山形県 | さくらんぼテレビ | |
福島県 | 福島テレビ | ○ |
新潟県 | 新潟総合テレビ | |
富山県 | 富山テレビ | ○ |
石川県 | 石川テレビ | |
福井県 | 福井テレビ | ○ |
長野県 | 長野放送 | |
静岡県 | テレビ静岡 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | ○ |
近畿広域圏 | 関西テレビ | |
鳥取県 島根県 |
山陰中央テレビ | |
岡山県 香川県 |
岡山放送 | |
広島県 | テレビ新広島 | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | |
高知県 | 高知さんさんテレビ | |
福岡県 | テレビ西日本 | |
佐賀県 | サガテレビ | |
長崎県 | テレビ長崎 | |
熊本県 | テレビ熊本 | |
大分県 | テレビ大分 | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | ○ |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | ○ |
フジテレビ版『ほんとにあった怖い話』は1991年から1992年にオリジナルビデオとして製作・公開された『ほんとにあった怖い話』が基になっている。
このオリジナルビデオ版は鶴田法男監督が原作の映像化権をおさえて脚本まで書いてビデオ・メーカーのジャパンホームビデオに企画を持ち込んだ事から立ち上がった。企画にGOサインが出てから脚本家の小中千昭が参加して製作された。本作がJホラーの原点と言われる。中でも「夏の体育館」におけるゆらゆらと蠢く不気味な人影は黒沢清監督『回路』に明確に応用されている。また、『新・ほんとにあった怖い話 幽幻界』の『踊り場の友だち』での踊り場に突如現れる幽霊の演出は清水崇監督の『THE JUON/呪怨』で模倣されている。これは清水崇監督が鶴田法男に許諾を求めて実現した。また「霊のうごめく家」におけるあり得ない(想定外)の場所に現れる人影は、その後のJホラーを特徴付けるエポック・メイキングな演出方法として名高い。なお、ナレーションは第1作・第2作では玄田哲章、第3作では相見陽子が担当した。1999年の『ガメラ3 邪神覚醒』がホラー作品を意識した作風になった理由として、当時の子供たちの間でのホラー作品の人気の高さが着目されたことが挙げられており、『ほんとにあった怖い話』もそれらのホラー作品の一つとして言及されている[22]。
「ほんとにあった怖い話 第二夜」(1991年)
「新・ほんとにあった怖い話 幽幻界」(1992年)
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