次長課長(じちょうかちょう)は、吉本興業東京本社に所属する日本のお笑いコンビ。1994年4月結成、NSC大阪校13期出身。略称は次課長(じかちょう)。
概要 次長課長(じちょうかちょう), メンバー ...
閉じる
出囃子は「英雄故事」(ジャッキー・チェン主演「ポリス・ストーリー」主題歌)。
- コント・漫才
- コントにおいて最大の特徴は「しつこい」ネタであることを持ち味とする。
- ネタ作りは基本的に2人で行うが、主導権は井上が握っている。河本が街で見かけた特異キャラを井上にプレゼンし、日常生活においてツッコミで笑うことは不自然と考える井上はリアリティーにこだわる。(因みに井上曰く「椅子と机があれば何でもいい」とのこと)
- 心斎橋筋2丁目劇場閉館(1999年3月)頃まで、井上がボケ・河本がツッコミを担当していたが入れ替わった。しかし一部のネタでは、今でも井上がボケを行うコントや河本がノリツッコミをするパターンもある。
- 大阪時代は漫才・コントともに披露していたが、東京進出後は河本のキャラを生かしたコントが主流になった。現在でもごくまれに漫才を行うことはある。
- 大阪時代はコント・漫才の他に、ギターを弾いたり歌を歌ったりの一発芸的な要素を取り入れるなど様々な方法に則ってネタを披露していた。
- 2人は即興性を好むということもあり、昔からネタ合わせをあまりしない。舞台ではネタ中にアドリブを入れることがよくあり、河本のボケに対して井上が本気で笑っている場面がぼちぼちある。河本はネタ中には滅多に笑わない井上を笑わせることが何よりも嬉しい。
- 単独ライブなどで披露するコントは、全体的にブラックな雰囲気を纏うものが多い。
- 「同窓会」が怖いネタとして知られている。他に「チコちゃん」「ゴミ屋敷」なども怖いネタとして挙げられる。
- コントでは河本が様々な特異キャラを演じ、井上が優しくツッコミを入れる。相方の頭を叩くなどの鋭いツッコミはしない(『アメトーーク!』(テレビ朝日)にて、関根勤が「井上君のツッコミは柔らかくて自然だ」と評している)。
- 「のぶお」など井上がボケ、河本がツッコミとポジションが逆になっているコントが数個ある。
- 滑舌の悪い不動産屋のコントを、ビートたけしが「テレビで初めて見たとき、悔しくてしょうがなかった」と絶賛している。また、このネタを『徹子の部屋』(テレビ朝日)で披露した際は「芸人キラー」とも呼ばれる黒柳徹子が珍しく大笑いした。
- 鉄板ネタでもあり、ショートコントやモノマネなど幅広く使われるネタである。
- 実際に舞台へ来て生でネタを楽しんでもらいたいという2人の意向により、未だに単独ライブのDVDは発売しない方針である。
- マニアックものまね
- 2人とも普段から人間観察をするのが好きで、それを元にマニアックな視点からモノマネを考えるのが得意。
- 元々マニアックなものまねは、大阪時代に中川家と楽屋が一緒だった時に「こんな人おるな」という細かいモノマネを競い合ったことから生まれたもの。そのため、中川家と共同開発したネタも含まれている。今でも中川家と同じ楽屋のときには、楽屋内4人で即興コントをしている。
- 『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジテレビ)では「マイナーものまねシリーズ」と題して、毎回マニアックなモノマネを披露している。
- モノマネのレパートリーは、大ファンであるジャッキー・チェンに関するものが多い。
- 河本の代表的ギャグである「お前(オメェ)に食わせるタンメンはねぇ!」(映画『酔拳』の脇役のセリフ)は、実際に映画の中でそのセリフがあったわけではない。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ)に出演した際、河本がアドリブで考えたフレーズである。披露した時にウケが良かったため以後このフレーズを使うようになった。なお最初は「タンメン」ではなく「ラーメンはねぇ!」と言っていたが、それを聞いた石橋貴明(とんねるず)が「タンメン」と聞き違えたためそのまま「タンメン」で定着した(実際にあったセリフは日本語吹き替え版での「そうは酢豚の天津丼だ!」)。このギャグは最近河本は使っていないが2009年3月17日放送の『なべあちっ!』(フジテレビ)で桂三度(当時は世界のナベアツ名義)が使った。2009年3月18日のシルシルミシルで河本は「タンメン」と言われ、井上は「イケメン」と言われた。
- 「オマエ似てるからこれやってみたら」とこのネタを最初に考えたのは、ジャッキー好きの井上だった。