真木よう子

日本の女優、歌手 (1982-) ウィキペディアから

真木 よう子(まき ようこ、1982年10月15日 - )は、日本女優歌手千葉県印西市出身。そよかぜ所属。レプロエンタテインメントとマネジメント契約[1]

概要 まき ようこ 真木 よう子, 生年月日 ...
まき ようこ
真木 よう子
生年月日 (1982-10-15) 1982年10月15日(42歳)
出身地 日本千葉県印西市
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優歌手
ジャンル 映画テレビドラマCM
活動期間 1999年 -
配偶者 片山怜雄2008年11月 - 2015年9月)
所属劇団 無名塾1998年 - 2000年
事務所 そよかぜ(マネジメント契約:レプロエンタテインメント
公式サイト Yoko Maki official Site
主な作品
映画
パッチギ!
ベロニカは死ぬことにした
ゆれる
さよなら渓谷
そして父になる
海よりもまだ深く
孤狼の血
『アンダーカレント』
テレビドラマ
SP
龍馬伝
遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜
最高の離婚
MOZU
問題のあるレストラン
セシルのもくろみ
ファーストラヴ
ボイス 110緊急指令室
受賞
日本アカデミー賞
最優秀主演女優賞
2014年さよなら渓谷
最優秀助演女優賞
2014年『そして父になる
優秀助演女優賞
2019年孤狼の血
その他の賞
キネマ旬報ベスト・テン
助演女優賞
2014年『さよなら渓谷』『そして父になる』『すーちゃん まいちゃん さわ子さん
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来歴

要約
視点

4人きょうだいで唯一の娘。兄、2人の弟に囲まれた男兄弟の中で育つ[2][3]

1993年小学5年生の時に安達祐実主演の『REX 恐竜物語』を鑑賞し、同世代の安達が活躍しているのを見て、芸能界に入りたいと強く思った[3]。中学3年生の時に両親に『無名塾』入りと芸能界入りを相談したところ、父から猛反対を受けるが、どうしても女優になりたかった真木は「(女優になるのを反対するなら)援助交際してやる!!」と父を脅し、芸能界入りの許可をもらった[2][4]

中学卒業後の1998年、応募者約1000人の中からわずか5人の合格者の内の1人に選ばれ[2]仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」に入塾。同期に滝藤賢一内浦純一がいる[5][6]1999年から2000年にかけて、芝居に没頭していた真木は入塾二年目にして無名塾公演『どん底』で重要な役どころであるナターシャ役に抜擢され、半年間の旅公演に回った[7]。仲代は『どん底』パンフレットの中で、その才能を絶賛していた。しかし、少しでも稽古を多くしたいと思ったことから、合宿で日課となっている早朝の持久走を早い時間に済ませて先に発声練習をして集合場所で待っていたため、それを見た仲代がサボったと思い激怒。2人の発言が行き違ってしまった結果、納得の行かなかった真木は逆に仲代に怒り返したことから、そのまま退塾・帰郷[2][4]

その合宿以来、仲代とは挨拶もしていなかったが、2013年7月、仲代が報知新聞社のインタビューで「真木さんにいつか会うときがあったら『おめでとう』と伝えてくれないか」と取材者にメッセージを託した。それに対し、真木は、同年12月、第38回報知映画賞表彰式で「無名塾でお芝居の面白さとか、役者の面白さを全部教えてもらった。いつかごあいさつができる日が来たら……『ありがとうございました』ときちんと言いにいきたい」とコメントした[3][8]

2003年、オムニバス写真集『LIP』を出版。

2006年11月、『ゆれる』で第30回山路ふみ子映画賞新人女優賞受賞。

2008年11月10日、元俳優片山怜雄と結婚[2]2009年5月10日、第一子となる女児が誕生したものの、2015年9月に離婚した[9][10]

2013年6月、主演映画『さよなら渓谷』の主題歌「幸先坂」で歌手デビューをする。同年11月、ルイ・ヴィトンの街頭広告のモデルに日本人で初めて起用された。

2014年3月7日、『さよなら渓谷』で第37回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞をダブル受賞した[11]

2017年クラウドファンディングサイトで自身のフォトマガジン制作の費用を募り、完成品をコミックマーケットで販売することを目指したが、コミケのファンから「コミケでやる必要がない」「コミケを理解していない」などと批判が殺到[12]、それを受けて謝罪、参加を辞退した[13]

同年11月10日、出演が予定されていた映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を体調不良を理由に降板したことが発表された[14]。代役は板谷由夏[14]

2018年9月25日、レプロエンタテインメントとマネジメント契約したことが報じられた[1]

2023年8月26日、パートナーシップを結んでいる相手がいることを公表した[15]

2024年3月、自身に対する疑惑や炎上[16]によって入院していることをインスタグラムで明かし、3月8日にはパートナーを名乗る人物が「真木が意識を取り戻さない」と真木のアカウントから投稿するが、SNSなどでその投稿に対する指摘が殺到したことで、後に投稿を削除[17][18]。6月に退院したことをインスタグラムで報告した[18]

人物

人物・性格

  • 「男きょうだいの中で育ったせいか、男っぽい」「気が強い」と自認している。その性格を表すエピソードとして、映画ゆれる』のオーディションにて控え室で待っていると若くてとても可愛い人が入ってきたので「来やがったな、この野郎!」と思っていたら監督西川美和だった[19]という笑い話がある。関係の深い友人である大久保佳代子からは真木の印象について「近寄りがたい雰囲気はあるが、実はとてもチャーミング」と語られている[20]
  • 身長160cm。バストサイズは以前から非公表[21]だったが、本人の公式Twitterにて2017年7月27日に「子供産んで授乳して、34歳の本物のFカップは、重力に逆らえず垂れるのが正常です。申し訳御座いませんです」とFカップであることを本人が認めている[22]

交友関係・家族

  • 一人娘と2人で暮らしている[23]
  • 映画『パッチギ!』で共演した江口のりこが芸能界で一番仲が良く、一緒にいて楽だという[24]
  • 大塚愛とは同い年ということもあり、映画『東京フレンズ』で共演して以来、大の仲良しである。2007年3月25日の『Music Lovers』(日本テレビ)には大塚愛のゲストラバーズとして出演している。また木村カエラとも友人で、同じ『Music Lovers』放送では木村のゲストラバーズとしても出演した[25]
  • 椎名林檎のファンで、自身が主演する映画『さよなら渓谷』の主題歌を歌うようオファーされた際にも、「歌手ではない自分が歌うなら信頼できる方にお願いしたい」ということで、メールをやり取りするなど以前から親交のあった椎名に楽曲提供を依頼した[26][27]

趣味・嗜好・特技

評価

  • 演出家の大根仁は2002年に舞台で彼女を初めて見たとき「凄い女優が現れた」と感じたという[34]正名僕蔵は「神経が鋭い役者」と評している[20]和田聰宏は「サバサバした性格。昔の女優の香りがする」と評している[20]永作博美は「瞬間で演技を変えられる。様々な演出を受けながらも対応できる順応性のある役者」と評している[20]池田鉄洋は「リアリティという言葉がチープに感じるくらい自然な演技をする人」と評している[20]

受賞

映画

2006年度
2013年度
2018年度

ドラマ

2012年度

そのほか

2014年度

出演

テレビドラマ

映画

声優

舞台

ドキュメンタリー番組

  • 龍馬を愛した女たち〜ヒロインたちの龍馬伝〜(2010年3月6日、NHK)
  • アナザーストーリーズ 運命の分岐点(2015年3月19日、2015年4月1日 - 9月16日、2016年2月17日、2016年3月26日、NHK BSプレミアム) - MC、番組ナビゲーター
  • 幸せのホテルが誘う旅〜ルレ・エ・シャトーへようこそ〜(2020年1月3日、BS-TBS) - 旅人(イタリア)

テレビアニメ

ゲーム

CM

配信

  • I LOVE YOU「Sidewalk Talk」(2013年、UULA) - 主演
  • ホテルローヤル(オーディオブック)(2018年10月24日、Audible Studios)- ナレーション
  • 次元大介(2023年10月13日、Amazon Prime Video) - アデル 役[75]
  • インスタントループ(2024年10月23日配信開始、BUMP)[76]

司会

ミュージック・ビデオ

ディスコグラフィー

シングル

  1. 幸先坂 (2013年5月27日)[77]
    1. 幸先坂
    2. 幸先坂 〜新緑篇〜
    • 作詞・作曲:椎名林檎
    • 映画『さよなら渓谷』主題歌

出版物

写真集

  • 月刊真木よう子(SHINCHO MOOK 87)(2007年2月13日、新潮社、撮影:藤代冥砂ISBN 978-4-10-790170-5
  • 月刊真木よう子Special(SHINCHO MOOK 99)(2008年2月、新潮社、撮影:リリー・フランキーISBN 978-4-10-790183-5
  • お龍(2010年9月22日、日本放送出版協会、撮影:白川青史)ISBN 978-4-14-081435-2
  • MUSCOVITE(2013年12月14日、光文社、撮影:笠井爾示)ISBN 978-4-334-90197-4

脚注

外部リンク

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