こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょのとうじょうじんぶつ)では、秋本治の漫画、アニメ、テレビドラマ作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の人物について(一部、例外的に実在の人物も)説明する。
本作品は40年の長期連載であったためにキャラクターの数も非常に多い。中には一般の読者を出演させたこともある。しかし本項で触れる登場人物は作中に影響する者を主に触れる。
声優はテレビアニメ版・劇場版 / ジャンプ・スペシャルアニメ版・大行進版の順。1人しか記載されていない場合はテレビアニメ版・劇場版のものとする。俳優は1977年実写映画版 / テレビドラマ版・2011年実写映画版の順。
署長の家族。柴又に住んでいるが、署長が子供・孫たちに甘いため、よく息子夫妻が子供たちやペットを預けに来る。息子、よしお、のび太以外は第84巻、145巻に登場。
- 妻
- 本名不明。元婦警で、巡査時代の署長に「結婚してくれなきゃやだ」と涙ながらの猛烈なアタックを受けて、駆け落ちの末に結婚したらしい。子供や孫に甘い夫を良く思っておらず、署長や孫たちには厳しく接している。
- 息子(名前不明)
- 第36巻に登場。当初は理屈っぽく生意気でわがままな性格だったが、両津によってディズニーランドではなく浅草花やしきへ連れて行かれる。あまりにも生意気なので両津に引っ叩かれたり、アトラクションで怖い思いをさせられるという扱いを受けた。両津がゲームで一人遊びを始めたため、自分も一人で遊ぼうとしたがヤクザ風の二人組に絡まれてしまう(ヤクザと肩がぶつかった)。しかしヤクザたちは両津によって叩きのめされ、その活躍を間近で見たことで両津に好意を抱くようになり、わがままを言うことは無くなった。後に登場した時も両津に懐いていた。
- 一男(かずお)、正男(まさお)、章男(あきお)
- 息子たち。作中では名前のみ登場。第84巻では一男夫婦はハワイへ10日間、正男夫婦は香港へ10日間、章男夫婦はオーストラリアへ15日間旅行するため、署長夫婦の家に息子たちとペットを預けて行った。署長の妻によると、これまでに何度も同じことがあったらしい。
- よしお
- 孫の一人。第66巻に登場。柴又で両津の叔父・尾形米吉が営む総菜屋を署長と共に訪れ、偶然会った両津を「おじいちゃん!署の問題児ってこのお巡りさんでしょう!?」と言って署長を焦らせた。このエピソードでは、署長におぶられたもう一人の孫(赤ん坊)も登場している。
- 健介(けんすけ)
- 孫の一人。かなりやんちゃな性格で、しょっちゅう署長の頭に飛び蹴りを喰らわせており、祖母(署長の妻)から怒られている。
- 飛介(とびすけ)
- 孫の一人。いきなり便を漏らしてしまい、家事に追われる署長を慌てさせていた。第84巻では赤ん坊だったが、第145巻では小学生位まで成長していた。
- 太郎(たろう)、次郎(じろう)
- 孫。2人で『ファイナルファンタジー5』に熱中し、祖父に攻略法を尋ねた。祖父としての威厳を保ちたい署長は両津に相談し、散々足下を見られる羽目になった。その後は友人が訪ねてきたことでゲームは無事クリアできたらしい。
- 丸夫(まるお)、正(ただし)
- 孫。家の中でサッカーをしてボールを署長の顔面にぶつけてしまい、2人とも祖母(署長の妻)に怒られた。
- のび太
- 息子。第183巻に登場。角田大介と親しいらしく、彼に誘われてオンラインサバゲーに参加したが、かなり弱く、両津たちの足を引っ張って最後には自滅してしまった。ゲームの対戦相手はジョディーとカールヴィンソンの海兵隊員たちであった。
擬宝珠纏の実家。擬宝珠家が経営する江戸時代から続く老舗の寿司屋。主な仕入れ先は河岸だが、両津のツテで飛鷹二徹や爆竜大佐からの海外仕入れも行っているほか、両津自身が漁に出て捕獲してくる事もある。
- 板長
- 声:竹本英史
- 職人としての腕は良いようであるが、両津の職人としての技術が高すぎるため、あまり目立たないことがある。檸檬がストライキを起こした際には彼女に代わって味の鑑定を行ったが、卓越した檸檬の味覚には遠く及ばず、いつもの味を出すことができなかった。
- 三平(さんぺい)
- 声:和田智 → 西村仁
- 板前。板前の仕事の他に檸檬の幼稚園の送迎などを行っている。第126巻で結婚し、神田明神で挙式を挙げる。
- 久保田 亀吉(くぼた かめきち)
- 新人職人。田舎の出身で寿司職人になるために知り合いの知り合いの知り合いの紹介で就職する。148巻の時点で店に来て半年目である。超神田寿司独自のかまどでシャリがうまく炊けずに寿司職人になる自信を失いかけ、田舎に帰ろうとしていたが、檸檬が自転車の補助輪を外して乗る練習をしているのを見て自信を取り戻し、仕事終了後にかまどを使い自主練を始める。その後は少しずつ腕を上げており、檸檬からは「(超神田寿司の味に)一歩近づいた」と認められつつある。漬物作りが得意で、板長たちから「店に出せる」と評価された。
アニメ版では弓道編が存在しないので早矢同様出番はなかった。なお、二徹の妻(四姉妹の母)は全く登場しておらず、健在かどうかについても不明。家は千葉の九十九里浜にあり、両津の実家よりも貧乏な狭い家である。しかし、娘の日光と月光は名門高校、St.フェアリー女学園の学生である(同校の校長の152-1での説明によると、学業が優秀なため学費を安くしているとのこと)。
- 飛鷹 二徹(ひだか にてつ)
- 九十九里浜に住む漁師。左京、右京、日光、月光の4人の娘がいる。誕生日は1月3日。血液型はB型。身長178cm、体重80kg。モデルは星一徹。性格は短気で熱血漢。読売ジャイアンツの熱烈なファン。左京と右京が生まれた際には「トマソン」「ガリクソン」と付けようとするが、役所で妻に止められた。子供をプロ野球選手に育てるのが夢だったため、娘全員をリトルリーグに入らせ野球の特訓をさせていたが、後に4人とも別のスポーツに走ってしまい、嘆いている。高校野球の監督もしている。お笑い好きで、大量のお笑いビデオを持っている。網を直す技量から編み物も得意で、娘たちのセーターも編んでおり、編み物大会でも優勝した。漁船(北千葉丸三世)を所有しており、よく海外まで無許可で漁に出るため、両津が一儲けしようとしたり超神田寿司関係で魚が必要な時には登場することが多い。
- 両津に「漢は忍耐も必要」「漁師は魚を取るのも仕事だが、海の安全を守るのも漢の仕事」と諭している。
- 娘たちは短期の登場で終わったのにもかかわらず、その後も準レギュラーとして登場し続けていた。
- 右京(うきょう)
- 二徹の次女。早矢の親友で、彼女と同様に大和撫子。誕生日は8月1日。血液型はA型。身長177cm、体重49kg。スリーサイズは83・57・80。
- 中学校の修学旅行で流鏑馬に魅了されたことをきっかけに、高校から弓道と乗馬を始め流鏑馬の道に進む。京都で料亭に住み込みで働きながら上京大学に通っている。クールな姉と違い温和な性格である。愛馬の「琴姫」とは意思疎通できる(元は白馬だが、体が弱いため肌が透けてピンク色をしている。そんな子馬だった琴姫を厩舎の飼育員の反対を押し切り、愛馬として大切に育てた)。そんな健気な右京・左京を、両津は巨人の星になぞらえて「左門豊作ツインズ」と称している。
- 両津への初対面の印象は(早矢が過度に両津のことを持ち上げていたこともあり)あまり良くなかったが、その後は実家に招くほど仲良くなっている。
- 本編以外のキャラクター紹介では「右京&左京」と姉と纏められることが多いが、本編で共演したのは幼少期の回想シーンのみで実質的な共演は皆無。
- 左京(さきょう)
- 二徹の長女で右京の双子の姉。誕生日は8月1日。血液型はA型。身長180cm、体重50kg。スリーサイズは83・56・81。
- 早矢とは弓道大会でトップを争うライバルだった。クールな性格。独特の弓と射法を使い、一時それが問題で弓道大会の出場停止処分を受けた。国立北千葉大学に通っている。飛鷹一家の中で最初に登場したものの、以後は扉絵や表紙イラストなどで姿を見せる程度となり、全く登場しなくなった。
- 日光(にっこう)、月光(げっこう)
- 二徹の三女・四女で、左京・右京の妹。姉たちに続いて双子の姉妹だが、こちらは見分けが付かないほど似ている。誕生日は姉たちと同じ8月1日。身長155cm、体重40kg。スリーサイズは80・56・79。血液型はA型。
- 早乙女リカと容姿が似ており、誕生日も同じであるが、高圧的で人の好き嫌いが激しい早乙女とは対照的に、二人とも天真爛漫で誰とでも仲良くなれるタイプである。2004年頃は主要人物として扱われていた。幼い頃から二徹に吉本のお笑いのビデオを見せられていたためお笑いが大好きで、口調は漫才で使う関西弁、日常会話はコントのようなやりとり、スチャラカ鼻子の大ファンで、両津の紹介で彼女に弟子入りする。
- 名門高校、St.フェアリー女学園の学生。日光はテニス部、月光はエアライフル部所属。
アニメ版では早矢が登場しないため、出番はなかった。
- 磯鷲 剣之介(いそわし けんのすけ)
- 磯鷲早矢の父親。武道の達人[66]。性格は非常に厳格で、嘘が大嫌い(嘘をついた者には過激な制裁を加える)だが、両津の嘘には最後まで気づかなかった。一升瓶を何本飲んでも酔いつぶれないほどの酒豪。また、両津に「美味しんぼの海原雄山並み」と言われるほど食にもこだわる。家族で風呂に入ることという家訓があり、早矢とも入る。両津でさえついていくのがやっとというほどの厳しい修行を行っている(睡眠時間も15分ほど)。京都在住。家紋は「箙兜」。声が両津似。
- 一見硬派な人物であるが、京都にメイド喫茶が出店した際には両津に手作りの巨大紙芝居で説明したり、両津が提案した「修学旅行風の旅行」では木刀を持った鬼教師として協力し、葛飾署の署員たちに懐かしさを抱かせた。また、就寝時間の見回りに部屋のドアを開け、数秒経ってからまた開けるという手で引っ掛け、両津たちが狸寝入りしていないか確認しようとするなど、硬派なだけでなく遊び心も持っている模様。
- 磯鷲 穂之華(いそわし ほのか、旧姓= 錦織部)
- 磯鷲早矢の母親。平安時代から続く陰陽師の家系で、実家は京都四条の呉服屋。弓道範士7段、錦織部流箏の2代目家元など幅広い能力を持つ。夫と同様、両津の数々の嘘(実家は名門呉服屋、本名は越前屋兵介、貯金は800万円、など)にはまだ気付いていない。実家の家紋は三本重ね矢。
- 磯鷲 蘆嵐(いそわし せいらん)
- 磯鷲早矢の兄で、剣之助夫妻の長男。武芸の達人で、日本武道会会長・格闘奥義道総帥の肩書きを持っている。酒に酔うと両津でも手が付けられないほどの酒乱となり、酔った際にはいつも早矢が止めに入っている。
- 磯鷲 蘿虎(いそわし かげとら)
- 磯鷲早矢の兄で、剣之助夫妻の次男。武芸の達人で、古武道総大将・撃破拳王位の肩書きを持っている。兄や弟同様かなりの酒乱。
- 磯鷲 飛竜(いそわし ひりゅう)
- 磯鷲早矢の兄で、剣之助夫妻の三男。武芸の達人で、剣道八段・合気道極意の肩書きを持っている。
- 泥棒を撃墜した時、両津は「早すぎて技が見えない」と言っていた。兄たちと同様相当な酒乱。
- 彦兵衛(ひこべえ)
- 磯鷲家の執事。両津からは「チョコベー」と呼ばれており、その度に馬の蹄で彼の後頭部を踏みつけている。剣之助同様相当な酒豪である。高齢であるが、愛馬・龍王丸で京都から東京まで来たり、槍術の心得もあるなどかなり豪快な人物。
この項には、漫画の中にキャラクターとして登場した人物を記す。
- 秋本治
- 声:竹本英史
- 原作者本人。初期の頃に登場しており、登場するたびに顔が違ったりする。コミックスのカバーの登場がほとんど。
- アニメ版では、第127話の「萌えろ!恋のえらぶ島」に登場している。映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』にも一瞬だけ登場している。2016年9月18日放送のSP27作目である『THE FINAL 両津勘吉 最後の日』のオープニングの最後に一瞬登場した。
- アラン・ドロン
- 映画俳優。7-9「クリスマス戦争…の巻」にて後ろ姿のみ登場。両津が中川邸のパーティー会場で彼とぶつかり、両津に「パルドン・ダーリン」、「森の詩モヨロシク」と謝った。
- 同名の洋服店が登場し「ダーバン」[163]と書かれたマネキンやスーツが商品として並んでいた。
- 伊藤博文
- 初代内閣総理大臣。58-8「天国からの訪問者」に登場。すでに故人であるが、あの世からこの世に脱走して暴れていた両津の曽祖父・ため吉をたしなめるために天国から連れてこられた。千葉周作から剣を習ったと豪語するため吉も、伊藤博文の前ではただひれ伏すしかなかった。名字は「伊藤」ではなく「伊東」になっている。
- 太田裕美
- 歌手。初期の話に数回登場。単行本4巻の解説エッセイにも登場している。原作者と両津が大ファンだった。戸塚が腕に「太田裕美命」と刺青をしていた。ただし、第4巻ではコンサート時に過激なファンが「太田裕美命」と刺青をしていた。その時には戸塚は立ち会っていない。なお、大原ひろみの名前はその太田裕美から取っている。
- 小室哲哉
- ミュージシャン。104-9「女子寮に潜入せよ!の巻」に登場。中川とは共にF50クラブ(フェラーリ F50を10台所有するオーナーの会)に入会していたり、F1を一緒に観戦したりするなど親しかった。その縁で葛飾署のテーマソングの作曲を担当した。
- 近藤正臣
- 俳優。3-7「テレビ出演の巻」に登場。監督の勘違いでドラマの撮影に警官役で参加した両津に、本物の拳銃で射殺されかけた。
- KONISHIKI
- 元力士、タレント。116-8「祝い隊・出動!!の巻」に登場。土俵上でピースサインをして明るく振る舞う想像図として描かれた。
- 素輪道彦(すわ みちひこ)
- 声:杉野博臣
- 読売テレビのプロデューサー・諏訪道彦がモデル。80-3(アニメ版「視聴率を盗んだ男」)に登場。アニメ版では両津の顔馴染という設定。また、下の名前(道彦)もアニメ版のみの登場である。
- (原作版)東京14チャンネルのプロデューサー。法条から視聴率メーター装置を取り上げた両津が訪問した際、視聴率の仕組みを説明する。その後両津の立ち上げた視聴率操作会社「両津独自テレビ リサーチ会社」に対し、自分の新番組「ルンバでCHACHACHA」の視聴率の操作を依頼。しかし、機材のタコ足配線部から出火し、火事になったため、新番組を含む数々の番組の視聴率が大コケになってしまった。なお、その時の両津の逮捕ニュースは視聴率83.4%を記録した(現実のビデオリサーチ調査の最高視聴率・第14回NHK紅白歌合戦の81.4%(原作中では「82.4%」と誤記)を上回る数字を報道された)。
- (アニメ版)ブジテレビのプロデューサー。法条のテレビに設置された中川グループのリサーチ会社の視聴率メーター装置を両津から売られそうになったが、プロデューサーのプライドにかけて断固として拒否。その後両津の企みによって自局の番組「ゲートボールでGO!GO!」の視聴率を65.3%まで上げられたことに驚愕。次に標的にされた自身がメインプロデューサーを務めていた番組「爆笑テレビ野郎」では、これも両津の企みにより0.3%まで視聴率が急落し打ち切りに。後番組「突撃!テレビ野郎」でやむを得ず1%を20万円で買おうと契約したが、失敗を悟っており、視聴率遠隔操作の途中、電気回路のショートにより火事に遭っている両津たちを実況し、視聴率83.4%に達した。視聴率調査のサンプルに選ばれていた人が自分のチャンネルを勝手に変えた犯人を見たかったそうで、テレビ局側は視聴率さえ取れればいいと大喜びしていた[164]。
- PUFFY(大貫亜美・吉村由美)
- 歌手ユニット。107-6「混戦「こち亀」ゲームの巻」に登場。大貫は中川と世界一周デートを楽しんだ。
- みうらじゅん
- イラストレーター、漫画家。102-9「ついに出た!!アクションドールの巻」に登場。両津のアクションドールの批評をする想像図として描かれた。その後、みうら本人が『宝島』の連載でこのことを取り上げた[165]。
- 太田健介
- 掲載当時はバンダイ社員で、こち亀担当。102-9「ついに出た!!アクションドールの巻」以降、何度か登場。
- AKB48
- 第999巻掲載「こちら葛飾区亀有公園前派出所×AKB48」(初出は『週刊ヤングジャンプ』2011年44号[166])に登場。
- テレビドラマ版にも本人役で出演している(後述)。
アニメ版
- 高松信司
- 本作の3代目監督。ワイプを活用し、実写で登場する。
- 第100話「俺が主役だ!星逃田」終盤で自身の出番を失った星に訴えられた際に「放送時間がだいぶ押したため、(星の)犯人逮捕のシーンをカットしました」と返す。その後、星は第245話「両さんの長い一日」のおまけ「帰ってきたハードボイルド刑事!」にて再登場を果たすものの、短時間で終了してしまったために再び呼び寄せられ、今回は「放送時間が余ったため、時間調整のために来てもらった」と返す。なお、このシーンは第100話の映像の流用で構成されており、サブ画面で登場した容姿も1998年当時のものである。
- 清原和博
- 声:松野太紀
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。プロ野球選手。現実同様プロの強打者であり、4番で出場して両津の速球を簡単に打ち返す。最後は降雨で川のようになったマウンドに上がって(現実の清原同様に高校で投手経験がある設定)両津と最後の対決をする。
- カール・ルイス
- 声:森訓久
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。陸上選手。一番で出場し、得意の俊足で両津をかき回す。降雨後は、両津の戦法に翻弄されて刺された。
- 野茂英雄
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。プロ野球選手。現実同様にアメリカ球界で活躍している設定であり、トルネード投法で投げてくる。好投していたが雨が降って来て手が滑ったため、両津がその球を打つと同時に故意に投げつけたバットが直撃したため負傷で降板し、その後は点差が縮まった。
- 伊達公子
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。プロテニス選手。2番で試合に出場し、テニスラケットで両津の球を簡単に打ち返す。
- 貴乃花
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。大相撲力士。試合では3番で出場し、捕手を務めて野茂の球を楽々捕る。普段からぶつかり稽古で鍛えているため体は非常に頑丈で、両津が意図的に死球を与えても平然としていた。
- 前園真聖
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。プロサッカー選手。安打性の打球を自慢の足で蹴り飛ばして一塁に送球し、アウトにした。内野を守っていたが、降雨後には両津の打球が直撃した。
- セルゲイ・ブブカ
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。棒高跳び選手。両津の長打性の打球を得意の棒で飛躍して飛び上がり、捕球する芸当を見せた。
- 岩崎恭子
- 第43話「嵐を呼ぶ野球大会!」で登場。草野球で、敵チームが助っ人として呼んだ一人。水泳選手。降雨後にグラウンドが川のようになったため得意の水泳で両津を刺そうとするが、不運に見舞われて流された。
- 露木茂
- 放映当時フジテレビアナウンサー。TVSP第4弾「大ハード!両津勘吉は2度死ぬ」において中川龍一郎が人質にされたニュースを報道し、両津がフジテレビの球体展望室をヘリで拝借する際、球体を盗られないように一緒になって部下(青島・木佐・福井)を叱咤し、オチで倒壊したフジテレビ社屋の請求書(2000億円)を両津に請求して迫った。
- 豊臣秀吉
- 声:津田健次郎
- TVSP第6弾「両津の野望!タイムスリップ戦国伝」に登場。実在した戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。
- 小梅から奪った杖で呪文を誤って戦国時代にタイムスリップした両津と出合う。本作では、自分が将来天下を獲れるなどと思っていなく、すぐに泣き出してしまうなど非常に気弱な人物として描かれている。両津は彼と顔が似ているため、秀吉のふりをして暗躍した。最初は日吉丸の名で信長に仕えた草履取りをしていたが、うっかり信長の草履を尻に敷いたまま座り込んでいたので、信長に殺されると怯えていたが、両津が彼に成り済ましたことで無事救われる。助けたことの恩返しとして、天下統一したら財産を半分分けるように言われる。しかし、両津が彼を助けたことで歴史上の彼の威厳は徐々に衰えていき、弱気になったために歴史通りに行かず天下を取れずにいたが、両津の助けもあり最終的に無事、天下を統一する。しかし、そのために日本の歴史が両津によって改変(桶狭間の戦いにて本田のバイクに乗って今川軍を打ち倒す。一夜城造りの際に美濃の兵を撃退するため特殊刑事課を呼び出す)されてしまった。
- 織田信長
- 声:福本伸一
- TVSP第6弾「両津の野望!タイムスリップ戦国伝」に登場。実在した戦国武将。性格は短気で喧嘩っ早く、日吉丸が踏んでいた草履が温かかった(尻に敷いていた)だけですぐ打ち首をしようとする。本能寺の自室にて酒を飲んでいた際かなり酔っており、本能寺の変が歴史通りにいかなかったために彼の部屋に来てしまった両津を、当時毛利攻略に派遣しているはずの秀吉だと勘違いして打ち首を狙うが、両津の呪文によって白亜紀の時代へ飛ばされてしまい、後に花山の天罰でその時代にやってきた両津たちとティラノサウルスに追いかけ回される。
- 今川義元
- 実在した戦国武将。アニメスペシャル「両津の野望!タイムスリップ戦国伝」に登場。秀吉が弱気になっていたため本来は信長が勝つはずだった桶狭間の戦いに勝利し天下を取る。しかし、本田のバイク(白バイ)に乗った秀吉(両津)・本田によって倒される。
- 明智光秀
- 実在した戦国武将。作中では気弱な性格であり、本能寺の変では、主君信長を討伐するか否かで迷っており、それが原因で秀吉が天下を取ることができなかった。しかし、本能寺の中で起こっていた騒動によって本能寺が燃えてしまったため「これは僕たちがやったことにしよう!」などと提案。家臣は「お好きなように…」とあきれていた。
- 石原慎太郎
- 東京都知事。TVSP第8弾「オドロキモモノキ島の大決戦!」に登場。台風によって飛ばされた両津の作ったプテラノドン(プラスチック製)が都庁の自身の部屋に飛んできたため、唖然としていた。その時両津は「都民税を払いに来た」と冗談を言っていた。
- 慎吾ママ
- 2000年10月1日放送の「慎吾ママの無理やり朝ごはん!」に登場。両津の寝込みを襲う。また、慎吾ママに扮した香取慎吾は後に連続ドラマ版で両津を演じた。
- 志村正順、小西得郎
- 第171話「光の球場」で登場。大毎オリオンズの試合の実況と解説を担当する。
- 村上ショージ
- 第188話「両さん、選挙に立つ」に特別ゲストとして出演。当時放送されていたバラエティ番組『明石家マンション物語』の「ダメダメボーイズ」として登場。
- 天童よしみ
- 第192話「こちら東銀座歌舞伎座前派出所」の序盤で登場。派出所に訪れ道を尋ねてきた。自身は演歌歌手とは別人だと言い張っていた。小柄な容姿のわりにやたらと頭がでかく、全長で両津と同じほどの身長であった。第212話「胸像の怒り」では両津が見ていた番組に出演していて、「だまって俺についてこい」を歌っていた。第225話「史上最悪の脱出」でも1シーンだけ人込みの群れの中に登場した。
- オープニングテーマ「だまって俺についてこい」を歌っており、その映像にも登場。エンディングテーマ「おいでよ亀有」の映像にも登場。
- 嵐
- 第240話「両津と檸檬京都ふたり旅」に登場。全体がアニメーションではなく、体のように作ったパネルを張り合わせたもの。エンディングテーマ「ナイスな心意気」を紹介した。再放送時には登場シーンが削除されているが、エンディング部分は削除されていない。
- 原作では第127巻第4話「下町子育て繁盛記!の巻」や132巻第6話「バレエの妖精の巻」において、劇中ポスターのモデルとして登場している(後者では「アラシ」「ナイスな心意気」と書かれている)。
- TIM(レッド吉田、ゴルゴ松本)
- TVSP11弾「ヨーロッパ横断!麗子救出大作戦」で、マイク・タイソンの隣人・ピーター・アーツの又従兄弟・ミハエル・シューマッハのそっくりさんと共に白鳥麗次に雇われ、「命」「炎」などを披露する。
- つぶやきシロー
- 第290話「こちら亀有放送局」にタレントとしてではなく、恋に悩む冴えない青年「粒焼くん」として登場。アシスタントの両津に恋の相談をした際、「男は迷わば当たって砕けろ!」とストレートに返され、後日言われたとおり好きな女性に告白し玉砕したらしい。その仕返しに両津のいるラジオ局に盗んだダイナマイトを持って殴りこみに来たが、居合わせた大原の一喝、励ましによって自分の行いを反省した(大原の他、中川、麗子、本田も両津のマシンガントークで恥をかかされていた)。
- 坂本龍馬
- 第295話「ご先祖様こんにちは」で登場。両津の曾祖父・ため吉とは顔見知りで、よく好物の佃煮を料亭まで配達してもらっていたらしい。彼自身もため吉のことを覚えており、花山が現代に呼んだ際には彼との再会を喜んでいた。
- 勝海舟、西郷隆盛、伊藤博文、井伊直弼、ペリー、ハリス、夏目漱石、石川啄木、森鷗外、与謝野晶子
- 龍馬と同じく第295話「ご先祖様こんにちは」で登場。両津が曾祖父・ため吉のために花山に頼んで呼んでもらった。勝と西郷、伊藤と井伊は現代の日本の姿を見て感心していた。
- 岡村隆史巡査部長、矢部浩之巡査、加藤浩次巡査、濱口優巡査
- 2003年の放送の『めちゃイケ』年末恒例のフジTV警察24時で本作とのコラボとして登場。フジテレビ内を自転車でパトロール中に、アフレコスタジオに入ると『こち亀』のアニメの世界に来てしまう。矢部巡査は驚いたが岡村巡査部長たちは冷静で、両津を発見して彼を怪しい人物として逮捕しようとする。矢部巡査は両津を知っており、数々の追跡(中には過去に『こち亀』で放送したアニメシーンも含まれていた)をしたが結局は逮捕できずに逃して海に落ちてしまい、現実の世界に戻った。その後、両津は2003年公開の映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来! トルネード大作戦!!』の宣伝を行った。
- 北村総一朗、斉藤暁、小野武彦
- 湾岸署のスリーアミーゴスとして公園前派出所を視察に来た。湾岸署自体もアニメスペシャル中で名称のみ登場する。
- 田村亮子、テツandトモ
- エンディングテーマを歌うことになり挨拶という形で登場。
- 南海キャンディーズ
- 2006年9月24日放送のTVSP第22弾「両津の浅草リニューアル大作戦!!〜あぁ 思い出の花やしき〜」に中川の部下役で登場。中川や地元の住民たちに賛同し、金儲けを目的に花やしきを壊そうとする両津に反対した。