1940年(1940 ねん)は、西暦(グレゴリオ暦)による、月曜日から始まる閏年。昭和15年。
7月
- 「帝國は世界情勢の變(変)局に対処し内外の情勢を改善し速やかに支那事變の解決を促進するとともに好機を捕捉し對南方問題を解決す 支那事變の処理いまだ終わらざる場合において對南方施策を重点とする態勢轉換に関しては内外諸般の情勢を考慮しこれを定 右二項に對処する各般の準備は極力これを促進す」
「佛印(広州湾を含む)に対しては援蔣行為遮断の徹底を期するとともに速やかにわが軍の補給擔(担)任、軍隊通過および飛行場使用等を容認せしめかつ帝國の必要なる資源の獲得に勉 情況により武力を行使することあり」
- 7月31日 - 救世軍幹部4名がスパイ容疑で検挙される(救世軍スパイ事件。翌月29日救世軍は日本救世団と改称してイギリスの万国本営から離脱)
日付不詳
- 旧日本海軍の艦上戦闘機、零式艦上戦闘機(零戦、ゼロ戦)が正式に採用される
- 越南の八劬双(バクソン)で民衆蜂起
- 1940年のスポーツ
- 1940年の映画
- 1940年の文学
- 芥川賞
- 第11回(1940年上半期) - 高木卓 『歌と門の盾』(受賞辞退)
- 第12回(1940年下半期) - 櫻田常久 『平賀源内』
- 直木賞
- 第11回(1940年上半期) - 堤千代 『小指』その他、河内仙介 『軍事郵便』
- 第12回(1940年下半期) - 村上元三 『上総風土記』その他
- 4月末 - 太平洋上から飛来した四発大型機が、追浜飛行場で試験飛行中の一二試艦上戦闘機を撃墜。四発機はその後追浜飛行場に着陸し、機内から現れた乗員2名のうち操縦者が警備隊に射殺される。残る1名は火星から来た「火星太郎」を名乗り、操縦者は海軍病院での解剖によって臓器が普通の人間と異なることが判明する。(小説『大日本帝国の銀河』)[22]
- 春 - 東京帝大の岸田と京都帝大の天本が武部村で起こった神隠しと神還りの調査に赴き、奥羽山脈奥黒羽山にて神隠しの原因である「鬼天狗様」こと、墜落していたゼネラル・オプチカリスク製機動宇宙機「熾天使セラフ」と接触する。(小説『ARIEL』)[23]
- 10月11日 - 東京オリンピックが予定通り開幕する。(テレビドラマ『世にも奇妙な物語 91'秋の特別編』「戦争はなかった」)
誕生
- 月日不明 - ダニエル・ブーン・デイヴィス(ダン) - 発明家。(小説『夏への扉』)[24]
注釈
誕生日は公式には4月5日とされているが、板東自身が語っているところによれば、実際には3月31日だったという。
出典
香田徹也「昭和18年(1943年)林政・民有林」『日本近代林政年表 1867-2009』p420 日本林業調査会 2011年 全国書誌番号:22018608
在ペルー日系人社会実態調査委員会『日本人ペルー移住史・ペルー国における日系人社会』在ペルー日系人社会実態調査委員会、1969年、226頁。 NCID BN07861606。
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