株式会社明治(めいじ、英: Meiji Co., Ltd.)は、日本の大手食品会社で、牛乳、乳製品、菓子や一般用医薬品の製造・販売を主軸に事業展開を行う、明治ホールディングスの完全子会社である。
企業スローガンは『健康にアイデアを』[注釈 1]。2016年に明治グループ創業100周年を迎え、同時に本社を東京都中央区京橋に移転した。また、2017年には会社創立100周年を迎えた。
旧社名は明治乳業。明治グループの再編で、2011年(平成23年)4月1日を以って、旧明治製菓(現・Meiji Seika ファルマ)から同社の手掛けていた菓子・飲料・食品・一般用医薬品事業、およびドメイン名「meiji.co.jp」も引き継ぎ[3] 現社名へ商号変更した。明治屋・明治安田生命・明治大学・明治学院大学・明治神宮・明治薬品・明治図書出版・明治時計との関係はない。
[注釈 2]
2020年6月より、販売するアイスクリームに賞味期限を設ける方針を示した[4]。
- 2011年4月1日 - 明治グループの企業再編に伴い、旧・明治乳業が食品・乳製品・飲料・菓子事業を中心とした新会社『明治』に商号変更。
- 2012年8月 - プレミアム系アイスクリーム「meiji THE PREMIUM Grun」発売。
- 2013年4月 - 連結子会社のフレッシュネットワークシステムズが、傘下の北海道明販・東北明販・東京明販・中部明販・近畿明販・中国明販・九州明乳販売・東京明治フーズを吸収合併し、明治フレッシュネットワークに商号変更[5]。
- 2014年9月 - 「明治ザ・チョコレート」発売。
- 2015年3月 - 清涼菓子「カルミン」が製造販売を終了、94年にわたる歴史に幕[6]。
- 2016年
- 2017年
- 会社設立100周年を迎える。
- 8月 - ロングセラースナック菓子「カール」が中部以東での販売を終了、近畿以西のみの限定販売に移行[7][8][9]。
- 2018年
- 5月 - 2012年6月の社長就任以来過去最高益を更新し続けた川村和夫社長が6月28日付けで明治ホールディングス社長に昇任、新社長に松田克也(取締役専務執行役員)の就任が内定。
- 9月 - 動物実験に関する考え方として、「当社は、食品の商品開発に際し、外部委託を含めてヘルスクレームを実証する為の動物実験を行わない方針です。但し、法的に求められ、代替試験法がない場合は、やむを得ず動物実験を行うことがあります。」と発表[10]。
- 2020年2月 - 食品ロス削減や物流効率化に向けて、100品目以上の賞味期限を「年月日」から「年月」表示へ変更[11]。
- 2023年
- 3月3日 - 明治製品を受託製造している子会社の明治産業を丸紅に売却すると発表した。同時に「ヨーグレット」や「ハイレモン」などの明治産業が受託製造している商品の商標権も同社に移管し、将来的に丸紅が取得する予定[12]。
- 3月31日 - 「キシリッシュ」など、ガムの販売を同日で終了。ガム事業から事実上撤退[13]。
以下は主な製品ブランドの一例である。これ以外にも豊富な製品を扱っている。また、旧・明治乳業で扱っていた冷凍食品、介護食・流動食、宅配用商品も扱っている。なお、一部現在発売されていないものも含む。
※太字は新法人発足後に発売された製品。
菓子・アイス・デザート
- 旧・明治製菓製品
チョコレート
- 1926年9月13日発売。ロングセラーの板チョコレート。新ブランドロゴの導入に伴い、2009年9月に38年ぶりのデザインリニューアルを行った(ちなみに、「明治ミルクチョコレート」の和文ロゴタイプも新和文社名ロゴタイプに変更されている)。現在のパッケージ(2009年9月 - )が6代目となる。
- アーモンドチョコ/マカダミアチョコ(なお、旧・明治乳業にて同ブランドのアイスバーも発売されており、商号変更後も引き続き扱う)
- きのこの山/たけのこの里
- キノコとタケノコの形をしたチョコスナック。きのこの山は1975年、たけのこの里はその4年後の1979年に発売された。キノコの傘と竹の子の皮はいずれもチョコレートになっているが、キノコの柄はクラッカー、竹の子の中はクッキーになっており、食感が異なる。この2商品は、しばしば「どちらが好きか?」というきのこ、たけのこ戦争が勃発する。2008年からは「きのこの山」のキャラクターとして「きの山さん」が登場し、追って2009年に「たけのこの里」のキャラクター「たけ里ブラザーズ」が登場している。
- 2014年9月発売。当時のキャッチコピーは「これが、カカオのおいしさです。」であった。当初はスティックタイプ(7本入り)であったが、2016年9月に細かなスリットやギザギザを入れた板形状3枚入りの包装形態に変更して全面刷新(当初は4種類だったが、2016年12月にもう2種類追加して6種類となる)。2017年1月には「力強い深みコンフォートビター」と「濃密な深みと旨味ベルベットミルク」の2種類に個包装・14枚入りのBOXタイプを追加発売した。
- 形、味などからグリコのムースポッキーと比べられることもある。現在は「フラン プレミアムハードビター&ホイップ」2種類(ショコラ、ベリー)が発売されている。
- チョコレート菓子。
- チョコレート菓子。魚の形を模したビスケットに、チョコが注入されている。
- 高濃度のカカオポリフェノールを含有する健康系チョコレート。なお、「カカオ95%」はカカオ分が多いビターチョコレートである製品の特性上、パッケージには「非常に苦いチョコレートです。」と記述されている。
- 旧・明治製菓最後の新商品として、2011年3月に発売されたチョコレート。 ブラジル・トメアスー産限定のカカオ豆を使用。ミルクとビターの2種類がある。
- 冬期限定チョコレート
- 過去の製品
- 2009年8月より発売されたチョコスナック。CMイメージキャラクターはおそ松くん→天才バカボン→MATSU(EXILE)。
- 一口サイズのシューにチョコを注入したチョコスナック。2015年に販売終了。
- ピーナッツ(ラッカセイ)の殻をモチーフにしたチョコレートがけの焼菓子1個に対し、ピーナッツの豆を2粒入れたチョコスナック。商品名はピーナッツの別名の南京豆(なんきんまめ)をもじったもの。1970年代に販売されていた。
- 細長いビスケットにチョコレートをトッピングしたチョコスナック。発売当初はラッキースティックという商品名だった。1980年代に販売されていた商品で、現在のフランの実質的な前身に当たる菓子である。
スナック
- 1968年に発売され、長きにわたるロングセラーを誇るスナック菓子。当初はチーズあじ、チキンスープあじの2種類。イメージキャラクターは「カールおじさん」。詳しくは同商品のページを参照。
- しかしながら、競争激化による販売低迷などを理由に、2017年8月をもって東日本(福井県、岐阜県、三重県以東)での販売を終了し、9月以降は西日本(滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県以西)での限定販売となった(チーズあじ、うすあじの2種類のみ)[7][8][9](こちらも参照)。
- 「カール」から遅れること2年後の1970年発売。サクッという間に溶けるノンフライスナック。
- こちらも2017年8月末日生産分をもって製造・販売終了となることが決定しており[24]、これにより明治は事実上、スナック菓子事業の全国展開から撤退することとなる。
- 過去の製品
- バター焼きしたパンをイメージにして作られた菓子。映画『容疑者 室井慎次』公開の際、主人公である室井慎次(柳葉敏郎)をCMキャラクターに起用していた。
- 旧・明治製菓がかつて発売していた、焼きトウモロコシをイメージしたスナックを復活。旧明治製菓で発売されていた当時はCMに東八郎を起用していた。
- 2010年7月発売。ザクザク食感が特徴のスティック状のカップ入りコーンスナック。以前発売されていた「ガリレオ」の後継商品で、西日本地区で先行発売された。
- ポテトスナックに濃厚なチーズを閉じ込めた新食感のスナック。CMキャラクターに北斗晶を起用していた。
ビスケット
- 「リッチチョコレート」と並ぶ「リッチ」のシリーズ商品。ストロベリー、オレンジ、抹茶の3種類がある。
- 過去の製品
- 国内製造を行っていた。
キャンディ
- チェルシー(なお、旧・明治乳業にて同ブランドの飲料やアイスバーも発売されており、商号変更後も引き続き扱う)
- キャンデー。CMで流れるチェルシーの唄が有名。この商品名はイギリスを連想する名前という事から300近い商品名の候補があげられ結局ロンドン市南西部にある地名「チェルシー」が選ばれた。
- 市場環境や顧客ニーズの変化に伴う販売規模の低迷により収益性が悪化したことを理由として、2024年3月末で販売を終了した[25]。その後、同年9月3日に子会社の道南食品から生キャラメルガナッシュに形を変えて、「北海道 生食感チェルシーバタースカッチ味」が発売された[26]。
- 日本で初めて発売されたグミ。現在、大人向けのハードタイプグミとして展開している。
- 2009年8月にチューイングソフトキャンデーの「ポイフル ソフトキャンデー」を追加。
- おいしくうるおうのど飴
- キシリッシュグミ(2023年3月末で販売終了する同ブランドガムの事実上の後継商品として、同年4月4日に発売予定)[13][27]
- 過去の製品
- 1921年に発売されたロングセラーの清涼菓子。2009年3月に刷新し、過去にも販売されていたイチゴ味が「カルミン イチゴ」として復活した。
- 2015年3月で販売を終了、発売開始から94年の歴史に幕を下ろした[6]。
- 森永ミルクキャラメルと共に、古い歴史を誇るキャラメルのロングセラー。クリームキャラメル、ヨーグルトキャラメルの2種類。いずれも後述するサイコロキャラメル同様、2016年3月を以って全国販売を終了したが、同年6月から生産を担当していた子会社の道南食品により北海道限定で発売している。
- 1927年10月発売開始。サイコロ型の箱に入ったキャラメル。長年親しまれているロングセラー。なお「1」の目は旧・明治製菓時代の社章である。
- 2016年3月に全国販売を終了したが、同年6月から生産を担当していた子会社の道南食品により北海道限定で発売している。しかし、各地の百貨店で催される北海道の物産展で販売する事があり、期間中に行けば北海道外でも購入可能[28]。
- レモン味のキャンディー
- 委託製造していたグループ企業の明治産業の株が丸紅に売却されてアトリオン製菓と社名変更してグループから離脱した際に商標権も譲渡した為、明治の商品でなくなっただけである。現在は明治産業から社名変更したアトリオン製菓で製造、全国販売共に継続されている。
ファンシー系
- 形はマーブル模様から、日本初の色つきチョココーティング・チョコレートとして発売。1962年から子役タレント・上原ゆかりを起用したTVコマーシャルによって爆発的売り上げをあげた。2010年7月に発売50周年を記念した大人向け「マーブル オレンジ&ビター」を発売。また2011年2月には復刻版「アトムマーブル」が発売された。
- コーヒー豆の形のミニチョコ。コーヒーとチョコを合わせたかのような味。2009年8月にリニューアルし、「コーヒーミルク味」のサブネームがついた。2010年7月に発売40周年を記念した大人向け「コーヒービート ほろにが」を発売した。
- 1969年発売のチョコレート。形はこの年月に着陸したアポロ11号から。色違いの三角形は、大気圏再突入後、すなわち帰還時の司令船「イーグル号」をイメージしているのであってロケットそのものではない。イメージキャラクターは、うさぎのアポロちゃん。正確な比率や導入年度は不明であるが、数箱に一粒だけ上下の色が逆になっている「さかさアポロ」が入れられている。口コミによる売上増加を狙ったものといわれている。なお、2009年7月より新ブランドロゴ対応パッケージに変更の際、パッケージに記されている「チョコレート」や「明治チョコレート」が和文社名にも使用されている新和文ロゴタイプに変更されている。
- 形、味などからまろやかで、小さい、食べやすいチョコレート。
アイスクリーム
- 旧・明治乳業製品
- 2012年8月に発売されたプレミアム系アイスクリーム。一時販売が休止された。
- 明治クオリッチ
- meiji GOLD LINE(明治ゴールドライン)
- 2015年4月に発売されたプレミアム系チョコレートコーティングアイスバー。
- 過去の製品
乳製品
- このカテゴリはすべて旧・明治乳業のもの
牛乳・乳飲料
- パック入り牛乳としては近年希に見るヒット商品となり、対抗として森永乳業も「おいしい牛乳」を投入した。なお両社とも「おいしい牛乳」の商標登録は一切行っていなかった。さらに2022年3月29日より、雪印メグミルクから「おいしい雪印メグミルク牛乳」が発売されている。
- 2016年9月からは九州・沖縄を皮切りに900ml広口キャップ付き新容器を採用した[29][30]。シュリンクフレーション(ステルス値上げ)の一種とされている。
- 生乳本来のおいしさをそのままに、乳脂肪分を1.5%に抑えた低脂肪乳。2009年9月に500ml入りを追加。
- コップ一杯(200ml)で半日分のカルシウムと鉄分を補給。葉酸も配合した低脂肪乳飲料。
ヨーグルト
- ブルガリアから月1回の頻度で空輸した乳酸菌を用いて国内で生産していた(現在は、市販されるブルガリアヨーグルトの乳酸菌は小田原工場(神奈川県)にて培養・維持され、そこから冷凍保存された形で全国のヨーグルト製造工場へと配られている(なお、小田原工場では一般消費者向けの商品は作っていない。作っているのは、ブルガリアヨーグルト用の種菌、プロビオヨーグルトLG21用のLactobacillus gasseri 濃縮菌と先天性疾病を持つ赤ちゃん向けの特殊用途育児用粉ミルクである。特殊用途育児用粉ミルク事業は赤字であるが、育児用粉ミルクトップシェアであるという社会的使命から継続している。)。
- 1973年に国名使用許可を取得。
- これが縁でブルガリア政府と縁が深い。
- 1987年に内容量を500mlから500gに変更を行うことで売り上げを大きく伸ばす(1-3月期のシェア9.6%→7-9月期にシェア14.9%)。これは、ヨーグルトの密度が水よりも重いことから、中身を減らす(500ml≒518g→500g)ことでコストダウンをし、競合他社と価格競争で勝利した故である。なお、内容量は現在450g入りである(ただし、競合他社の製品においても減容を行っているために結果的に競合他社のプレーンヨーグルトよりも内容量が多くなっており、パッケージに「大満足の450g」と表記している)。
- 1994 FIFAワールドカップでブルガリア代表がドイツ代表を破り、準決勝進出を決めたときには「がんばれブルガリア」の新聞広告を出した。またブルガリア出身の力士、琴欧洲(現・鳴戸親方)に化粧回し(ブルガリアヨーグルトのロゴとブルガリアの国花であるバラをデザインしたもの)を提供したり、琴欧洲が同社のCMに出演したりしたこともある。
- LG21乳酸菌を配合したヨーグルト。製法特許取得。
- 1073R-1乳酸菌を使用したヨーグルト。
- PA-3乳酸菌を配合したヨーグルト。
- 北海道十勝産の生乳を使用したヨーグルト。
- ギリシャヨーグルトの栄養価や濃厚な味わいを損なうことなく、脂肪分を取り除いて一層ヘルシーに仕上げた商品。
- 過去の製品
- meiji Yoplait - フランスのヨープレイ社と提携したブランド
- グルト - チュウチュウするヨーグルト ※終売
チーズ
- 独自の「うま味乳酸菌熟成」により、濃厚でほどけるような口解けが特長。気軽に食べやすい薄型スマートタイプ。
- 全ラインナップで2008年 - 2010年のモンドセレクションを3年連続受賞したカマンベールチーズで、特に「明治北海道十勝カマンベール」は3年連続で最高金賞を受賞している(「切れてるタイプ」・「ブラックペッパー入り切れてるタイプ」は3年連続金賞受賞)。
バター・マーガリン
- 70%のコーン油を含むファットスプレッド。
- バターを原料油脂中の1/3を含む「乳等を主要原料とする食品」。チューブ入りなので、アウトドアでの利用にも最適。冷蔵庫においても場所をとらず、使い易くて衛生的。
- 水溶性食物繊維(イヌリン)を使用する明治独自の「ヘルシー&テイスティ製法」により、脂肪分を70%カットしたまったく新しいタイプのマーガリン。1食分(10g)で食物繊維2.6g(レタス中玉約1個200g分)を無理なく摂取できる。2011年3月に旧・明治乳業最後の新商品として発売。2012年3月には、家庭用食用油市場において伸長しているキャノーラ油を使用した「明治ヘルシーソフト オフスタイルキャノーラ 脂肪分70%オフ」発売。CMは松下奈緒を起用。
- 2012年3月発売。トーストしていない食パンやホームベーカリーで作りたてのパンにおすすめのパン用スプレッド。ムースタイプで、やわらかいパンにも軽くぬれ、ふんわりとした食感と口どけが楽しめる。北海道産生クリームを30%使用。砂糖不使用。CMは松下奈緒を起用。
- 明治なめらかソフト
- 明治スイーツスプレッド
- 明治ケーキマーガリン
- 明治オフスタイル
- 脂肪分を70%オフ。腸内フローラを整え、お通じを改善するという機能性の機能性表示食品も取得。[31]
クリーム
- 使いたい時にすぐに使える、しぼるだけのホイップ済みクリーム。
- コーヒーフレッシュ
食品・飲料
- しまるボトルシリーズ
- 明治ブルガリアのむヨーグルト、白のひととき、The Milk teaがその商品に当たるが、シリーズではないが、ロカボーノや明治TANPACTカフェラテも同じボトルで販売されている。
- 旧・明治製菓製品
- 缶製品はポッカサッポロフード&ビバレッジ(旧・ポッカコーポレーション)との共同開発製品で、同社が製造、当社が販売を行っていた。なお、暖候期には缶製品が「コクがおいしいアイスココア」に切り替わり、同時に粉末タイプも設定される。なお、缶製品は2014年から同社で販売を行うようになった。
- 旧・キンケイ食品工業製品
- インドカレー / ミルクカレー/ ハヤシフレーク / ホワイトルウ
- キンケイ時代から続く顆粒タイプのルウシリーズ。
- 大正時代 - 昭和初期のレトロな雰囲気をイメージしたレトルト食品。当初は銀座カリーのみの販売だったが2009年現在ではさまざまなバリエーションが存在する。
- スープ以外にもカレーやシチュー等を展開している。
- スープカレーブームの火付け役となった「マジックスパイス」と共同開発。自宅で専門店の味を堪能できる。
- 1969年に発売され、40年以上にわたって親しまれるロングセラー。鶏肉エキスをベースとして中華の旨味が凝縮されている。各種料理に最適。
- おでんの素。愛川欽也出演のキンケイ時代のテレビCM、および西田敏行出演の九州地区限定テレビCMが有名。2009年9月に新ブランドロゴを導入した新パッケージに。
- 旧・明治乳業製品
ベビー&マザー
- このカテゴリはすべて旧・明治乳業製品
- 2007年10月に世界で初めて固形タイプの粉ミルク「らくらくキューブ」をラインナップに加える。
- 「明治ほほえみ」に続き、2009年6月に固形タイプの「らくらくキューブ」を追加。
- ミルクアレルギーの赤ちゃんの為のコナミルク。牛乳乳清たんぱく質を酵素分解し、乳糖を含まない設計。
- 明治エレメンタルフォーミュラ
- 特殊用途育児用粉ミルク
- 明治ベビーフード赤ちゃん村
- 明治ビオママ
- すべすべみるる
- ベビースキンケア製品。ネーミングについては、”すべすべみるく”にするところが、”すべすべみるる”になってしまったと当時の担当者は語っている。
スポーツ栄養
- 旧・明治製菓製品
- スポーツ飲料およびサプリメント。英字ロゴは「SAVAS」だが、最初の「S」の字は反転している。ウィダーinゼリー(森永製菓)やアミノバイタル(味の素)と比較されることが多い。この名を冠したスポーツクラブ(大阪府高槻市、新潟市、川崎市、埼玉県和光市)も展開している。
- また、2007年から浦和レッズのオフィシャルパートナーとなっており、2007年から2012年までユニフォームの胸には、このザバスのロゴが入れられていた。
- なお、スポーツドリンク「ザバス スポーツウォーター」の500mlペットボトルは「コクがおいしいミルクココア/アイスココア」の缶製品同様、ポッカサッポロフード&ビバレッジとの共同開発製品である。
- 旧・明治乳業製品
- プロリン、グリシン、アラニン、グルタミンなどの含有量が高く、これらのアミノ酸は脂肪酸の燃焼プロセスにあるクエン酸回路を活性化させる。糖を使うとクエン酸回路が動き出すまで10数分かかるが、V.A.A.M.は直ちにクエン酸回路を稼動させるため、脂肪の燃焼が効率よくなされる。
- 脂肪酸を燃焼の場であるミトコンドリア内部に運搬するカルニチン、ミトコンドリアでの脂肪燃焼を促進するCoQ10を配合した、 ワンランク上のヴァーム。
- スズメバチアミノ酸混合物(V.A.A.M.)の研究の深耕によって新たに発見された、ダイエットに特化したアミノ酸混合物「D-V.A.A.M.」を配合したスポーツドリンク。
美容・健康
- このカテゴリはすべて旧・明治製菓製品
- 低分子化フィッシュコラーゲンを使用した飲むコラーゲン。製品名を略して「アミコラ」と呼ばれている。2010年には従来のタブレットタイプを刷新し、速攻型高吸収コラーゲンを配合した「アミノコラーゲン ボーテ」を発売した。
- 過去の製品
- マカエキス末・カカオエキス・ムイラプアマエキス末を配合したスタミナ系製品。2009年7月に亜鉛を配合した濃厚リキッドタイプの「マカの元気Z」と習慣付けて飲む方のための「タブレット」を追加。新パッケージになった「ドリンク」を含めた3品は、2009年に当時の明治製菓が明治乳業(当時)と経営統合後初めてグループ共通の新ロゴマークと新社名ロゴフォントが入った製品となった。2016年春をもって当社での製造・販売を終了し、ポッカサッポロフード&ビバレッジへ継承された(同社では同年4月4日に「ドリンク」と「タブレット」の2製品で発売を開始した)。
- アントシアニンを含有するカシスエキスを配合したサプリメント。2018年6月に森下仁丹へブランドを譲渡[32]し、当社での販売を終了した(森下仁丹では同年7月20日に「カシス-i」、同年8月31日に「カシス-i EX」の発売を順次開始した)。
栄養食品・流動食
- このカテゴリはすべて旧・明治乳業のもの
- 加えるだけでとろみが付くとろみ調整食品。2014年9月に家庭向けに溶けやすさを向上した「おうちで簡単トロメイク」を発売。同時に、従来の「トロメイクSP」を病院・施設向け製品としてリニューアルを行った。このほか、「トロメイクSP」の半分の使用量で同等のとろみが付く「トロメイクコンパクト」や透明感のあるとろみが付く「トロメイククリア」をラインナップする。
- 糖質にパラチノースを使用し、吸収速度に配慮した糖質組成「LoGIC(ロージック)」を採用した糖質調整流動食。
- 乳酸菌発酵成分とガラクトオリゴ糖を配合した乳酸菌発酵成分配合流動食。以前は「ファイブレンYH」の製品名で発売されていた。
- 糖質にパラチノースを使用し、ホエイペプチドと乳酸菌発酵成分を配合したニューコンセプト流動食。
- たんぱく質量やミネラルを調整した栄養デザイン「RD-Design」と糖質組成「LoGIC」を採用したたんぱく質・糖質調整流動食。たんぱく質を100kcalあたり1.0gとした「リーナレンLP」、たんぱく質を100kcalあたり3.5gとした「リーナレンMP」、「リーナレンMP」と同じたんぱく質量でミネラルを過不足に配慮して調整した「リーナレンD」の3種類がある。
- 過去の製品
- 良質な乳清たんぱく質を含むたんぱく質補助食品。
一般用医薬品
- 過去の製品
- 明治うがい薬 - 1983年に旧明治製菓で「イソジン」のブランドで発売されてきたが、ムンディファーマと明治グループとの提携終了とムンディファーマへの移管[注釈 4] に伴って2016年3月を以って製造を終了。翌月に自社ブランド製品へ切替え、製造販売元もMeiji Seika ファルマから健栄製薬へ変更となった[33][34][35]。1985年に明治による「イソジン」ブランドのマスコットキャラクターとして登場した「カバくん」は、2016年4月1日以後は「明治うがい薬」のマスコットキャラクターとなる[36] 一方で、塩野義製薬も新たに「イソジン」ブランドのマスコットキャラクターを発表した。明治は2016年2月9日、ムンディファーマ・シオノギヘルスケアに対して「カバくん」に類似したキャラクターの使用中止を求めて、不正競争行為差止等の仮処分命令の申し立てを東京地方裁判所に行ない[37][38]、同月26日にはムンディファーマが明治に対して旧「イソジンうがい薬」と「明治うがい薬」のパッケージデザインが類似しており、消費者が(明治うがい薬が「イソジン」ブランドであると)誤認させる恐れがあるとして、不正競争行為差止の仮処分命令の申し立てを東京地方裁判所に行った[39][40]。同年3月24日、同年18日付にて両者和解により解決したと発表した[41][42][43]。同年7月6日、ムンディファーマは新たに「イソジン」ブランドのマスコットキャラクターとして、イヌをモチーフとした「イソくん」と「イソジンファミリー」を発表し、9月から使用するとした[44]。2022年11月、明治は、製造を担当していた健栄製薬に「うがい薬の製造販売承認」「カバくんの商標権」「うがい薬CMソングの独占使⽤権」を譲渡した旨を発表した。これにより明治うがい薬は在庫限りの販売終了となり、健栄ブランドの「健栄うがい薬」として発売を開始する[35]、同時に、カバのキャラクターを用いたこれまでと同形式の新CMが開始されると発表された[45]。
- 明治うがい薬【第3類医薬品】 - ポビドンヨードを配合したうがい薬。2016年3月までは「イソジンうがい薬」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治うがい薬P【第3類医薬品】 - 苦味や刺激感を抑えたプラム系フレーバー。2016年3月までは「イソジンうがい薬P」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治うがい薬C【第3類医薬品】 - 2014年8月発売。水で希釈せずにそのまま計量してうがいができ、添加物として清涼化剤メントールと香料を配合したクールタイプのうがい薬。2016年3月までは「イソジンうがい薬C」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治のどフレッシュ【第3類医薬品】 - ミントフレーバーののどスプレー。2016年3月までは「イソジンのどフレッシュF」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治ハンドウォッシュ【第3類医薬品】 - 2014年10月発売。液体タイプの殺菌・消毒薬で通常の手洗の要領で使う。うがいには使用できない。2016年3月までは「イソジンウォッシュ」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治きず軟膏【第3類医薬品】 - 軟膏タイプの殺菌消毒薬。2016年3月までは「イソジン軟膏」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治きず薬【第3類医薬品】 - 液体タイプの低刺激性殺菌消毒薬。うがいには使用不可。2016年3月までは「イソジンきず薬」として発売されていた。(製造販売元:健栄製薬)
- 明治Gトローチ【指定医薬部外品】 - 2種類の抗炎症成分(グリチルリチン酸二カリウム+キキョウエキス)と殺菌成分(セチルピリジウム塩化物水和物)を配合したトローチ剤(製造販売元:Meiji Seika ファルマ)2021年10月販売終了。
- 過去の製品
- ビエンド【第2類医薬品】 - 鼻炎用内服薬(ビエンドクールタブL)・点鼻薬(ビエンドクールスプレー)のブランド。(「ビエンドクールスプレー」の製造販売元:テイカ製薬)
旧・明治乳業製品
- クリーンピットAZ【第3類医薬品】 - 水溶性アズレン(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物)を配合したミストタイプののどスプレー(製造販売元:日本点眼薬研究所)
テレビCMの冒頭に白バック赤文字に『明日をもっとおいしく meiji』のブランドロゴと、チャイム音とともに女声の「メイジッ」のサウンドロゴが流れる。なお、2016年のみ、創業100周年を記念し、ブランドロゴの下に『100 YEARS YOUNGおかげさまで100周年』の表示が加えられた。
CM出演者
(2023年現在)●は旧・明治製菓、■は旧・明治乳業。※は旧法人から続投
- CMの一部は明治HP「CMギャラリー」およびYouTube(#外部リンク参照)でも視聴可能。
女性
- 新垣結衣 - メルティーキッス(冬季のみ)● - 新法人による新規第一号だが、2004 - 2005年当時の明治製菓のCMに出演あり。また過去には明治チョコレート2014年バレンタインキャンペーンとアーモンド&マカダミアCMにも出演していた。
- 薬師丸ひろ子 - 明治R-1、明治ブルガリアヨーグルト■(賀来賢人と共演)※以前は「LG21」がCM出演している。
- 仲間由紀恵 - 明治R-1■ (賀来賢人と共演)
- 服部樹咲 - 企業
過去
- 女性
- 荒井萌 - 明治エッセル スーパーカップ■※
- 加藤あい - 明治ブルガリアのむヨーグルト、ブルガリアヨーグルト■
- 江角マキコ - 明治スポーツミルク■
- 木下優樹菜 - アミノコラーゲン ボーテ●※
- 木村カエラ - キシリッシュ●※
- 小泉今日子 - 明治北海道十勝スマートチーズ■※
- 小雪 - 明治ザ・チョコレート●
- 澤穂希 - 明治R-1■(吉田沙保里と共演)
- トリンドル玲奈 - 明治ボーノチーズ■、ガルボツイスト、果汁グミ●
- 永作博美 - 明治プレミアム グラン■
- 仲里依紗 - きのこの山・たけのこの里、ガルボ●※ - 明治製菓時代は「明治チョコレート」2011年バレンタインキャンペーンCMに出演。
- 西内まりや - ポイフル、2014年バレンタインキャンペーン●、meiji GOLD LINE■
- 橋本愛 - 果汁グミ●※ - 「Tweet love Story」メグミ役、明治製菓時代に「明治チョコレート」2011年バレンタインキャンペーンCMに出演。
- 浜内千波(料理研究家)- 明治おいしい牛乳■
- 藤原紀香 - アミノコラーゲン、コクがおいしいミルクココア●※
- 古畑星夏 - 明治エッセルスーパーカップ■
- 北斗晶 - じゃがチーズ●
- 真木よう子 - キシリッシュ●
- 松下奈緒 - 明治ヘルシーソフト オフスタイル、ふんわりムースソフト クリーミースムース■※
- 水樹奈々 - 果汁グミ● - 「Tweet love Story」メグミ役。
- 薬師丸ひろ子 - 明治LG21■
- LiLiCo - リッチビスケット●
- リン・チーリン - アミノコラーゲン、ホロホローネショコラ●
- 吉田沙保里 - 明治R-1■
- 渡辺満里奈 - 明治スプレッタブル■
- 新木優子 - 明治オリゴスマートミルクチョコレート●
- 池田エライザ - 明治ヨーグルトドルチェとろけると■
- 石原さとみ - 明治Theチョコレート、果汁グミ、ガルボ●
- 江口のりこ - 明治R-1■(さだまさし、飯尾和樹、林遣都と共演)
- 木村文乃 - 明治スプレッタブル、明治北海道十勝スマートチーズ和風だし■
- 宮崎あおい - 明治LG21■[注釈 5]
- 田中みな実 - 明治TANPACT●■(飯尾和樹と共演)
- 男性
- グループ
- TEMPURA KIDZ - 明治エッセルスーパーカップ■
- 乃木坂46 - 明治チョコレート2012年バレンタインキャンペーン、しまるボトルシリーズ、ロカボーノ、明治エッセルスーパーカップ Sweet's●■
- オリジナルキャラクター
- コラボレーション
提供番組
テレビにおける番組提供クレジットは『meiji 明治』と表記されている(ただし、一部クレジットの表示がない番組もある)。
現在の提供番組
(2021年4月現在)太字は筆頭提供。●は旧・明治製菓、■は旧・明治乳業
過去の提供番組
(※印のついている番組は現在も継続中)
テレビ
- 日本テレビ系
- テレビ朝日系
- TBS系
- テレビ東京系
- フジテレビ系
- BS放送
東日本大震災の影響
新法人発足前の2011年3月11日に東日本大震災が発生し、当時の明治乳業・明治製菓2社における東北地方及び関東地方の一部にある工場・事業所が被災、及び計画停電の影響により、全体および一部が一時的に操業停止となっていた[47] ほか、テレビ・ラジオでのCMを暫く休止(ACジャパンの公共CMなどに差し替え)及び、提供番組での提供クレジットも一時自粛していた。以後、工場・事業所についても段階的に再開し、CMと番組提供も3月末に新法人発足に合わせ再開した。
問題行為
明治大阪工場において長年、職業安定法違反の疑いがあるアルバイトの採用選考が行われていたことが、2020年に明らかになった。[48][49]
[50]
大阪工場では、アルバイト応募者に対して、体重やウエスト、既往歴などを尋ねていた。これは、業務に直接関係のない個人情報の収集を禁じる職業安定法の違反の疑いがあり、2020年12月に、問題があるとして行政指導を受けた。明治はメディアの取材に対し「作業着を作るために必要だった」などと主張したが、一方で行政指導の後に、これらの行為を廃止した。この件が報道されたのは遅くとも2021年1月5日であるが、2021年1月13日の時点で、明治の公式サイトにおいて、この件の言及はない。[51][52]
注釈
2021年5月までは『明日をもっとおいしく』だったが、同年6月に改定。グループスローガンとして親会社の明治ホールディングスやグループ会社のMeiji Seikaファルマも同じスローガンへ統一される。
「ブルガリアヨーグルト」の岡田准一と「LG21」の宮崎あおいは、同一メーカーのヨーグルトのCMに夫婦で別々に出演する形となった。
2013年9月14日以降はみのもんた次男の逮捕を受けて提供クレジット・CMを自粛していた。
その後2013年11月より平日のワイド番組3番組内のスポットCMでCMの放送を再開した。
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