高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ

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高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ(たかまどのみやはい ジェイエフエイ アンダーエイティーン サッカープレミアリーグ)は、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグの1部リーグ。日本第2種(U-18、高校生)年代における全国の上位24チームがプレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストに分かれ、1年近い長期のホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦を戦う。

概要 加盟国, 大陸連盟 ...
加盟国 日本
大陸連盟 AFC
開始年 2011年
参加クラブ 24
リーグレベル 第1部
下位リーグ プリンスリーグ
国内大会 日本クラブユース選手権大会
Jユースカップ
全国高校総体
全国高校選手権大会
最新優勝クラブ 大津高校 (2024)
最多優勝クラブ サンフレッチェ広島ユース
青森山田高校 (3回)
テレビ局 ABEMA/BS朝日テレビ朝日(録)(ファイナル)
J SPORTS(一部)
公式サイト 公式ウェブサイト
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024
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プレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストの優勝チームは高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ ファイナルを戦う。また、両リーグの下位チームは高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグに降格し、かわりに高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ プレーオフを勝ち抜いたチームが昇格する。

設立の経緯

U-18世代の全国規模のリーグ戦として2011年から開始した[1]。前年の2010年までは、日本を9地域に分けて実施するプリンスリーグが第2種年代の1部リーグであった。プレミアリーグ開始にあたり、全国の上位20チームがプリンスリーグからプレミアリーグへと戦いの舞台を変えることになった。また、秋の1ヶ月間に短期集中開催されていた高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会は、2010年をもって終了した。

プレミアリーグ

プレミアリーグの大会要項

大会方式
参加20チームを地理および交通面などを総合的に考慮した上で10チームずつ、プレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストにわけ、それぞれのグループでホーム・アンド・アウェー方式の2回総当たりのリーグ戦を行う。参加チームはそれぞれ18試合を戦う。
なお2022年度からは参加チームを24チーム(東西12チームずつ)に拡大する予定である[2]
試合形式
90分(前後半各45分)。90分で同点の場合は、引き分けとする。
出場権
プレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストの優勝チームは、ファイナルへ出場する。
昇格と降格
プレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストそれぞれの下位2チームは、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグに自動降格する。かわりに、プレーオフを勝ち抜いた4チームが昇格する。

移動費の負担

プレミアリーグでは、東日本または西日本の全域を対象としたホーム・アンド・アウェー形式のため、移動に大きな費用がかかる。たとえば、2011年の流通経済大学柏高は400万円〜500万円がかかり、同年の東福岡高校は600万円ほど必要だったという[3]。こうした費用の一部は日本サッカー協会が負担しており、2011年は7割を負担していた[3]

プレミアリーグ ファイナル

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ ファイナルは、プレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストの優勝チームが第2種年代の「真の日本一」をかけて1試合を戦う。2017年までは「高円宮杯U-18サッカーリーグ チャンピオンシップ」と称していた[4]

ファイナルの大会要項

大会方式
ワンマッチによるノックアウト方式
試合形式
90分(前後半各45分)。90分で同点の場合は、20分(前後半各10分)の延長戦を行う。延長戦でも同点の場合は、PK戦を行う。

プレミアリーグ プレーオフ

プリンスリーグに降格する4チームに替わって翌年に昇格するチームを決める大会である。2017年大会までは「高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ参入戦」と称していた。

プレーオフの大会要項

大会形式
グループに分けて勝ち抜き戦を行い、勝者を決定する。
組合せ
プリンスリーグ終了後、高円宮杯実施委員長の立会いのもと抽選を行う。
試合形式
90分(前後半各45分)。90分で同点の場合は、20分(前後半各10分)の延長戦を行う。延長戦でも同点の場合は、PK戦を行う。
会場 
2012年までは主に埼玉県で行われていたが2013年から広島県の各スタジアムで行われている。

プレーオフの参加チームの決め方

2011年と2012年は、9地域のプリンスリーグで優勝の計9チームが出場した。

2013年からは、次の方法で決められている[5]

  • 過去3年間の全国大会の成績を地域別にポイント化し、地域別の出場枠数を算出
  • 地域別の出場枠数をもとに、当年のプリンスリーグU-18の成績上位チームを選出

これにより以下に掲げるチーム数がプレーオフに出場し、プレミアリーグ参入を争う。

  • 2013年 - 2019年:プリンスリーグからの16チームがプレーオフを行い、4チームがプレミアリーグ参入
  • 2021年:プリンスリーグからの18チームがプレーオフを行い、6チームがプレミアリーグ参入(プレミアリーグのチーム数拡大のため[6]
  • 2022年:プリンスリーグからの16チームとプレミアリーグからの2チーム(合計18チーム)がプレーオフを行い、6チームがプレミアリーグ参入[7]
  • 2023年[8] - :プリンスリーグからの16チームがプレーオフを行い、4チームがプレミアリーグ参入

組合せ抽選のときは、1回戦と2回戦では同地域同士での対戦は避け、その他はフリー抽選となっている。

歴代成績

さらに見る 年度, 地域 ...
年度地域優勝2位3位4位5位6位7位8位9位10位
2011EAST札幌U-18東京Vユース清水ユース浦和ユース流通経大柏青森山田静岡学園三菱養和F東京U-18尚志
WEST広島ユース京都U-18C大阪U-18名古屋U18東福岡福岡U-18愛媛ユース富山第一広島観音立正大淞南
2012EAST東京Vユース札幌U-18流通経大柏青森山田清水ユース静岡学園鹿島ユース三菱養和浦和ユース旭川実
WEST広島ユース神戸U-18名古屋U18C大阪U-18京都U-18富山第一東福岡福岡U-18作陽愛媛ユース
2013EAST流通経大柏清水ユースJFA福島東京Vユース札幌U-18青森山田三菱養和鹿島ユース静岡学園桐光学園
WEST神戸U-18東福岡広島ユースC大阪U-18京都U-18名古屋U18G大阪ユース富山第一福岡U-18大津
2014EAST柏U-18清水ユース鹿島ユース市船橋JFA福島流通経大柏青森山田札幌U-18東京Vユース三菱養和
WESTC大阪U-18G大阪ユース神戸U-18名古屋U18京都U-18広島ユース東福岡京都橘富山第一東山
2015EAST鹿島ユース青森山田大宮ユース市船橋F東京U-18清水ユース流通経大柏柏U-18札幌U-18JFA福島
WESTG大阪ユース東福岡大分U-18C大阪U-18広島ユース神戸U-18京都U-18名古屋U18履正社京都橘
2016EAST青森山田F東京U-18市船橋大宮ユース横浜Mユース清水ユース柏U-18鹿島ユース流通経大柏新潟U-18
WEST広島ユースC大阪U-18神戸U-18東福岡G大阪ユース京都U-18神戸弘陵大津名古屋U18大分U-18
2017EASTF東京U-18清水ユース青森山田鹿島ユース柏U-18京都U-18市船橋浦和ユース大宮ユース横浜Mユース
WEST神戸U-18広島ユースG大阪ユース東福岡C大阪U-18阪南大高米子北福岡U-18神戸弘陵大津
2018EAST鹿島ユース青森山田清水ユース流通経大柏柏U-18市船橋浦和ユース磐田U-18F東京U-18富山第一
WEST広島ユースG大阪ユース名古屋U-18京都U-18東福岡C大阪U-18神戸U-18福岡U-18阪南大高米子北
2019EAST青森山田柏U-18浦和ユース清水ユース市船橋大宮U18流通経大柏磐田U-18鹿島ユース尚志
WEST名古屋U-18京都U-18G大阪ユース大津広島ユース神戸U-18C大阪U-18東福岡福岡U-18愛媛U-18
2020(新型コロナウイルス感染症拡大のため中止・地域別に代替大会を開催)
2021EAST青森山田清水ユース横浜Mユース大宮U18柏U-18F東京U-18横浜Cユース流通経大柏市船橋浦和ユース
WEST広島ユース名古屋U-18G大阪ユース大津鳥栖U-18C大阪U-18神戸U-18磐田U-18東福岡京都U-18
年度地域優勝2位3位4位5位6位7位8位9位10位11位12位
2022EAST川崎U-18横浜Mユース大宮U18青森山田F東京U-18前橋育英横浜Cユース流通経大柏柏U-18市船橋JFA福島桐生第一
WEST鳥栖U-18神戸U-18磐田U-18静岡学園名古屋-U18大津広島ユース履正社東福岡C大阪U-18清水ユースG大阪ユース
2023EAST青森山田尚志川崎U-18柏U-18市船橋流通経大柏昌平前橋育英大宮U18F東京U-18横浜Mユース旭川実
WEST広島ユース神戸U-18静岡学園大津横浜Cユース東福岡米子北名古屋U-18鳥栖U-18神村学園磐田U-18履正社
2024EAST横浜Cユース鹿島ユース柏U-18流通経大柏川崎U-18前橋育英昌平青森山田市船橋F東京U-18尚志大宮U18
WEST大津神戸U-18広島ユース名古屋U-18神村学園鳥栖U-18帝京長岡東福岡静岡学園岡山U-18米子北鹿児島城西
2025EAST
WEST
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 ファイナル(~2017年:チャンピオンシップ)勝者   プリンスリーグ降格 

ファイナル(チャンピオンシップ)結果

チーム別成績

統計

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チーム名プレミア
在籍年数
在籍年度
(太字はファイナル優勝年度)
広島ユース152011,2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,
2021,2022,2023,2024,2025
青森山田152011,2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,
2021,2022,2023,2024,2025
東福岡152011,2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,
2021,2022,2023,2024,2025
流通経大柏142011,2012,2013,2014,2015,2016,2018,2019,2020,2021,
2022,2023,2024,2025
名古屋U-18142011,2012,2013,2014,2015,2016,2018,2019,2020,2021,
2022,2023,2024,2025
神戸U-18142012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,2021,
2022,2023,2024,2025
C大阪U-18122011,2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,
2021,2022
清水ユース122011,2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,
2021,2022
市船橋122014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,2021,2022,2023
2024,2025
柏U-18122014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,2021,2022,2023
2024,2025
京都U-18112011,2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,
2021
F東京U-18112011,2015,2016,2017,2018,2020,2021,2022,2023,2024,
2025
G大阪ユース112013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,2021,2022,
2025
鹿島ユース102012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2024,2025
大津102013,2016,2017,2019,2020,2021,2022,2023,2024,2025
大宮U1892015,2016,2017,2019,2020,2021,2022,2023,2024
浦和ユース82011,2012,2017,2018,2019,2020,2021,2025
福岡U-1872011,2012,2013,2017,2018,2019,2025
静岡学園72011,2012,2013,2022,2023,2024,2025
鳥栖U-1862020,2021,2022,2023,2024,2025
横浜Mユース62016,2017,2020,2021,2022,2023
磐田U-1862018,2019,2020,2021,2022,2023
横浜FCユース62020,2021,2022,2023,2024,2025
札幌U-1852011,2012,2013,2014,2015
富山第一52011,2012,2013,2014,2018
東京Vユース52011,2012,2013,2014,2025
三菱養和42011,2012,2013,2014
JFA福島42013,2014,2015,2022
尚志42011,2019,2023,2024
米子北42017,2018,2023,2024
川崎U-1842022,2023,2024,2025
前橋育英42022,2023,2024,2025
愛媛U-1832011,2012,2019
履正社32015,2022,2023
昌平32023,2024,2025
神村学園32023,2024,2025
京都橘22014,2015
大分U-1822015,2016
神戸弘陵22016,2017
阪南大高22017,2018
旭川実22012,2023
帝京長岡22024,2025
岡山ユース22024,2025
広島観音12011
立正大淞南12011
作陽12012
桐光学園12013
東山12014
新潟U-1812016
桐生第一12022
鹿児島城西12024
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歴代得点王

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プレミアリーグ イースト
年度選手所属チーム点数
2011矢島慎也浦和レッズユース12
2012加賀美翔清水エスパルスユース20
2013金子翔太JFAアカデミー福島16
2014平川元樹
下田悠哉
コンサドーレ札幌U-18
三菱養和SCユース
11
2015佐藤亮FC東京U-1816
2016小柏剛大宮アルディージャユース12
2017郷家友太青森山田高校9
2018檀崎竜孔青森山田高校16
2019奥田陽琉柏レイソルU-1813
2022内野航太郎横浜F・マリノスユース21
2023岡崎寅太郎川崎フロンターレU-1818
2024吉田湊海
オノノジュ慶吏
ワッド・モハメッド・サディキ
鹿島アントラーズユース
前橋育英高校
柏レイソルU-18
10
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プレミアリーグ ウエスト
年度選手所属チーム点数
2011三根和起京都サンガF.C. U-1816
2012松村亮ヴィッセル神戸U-1822
2013米澤令衣ヴィッセル神戸U-1812
2014米澤令衣ヴィッセル神戸U-1815
2015加藤陸次樹サンフレッチェ広島ユース14
2016山根永遠
藤山雄生
サンフレッチェ広島ユース
大津高校
12
2017満田誠
明比友宏
サンフレッチェ広島ユース11
2018服部航平
原田烈志
京都サンガF.C. U-18
ガンバ大阪ユース
15
2019石井稜真アビスパ福岡U-1813
2022木下慎之輔セレッソ大阪U-1815
2023碇明日麻大津高校20
2024山下景司大津高校20
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脚注

関連項目

外部リンク

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