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明治ホールディングス
日本の持株会社 ウィキペディアから
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明治ホールディングス株式会社(めいじホールディングス、英: Meiji Holdings Co.,Ltd.[3])は、食品メーカーの明治、製薬会社のMeiji Seika ファルマを傘下に持つ持株会社。2009年(平成21年)4月1日設立。日経平均株価およびJPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[4][5]。
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沿革・概要
明治およびMeiji Seika ファルマの前身企業である明治乳業(明乳)・明治製菓(明菓)は、共に旧・明治製糖(DM三井製糖ホールディングス#旧明治製糖グループ)から派生した同門(同根)企業である。それもあって、明乳は1986年にコーポレートアイデンティティを導入するまで明菓と同じロゴマークを用いていたほか、商品の共同開発などを手掛けていた。一方で両社間での資本の持ち合いについては独自性を尊重して僅かなものに留まり、それぞれの新会社へ移行後から2009年の経営統合に至るまで、厳密には関連会社(グループ会社)ではなく人的交流も盛んではなかった。
しかし、アメリカ合衆国のサブプライムローン問題に端を発する世界経済の混乱や、地球温暖化対策としてバイオエタノールの生産が拡大したことなどにより、原材料価格の高騰が経営に重くのしかかる事態となっていた。そこで、こうした事態を乗り切ると共に同門企業の強みを生かし、両社の事業分野で培ったものを生かして新たな展開を図ることを目的とした経営統合を行うことを決意。2008年9月11日には両社トップが記者会見で正式発表し、2008年11月26日に両社の臨時株主総会で共同株式移転の承認に対する決議を行った。
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グループ再編
持株会社の発足後、2年以内のできるだけ早い時期に再編を進めていくことを公表していたが、2010年9月14日に行われた明治HDの記者会見で明乳・明菓のグループ事業再編、並びにそれに伴う傘下会社の社名変更を発表した。具体的には2011年4月1日に明菓のフード&ヘルスケア事業を吸収分割により明乳へ継承。同時に、食品事業が一体化した明乳は株式会社明治へ、医薬品事業が残った明菓はMeiji Seikaファルマ株式会社へそれぞれ商号変更することになった。これによって長年使用されてきた『明治乳業』と『明治製菓』の社名は2011年3月31日をもって消滅した[6][7][8]。
ブランドロゴ・スローガン
1986年以降別々となっていたブランドマーク(赤い文字●で明乳は大文字で「MEIJI」、明菓は1文字目だけ大文字斜体で「Meiji」)は経営統合を機に統一することとなり、統合直前の2009年3月12日に新ブランドマークが発表された。新ブランドマークは全て赤色小文字で「meiji」と表記、ブランドカラーは両社が使用していた「レッド」を使用する。また、社名表記に使用する和文・英文ロゴタイプのフォント統一も、新ブランドマークと同時に発表された。
統合後の2009年7月9日にはグループスローガンとして「明日をもっとおいしく」を制定したが、2011年のグループ内再編で薬品関係事業が中心となったMeiji Seika ファルマでは、新たに「明日をもっとすこやかに」が制定された。なお、明治HDと明乳・明菓の事業を引き継ぐ明治は継続使用となる。長期経営指針「明治グループ2020(にーまるにーまる)ビジョン」では、「こども すこやか」「おとな はつらつ」「みんな わくわく」の3つのキーワードを“お客さまの生活貢献へのキーワード”として掲げている。
2021年6月1日にはグループスローガンを「健康にアイデアを(英語:Now ideas for wellness)」に改められ[9]、別のスローガンを制定していたMeiji Seika ファルマも同一のグループスローガンへ統一された。
関連項目
- DM三井製糖ホールディングス - かつての明治グループ親会社(母体企業)。いくつかの変遷を経て、現在はほとんど関係は無くなっている。
- 日本テレビ放送網 - 明菓が土曜夜9時のドラマ枠のスポンサーを長く務めるなど関係が深い。
- 読売ジャイアンツ - かつてスポンサーとして協賛。現監督の原辰徳は明乳・明菓双方の商品のCM出演経験がある。
- 読売新聞グループ本社 - 日本テレビ並びに読売ジャイアンツの親会社で、明菓および明乳共に関係がある。
- 東京ドーム - 前身の後楽園球場時代から広告を提供し、東京ドーム完成後も明菓が内野スタンド→ベンチ広告を2009年まで、明乳が左翼側の看板広告のスポンサーを2013年まで務めていた。
- 浦和レッドダイヤモンズ - かつての明菓時代からオフィシャルスポンサーとして参加。
- 名古屋グランパスエイト - 明乳が練習着スポンサーになっている。
- 防府読売マラソン - 明乳は統合前まで公式ドリンクスポンサーを務め(※VAAM参照)、統合後も2013年まで大会スポンサーとして参加した。
- 三菱商事/三菱商事食品グループ - 戦前は三菱傍系としていた関係上、商社機能を一部委託している。また、現在も資本・業務的に三菱と近いことから食品関連企業による企業間組織にも積極参加。
- ポッカサッポロフード&ビバレッジ(旧ポッカコーポレーション) - MBO後に資本業務提携締結、その後保有株をサッポロHDに売却、飲料・食品部門集約後も同社との提携は今後も継続。
- モンデリーズ・ジャパン([旧キャドバリー(チョコレート部門)) - 明治が日本国内における独占的な輸入販売契約を締結、マルチフッド・インターナショナルを設立。以降、旧キャドバリー系のチョコレート製品については同社の取扱対象となる。
- マクビティ - 英ユナイテッド・ビスケット社の全粒粉ビスケットに関するブランド。明菓時代に合弁会社の明治マクビティを設立し[注釈 1]平成初期の90年代前半から中盤あたりにかけて宣伝広告活動を重点的に展開。
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脚注
外部リンク
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