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土曜ドラマ (日本テレビ)

日本のテレビ局である日本テレビのテレビドラマ放送枠 ウィキペディアから

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土曜ドラマ』(どようドラマ)は、1969年10月から1987年3月まで、および1988年4月から日本テレビ系列で毎週土曜日21時 - 21時54分 [注 1]JST)に放送されているテレビドラマ枠。ステレオ放送文字多重放送連動データ放送(一部地域を除く)を実施している。

本項目では前身となる『土曜グランド劇場』(どようグランドげきじょう)、2024年4月 - 2025年3月の『土ドラ9』(どドラナイン)と『土ドラ10』(どドラテン)についても記述する。

概要

1998年3月までは『土曜グランド劇場』または『グランド劇場』、一時期(2004年ごろ)「Surprise Saturday」というサブタイトルが付いていた。長らく土曜日21時台に放送され、『土9』(どっく)の愛称[1]で親しまれていたが、2017年4月期より22時台に変更された。

その後、2024年4月期改編で『水曜ドラマ』枠の実質的な枠移動として『土ドラ9』(どドラナイン)として土曜21時台のドラマ枠が復活。22時台も引き続きドラマ枠となり、併せて『土曜ドラマ』から『土ドラ10』に改称された[2]。これにより日本テレビ系列の土曜日に2時間連続でドラマ枠が組み込まれることになった。

しかし、わずか1年後の2025年4月に『水曜ドラマ』が復活し、『土ドラ9』が廃止された。『with MUSIC』が10時台に枠移動したことに伴い『土ドラ10』が1時間繰り上げとなって『土曜ドラマ』に再改称され、2017年3月以来8年ぶりに21時台の『土曜ドラマ』枠が復活した。

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枠の特徴

概歴

その他・2000年代以降の傾向など

  • 毎年8月に行われる『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』放送日は放送休止となる。
  • 21時枠で放送された2000年代頃は、ティーンエージャーやファミリー層を対象したコメディドラマや、人気マンガを原作にしたドラマが多くラインナップされたが、2017年4月の改編で22時枠に移設されて以降は従来通りの若者向けのコメディ作品・マンガ原作の作品も放送されるが、社会派ドラマやサスペンスドラマなど大人を意識した作品が増加傾向にある(『先に生まれただけの僕』、『イノセンス 冤罪弁護士』、『ボイス 110緊急指令室』、『トップナイフ-天才外科医の条件-』など)。
  • 同枠の音楽ならびにサウンドトラック盤の販売は同じ日本テレビ系列会社のバップが担当することが多いが、2003年の作品はエイベックスが担当した。
  • ナースマンがゆく』以降、主題歌は男性アーティストが独占している。女性アーティストは『愛情イッポン!』以降、この枠の主題歌に使われていなかったが、2010年代になってからは『デカワンコ』『悪夢ちゃん』『斉藤さん2』『お迎えデス。』、2020年代では、『トップナイフ-天才外科医の条件-』『コントが始まる』では女性アーティストの主題歌が使われた。
  • 土曜22時枠番組との接続は、21時54分の各局別ミニ番組を挟んでのジャンクション・ステブレ入りが放送されるが、土曜22時番組が『嵐にしやがれ』になって以後、本枠ドラマの初回拡大SPの時には『嵐にしやがれ』との接続をステブレレスに変更、21時台ミニ番組は『嵐にしやがれ』終了後に放送時間を「3分」に縮小[注 14] して繰り下げる(枠交換)事が度々あった。
  • 2017年4月から、同年3月まで土曜22時枠(本ドラマ枠の後続枠)で放送された『嵐にしやがれ[注 15]』と枠交換し、土曜22時枠に移動。本枠がドラマ枠になるのは1994年3月まで放送された『よみうりテレビ制作土曜10時枠連続ドラマ』以来23年ぶりに復活[5] した。これにより、日本テレビのミニ番組を除く21時台のレギュラー番組は、2024年4月改編にて『土ドラ9』枠が設立されるまで、金曜の2時間枠で21・22時台に放送の『金曜ロードショー』を除いて全てバラエティ枠となり、日本テレビでのゴールデンタイムで21時台からドラマが一旦消滅[注 16] 、レギュラーのドラマ枠は22時以降の放送となっていた[注 17]。これについて、日本テレビは土曜19時 - 21時台にバラエティー番組を3本そろえ、「番組の特性や19時台からの流れ、並びに裏番組の編成を含め、総合的にプラスになると判断した」としており、土曜ドラマの時間枠を繰り下げることは「家族で楽しめる内容は逃さずに、週末にドラマを見ることがワクワクして、待ち遠しくなる痛快・王道エンターテインメント枠を目指す」とともに、「若者だけでなく、少し上の世代にも見てもらえる内容を提供すること」を念頭に置いたという[6]
  • 先述のとおり、2017年10月期の『先に生まれただけの僕』から解説放送を実施している。本枠の解説放送は21時台時代の『仔犬のワルツ[注 18] で行われていたことがあるが、「22時台移動後」と「視力障害者を扱わない作品」は初。
  • 2019年度の作品より、本枠の初回などの拡大放送を廃止し、通常編成時と同様の放送時間になっており、後続の『マツコ会議アナザースカイ』以降に放送される番組は、すべて定時で放送されるようになっている[注 19] 一方で、最終回に限っての拡大放送が行われた事もない。
  • 2024年4月改編で、同年3月で土曜21時台の『1億3000万人のSHOWチャンネル』と水曜22時台の『水曜ドラマ』が終了し、同年4月から土曜21時台のバラエティ枠と水曜22時台の『水曜ドラマ』と枠交換する形で、土曜21時台はドラマ枠『土ドラ9』となり、水曜22時台はバラエティ番組の『世界頂グルメ』が設置された。『土ドラ9』枠が新設されることにより、枠名を『土ドラ10』に変更。『水曜ドラマ』の廃枠により日本テレビでのレギュラーのドラマ枠全てが週末のみとなった。土曜21・22時台の2枠連続ドラマは1994年3月までの21時台が本枠、22時台が読売テレビ制作ドラマ枠『DRAMA-CAN!』以来30年ぶりとなる。さらに2枠連続ドラマが日本テレビ制作となると、1975年3月まで21時台が本枠、22時台が『傷だらけの天使』が放送されて以来実に49年ぶりとなる。
  • 『土ドラ10』にゾーン名が改められてからの最初の2024年4月度は、小学館と提携した作品が企画されていたが、2023年10月度の日曜ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子の急逝などによる諸問題の影響から制作が見送られ、別の作品を放送する予定であると各スポーツ紙が報じ[7]、日本テレビも小学館原作のドラマ制作を見送ったことを2024年2月に正式発表した[8][9]。制作を予定していた作品名や出演者などについては公表されていないが[8]、当初予定していた作品は『たーたん』(原作:西炯子、主演:ムロツヨシ)で、『セクシー田中さん』と同じプロデューサーが担当する予定だったと文春オンラインは報じている[10]。その後、オリジナル脚本に変更した上で2024年4月27日から『街並み照らすヤツら』(主演:森本慎太郎)を放送することを同年3月21日に発表した[11][12]
  • 2025年4月改編で1年ぶりに『水曜ドラマ』が復活し、「土ドラ9」を廃止。「土ドラ10」が「土曜ドラマ」に再改称され、2017年3月以来8年ぶりに21時台の放送となった。

変遷

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作品リスト

土曜グランド劇場

1960 - 1970年代

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1980年代

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1990年代

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土曜ドラマ(21時台・第1期)

1990年代

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2000年代

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2010年代

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土曜ドラマ(22時台)

2010年代

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2020年代

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土ドラ9

2020年代

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土ドラ10

2020年代

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土曜ドラマ(21時台・第2期)

2020年代

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1990年以降の土曜ドラマ・平均視聴率10傑

  • 数字はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
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1990年以降の土曜ドラマ・最高視聴率10傑

  • 数字はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
さらに見る 位, 作品名 ...

ネット局

  • 「土曜グランド劇場」→「土曜ドラマ(第1期)」→「土ドラ10」のネット局。2025年3月の廃枠時点。
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過去にネットしていた局

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ネット局に関する備考

  • 1991年3月までテレビ朝日系列とのクロスネット局であったテレビ信州は、1988年の当枠再開時、土曜ワイド劇場を同時ネットしていたため、1991年4月に長野朝日放送が開局するまでは放送されていなかった。
  • 1993年9月までテレビ朝日系列、現在はフジテレビ系列とのクロスネット局であるテレビ大分は、2006年9月まで『土曜ワイド劇場』 → 『ゴールデン洋画劇場』 → 『ゴールデンシアター』 → 『土曜プレミアム』同時ネットのため遅れネットだったが、2006年10月の土曜21時枠・22時枠の日本テレビ系列改編に伴い、当番組が同時ネットに昇格変更された(同改編以降、『土曜プレミアム』は遅れネット降格)。
  • フジテレビ系列単独ネット局の沖縄テレビでも、1983年3月まで日曜日22時30分 - 23時24分、1983年4月から2007年3月まで火曜日の22時 - 22時54分、2007年4月から2024年9月まで土曜日12時 - 12時54分、2024年10月より金曜0時30分 - 1時25分(木曜深夜)に放送されていた[注 41][注 38]。2025年4月改編での『土ドラ10』の廃枠に伴い、『土曜グランド劇場』時代から続いていたスポンサード遅れネットが終了した。『土ドラ9』から改名された『土曜ドラマ』、事実上の後継ドラマ枠『水曜ドラマ』、同時間の後継番組『with MUSIC』のいずれの遅れネットも行われない。
  • 長年の地方ネット局で、日本テレビ系列・テレビ朝日系列とのクロスネット局である福井放送は、2008年4月の番組改編で同日21時 - 23時の2時間にわたって2枠1組で1本のテレビ朝日製作連続ドラマ遅れネット枠として編成される枠に変更され、このうち(枠移動前の)当番組の放送枠にあたる前半ゾーンを木曜ドラマに置き換え、さらに(枠移動後の)当番組の放送枠にあたる後半ゾーン(同日22時枠)で古くから放送されている同じテレビ朝日の東映製作刑事ドラマと連結するようになり、スポンサードネット(前記の2枠も同じ)のまま土曜日16時 - 16時54分に枠移動することとなり、併せてエンドカードも新設された。そのため、2008年4月改編以降において各作品ごとに視聴者プレゼントがある場合は、同局側の視聴者に配慮して、応募締め切り日までの余裕日数を長めに設定している。2018年現在では同局放送分におけるこの3つのドラマにはすべてエンドカードが付いている。

ネット配信

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脚注

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関連項目

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