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日本のテレビドラマ ウィキペディアから
『ザ・クイズショウ』(THE QUIZ SHOW)は、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。および、劇中に登場する架空のクイズ番組の名称。
同名のタイトルを持つテレビドラマは、出演キャストが異なる2作品が存在するが、本項では、深夜枠で放送されたものを「第1シーズン」、ゴールデン枠で放送されたものを「第2シーズン」として記す。
架空のテレビ番組『ザ・クイズショウ』に現れるゲストの隠された罪や本性を暴いて、毎週核心に迫りながらもゲストの闇を吊し上げていくさまを描くサイコサスペンスドラマ。
基本的には一話(場合によっては二話)完結形式であり、その下敷きのストーリーとしてMCとプロデューサー(またはディレクター)の関係や秘密、番組スタッフらの動向がある。冒頭は『ザ・クイズショウ』のゲストが招待される場面から始まり、その後は劇中の番組とほぼ同じ時間の流れで進行する。演出として、クイズ番組として実際に放送されているかのような映像(文字スーパーなど)と、スタッフらのシーンが交互に切り替わる。
何らかの「叶えたい夢」を持った者が、テレビ局「銀河テレビ」の案内人からの招待状によって、テレビ番組「ザ・クイズショウ」に解答者として招待される。クイズは全部で7問あり、全て正解すれば賞金1000万円を獲得、さらに「ドリームチャンス」(後述)への挑戦権を得る。
問題は原則4択問題(例外あり)であり、MCとゲストとの一対一の方式であること、ヒントを得る手段が存在すること、賞金が1000万円であることなど、クイズ$ミリオネア(フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア)をモチーフとしている。
出題される問題は最初こそ簡単なものであるが、難易度が高くなるに従い、解答者本人の触れられたくない闇の部分についての問題となってくる。当然難易度が高いほど、核心に迫る問題となる。MCは解答者の「全て」を知っており、クイズの途中に解答者に対して皮肉めいた言動や行動をとる。そのため、後半からはMCと解答者の心理戦の様相を呈してくる。
なお、ノベライズ版にて、本来はクイズ番組にドキュメンタリー番組を複合させたような番組であり、クイズを通じて解答者の持つ人間ドラマを炙り出していくことがメインテーマであることと、予選大会などは行わず、絵的に映えそうな夢を持った招待選手のみが参加するという設定が語られている。
第2シーズンは、元々はスタジオで収録した物を放送する方式だったが、第1話から毎回の放送が生放送になったという設定。また、MCやスタジオ内のスタッフの服装や開始時のダンスショーなど、全体的に見た目が華やかになっている。
MCは共に「その答えはあなたが一番よく知っている!」を決め台詞としており、この決め台詞は第2シーズンのキャッチコピーにも使用された。
クイズに正解することで、獲得出来る賞金は以下の通り。
7問のクイズすべてに正解した者が賞金1000万円を賭けることで挑戦権を得る最後のクイズ。挑戦するかしないかは解答者の自由。この問題をクリアすれば、その名のとおり自分の夢を銀河テレビが実現させてくれる。ただし、失敗すればこれまで獲得した賞金はゼロとなる。番組の出せる限度額は第1シーズンでは2000万円、第2シーズンでは1億円。
途中、分かりづらい問題があれば解答者は「OUGI(奥義)」という手段を使用することができる。第1シーズンでは『クイズ$ミリオネア』のライフラインと同じで使用できるのは1回だが、第2シーズンでは、各問題につき1回に変更された。どの奥義を使用できるかはルーレットで解答者が止めること(第1シーズンはストップコール、第2シーズンはストップボタン)により決定される。第2シーズンでは、ルーレットの停止位置をディレクターが都合よく操作できるという描写がある。
奥義は「召喚」、「以心伝心」、「導きの手」の3種類がある。
日本テレビでは2008年(平成20年)7月6日から9月28日まで毎週日曜日0:55 - 1:25(土曜日深夜)に、サタデーTVラボ枠で放送された。2009年現在の「ザ・クイズショウ」公式ホームページでは『2008 ORIGIN』として紹介されている。
地上波デジタル放送ではハイビジョン制作。地上波アナログ放送では4:3のサイドカット方式での放送。番組のホームページでの動画配信では4:3のレターボックスでの配信となっており、全編が配信されていたが、配信は2008年10月31日をもって終了している。
2008年10月22日にバップから「ザ・クイズショウ DVD-BOX」(VPBX-13937)が発売された。
田崎を除くゲスト達には、それぞれキリスト教の七つの大罪が当てはめられている(詳細はDVDに収録のメイキングで解説されている)。
ザ・クイズショウ THE QUIZ SHOW | |
---|---|
ジャンル |
連続ドラマ サイコサスペンス |
原案 |
森谷雄 D.N.ドリームパートナーズ バップ |
脚本 | 及川拓郎 |
演出 |
南雲聖一 佐久間紀佳 狩山俊輔 |
出演者 |
櫻井翔 横山裕 松浦亜弥 篠井英介 田中哲司 和田正人 森脇英理子 大橋のぞみ 水沢エレナ 戸次重幸 泉谷しげる 榎木孝明 真矢みき |
音楽 | NARASAKI |
エンディング | 嵐「明日の記憶」 |
製作 | |
プロデューサー |
池田健司 森谷雄 |
制作 |
アットムービー オフィスクレッシェンド(協力) |
製作 | 日本テレビ放送網 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2009年4月18日 - 6月20日 |
放送時間 | 土曜日 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 土曜ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式ウェブサイト | |
特記事項: 初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。 |
2009年(平成21年)4月18日から6月20日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に、土曜ドラマ枠で放送された[1]。ハイビジョン制作。主演の櫻井翔は『よい子の味方 〜新米保育士物語〜』以来6年ぶりとなる連続ドラマの単独主演及び同枠の主演であった[1]。
第1シーズンから2年後という設定であり、第2シーズンから登場人物は一新されているが、後半では第1シーズンの番組プロデューサーである山之辺が物語に絡んでくる他、最終話にもMC田崎を演じた片桐仁がゲスト出演している。
第2シーズンは元々、深夜枠で話題だった『ザ・クイズショウ』をゴールデン枠に焼き直し(リメイク)する形で脚本がスタートしていた為、当然その内容は第1シーズンと酷似しており、エピソード・出題されるクイズ・セリフ等も第1シーズンと全く同じという部分も少なくない。「第1シーズンから2年後」という設定や前後を繋ぐエピソードが生まれたことで、結果として「リメイクかつ続編」という変則的な作品へと仕上がった。
2009年8月21日にバップから「ザ・クイズショウ2009 DVD-BOX」(VPBX-13986)が発売された。
キャッチコピーは「その答えは、あなたがいちばんよく知っている。」。
各話 | 放送日 | サブタイトル | 解答者 | ドリームチャンス結果 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 4月18日 | 正解地獄! 夢の番組が人気ロック歌手を裁く! | 安藤康介 | ギブアップ | 南雲聖一 | 14.0% |
第2話 | 4月25日 | vsケータイ小説家!! カリスマが隠した秘密と涙 | ミカ | 成功 | 11.9% | |
第3話 | 5月 | 2日記憶喪失の司会者vs熱血先生!? 純な心が今は… | 宮本健治 | 失敗 | 佐久間紀佳 | 11.6% |
第4話 | 5月 | 9日vsカリスマ占い師!! 運命変えた母の日の贈り物 | 祐天寺ノッコ | 成功 | 10.6% | |
第5話 | 5月16日 | 監視カメラの真実!! 死の謎を開ける鍵 | 友部公一郎 | 失敗 | 南雲聖一 | 11.1% |
第6話 | 5月23日 | 生放送中に誘拐事件発生!! 娘の命は!? | 桂木誠 | 狩山俊輔 | 9.9% | |
第7話 | 5月30日 | 気絶の司会者!! 遂に明かされる記憶喪失の謎!! | 柴田勇樹 | (番組中断) | 南雲聖一 | 11.4% |
第8話 | 6月 | 6日墜落事故の謎と真相 全てはここから始まった! | 冴島涼子 | 成功 | 狩山俊輔 | 12.5% |
第9話 | 6月13日 | 解答席の司会者…誰が彼女を殺したか? | 神山悟 | 南雲聖一 | 13.2% | |
最終話 | 6月20日 | 遂に衝撃のラスト!! 復活の司会者最後の放送 | 本間俊雄 | 14.6% | ||
平均視聴率 12.1%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
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