Loading AI tools
長野県の市 ウィキペディアから
上田市(うえだし)は、長野県東部(東信地方)にある市。東信地方および上田地域の中心都市で、長野県内では長野市、松本市に次ぐ3番目の規模の都市である。
うえだし 上田市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方(甲信越地方) | ||||
都道府県 | 長野県 | ||||
市町村コード | 20203-7 | ||||
法人番号 | 2000020202037 | ||||
面積 |
552.04km2 | ||||
総人口 |
150,068人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 272人/km2 | ||||
隣接自治体 |
東御市、松本市、須坂市、長野市、千曲市、小県郡長和町、青木村、埴科郡坂城町、北佐久郡立科町、東筑摩郡筑北村 群馬県吾妻郡嬬恋村 | ||||
市の花 | サクラ | ||||
キャッチ フレーズ | 日本のまん中 人がまん中 生活快適都市 | ||||
上田市役所 | |||||
市長 | 土屋陽一 | ||||
所在地 |
〒386-8601 長野県上田市大手一丁目11番16号 北緯36度24分07秒 東経138度14分57秒 上田市役所 本庁舎 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 |
都市圏人口 上田都市圏:379,071人(2005年8月1日) 上田地方中核都市圏:356,500人(2005年8月1日) 上田小都市雇用圏:227,062人(2005年8月1日) | ||||
ウィキプロジェクト |
現在の上田市は、2006年3月6日に旧上田市・丸子町・真田町・武石村が合併して発足した[1]。
千曲川右岸の旧市街は、戦国時代に真田氏が築いた上田城を中心とする城下町。千曲川左岸の塩田は鎌倉時代の執権北条氏の一族塩田北条氏の所領で、安楽寺、北向観音などの多くの文化遺産が残されており「信州の鎌倉」の異称で呼ばれる。上田市街地から北に向かうと真田氏発祥の地とされる真田郷(旧・真田町)に達する。都市圏は佐久地域にまでおよび、都市圏人口は定義次第では37万人になる。
上田市は、長野県の中央からやや東北の所にあり、県庁所在地の長野市から40キロメートル、東京から190キロメートルのところにある。 市域は上田盆地全体に広がり、それを二分するように千曲川が横断している。市中心部(狭義の上田)は千曲川の河岸段丘上に位置する(標高約450メートル)。
市のほぼ中央を東から北西に千曲川が流れる。 千曲川右岸の河岸段丘上に、上田城を中心とした市街地が位置する。 市街地の北側の扇状地上ではりんごをはじめとした果樹栽培がさかん。 千曲川左岸の塩田地区には水田地帯がひろがる。
宅地3,459.4、田3,219.6、畑3,655.4、山林28,076.9、原野3,108.9、雑種地1,008.1、池沼地24.3、公共用地他12,650.9(単位:ヘクタール、平成30年1月1日)[2]。
上田市の全域は、信濃川水系に属し、本流の千曲川の支流の主な水系としては以下があげられる。
上田の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 15.2 (59.4) |
22.1 (71.8) |
26.3 (79.3) |
32.0 (89.6) |
34.0 (93.2) |
37.2 (99) |
38.8 (101.8) |
38.4 (101.1) |
37.4 (99.3) |
31.3 (88.3) |
26.4 (79.5) |
24.0 (75.2) |
38.8 (101.8) |
平均最高気温 °C (°F) | 5.2 (41.4) |
6.9 (44.4) |
11.5 (52.7) |
18.2 (64.8) |
23.5 (74.3) |
26.3 (79.3) |
30.0 (86) |
31.3 (88.3) |
26.2 (79.2) |
20.0 (68) |
14.2 (57.6) |
8.2 (46.8) |
18.5 (65.3) |
日平均気温 °C (°F) | −0.5 (31.1) |
0.5 (32.9) |
4.4 (39.9) |
10.6 (51.1) |
16.2 (61.2) |
20.1 (68.2) |
23.9 (75) |
24.9 (76.8) |
20.5 (68.9) |
13.9 (57) |
7.6 (45.7) |
2.1 (35.8) |
12.0 (53.6) |
平均最低気温 °C (°F) | −5.0 (23) |
−4.4 (24.1) |
−1.1 (30) |
4.3 (39.7) |
10.1 (50.2) |
15.4 (59.7) |
19.7 (67.5) |
20.5 (68.9) |
16.3 (61.3) |
9.5 (49.1) |
2.5 (36.5) |
−2.4 (27.7) |
7.1 (44.8) |
最低気温記録 °C (°F) | −14.4 (6.1) |
−13.4 (7.9) |
−10.7 (12.7) |
−6.0 (21.2) |
0.3 (32.5) |
5.2 (41.4) |
11.3 (52.3) |
11.6 (52.9) |
5.3 (41.5) |
−1.4 (29.5) |
−5.5 (22.1) |
−12.0 (10.4) |
−14.4 (6.1) |
降水量 mm (inch) | 29.3 (1.154) |
28.7 (1.13) |
54.0 (2.126) |
58.6 (2.307) |
77.0 (3.031) |
102.2 (4.024) |
135.6 (5.339) |
103.5 (4.075) |
134.1 (5.28) |
110.8 (4.362) |
44.0 (1.732) |
23.9 (0.941) |
906.2 (35.677) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 4.7 | 5.3 | 7.7 | 7.7 | 8.5 | 10.5 | 13.0 | 9.7 | 9.6 | 8.0 | 5.5 | 5.0 | 95.0 |
平均月間日照時間 | 184.3 | 186.7 | 203.7 | 211.3 | 218.8 | 165.4 | 174.2 | 204.3 | 156.6 | 164.2 | 172.4 | 180.0 | 2,221.9 |
出典:気象庁 |
菅平の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 10.7 (51.3) |
13.9 (57) |
18.1 (64.6) |
23.8 (74.8) |
27.9 (82.2) |
28.9 (84) |
30.3 (86.5) |
30.4 (86.7) |
28.9 (84) |
24.2 (75.6) |
21.2 (70.2) |
15.7 (60.3) |
30.4 (86.7) |
平均最高気温 °C (°F) | −1.5 (29.3) |
−0.5 (31.1) |
3.5 (38.3) |
10.7 (51.3) |
16.8 (62.2) |
19.9 (67.8) |
23.7 (74.7) |
24.7 (76.5) |
20.0 (68) |
14.0 (57.2) |
8.3 (46.9) |
1.8 (35.2) |
11.8 (53.2) |
日平均気温 °C (°F) | −6.2 (20.8) |
−5.6 (21.9) |
−1.8 (28.8) |
4.8 (40.6) |
10.7 (51.3) |
14.7 (58.5) |
18.8 (65.8) |
19.5 (67.1) |
15.3 (59.5) |
8.9 (48) |
3.0 (37.4) |
−3.0 (26.6) |
6.6 (43.9) |
平均最低気温 °C (°F) | −13.0 (8.6) |
−12.6 (9.3) |
−7.9 (17.8) |
−1.3 (29.7) |
4.4 (39.9) |
9.8 (49.6) |
14.8 (58.6) |
15.3 (59.5) |
11.2 (52.2) |
4.1 (39.4) |
−2.4 (27.7) |
−8.7 (16.3) |
1.1 (34) |
最低気温記録 °C (°F) | −29.0 (−20.2) |
−29.2 (−20.6) |
−22.8 (−9) |
−17.8 (0) |
−5.3 (22.5) |
−1.9 (28.6) |
6.1 (43) |
5.8 (42.4) |
−1.0 (30.2) |
−8.6 (16.5) |
−18.3 (−0.9) |
−26.4 (−15.5) |
−29.2 (−20.6) |
降水量 mm (inch) | 78.0 (3.071) |
68.7 (2.705) |
80.8 (3.181) |
79.7 (3.138) |
93.9 (3.697) |
117.7 (4.634) |
161.9 (6.374) |
119.4 (4.701) |
151.6 (5.969) |
129.8 (5.11) |
64.9 (2.555) |
72.0 (2.835) |
1,220.5 (48.051) |
降雪量 cm (inch) | 192 (75.6) |
153 (60.2) |
136 (53.5) |
35 (13.8) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
12 (4.7) |
121 (47.6) |
648 (255.1) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 14.5 | 12.1 | 12.7 | 10.7 | 10.3 | 12.1 | 14.0 | 10.8 | 11.1 | 10.5 | 9.6 | 12.9 | 141.1 |
平均月間日照時間 | 135.5 | 135.9 | 161.1 | 189.8 | 214.5 | 165.4 | 166.6 | 189.4 | 143.4 | 156.4 | 155.6 | 139.1 | 1,955.2 |
出典:気象庁 |
上田市には、大きい地区とそれをさらに区切った小さい地区がある。カッコ内には、小さい地区に所属する大字町丁(住所)を掲載している。 ただし、2006年3月の合併による新・上田市発足に際し、大字の表記を廃止しており、上田地区の踏入から緑が丘、真田地区の菅平高原、および丸子地区の鹿教湯温泉を除いた地名は、旧来の大字に相当する。
上田市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上田市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 上田市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
上田市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
内訳は上田中央地域30,363人、上田西部地域12,242人、上田城南地域29,563人、神科・豊殿地区21,981人、塩田地区19,716人、川西地区6,530人、丸子地区21,288人、真田地区9,847人、武石地区3,286人。令和3年10月1日現在。
関ヶ原の戦い後、真田昌幸は次男である信繁とともに紀州高野山に幽閉されたため、上田城は一時空城となったが、依田肥前守信守が守衛の任に当たる。その後、徳川家康の女婿となっていた昌幸の長男真田信之が、徳川方に属し将軍秀忠のもとで上田城攻撃を行う忠誠を尽くしたことが評価され、沼田藩とともに上田藩の藩主にもなり、父の地盤を受け継いだ。
現在の上田市(新上田市)は新設合併によって設置された自治体であり、それ以前に存在した上田市(旧上田市)は廃止されている。新上田市(2006年3月6日以降)と旧上田市(2006年3月5日まで)は同名の別法人となる自治体であり、国勢調査などのデータは、2006年3月6日の合併前と合併後とでは、全くの別物となっている。
旧上田市の市役所本庁舎は、現在では新上田市役所本庁舎となっている。なお、自治体コードは旧上田市と新上田市で同一のものを使っている。
2006年3月1日の人口推計では、丸子町が24,441人、真田町が11,208人、武石村が4,089人であり、旧上田市は2005年の推計で163,651人だった。
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
上田町長(官選)[15] | ||||
初 | 船越重舒 | 1889年 | 1892年 | |
2 | 浅野舒次郎 | 1892年 | 1893年 | |
3 | 山下譲 | 1893年 | 1896年 | |
4 | 浅野舒次郎 | 1896年 | 1898年 | 再任 |
5 | 馬場歳次 | 1898年 | 1903年 | |
6 | 岡本幸次郎 | 1903年 | 1906年 | |
7 | 石田四方太 | 1906年 | 1914年 | |
8 | 細川吉次郎 | 1914年 | 1919年 | |
旧上田市長(官選) | ||||
初 | 細川吉次郎 | 1919年8月21日 | 1924年5月25日 | 在任中死去 |
2 | 勝俣英吉郎 | 1924年7月14日 | 1930年4月17日 | 在任中死去 |
3 | 成沢伍一郎 | 1930年5月9日 | 1938年5月8日 | |
4 | 伊藤伝兵衛 | 1938年6月24日 | 1940年12月18日 | |
5 | 浅井敬吾 | 1940年12月21日 | 1946年11月16日 | 公職追放による辞任 |
旧上田市長(公選) | ||||
市長職務執行代理者 | 広瀬淳 | 1946年 | 1947年4月5日 | |
6 | 井上柳梧 | 1947年4月6日 | 1951年4月5日 | 1期 |
7 | 水野鼎蔵 | 1951年4月23日 | 1959年4月30日 | 2期 |
8 | 堀込義雄 | 1959年5月1日 | 1963年2月10日 | 1期 |
9 | 小山一平 | 1963年3月10日 | 1973年10月11日 | 2期・3期中途辞任 |
10 | 石井泉 | 1973年11月11日 | 1982年2月4日 | 2期・3期中途死去辞任 |
11 | 永野裕貞 | 1982年3月28日 | 1994年3月27日 | 3期 |
12 | 竹下悦男 | 1994年3月28日 | 1998年3月27日 | 1期 |
13 | 平尾哲男 | 1998年3月28日 | 2002年3月27日 | 1期 |
14 | 母袋創一 | 2002年3月28日 | 2006年3月5日 | 1期 |
上田市長(公選) | ||||
市長職務執行者 | 堀内憲明 | 2006年3月6日 | 2006年4月9日 | |
初-3代 | 母袋創一 | 2006年4月9日 | 2018年4月8日 | 旧上田市長 |
4代 | 土屋陽一 | 2018年4月9日 |
上田市、東御市、長和町、青木村、坂城町は特別地方公共団体(広域連合)「上田地域広域連合」を設置し、一部の行政業務を共同で行っている。
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 井出庸生 | 43 | 自由民主党 | 前 | 120,023票 | ○ |
比当 | 神津健 | 44 | 立憲民主党 | 新 | 109,179票 | ○ |
池高生 | 53 | NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 新 | 3,722票 | ○ |
上田警察署(上田市天神3-15-74)
出典[21]
上田地域広域連合消防本部(上田市大手2-7-16)
出典:[22]
日本郵便が展開する以下の郵便局がある。
市は「上田市図書館条例」に基づき、上田図書館・上田情報ライブラリー・丸子図書館・真田図書館を設置している[24]。 上田創造館内には上田図書館の分室が置かれており[25]、塩田[26]・武石公民館[27]内にも公民館図書室が置かれる。また、市は「長野県上田点字図書館条例」に基づき点字図書館を設置している[28]。
このほか、信州大学繊維学部[29]・長野大学[30]・上田女子短大[31]といった市内にある大学は大学図書館を設置している。
1995年12月より、上田市・東御市・長和町・青木村・坂城町の各図書館同士をネットワーク連携した「上田地域図書館情報ネットワーク」(愛称:エコール、山彦の「エコー」に図書館を意味するlibraryの「L」を組み合わせた造語)が稼働し、利便性の向上を図っている[32][33]。
高速道路
|
国道
|
国公立
市街地
真田地域
塩田・別所地域
丸子地域
武石地域
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.