室蘭市
北海道の市、胆振総合振興局所在地 ウィキペディアから
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室蘭市(むろらんし)は、北海道中南部(道央地方)にある市。 胆振総合振興局の振興局所在地。計量特定市。
明治初期、戊辰戦争で敗れた仙台藩の一門筆頭・角田石川氏の家臣団の集団移住により、現地の開拓が始まる[1]。明治後期、日英3社合弁で現在の日本製鋼所室蘭製作所、続いて現在の日本製鉄北日本製鉄所室蘭地区が設立され「鉄のまち」として発展し[2]、東北・北海道を代表する重化学工業・港湾都市となった[2]。市内の工場夜景は新たな観光資源になっており、「全国工場夜景都市協議会」に加盟している[3]。
一方、測量山は渡り鳥の中継地としてこれまでに200種類もの野鳥が観測されているほか、ハヤブサの繁殖地になっている。また、室蘭近海はイルカ・クジラなどの海洋哺乳動物に出会える機会もあり、「イルカ・クジラウオッチング」をすることができる[4]。
現室蘭市街付近は「トッカリモイ」と呼ばれていたが、1871年(明治4年)に港が「モルラン」(旧室蘭港、現在の崎守町付近)から移り(新室蘭港)、地名も移動した[5]。
これと前後して「室蘭」の漢字があてられ、明治中期ごろまでは「もろらん」と呼んでいたが、後年漢字の音に引きずられて変化し、「むろらん」となった[5]。
「モルラン」の原義は、一説には「モルエラニ(mo-ru-e-ran-i)」(小さな・道・そこを・下る・ところ〔=小さな坂道〕)とされている[5]。
この、アイヌ語地名における「ルエラニ(ruerani)」(坂)はしばしば「ラニ」「ラン」「ルラン」のように略されており、当地も同様に略されて、「モルラン(mo-ruran)」となったと考えられている[5]。
なお、「トッカリモイ」の原義はアイヌ語の「トゥカㇻモイ(tukar-moy)」(アザラシ・湾)とされている[5]。
室蘭市制が施行された1922年(大正11年)8月1日、室蘭市吏員(職員)が佩用する徽章の意匠が制定されたが[6]、改めて市章(室蘭市紋章)を制定するため、1936年(昭和11年)3月に懸賞金付き(1等10円、2等5円、3等3円)で市民から図案を公募し、寄せられた700点超の中から当時日本製鋼所室蘭製作所に勤務していた村井良夫の作品が選定され[7]、4月13日の室蘭市告示第50号で制定された[8]。
市章は6つのカタカナのロを円形に配した「ムロ」を、中央に「蘭花」の図を置き、合わせて「室蘭」を示す[9]。市章の図案を作成した村井によれば、蘭花の下方の花弁2枚で「どっしりと大地をつかみ市の安定も願っている」意もあるという[10]。6つのロを外周に置き「ムロ」を表す点は、根室市章と共通している。また、蘭花の図案は、満洲国皇帝の愛新覚羅溥儀が下賜した煙草を日本製鋼所の同僚から分けてもらった村井が、煙草に表された蘭花紋を見て着想を得たものといい[7][10]、全体的な意匠の構成が酷似している。
太平洋と内浦湾(噴火湾)の境に突き出した絵鞆半島と半島付け根の砂州を中心に市街地があり、三方を海に囲まれた馬蹄型の地形をしている。大英帝国の紀行作家イザベラ・バードが室蘭を訪れた際には「とても麗しい湾の急峻な岸辺という絵のように美しい所にある小さな町」と評している[11]。絵鞆半島に抱き込まれた形となっている室蘭港(白鳥湾)は天然の良港になっており、港を跨ぐ東日本最大の吊り橋である白鳥大橋を利用して市内を1周することができる。市東部を除いた平地の大部分は工業地で占められており、古くからの住宅地は沢沿いに形成している。一方、絵鞆半島の外側は断崖絶壁が約14 km連なる風光明媚な景勝地になっており[12]、日本放送協会(NHK)によるテレビ番組『ブラタモリ』でも紹介された[13]。鳴り砂で知られるイタンキ浜が「日本の渚百選」、ハルカラモイ・マスイチ浜・チキウ岬・トッカリショ浜が「絵鞆半島の外海岸」として国の名勝「ピリカノカ」に指定されている[14][15]。
1月の平均気温が-1.8℃と、室蘭市より南に位置する函館市より高く、1月の最低気温平均値は-4.0℃と本州内陸部に位置する長野市とほぼ同じである。ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候(Cfb)に分類される。北西寄りの風が多く、冬期間の風が強いのが特徴になっている[16]。気象台観測露場は絵鞆半島の先端に設置されているため、海洋性の気候を強く受けており、夏季は冷涼、冬は温暖となっている。しかし、半島に属さない蘭北・蘭東地区はより寒冷であり気温には数度の違いがある。
室蘭市山手町(室蘭地方気象台、標高40m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 9.8 (49.6) |
13.8 (56.8) |
16.7 (62.1) |
23.1 (73.6) |
27.6 (81.7) |
28.7 (83.7) |
32.5 (90.5) |
32.8 (91) |
31.0 (87.8) |
25.8 (78.4) |
21.4 (70.5) |
14.4 (57.9) |
32.8 (91) |
平均最高気温 °C (°F) | 0.6 (33.1) |
1.0 (33.8) |
4.6 (40.3) |
10.1 (50.2) |
14.9 (58.8) |
18.0 (64.4) |
21.6 (70.9) |
23.6 (74.5) |
21.5 (70.7) |
16.1 (61) |
9.3 (48.7) |
2.9 (37.2) |
12.0 (53.6) |
日平均気温 °C (°F) | −1.8 (28.8) |
−1.6 (29.1) |
1.4 (34.5) |
6.1 (43) |
10.7 (51.3) |
14.4 (57.9) |
18.5 (65.3) |
20.6 (69.1) |
18.4 (65.1) |
12.9 (55.2) |
6.4 (43.5) |
0.5 (32.9) |
8.9 (48) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.0 (24.8) |
−4.0 (24.8) |
−1.3 (29.7) |
3.0 (37.4) |
7.6 (45.7) |
11.9 (53.4) |
16.4 (61.5) |
18.6 (65.5) |
15.7 (60.3) |
9.8 (49.6) |
3.5 (38.3) |
−1.8 (28.8) |
6.3 (43.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −13.4 (7.9) |
−13.4 (7.9) |
−9.6 (14.7) |
−5.8 (21.6) |
0.0 (32) |
4.6 (40.3) |
8.5 (47.3) |
11.5 (52.7) |
5.9 (42.6) |
−2.2 (28) |
−7.2 (19) |
−12.9 (8.8) |
−13.4 (7.9) |
降水量 mm (inch) | 53.6 (2.11) |
44.3 (1.744) |
49.9 (1.965) |
70.0 (2.756) |
108.3 (4.264) |
109.1 (4.295) |
159.2 (6.268) |
187.3 (7.374) |
156.6 (6.165) |
101.8 (4.008) |
83.2 (3.276) |
65.8 (2.591) |
1,188.9 (46.807) |
降雪量 cm (inch) | 49 (19.3) |
45 (17.7) |
27 (10.6) |
4 (1.6) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
5 (2) |
27 (10.6) |
157 (61.8) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 17.4 | 14.7 | 13.2 | 11.1 | 11.4 | 11.3 | 13.1 | 12.9 | 12.4 | 13.2 | 16.7 | 18.1 | 165.4 |
平均降雪日数 | 28.6 | 25.1 | 21.4 | 6.8 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.3 | 12.6 | 26.8 | 122.1 |
% 湿度 | 70 | 72 | 72 | 75 | 80 | 88 | 90 | 89 | 82 | 74 | 71 | 70 | 78 |
平均月間日照時間 | 88.3 | 123.6 | 183.7 | 198.9 | 194.9 | 155.8 | 133.2 | 144.9 | 166.5 | 165.2 | 102.7 | 71.1 | 1,728.1 |
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、極値:1923年 - 現在)[17][18] |
室蘭地方気象台 1961 - 1990年平均の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | −0.1 (31.8) |
−0.2 (31.6) |
3.1 (37.6) |
8.8 (47.8) |
14.0 (57.2) |
17.2 (63) |
20.9 (69.6) |
23.4 (74.1) |
20.6 (69.1) |
15.3 (59.5) |
8.6 (47.5) |
2.9 (37.2) |
11.21 (52.17) |
日平均気温 °C (°F) | −2.3 (27.9) |
−2.4 (27.7) |
0.5 (32.9) |
5.4 (41.7) |
10.2 (50.4) |
13.9 (57) |
18.0 (64.4) |
20.6 (69.1) |
17.7 (63.9) |
12.3 (54.1) |
5.9 (42.6) |
0.5 (32.9) |
8.36 (47.05) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.6 (23.7) |
−4.7 (23.5) |
−1.8 (28.8) |
2.7 (36.9) |
7.2 (45) |
11.4 (52.5) |
15.8 (60.4) |
18.5 (65.3) |
15.2 (59.4) |
9.3 (48.7) |
3.1 (37.6) |
−1.9 (28.6) |
5.85 (42.53) |
出典:World Climate Muroran, Japan[19] |
胆振総合振興局の中では苫小牧市に次ぐ人口になっている。かつては人口18万人以上で、人口密度が北海道内で最も高かったが、基幹産業ともいうべき新日本製鐵(現在の日本製鉄)や日本製鋼所等での大規模な合理化のほか、比較的地価の安い周辺都市である登別市や伊達市への転出、苫小牧市の発展や札幌市への一極集中化などに押されている[12]。住民基本台帳による最大人口は1969年(昭和44年)7月の183,605人であり、以後は人口減少が続いている[12]。1980年(昭和55年)には苫小牧市が室蘭市の人口を上回り、2005年(平成17年)の国勢調査では58年ぶりに人口が10万人を割った[20]。ただし、2015年度(平成27年度)の財政力指数は0.61と比較的健全であるため、「過疎地域」には指定されていない。
室蘭市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 室蘭市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 室蘭市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
室蘭市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[21]。
「室蘭市のあゆみ」参照[22]
室蘭に和人が住み着いたのは1600年頃の慶長年間にアイヌとの商取引のために松前藩が「エトモ場所」を設置したことによる[23]。松前藩は蝦夷地を数十場所に分割して主な家臣に知行地(支配地)として分け与えた[23]。室蘭地方は総称して「モロラン場所」と呼ばれていた[23]。
実施後 | 実施前の大字 | 実施前の小字 | 備考 |
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絵鞆町 | 大字絵鞆村 | 字エトモ | 従来の通り |
祝津町 | 字シクツシ、ポンシクツシ | 同上 | |
築地町 | 字オハシナイ、ポンオハシナイ、地先 | 埋立地 | |
小橋内町 | 字オハシナイ、マシチセ、ポンオハシナイ、ハルカラモイ、ポンシレツト | 従来の通り | |
海岸町 | 大字海岸町 | 大字札幌通字トツカリモイの一部を含む | |
入江町 | 大字海岸町 | ||
緑町 | 大字札幌通 | 字トツカリサワ、トツカリモイ、山ノ上、ヲシクネ | |
港町 | |||
泉町 | |||
大町 | |||
公園町 | 字蛸沼 | ||
茶津町 | 字チヤツサキ、ポコイ、チヤツ | ||
新富町 | 字リロマモイ、ポコイ、ポトフリナイ、チヤラツナイ | ||
母恋南町 | 字ポコイ、ポンツクイ、トツカリシユ、ポロツクイ | ||
母恋北町 | 字ポコイ | ||
御前水町 | 字エトツケレップ、三橋、ポコイ | ||
御崎町 | 埋立地を含む | ||
西小路町 | 大字西小路町 | 従来の通り | |
沢町 | 大字沢町 | 同 | |
幕西町 | 大字幕西町 | 一部泉町に編入 | |
常盤町 | 大字常盤町 | 常盤町、本町、大字札幌通の一部を含む | |
清水町 | 常盤町奥税務署より奥地一帯 | ||
浜町 | 大字浜町 | 浜町、千歳町、大字札幌通の一部を含む | |
千歳町 | 大字千歳町 | 千歳町、浜町、大字札幌通、本町の一部を含む | |
幸町 | 大字本町 | ||
本町 | |||
栄町 | |||
舟見町 | 字オイナヲシ、モトマリ、リロマモイ | ||
開運町 | 字蛸沼、オイナヲシ | ||
実施後 | 実施前の大字 | 実施前の小字 | 備考 |
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輪西町 | 大字輪西村 | 字瑞ノ江、霞台、大沢、エトツケレップ、チリベツ、札幌通、ベシボッケ、元町、三橋、柏木、イタンキ | |
東町 | 字イタンキ、アルトル、ワシベツハマ、札幌通 | ||
仲町 | 字チリベツ、ワニシ | ||
中島町 | 字チリベツ、札幌通 | ||
高砂町 | 字札幌通、峰通、ワシベツ、チリベツ、サツテキ、ヲクワシベツ、サツテキワシベツ | ||
知利別町 | 字チリベツ、熊谷、八丁平、天神山、奥ワシベツ | ||
高平町 | 字牛太郎坂、麻園、チリベツ、八丁平、コイカクシ、コイカクシワニシ、ホロワニシ、ヤマコシナイ | ||
本輪西町 | 字ホロワニシ、ホンワニシ、ホンナイ、ヤムクシナイ、コイカクシワニシ、ワニシ、石炭沢、ヲクワニシ、カミシロコタン、ワニシ沢 | ||
幌萌町 | 字ホンナイ、ホロモイ、本ワニシ、ヲクワニシ、ホロワニシ、ペケレオタ、ワニシ沢、ワニシ沢奥 | ||
水元町 | 字川添、奥ワシベツ、天神山、八丁平、本ワニシ、オクワニシ、ワシベツ | ||
神代町 | 字八丁平、コイカクシ、ヤムクシナイ、カミシロコタン、石炭沢、ワニシ奥、ホンワニシ、ワニシ沢、奥ワニシ、ワニシ沢奥、ホロワニシ、天神山 | ||
陣屋町 | 字ベキリウタ、ペケレオタ、ホロモイ、ベキリウタ奥、ポロベキリウタ、ポンベキリウタ、沢奥 | ||
崎守町 | 大字元室蘭村 | 字モロラン、トコタンバ、モイ、キモンタイ、ペケレオタ、ポンペケレオタ、東沢、沢奥、オホナイ、ヘンベキリウタ、ベキリウタ | |
香川町 | 字キモンタイ、ベキリウタ、ペケレオタ、ピンニオシコツ、カミシロコタン、 | ||
大字千舞鼈村 | 字ベトトル、ポンベトトル、キモンタイ | ||
石川町 | 字ベトトル、奥千舞鼈、干潟泊、コンプリカイ、幡守山、ヒカタ、ポンヘトトル | ||
実施後 | 実施日 | 実施前(丁目付与のみは記述無し) |
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知利別町1~4丁目 | 1963年5月1日 | 知利別町 |
中島町1~4丁目 | 中島町、高平町 | |
宮の森町1~4丁目 | 中島町 | |
東町1~5丁目 | 東町、輪西町の一部 | |
寿町1~3丁目 | 東町 | |
輪西町1~3丁目 | 1964年5月1日 | 輪西町 |
みゆき町1~3丁目 | ||
大沢町1~2丁目 | ||
仲町 | 輪西町の埋立地(昭和12、3年頃) | |
日の出町1~3丁目 | 東町 | |
御崎町1~2丁目 | 1965年5月1日 | 御崎町の大部分、茶津町 |
御前水町1~3丁目 | 御前水町、御崎町、母恋北町、母恋南町 | |
母恋北町1~3丁目 | 母恋北町、新富町、母恋南町 | |
母恋南町1~5丁目 | 母恋南町、母恋北町、御前水町 | |
新富町1~2丁目 | 新富町、母恋北町 | |
茶津町 | 茶津町、御崎町 | |
山手町1~3丁目 | 1966年7月1日 | |
栄町1~2丁目 | ||
幸町 | ||
中央町1~3丁目 | 大町、浜町、千歳町 | |
幕西町 | ||
海岸町1~3丁目 | 海岸町、港町 | |
西小路町 | ||
築地町 | ||
港南町1~2丁目 | ||
祝津町1~3丁目の一部 | ||
舟見町1~3丁目 | ||
本町1~3丁目 | ||
入江町 | ||
常盤町 | ||
清水町1~2丁目 | ||
沢町 | ||
緑町 | ||
小橋内町1~2丁目の一部 | ||
増市町1~2丁目 | ||
絵鞆町 | ||
高砂町1~5丁目 | 1967年7月1日 | |
水元町 | ||
高平町 | ||
天神町 | ||
中島本町1~4丁目 | 中島町、高平町、知利別町 | |
港北町1~5丁目 | 本輪西町、高平町 | |
本輪西町1~5丁目、本輪西町 | ||
柏木町 | ||
神代町 | ||
幌萌町 | ||
白鳥台1~5丁目 | 1967年 | 崎守町、石川町の各一部より分立 |
絵鞆町1~3丁目 | 1974年8月1日 | 絵鞆町、祝津町3丁目 |
陣屋町1~5丁目 | 1978年11月1日 | |
絵鞆町4丁目 | 1980年 | |
祝津町4丁目 | 1980年 | |
本輪西町5丁目(再度) | 1981年5月 | |
八丁平1~5丁目 | 1991年11月1日 | |
中央町4丁目 | 2008年3月1日 | 入江町の一部 |
氏名 | 期間 | 任期 | |
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初代 | 中村俊清 | 1922年12月9日 - 1929年3月10日 | 2期 |
2代 | 福岡幸吉 | 1929年5月27日 - 1929年9月14日 | 1期 |
3代 | 松尾豊次 | 1929年12月1日 - 1935年2月25日 | 2期 |
4代 | 福岡幸吉 | 1935年3月4日 - 1937年11月6日 | 2期 |
5代 | 土居通次 | 1938年2月13日 - 1945年2月18日 | 2期 |
6代 | 松尾孝之 | 1945年11月24日 - 1946年5月22日 | 1期 |
7代 | 熊谷綾雄 | 1946年9月6日 - 1963年4月30日 | 5期 |
8代 | 高薄豊次郎 | 1963年5月1日 - 1971年4月30日 | 2期 |
9代 | 長谷川正治 | 1971年5月1日 - 1979年4月30日 | 2期 |
10代 | 岩田弘志 | 1979年5月1日 - 1995年4月30日 | 4期 |
11代 | 新宮正志 | 1995年5月1日 - 2011年4月30日 | 4期 |
12代 | 青山剛 | 2011年5月1日 - | 4期目 |
室蘭市民憲章
わたしたちは、白鳥湾の美しい自然のなかで、たくましく発展している港湾と商工業のまち、室蘭の市民です。
わたしたちは、このまちを愛し、市民であることに、誇りと、責任をもち、さらに、豊かな未来をめざし、ここに市民憲章を定めます。
— 昭和47年8月1日制定[51]
- 1 健康で働き、明るく楽しい家庭をつくります。
- 1 老人をうやまい、子どもの夢をはぐくみ、あたたかい心のかようまちをつくります。
- 1 自然を愛し、環境をととのえ、緑豊かなまちをつくります。
- 1 のびゆく港と、産業を育て、未来を開く希望のまちをつくります。
- 1 きまりを守り、教養を深め、文化のかおりあふれるまちをつくります。
都市宣言
室蘭市の産業別従業者数(2006年統計)は、第三次産業の割合が72.4 %と最も高く、次いで第二次産業の27.5 %になっており、第一次産業は0.14 %となっている[69]。第二次産業のうち、基幹産業である製造業は16.3 %になっている[69]。北海道内の製造品出荷額等の市町村別順位は苫小牧市に次ぐ第2位になっている[70]。
室蘭港は1872年(明治5年)に室蘭—森間に定期航路を開設したのが始まりであり、現在は国際拠点港湾になっている[71]。港湾区域面積は1,610 ha、岸壁数は北海道内最多となる109バースを有しており[72]、崎守埠頭や中央埠頭には客船・練習船が入港する[73]。港湾取扱貨物量は北海道内3位(平成24年)である[74]。2002年(平成14年)に苫小牧港とともに「静脈物流拠点港(リサイクルポート)」に指定されている[75]。浮体式防災施設(広域防災フロート)を有し、「内浦湾(噴火湾)全体の防災拠点港」としての役割を果たしている。2012年(平成24年)に祝津絵鞆地区と入江地区が「みなとオアシス」に登録された[76]。第3種漁港の追直漁港は絵鞆半島外海にあって底引き網漁業や養殖漁業を行っている[77]。新港区には北海道立総合研究機構水産研究本部栽培水産試験場があり、2013年(平成25年)4月に沖合人工島(Mランド)が供用開始した[47]。
ショッピングセンター
スーパーマーケット
50音順
短期大学
高等学校
旧制専門学校 専門学校
|
中学校
|
小学校
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小型車初乗り運賃は550円。中型車初乗り運賃は570円(距離制)[87]
室蘭市には普段は一般公開していない企業施設が幾つかある。「蕙山苑」は1909年(明治42年)に栗林商会の栗林五朔が政財界の賓客をもてなすため私財を投じて建造した[91]。「瑞泉閣」は1911年(明治44年)、当時の皇太子(後の大正天皇)の視察に備えて日本製鋼所が室蘭製作所構内に新築した迎賓館であり[92]、同館の命名を皇太子に依頼したところ、「瑞泉閣」の名を贈られた[92]。「瑞泉鍛刀所」は1918年(大正7年)に日本製鋼所が日本刀の製作技術向上と保存のために建設した[93]。「知利別会館」は1940年(昭和15年)に現在の日本製鉄が社員の交流の場や会議、来賓の宿泊施設として建設(当初の名称は知利別倶楽部)[92]。現在は迎賓館として利用している[92]。瑞泉閣と知利別会館は「我が国の近代化を支えた北海道産炭地域の歩みを物語る近代化産業遺産群」(近代化産業遺産)に認定されている[94]。また、瑞泉閣、旧三菱合資会社室蘭出張所、旧室蘭駅舎などで構成している空知・室蘭・小樽の「炭鉄港」が「日本遺産」に認定された[95]。
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室蘭観光推進連絡会議は室蘭やきとり・室蘭カレーラーメン・クロソイを「むろらん3大グルメ」と紹介している[103]。室蘭やきとりは豚肉とタマネギを串に刺し、洋からしを付けて食べるのが特徴の焼き鳥[104]。全国やきとり連絡協議会による「全国7大ご当地やきとり」の1つであり[105]、ふるさと小包にもなっている。室蘭市内のラーメン店では昔からカレーラーメンがメニューにある事が多く、これらを「室蘭カレーラーメン」として発信している[106][107]。クロソイはスズキ目メバル科メバル属の魚[108]。室蘭近海に生息しており、開港130年・市制施行80年を記念して2002年(平成14年)「室蘭市の魚」に制定。市立室蘭水族館で見学できるほか、市内の一部料理店ではクロソイ料理を提供している[109]。室蘭うずら園は北海道唯一のうずら卵生産農場であり[110]、うずら卵を使用した各種商品を販売している。
母恋駅はその駅名から母の日が近づくと「母の日記念乗車券」を販売しているほか[111]、手作り駅弁の母恋めし売店がある[112]。ボルタはボルトとナットを組み合わせた体長5cmほどの手作りボルト人形[113]。女の子版は一般公募によりナッティと名づけられた[109]。
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