コジマ
大手家電量販店 ウィキペディアから
大手家電量販店 ウィキペディアから
株式会社コジマ(英: Kojima Co.,Ltd.)は、栃木県宇都宮市に本社を置き、「コジマ×ビックカメラ」「ソフマップ×コジマ」「コジマアウトレット」の店舗名で日本国内に141店舗を展開する日本の大手家電量販店。2012年にビックカメラの子会社となった。
宇都宮本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒320-8528 栃木県宇都宮市星が丘二丁目1番8号 北緯36度34分12.5秒 東経139度52分37.8秒 |
本部所在地 |
〒171-0022 東京都豊島区西池袋3-28-13 池袋西口共同ビル8階 |
設立 |
1963年(昭和38年)8月22日 (株式会社小島電機) 創業は1955年 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 2060001001667 |
事業内容 | 家電量販店 |
代表者 | 代表取締役社長 中澤裕二 |
資本金 |
25,975百万円 (2021年8月31日現在) |
売上高 |
297,535百万円 (2021年8月期) |
営業利益 |
8,861百万円 (2021年8月期) |
純利益 |
6,302百万円 (2021年8月期) |
純資産 |
58,993百万円 (2021年8月31日現在) |
総資産 |
112,525百万円 (2021年8月31日現在) |
決算期 | 8月31日 |
主要株主 | 大株主の項を参照 |
関係する人物 | 小島勝平(創業者) |
外部リンク |
www |
1955年4月に栃木県宇都宮市において小島勝平が、個人商店の小島電気商会を創業。1963年8月に株式会社小島電機を設立して法人化している。1972年から栃木県内での多店舗化を開始し、1984年から栃木県外にも進出し、関東を中心に多店舗展開を進める。1993年1月に通称・略称であったコジマを社名に取り入れ、「北関東YKK」と呼ばれる家電量販店3社の一角として激しい競争の中で成長。1996年には東京証券取引所への上場を果たす。そして1997年にはそれまで業界1位だったベスト電器を抜いて家電量販店売上高日本一を成し遂げ、2001年に 家電量販店として初の売上高5,000億円超を達成した。1980年代末頃から、家電量販店チェーンで最大手であったことを前面に出した宣伝を展開し、以前のキャッチフレーズは「安値に挑戦」(小島電機時代)、「安値日本一への挑戦」(1990年代頃)→「安値世界一への挑戦」(2000年代頃)が使われ、ビックカメラ傘下になってからは「くらし応援」となっている。
家電量販店としての売上高に関しては、隣県の群馬県に本社のあるヤマダ電機[注釈 1]の攻勢を受け、2002年にヤマダ電機[注釈 1]に家電量販店売上高日本一の座を奪われた。また、2003年には、メイン銀行である足利銀行が経営破綻し、同社の経営にも悪影響を及ぼした。2009年3月31日の時点では、日本の全都道府県に222店舗を展開していたものの、2012年3月期決算では、日本国内の売上高は業界7位と低迷していた。かつてはM&Aを加速させている同業他社と一線を画して完全直営主義を貫き、小規模店の統廃合と大型店舗出店(スクラップアンドビルド)を行い、事業の効率化を進めていた。
その後、2012年5月11日にそれまでの独立路線を転換し、ビックカメラに対して第三者割当増資(140億円)を行い、ビックカメラがコジマの普通株式の過半数(増資後の発行済株式数の50.06%)を取得して、同社の子会社となることを発表[2][3]。同年6月26日に子会社化が完了された。コジマはこれにより、ビックカメラ支援の下で店舗のスクラップアンドビルドを行い、経営の再構築を図ることとなった。また決算期も親会社に合わせて8月決算となった。
ビックカメラグループ参入後は、創業家の小島一族が経営から退いたことで、急激にビックカメラ色を強め、ビックカメラ風の社名ロゴを導入[注釈 2]。2016年2月までに、全国の140店強のうち、90店以上を「コジマ×ビックカメラ」に転換した。また従来からの得意分野である白物家電を改めて強化した上で、均衡のとれた店舗づくりを実践していくとしている[4]。
株主名 | 株数(千株) | 持株比率(%) |
---|---|---|
株式会社ビックカメラ | 39,000 | 50.57 |
小島章利 | 2,337 | 3.03 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1,834 | 2.37 |
小島三子 | 1,809 | 2.34 |
株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1,759 | 2.28 |
有限会社ケーケーワイ | 1,540 | 1.99 |
寺崎佳子 | 1,458 | 1.89 |
佐藤由姫子 | 1,147 | 1.48 |
小島將人 | 967 | 1.25 |
小島久幸 | 862 | 1.11 |
従業員数 | 前年比 | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
---|---|---|---|
2,824(2,153) | △120(△36) | 39.68 | 15.1年 |
株数 | 内容 |
---|---|
1単元~ | 1000円分株主優待券(1,000×1枚) |
5単元~ | 3000円分株主優待券(1,000×3枚) |
10単元~ | 5000円分株主優待券(1,000×5枚) |
30単元~ | 15000円分株主優待券(1,000×15枚) |
50単元~ | 20000円分株主優待券(1,000×20枚) |
現在のコジマの本店は「コジマ×ビックカメラ宇都宮本店」2015年10月開店(旧・NEW東店を移転/居抜き出店)である。
現在の主力ブランド。後述のコジマブランドの店舗からの転換が多いが、新規出店の店舗も多数存在する。看板や内外装がビックカメラ風になっている。
2012年には、同じビックカメラグループのソフマップが神戸ハーバーランド・umieに入居していた店舗を増床した際にコジマも新たに出店し「ソフマップ×コジマ 神戸ハーバーランド店」を開店した。現在ソフマップ×コジマブランドで展開する店舗はこの1店舗のみ。「ソフマップ×コジマ 神戸ハーバーランド店」の店舗面積は、ソフマップが約3500m2、コジマが約1000m2。
生産の完了による「旧製品」と「大量一括仕入れ」とコジマネット「限定価格」になっている。現在展開している店舗は堺店1店舗のみ。
ビックカメラグループ入り後は、「コジマ×ビックカメラ」ブランド店舗の展開とともに、近隣店舗との店舗統合も並行して行っている。
かつては47都道府県すべてに店舗網を保有していたが、現在は下記20県には店舗が存在しない。いずれもビックカメラグループ入り直前の2012年4月以降、順次撤退している。
2013年3月には新業態店として香川県高松市のNEW高松店を改装し、「KojimaDirect高松」が開業。倉庫店と呼ばれるタイプの店舗で、客にはタブレット端末が渡され、商品のバーコードをスキャンしたら端末の画面に商品説明とネット価格が表示され、そのネット価格で購入できるというものであったが、僅か1年で閉店。そして、2014年5月11日のNEW松山店閉店をもって四国地方から完全撤退となった[14]。
逆に、ビックカメラグループの各社との連名での出店は強化しており、2012年(平成24年)11月21日には、兵庫県神戸市にソフマップとの共同出店で「ソフマップ×コジマ神戸ハーバーランド店」を開店した他、2013年(平成25年)6月8日には、福岡県北九州市に既存のコジマ店舗を改装し、ビックカメラとの共同出店で「コジマ×ビックカメラ小倉店」を開店した。
コジマブランドにおいて多数存在していた「NEW」を冠する店舗は当初、規模の大きな店につけられる名称であった[注釈 7]。看板は、ネオン管を用いていたが、2000年代後半以降はネオン管のような雰囲気を残しつつも外部の電球により照らす方式をとっていた。2013年から2022年にかけて順次「コジマ×ビックカメラ」ブランドに転換され、最後までコジマ形態で残っていたNEW甲府店も2022年11月26日のリニューアルをもって消滅した[15]。
「コジマ×ビックカメラ」に限らず、新規店舗の看板は、ビックカメラのコーポレートカラーである赤を基調とし、ロゴもビックカメラ風のものを採用。それまで採用されてきた、太陽をモチーフとした「コジ坊」のネオンサインは使用されなくなってきている(ポイントカードである「コジマお客様カード」など、システム上完全に統一されていないものは残されているものもある[16][17]。ポイントカード自体は、ビックカメラの店舗でも貯める・使う・店頭での相互交換は可能となったが、カードそのものは、ビックカメラのカードであれば一部のポイント体系を除いて相互使用・交換などが可能なソフマップ発行分も含め3本建てで、発行主体についてはグループ内で統一されていない)[16][17][18]。
2011年から2012年までの期間限定でコラボレーションを実施。2011年春には『海賊戦隊ゴーカイジャー』、2011年秋には『メタルファイト ベイブレード4D』、2012年春には『特命戦隊ゴーバスターズ』、2012年秋には『メタルファイト ベイブレード ZEROG』とのタイアップキャンペーンを行っていた。
2003年6月3日より、個人向けポイントサービス付のカード「コジマお客様カード」を導入、2006年7月8日に法人向けに「法人コジマお客様カード」の発行を開始し、2008年10月にはポイント制度をより強化すると発表、実行した。発行開始時には、個人向けのカードは白、法人向けのカードは濃い水色であったが、法人向けの水色のカードは2014年頃に発行終了し、白いカードも2016年より順次名称を「コジマポイントカード」に変更し、デザインも「ビックカメラポイントカード」のデザイン変更に併せてシルバーのカードの発行を開始した(従来の「コジマお客様カード」もそのまま使用出来る)。顧客の商品購入履歴を記録して、予測される修理・部品の手配を迅速に行うことを目的としている。コジマの全店舗と「コジマネット」並びにグループ企業の「ビックカメラ」「ソフマップ」の全店舗(ネット通販では利用不可)で利用可能。後に、「アクティブ65倶楽部」の名称で、65歳以上の顧客が利用可能なゴールドのカードも発行開始され、通常のポイントに2%上乗せされるサービスを開始している(上乗せは、コジマ運営店舗のみ対象)。従来のカード利用者もデータ移行を行う形で切替発行可能[19]。
2017年6月には、ポイントカードの機能に加えクレジットカード(イオン銀行発行、国際ブランドはJCBまたはMasterCard付帯。プロセシングはイオンフィナンシャルサービス(旧・イオンクレジットサービス)、WAON[注釈 8]の機能を備えた「コジマ×ビックカメラカード」を発行開始した[20]。
なお、ビックカメラ傘下に入る前以前から発行しているクレジットカードであるコジマカード(オリコ発行)は2018年に「コジマクレジット&ポイントカード」にリニューアルされ継続して発行されている。リニューアル前にはジャックス・セディナとの提携カードもあったがこちらは2018年11月30日をもって新規発行終了。[21]セディナ提携カードについては、提携終了に伴い2023年9月30日を持って取扱終了している。リニューアル後はコジマカード時代になかったコジマのポイント機能を搭載されている。またコジマ×ビックカメラカードとは分割払いの金利優待で差別化されていたが、2022年5月1日より「無金利分割払い」に限りコジマ×ビックカメラカード既加入者も利用出来る様になった。
2017年には、Pontaを導入した。こちらは、税込200円で1ポイント付与され、たまっているポイントの使用も可能(1ポイント=1円)。ただし、上記の「コジマポイントカード」との双方のポイント付与ならびに両ポイント同時支払は不可となるため、いずれか一方のみ選択する形となる(「付与はコジマ/Pontaポイント支払」や「付与はPonta/コジマポイント支払」は可能)。また、特別ポイントは付与されず、長期保証の加入や購入記録を残したい場合には、コジマ・ビックカメラ・ソフマップの何れかのポイントカードが必要になる。また、コジマではPontaカードの新規発行はしていない。
現金・J-デビット、電子マネー(一部を除く)、コジマ×ビックカメラカード、ビックカメラSuicaカード、ビックカメラJ-WESTカード、BIC CAMERA JQ SUGOCA / 同エクスプレス、ビック買取マネーの場合、基本1%の還元であるが、「コジマ×ビックカメラカード」「ビックカメラSuicaカード」「ビックカメラJ-WESTカード」「BIC CAMERA JQ SUGOCA / 同エクスプレス」以外のクレジットカード(VISAデビット・JCBデビット等のブランドデビットやau PAY プリペイドカード含む)、iD、QUICPay、専用商品券、ギフト券で支払いをした場合、2%減算(現金時2%or1%の場合には一律0.5%付与)となり、ショッピングクレジット(コジマカードを申込したが、カード否決でショッピングクレジットに切り替えた場合も含む)の場合には、現金時1%以上の場合には一律0.5%還元となる。開始当初は0.8%だった。蓄積されたポイントはレジにて確認することができる。
複数枚カードの所有は可能だが、同一名義人のカードであれば、店舗にて所定の手続きを経る事により1枚にまとめることが出来る(コジマポイントカード導入後は、コジマのホームページ上のログインサイトから併合可能で、この場合は、原則、最後に登録した番号のカードが生きるカードとなる)。また、「コジマ×ビックカメラ」店舗では、キャンペーンや購入する商品などにより加算率が異なる場合もある。ポイント有効期限は最後の利用から1年である(なお、ビックポイントカードをコジマ運営店舗で利用した場合も、2年間有効となっている。コジマポイントカードをビックカメラ直営店舗で利用した場合は、1年間有効)。
なお、コジマ店舗全店でビックポイントをコジマポイントへ移行すること、逆にコジマポイントをビックポイントへ移行することが可能である。[16][17]。もちろんコジマポイントをソフマップポイントへ移行することとソフマップポイントをコジマポイントへ移行することも可能である。[16][17][18]。 尚、ビックカメラグループの通販サイト「コジマネット」「ビックカメラ.com」「ソフマップ.com」の会員で、かつ保有ポイントカードを「店舗・ネット共通利用」の登録をしている場合には、ポイントを移行させたい先の「お客様ページ」内にてポイント移行ができる。その場合には、両サイト・両ポイントカードのお客様情報が合致していないと移行できない。
エアコン、テレビ、冷蔵庫など商品限定ではあるが5年ないしは10年間の長期保険がある。故障ならびに火災、落雷による損傷が対象になり、購入金額に対して1年目100%、2年目80%、3年目70%、4年目60%、5年目50%、6年目以降は30%までで、修理金額の累計が購入金額に達するまで保証が受けられる。当初は1回限りの修理代金補助であった。
2000年代以降は、商品金額の5%を追加で払えば保険をつけることができる商品が追加されている。ただし購入日からの年から計算した1回毎の上限金額を超えた場合、超えた金額を自己負担する場合がある。また、パソコンに関しては長期保険も別のタイプが用意されており、故障ならびに火災、落雷に対応しているのは変わらないが、1年目100%、2年目50%、3年目40%、4年目30%、5年目20%となっている。こちらは10万円以上の商品が対象で、掛け金が購入金額の5%となっている。その他にパソコンには無料保険も存在し、10万円以上のパソコンが対象となるが、対象金額のパソコン購入時に必ずついてくるものであり、保証金額は5%の掛け金を使っているものと変わらないが、1回限りしか使えないのと、免責金が3万円かかる形になっている。
2015年10月現在は、パソコン・パソコン以外共に親会社のビックカメラ同様の保証内容になっており[22]、保証金額の減額なし・期間中であれば何度でも対応するように改善されている。新品購入時の全損保証にも別途対応する。 当初は盗難まで対象であったが、不正利用対策をしていなかったため大幅な赤字となり対象外となった。
かつて、お客様サービスの一環として設置されていた赤い端末だが、現在は撤去済み。名称は社内公募され決定した。機能は、修理品追跡サービス、来店クーポン発券等である。バーコード読み取り器にカードを読ませると当日のみ有効のクーポン券が発券される。当初は値引きクーポンであった。名前を変えつつ最後はポイント進呈クーポンに変わった。
抽選により50円から4,000円分が発券される。100ポイント券の場合、お客様カード提示とクーポン券を出し3,000円以上購入するとポイントが加算される。過去にはクーポン最低金額が10円だったり、ポイントプレゼント最低購入金額が1,000円から3,000円に変わるなど何度か改定が行われていた。
コジマのキャラクターである「コジ坊」や「マコちゃん」のキャラクターキーホルダー、湯のみ、マグカップ、雨傘、ストラップ、リモコン抱っこぬいぐるみ等といったグッズやコジ坊オリジナルうまい棒といったお菓子まで多数存在するが配布期間が過ぎると手に入りにくい。過去にはかなりの頻度で提供していた。
2007年12月5日、環境省より、全国で約372万台引き取った廃家電のうち、76,745台の廃家電が製造業者等に引き渡されていなかったとして勧告を受けている[23]。
2008年6月19日、同社NEW茨木店(大阪府茨木市)が、東芝系列の販売会社から派遣された販売員(ヘルパー)に対し、雇用関係が無いにもかかわらず、直接指示・命令して店舗で販売行為などをさせたとして、大阪労働局から職業安定法に基づく是正指導を受けた[24]。ヘルパーを事実上、自社の従業員のように使い、人件費削減につなげていた。過去には、ミドリ電化やヤマダ電機[注釈 1]でも同様な事態が発覚し、京都労働局と大阪労働局から、それぞれ是正指導と立入調査を受けている。
2010年9月16日、北海道内の店舗にて、実際は5年間の期間中に一度しか受けられない長期保証を「何度でも使える!長期保険証無料進呈!」と表示した上、通常の販売価格より数千円高い価格を表示した後に値引きを行うことで、消費者に値下げ幅を過大に認識させていたとして、北海道より景品表示法違反(有利誤認)に基づく指示を受けている。
※コジマのパソコン購入後、1年以内といえども故障した場合、そのパソコンと共に3万円を提出し、見積もりが5万円となった場合、さらに2万円を追加支払することとしていた。
実際のコジマ無料保証は、パソコン以外の保険対象商品は何度でも無償で使えるが、パソコンは一度限りの保証である[25]。
この節の加筆が望まれています。 |
コジマのシンボルである笑顔の太陽のマークは栃木県外への進出を推進していた1985年7月より看板などに採用されていたが、店舗看板については2022年11月に最後まで残っていたコジマNEW甲府店の看板が工事に入り、完全に姿を消した[15][注釈 9]。2013年のビックカメラグループ入り後は「コジマ×ビックカメラ」の看板へ転換される中で、山口宇部空港店のようにマークはそのままに、色だけを変更しコジマ×ビックカメラのロゴマークを併用するケース(後にコジマ×ビックカメラの看板へ交換)や、伊勢原店(2021年10月31日閉店)のように店舗名としてはコジマ×ビックカメラであるが、店舗外観は従来のコジマのままといったケースも見られた。しかし太陽マークは現在もコジマの正式なシンボルマークとして位置づけられており、公式HPのドメイン画像などに使用されている。
1989年よりこの太陽マークをモチーフにしたキャラクター「安値ボーヤ」がcmやチラシなどで登場するようになった。この「安値ボーヤ」が後の「コジ坊」である。このコジ坊はチラシ・グッズにプリントされていたり、着ぐるみが各地の店舗やイベントに登場したりしている。ビックカメラグループ入り後も活躍中で2015年には創業60周年を記念してリニューアルされた。このリニューアルの際に「従業員の立場から接客や商品説明ができる・コジマの中堅社員」という設定が追加された。また、ご当地コジ坊も制作された。2015年から2020年までゆるキャラグランプリにも参加していた。コジ坊のガールフレンドに「マコちゃん」というキャラクターが存在したが2015年以降はグッズなどには登場せず、店舗からも改装などの際に姿を消している。
太陽マークの由来は「いつでもお客様に明るさと暖かさを提供し続けていきたい」という創業当時の精神を込めた物としており、創業者の小島夫妻がドライブの際に着想を得て、太陽のデザインを社内公募した上でイメージを絞り込み、はちきれんばかりの笑顔とウインク顔の2パターンを最終候補に選定した。はちきれんばかりの笑顔のデザインは口を大きくして笑顔を強調し、角度をつけ「商人は鼻を高くしてはいけない」として鼻をオミットするといった小島の意見を踏まえた改良を行っており、当初はウインク顔と並行使用していたもののウインク顔は短期間で用いられなくなった[26][27]。
ビックカメラグループ入りした現在は、TVCMに関してはビックカメラとの共同制作となっており、基本的にTVCMでは共通の映像が用いられている(ただし、「店舗ブランドの表記」、店舗の「ビックカメラ」「コジマ」のロゴ・テーマソング・サウンドロゴはそれぞれ異なる。商品は基本的に共通だが、一部差し替えもある)。
ラジオCMは創業地の栃木放送およびRADIO BERRYのほかTOKYO FMの土曜日と日曜日の時報前の5秒スポットCMなどがある。時報前の5秒CMは過去にFM大阪とKiss-FM KOBEでもやっていた。5秒CMはテーマソングの「コ~ジマ!♪」のこの部分がそのままサウンドロゴとしているこの部分と一言のみのPRする部分で構成されている。TOKYO FMとFM大阪は過去に朝の時間帯にスポンサー番組を持っていたことが縁で、以前はそのスポンサー番組の金曜日にインフォマーシャルも放送されていた。1993年ごろのフラッシュニュースのスポンサーにもなっていた。
テレビCMは、まだ関東など限られた地域で展開していた時代に全国ネットで放送されていたアニメ『おぼっちゃまくん』(テレビ朝日)のスポンサーをしていた。
一時はプロバイダ事業として「コジマネット」を運営していたが、現在はECサイトを兼ねる公式サイトで同名称を使用している。「ビックカメラ.com」とは完全に独立しており関連性はない。
Facebookページも展開しており、看板では使用されなくなってきている太陽マーク「コジ坊」を逆にフィーチャーした構成となっている。
この他、正式なCMキャラクターではないが、2012年12月28日に放送された『うわっ!ダマされた大賞』(日本テレビ)にて、コジマのCMにお笑いタレントの児嶋一哉(こじま かずや)をCMキャラクターとして起用するというドッキリが行われた。撮影したCMは番組内で実際に放送された。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.