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横浜市の再開発地区 ウィキペディアから
横浜みなとみらい21(よこはまみなとみらい21、Minato Mirai 21)は、神奈川県横浜市の西区と中区にまたがり[注 1]、横浜港に面しているウォーターフロントの再開発地域である。1983年度から現在にかけて整備が進められている計画都市でもある。略称は「みなとみらい21」、「みなとみらい」、「MM21」など。都市景観100選受賞地区。
1989年の横浜博覧会 (YES'89) 以降、当該地区の開発が本格化し[3]、首都圏の新都心として、さいたま新都心(埼玉県さいたま市)と幕張新都心(千葉県千葉市)に並び重点的に整備された[4]。当地区全域は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである横浜都心に指定されている[5]。
1980年代に再開発が行われる以前、当地には三菱重工業横浜造船所、国鉄高島線(貨物支線)の東横浜駅および高島駅・高島ヤード(操車場)、高島埠頭、新港埠頭などの広大な港湾・業務関連施設が広がっており[6][7][8]、横浜市の中心部に位置しているにもかかわらず一般の観光客が気軽に立ち寄れるような場所ではなかった。そのため、横浜港開港以来の中心市街地である関内(中区)と、巨大ターミナル駅で市内随一の繁華街である横浜駅一帯(西区)の2つの横浜都心(ツインコア)は長らく分断された状態が続いていた。そういった経緯から、それまでの港湾・業務施設の機能を他所に移転させ、横浜都心部の一体化と都市機能の強化を目指したウォーターフロント都市再開発として計画・建設された。
飛鳥田一雄が横浜市長に当選した1963年当時、「横浜の五重苦[9]」と呼ばれた関東大震災、昭和恐慌、太平洋戦争による横浜大空襲、GHQによる占領と市内都心部の接収[注 2]、および人口急増によるスプロール現象を克服することが地域としての大きな課題となっていた。そのため1965年に横浜市六大事業が提案され、都心部強化として三菱重工業横浜造船所、国鉄高島線の東横浜駅(貨物駅)・高島ヤード(操車場)、高島埠頭、新港埠頭の一帯を再整備し横浜駅周辺と関内・伊勢佐木町という2つに分断された横浜都心部を一体化させる「都心部強化事業」として、就業人口19万人・居住人口1万人を目標とした事業計画が打ち出された。以降、オイルショックをはじめとする経済情勢の影響などにより計画はしばらく進行していなかったが、1979年に細郷道一横浜市長の下で「横浜市都心臨海部総合整備計画」基本構想が発表され、三菱重工業横浜造船所等の移転完了とともに1983年に「みなとみらい21」事業としてようやく着工に至った(事業名および街の名称の決定については後節「#街の名称について」を参照)。なお、この時点では高島ヤード周辺の開発の目処が立っていなかったため、横浜駅側からではなく、前述の造船所跡が広がる桜木町駅側から開発を進めていくことになった[10]。
また、首都圏は東京23区(特に都心3区)の都市機能の集積が大きいため、横浜市は自治体として日本一の人口を擁するものの東京の衛星都市・ベッドタウンとしての側面が強く、横浜市から東京への通勤・通学者数が多いことから横浜市の昼夜間人口比率は常に100を下回り続けてきた。このような東京都心一極集中から首都圏での展都という趨勢の中で、みなとみらい計画は神奈川県および横浜市の経済拠点として首都圏経済を牽引する役割の分担により東京都心の負荷を軽減し、さらには市内経済を活性化するため、企業法人本社機能や事業所等の立地促進、企業法人の集積の波及として起こる中小企業の活性化や新規起業者の増加などを目指している。具体的には日産自動車やいすゞ自動車、京浜急行電鉄といった大企業の東京からの本社移転や、富士フイルム、ソニー、資生堂、村田製作所、韓国のLGなどの研究開発施設(R&Dセンター)の誘致に成功し、横浜市の業務機能(オフィスビル)・就業人口の拡大に寄与した。
このように、本計画は横浜市において2つに分断された都心部を一体化させることで都市機能を充実し、昼間人口や就業人口を増やすことで市内経済の活性化を目指し、地域社会の成長を目指した施策である。
当地区の細かい区分として、横浜ランドマークタワーや日産自動車グローバル本社などがありオフィスビル開発を推進する「中央地区」と、横浜赤レンガ倉庫やよこはまコスモワールド[注 3]などがある「新港地区」、横浜新都市ビル(そごう横浜店)や横浜スカイビルがある68街区の「横浜駅東口地区」(出島地区)に分けられる[11][12]。当地区全体の面積は約1.86km2(約186ha)、そのうち埋め立て部は約0.76km2(約76ha)である[13]。また、2014年度に策定された「横浜市都心臨海部再生マスタープラン」では「みなとみらい21地区」として、都心臨海部五地区のうちの一つに指定されている[14]。さらに当地区全体は「横浜都心・臨海地域」の一部として都市再生特別措置法による都市再生緊急整備地域に指定されており[注 4]、そのうち中央地区(臨港パークや日本丸メモリアルパークなど一部除く)は特定都市再生緊急整備地域にも指定されている[15][16]。
当地区の整備は、あらかじめ決められた基本的方針によって計画的に行われており、「21世紀にふさわしい未来型都市」を目指して開発が進められている。電線・電話線(光ファイバー)は共同溝により上下水道などとともに埋設され、さらに共同溝によるごみ集積(廃棄物管路収集[17]、2017年度末に廃止[注 5][18][19][20])、地域冷暖房(みなとみらい21熱供給が運営)を導入しており、省エネにも配慮している[21]。すべての幹線道路の歩道には街路樹が植えられ(後述)、建設される建物は白を基調[22](新港地区は茶色系統[23])とし統一感を持たせている[24][25]。
また、災害・非常時の対策として臨港パーク、高島中央公園、ヨーヨー広場、カップヌードルミュージアムパーク(新港パーク)の地下に災害用地下給水タンク(4基あわせて約4,500m3 [注 6]、50万人分の飲料水3日分を貯水)が設置されている[12][26][27]。この他、中央地区の大部分は埋立地[6]であるが液状化対策として、造成時に粒径が異なる土砂を使用したり、地中では各種地盤改良も施されている[27][28][注 7]。さらに津波対策として中央地区では護岸の高さが標高2.7 - 3.1m、宅地の高さが標高3.1 - 5.0mに設定されている[29][注 8]など、当初より災害に強い街づくりが行われている[25][27]。
当地区の中核には、高さ296mで建設当時日本一高いビルであった横浜ランドマークタワーがある(現在は3番目)。このビルを頂点として、海側に向かって建物の高さが段々と低くなるスカイラインが形成されている[31]。ランドマークタワー横の「ドックヤードガーデン」は造船所で実際にドックとして使われていたもので、1997年(平成9年)12月に国の重要文化財に指定されている(指定名:旧横浜船渠株式会社第二号船渠)。また、1911年(明治44年)と1913年(大正2年)にそれぞれ竣工した新港地区の横浜赤レンガ倉庫(1号館・2号館)は5年以上かけて修復工事および周辺の整備が行われ、2002年に「赤レンガパーク」としてオープンし、現在では横浜を代表する観光地となっている。
当地区の道路は、「みなとみらい大通り」「国際大通り」の2本の大通り(主要幹線道路)[注 9]と、それらを結ぶ「さくら通り」「けやき通り」「いちょう通り」「すずかけ通り」「とちのき通り[注 10]」(幹線道路)で構成されている[12]。これらの通りにはそれぞれ四季を代表する種類の異なった街路樹が植えられており、みなとみらい大通りがクスノキ、さくら通りがソメイヨシノ、けやき通りがケヤキ、いちょう通りがイチョウ、すずかけ通りがプラタナス、とちのき通りがベニバナトチノキとなっている(みなとみらい大通りを除き、通りの呼び名は街路樹の種類に因む)[34]。また道路とは別に歩行者専用通路として、クイーン軸・グランモール軸・キング軸(整備中)という三つの軸が整備されている(詳細は後節)。一方、横浜港を周回する「臨港幹線道路」の一部として、山内埠頭(コットンハーバー)方面へ至る連絡橋(みなとみらい橋、コットン大橋)が予定より大幅に遅れて2008年12月に開通しており、同道路の国際大通り地下部分に当たる整備計画では、みなとみらい橋手前から横浜ワールドポーターズ付近までの延長約1.3kmのトンネルが長期供用延期[注 11]の末、2013年3月に「みなとみらいトンネル」としてようやく開通に至った[35][36][37]。この他に今後整備予定の道路として、みなとみらい大通り(栄本町線)の橋で帷子川下流・港湾上に架かるみなとみらい大橋と、そごうやスカイビルが建設されている68街区の横浜駅東口地区(出島地区)を結ぶ「栄本町線支線1号」の計画がある[38][39]。
公共交通機関では2004年に横浜高速鉄道みなとみらい線が開業し、当地区内にも新高島駅とみなとみらい駅が設置された[40]。さらに新しい交通システムとして、2020年7月に横浜市が当地区内を経由する連節バス「ベイサイドブルー」の運行を開始している[41]ほか、LRT(次世代型路面電車システム)の導入検討[14][42]や索道(ロープウェイなど)による複数の空中交通構想[注 12]も浮上している[43][44][45][46]。なお、索道のうちコスモワールドを運営する泉陽興業による桜木町駅前から運河パーク(横浜ワールドポーターズ前)まで汽車道沿いの南側(北仲通地区寄り)を通るロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」は、2021年4月に開業している(設置・運営など事業に関する費用を同社が全額負担するため横浜市の公費負担はなし)[47][48][49][50][51][52]。
当初は2000年頃までに街全体の完成を目指していたが、バブル崩壊の影響などにより計画は延期されている[53][54]。2000年代より、中田宏横浜市長や松沢成文神奈川県知事の積極的な企業誘致とともに、横浜市では企業立地促進条例が制定され、神奈川県もインベスト神奈川を策定し、市税の減額や助成金など企業の負担を軽減する措置によって優良な企業立地環境の整備を行っている。2008年末のリーマン・ショックに端を発する世界的な景気後退の影響を受け、いくつかのオフィスビル建設計画では中止・延期等もあったが、後任の林文子横浜市長は引き続き企業誘致に向けたトップセールスを行い、上場企業の本社機能立地が着実に進んでおり、さらに2010年代半ば以降は研究開発拠点や音楽施設の集積なども進んでいる[55][56][57]。
この他、2010年には横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)でアジア太平洋経済協力首脳会議 (APEC) が開催されたが、コンベンション機能を拡張するため2020年に向けて新展示場「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター」(パシフィコ横浜ノース)が整備され、国際会議の誘致などMICE市場に注力している[58]。また、新港地区では新たな客船ターミナル複合施設「横浜ハンマーヘッド」(新港ふ頭客船ターミナル)が整備され、クルーズ客船の誘致にも力を入れている[59]。
当地区は現在も事業中であり、2024年4月時点の事業進捗率は約98.6%、暫定利用施設を除く本格利用が決定している土地(建設中・計画中含む)の割合は約93.4%となっている[60][61]。近年では、これまで一定期間で打ち切っていた開発事業者の公募を継続して行うようにしたり、横浜市の指定地域における環境アセスメントの緩和(条例改正)などにより開発条件の柔軟性と共に、経済状況に左右されがちだった当地区の開発にスピード性を持たせている。街づくりとしては業務、集合住宅、商業、観光などの用途で集積が進み最終段階に入りつつある。2023年12月時点の就業人口は約13万4,000人(前年比約3千人増)と増加傾向にある[62]。さらに首都圏における観光地・行楽地としての人気も高く、2024年の年間来街者数は約7,730万人(前年比約1,050万人増)[60][63]とコロナ禍前の水準(2019年の約8,340万人[64][注 13])近くまで急速に回復している。一方、当地区内の人口も2017年12月時点時点で8,500人に上っており[66]、今後も児童数の増加が見込まれることから、地区内に横浜市立みなとみらい本町小学校(同本町小学校から分離新設)[67]を2018年に期間限定開校している[注 14][71][72]。
以下はみなとみらい地区内において、一度は計画されながら何らかの理由により中止となった開発計画である。
※「キング軸」、「クイーン軸」、「グランモール軸」の3つの歩行者動線については、後節の「#ペデストリアン軸(歩行者動線)」を参照。
各街区の位置・詳細情報は、横浜市都市整備局の「みなとみらい21街区開発状況」および「開発状況図(当地区事業概要ページの“最近の状況:街区開発”内を参照)」[11]を参照。また、中央地区における各街区の高さ制限等については同局サイト内の「みなとみらい21中央地区地区計画」および「計画図 (PDF) 」、あるいはみなとみらいエリアマネジメント公式サイト内の「中央地区の街づくり」を参照。
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
1街区 | 横浜海上防災基地(海上保安庁第三管区海上保安本部)
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陸上施設:1995年4月供用 海上施設:1996年3月供用 | |
2街区 | 横浜赤レンガ倉庫 (2007年に近代化産業遺産認定)
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2002年4月開業(文化・商業施設) (2022年12月リニューアル開業予定) | |
赤レンガパーク | 2002年4月開園 | ||
ピア赤レンガ桟橋(船乗り場/シーバス乗り場) | 2004年3月供用 | ||
3街区 | 象の鼻パーク
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2009年6月開園 | |
4街区 | MARINE & WALK YOKOHAMA (マリン アンド ウォーク ヨコハマ)[109][307][308][309] (事業者:三菱商事都市開発/施工:鹿島建設) 2階建て(結婚式場は5階建て)の低層分棟方式・ライフスタイル提案型の商業施設として計画され、2016年3月4日に開業。
(過去:開発が行われる以前は新港地区第4街区臨時駐車場 (一般車・バス) となっていた) |
2014年11月着工[311] 2016年3月開業[307] | |
5街区 | ハンマーヘッドパーク[12][144]
(下記客船施設ともデッキで接続[144]) |
2020年8月開園 | |
6-1街区 | 横浜ハンマーヘッド(YOKOHAMA HAMMERHEAD/客船ターミナル複合施設)[141][144][312][313] 〈YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT (ヨコハマ ハンマーヘッド プロジェクト)〉[313]
(当施設への動線および臨海部の回遊性向上を目的として、新港サークルウォークから当施設まで接続する歩行者デッキ「ハンマーヘッドウォーク」を整備し2024年3月開通[316]) |
2018年6月着工[313] 2019年10月開業[143][144] (定期借地権を設定[142]) | |
新港ふ頭さん橋(船乗り場/シーバス乗り場) | 2020年9月供用 (シーバス:2022年4月定期航路開始) | ||
6-2街区 | 暫定駐車場/緑地化予定[12] (新港ふ頭客船ターミナルの駐車場・車両待機場として一時利用する方針) |
暫定施設 (客船ターミナル関連一時利用) | |
7街区 | 暫定駐車場/緑地兼駐車場整備予定(国際大通りを挟み新港中央広場の拡張[318])[12][319][320] (新港ふ頭客船ターミナルの駐車場・寄港時バス待機場として、敷地の一部を一時利用する方針)
(開国博Y150では「トゥモローパーク」の会場となった) |
暫定施設 (客船ターミナル関連一時利用) | |
8街区 | 新港中央広場(汽車道と赤レンガ倉庫を結ぶ公共緑地広場)[12]
(上記客船ターミナルへの動線および臨海部の回遊性向上を目的として、当街区付近に新港サークルウォークのエスカレーターを設置〈2020年度整備〉している[52][322][323]) |
2005年6月開園 | |
9街区 | よこはま新港合同庁舎(管轄:国土交通省関東地方整備局) 〈国の出先機関(15機関)[注 28]を集約した新たな合同庁舎[185][186][324][325][326]〉 現在は国の機関が横浜地方合同庁舎(既存)や横浜第二港湾合同庁舎など市内の建物に分散しているが、建物の老朽化に加え執務スペース不足などの課題もあることから当地への移転集約が計画されている[185][186][324][325][326]。
(過去:横浜税関新港分関庁舎および横浜第一港湾合同庁舎の建物があった) |
2020年9月着工[328][329][330] (2021年2月本着工) 2023年3月竣工[328][329][330] (同年5月開業[340]) [注 32] | |
10街区 | カップヌードルミュージアムパーク(旧名称:新港パーク)[注 25]
(国際橋より海側〈ぷかりさん橋手前 (18街区) との間〉に新たな人道橋「女神橋」を2020年度に架橋[144][323][341][342][343][344]) |
2001年4月開園 | |
11-1街区 | JICA横浜(横浜センター〈旧:横浜国際センター〉/赤レンガ国際館)[345]
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2002年12月開設 | |
11-2街区 | 安藤百福発明記念館 横浜(カップヌードルミュージアム 横浜) (事業者:日清食品ホールディングス) |
2011年9月開業 | |
グランドオリエンタルみなとみらい (大型チャペルなどブライダル関連複合施設、事業者:ブライダル・プロデュース)[291][292] |
2013年11月開業 | ||
Audi みなとみらい (カフェ併設の自動車ショールーム等関連施設、事業者:アウディジャパン) |
2013年8月開業 | ||
11-3街区 | 横浜みなとみらい万葉倶楽部(日帰り温泉・宿泊施設) | 2005年6月開業 | |
12,14街区 | 横浜ワールドポーターズ
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1999年9月開業 | |
13街区 | ナビオス横浜(横浜国際船員センター) | 1999年10月開業 | |
15街区 | よこはまコスモワールド
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1999年3月開園(15街区側) 暫定施設[340][11][12] (所有:横浜市) | |
16街区 | アニヴェルセル みなとみらい横浜 (ブライダル関連施設、事業者:アニヴェルセル)
(景観問題により、外観や高さなどの変更が行われた[350][351]) |
2014年2月開業[353] (30年間の定期借地[88]) (所有:横浜市) | |
17街区 | 運河パーク/プロムナード「汽車道」
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汽車道:1997年7月開通 運河パーク:1999年9月開園 |
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
18,22街区 | 横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)
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1988年12月着工 会議センター:1991年7月開業 ホテル:同年8月開業 展示ホール:同年10月開業 国立大ホール:1994年4月開業 | |
ぷかりさん橋
(2018年、「よこはま・みなとみらい海の駅」として海の駅に認定[354]) |
1991年11月供用 | ||
19街区 | 臨港パーク | 1989年3月開園 (一部供用開始) | |
20街区 | 横浜みなとみらい国際コンベンションセンター(パシフィコ横浜ノース〈新展示場〉)[157][158][159][333][357] 〈みなとみらい21中央地区20街区MICE施設整備事業〉 稼働率が限界に近づいているパシフィコ横浜の拡張およびMICE機能[注 24]を拡充するため、新たなコンベンション施設(新展示場)をパシフィコ横浜の隣接地である20街区に開発(※パシフィコ横浜とはペデストリアンデッキで接続し、一体的に運用される)[358]。2020年4月に開業[357]。 |
2017年8月着工[361] 2020年4月開業 (所有:横浜市) | |
会員制リゾートホテル「横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」 / 一般高級ホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」
新展示場の隣接地(同街区内)には、リゾートトラストが会員制リゾートホテル「横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」および一般高級ホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」(ハワイ州オアフ島のホテルブランド「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」の世界展開第一号)を開発。2020年9月に開業[362][363]。 |
2017年9月着工[364] 2020年4月竣工 (同年9月開業) (所有:横浜市) | ||
21街区 | 内貿バース(耐震バース・耐震強化岸壁)
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大規模災害発生時に緊急物資や被災者の海上輸送基地として利用 | |
23街区 | よこはまコスモワールド (コスモワールドの当街区敷地にて、日本丸メモリアルパークの拡張計画あり) |
1990年8月開園(23街区側) (1999年3月リニューアル再開園) 暫定施設 (所有:横浜市) | |
日本丸メモリアルパーク | 1985年4月開園 (一部供用開始) <横浜みなと博物館> 1989年3月開館(横浜博覧会開幕時) 2009年4月現名称で再開館 (2022年6月リニューアル開館) | ||
24街区 | クイーンズスクエア横浜 | クイーンモール(低層部メインストリート) | 1997年7月供用 |
クイーンズサークル(建物内1階、イベントフロア) | |||
クイーンズパーク(クイーンズスクエア前広場) | |||
ショッピングフロア | 2017年10月開業 ([アット!]:1997年7月開業) (よこはま東急百貨店:同年9月開業) | ||
クイーンズタワーA
(地上36階・地下5階、高さ約172m[367])
|
1997年7月開業 | ||
クイーンズタワーB
(地上28階・地下5階、高さ約138m[367])
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クイーンズタワーC
(地上21階・地下5階、高さ約109m[367]) | |||
横浜ベイホテル東急(旧名称:パン パシフィックホテル横浜) | 1997年8月開業 | ||
横浜みなとみらいホール(建物内1階) | 1998年6月開館 (2022年10月リニューアル開館) | ||
みなとみらいギャラリー(建物内2階) | |||
みなとみらい駅(建物内地下3階で直結) | 2004年2月開業 | ||
地域冷暖房システム第2プラント(クイーンズタワーA地下4-5階、事業者:みなとみらい21熱供給) | 1997年6月竣工 | ||
25街区 | 横浜ランドマーク | 横浜ランドマークタワー
(事業者:三菱地所)
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1990年3月着工 1993年7月開業 (ホテル:同年9月開業) |
ランドマークプラザ(ショッピングモール)
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1993年7月開業 | ||
ドックヤードガーデン(重要文化財:旧横浜船渠株式会社第二号船渠、1997年指定) | 1993年7月供用 | ||
三菱地所のレジデンスクラブラウンジ「みなとみらいイベントスクエア」[368]
(ランドマークタワー二期棟建設予定地[114][115][304][371]) |
暫定施設 (所有:三菱地所[114][304]) (ランドマークタワー二期棟の開発時期等詳細については不明) |
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
26街区 | クロスゲート (CROSS GATE)
(地上25階・地下2階、高さ約100m[372]) |
1998年4月着工 2000年10月開業 | |
27街区 | 横浜桜木郵便局 | 1997年4月移転開局 | |
富士ソフト本社ビル
(地上21階・地下2階、高さ約105m[372]) |
2004年4月開業 | ||
28街区 | ヒューリックみなとみらい(旧名称:TOCみなとみらい〈2017年12月に改称〉)[230] (事業者:テーオーシー)
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2007年9月着工 2010年3月開業 | |
29街区 | 県民共済プラザビル(神奈川県民共済生活協同組合の本部を設置)
(地上14階・地下2階、高さ約70m[372])
|
2004年3月開業 | |
30街区 | 横浜銀行本店ビル
(地上28階・地下3階、高さ約152m[372]) |
1990年12月着工 1993年9月開業 | |
日石横浜ビル
(地上30階・地下2階、高さ約133m[372]) |
1994年7月着工 1997年7月開業 | ||
31街区 | みなとみらい21クリーンセンター | 1988年4月着工 1991年5月開業 | |
みなとみらい21熱供給
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1989年2月竣工 同年4月熱供給開始 |
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
32街区 | けいゆう病院/ (別棟:けいゆうみらい館) |
1996年1月移転開院 | |
神奈川県警みなとみらい分庁舎
(国際大通り側に神奈川県警みなとみらい分庁舎が使用する暫定駐車場あり[11]) |
2000年3月開庁 | ||
オーシャンゲートみなとみらい(事務所棟)・ブランズタワーみなとみらい(集合住宅棟)からなる高層複合施設[121][122][123][注 33] (事業者:東急不動産/設計・施工:清水建設)
(UR都市機構が2013年3月25日に行った入札で同社が落札、土地を取得)[385] |
<ブランズタワーみなとみらい> 2014年10月着工[386] 2017年1月竣工[122] <オーシャンゲートみなとみらい> 2015年10月着工 2017年7月竣工[387] (同年12月開業) | ||
33街区 | みなとみらいビジネススクエア(オフィスビル・低層部商業施設)
(事業者:東京海上日動火災保険) |
2002年7月着工 2004年8月竣工 みなとみらい駅直結 | |
MMパークビル(オフィスビル・低層部商業施設・医療機関等)
(事業者:三菱地所) |
2006年5月着工 2007年12月竣工 みなとみらい駅直結 | ||
みなとみらいセンタービル(オフィスビル・低層部商業施設)
(事業者:オリックス、大和ハウス工業、ケン・コーポレーション) |
2007年9月着工 2010年5月竣工 みなとみらい駅直結 | ||
34街区 | MARK IS みなとみらい(大型商業施設) (土地所有・事業者:三菱地所) (地上6階・地下4階、高さ約37m[378]) <主要テナント>
|
2011年5月着工 2013年6月開業 みなとみらい駅直結 (駐車場:約900台収容) | |
35街区 | グランモール公園(美術の広場)[注 34] | 1991年12月一部開園 1999年11月全面開園 (2015年度〜2016年度リニューアル) | |
36街区 | 横浜美術館 | 1989年3月暫定開館(横浜博覧会のパビリオン) 同年11月正式開館 (2024年3月リニューアル開館[392][393]) | |
37街区 | (南区画)三菱重工横浜ビル (建物の規模:地上33階・地下2階、高さ151.9m/延床面積約100,900m2) (2017年3月にヒューリックが当ビルを取得しており[394]、その後、ケネディクスグループが組成するファンド等に組み入れられている[395][396]。なお、三菱重工グループは以降も賃借により入居を継続している[397]) |
1992年4月着工 1994年2月竣工 (同年6月開業) | |
(北区画)横浜コネクトスクエア 〈みなとみらい21中央地区37街区開発計画/MM37タワー(仮称)〉 (設計:鹿島建設・三菱地所設計、施工:鹿島建設[184])
(建物の規模:地上28階・地下1階[184]、高さ約146m[378]/延床面積約121,727m2)
隣接する横浜美術館側(東側)に「アートプラザ」、みなとみらい大通り側(南側)にアートプラザへの動線(通景)を確保し建物のゲートにも当たる「ゲートプラザ」という2つの広場を設け、同美術館(36街区)と2020年3月に完成したぴあアリーナMM(38街区、将来的に当ビルとペデストリアンデッキで接続予定)を結ぶ「芸術と文化軸」(歩行者動線・にぎわい空間)を形成。この他、北側と西側にも広場を設ける計画となっている[184]。
当地ではもともと三菱重工横浜ビルの二期棟計画があったが、当面延期となり住宅展示場の「横浜ホームコレクション」(暫定施設)が置かれてきた経緯がある。2013年に二期棟計画(下記参照)が再浮上したが、開発の着手までには至らなかった[400]。 |
2020年4月着工[184][245] 2023年1月竣工[184][245] [注 35] | ||
38街区 | 今後開発予定地(最北部の区画)[11][114][304] (敷地面積:約5,200m2) |
開発内容等詳細は不明 (所有:三菱地所[114][304]) | |
ぴあアリーナMM[155][411] (敷地面積:38街区全体約19,700m2[114]のうち、約12,000m2 [155]) ぴあが収容客数1万人規模の大型コンサートアリーナ(地上4階建て・高さ約32m、飲食店も入居[412])を開設[155][261]。同社はこれを機にホール・劇場運営事業に本格参入する[413]。
(三菱地所が所有する土地を定期借地権〈営業期間:30年[156]〉で借り受け、佐藤工業の施工で建設[414]) |
2017年12月着工[155] 2020年3月竣工[419] (30年間の定期借地[156]) (所有:三菱地所[114]) | ||
首都高速道路株式会社神奈川局(事務所・駐車所)[11][420][172] (敷地面積:約2,500m2/最南部の区画:首都高速神奈川1号横羽線みなとみらい出入口至近[420]) (建物の規模:地上10階、高さ47m[378]/基本設計:UG都市建築[420])
|
2019年4月着工[172] 2021年3月竣工[172] (同年4月開業) (土地売却か定期借地かは不明) (所有:三菱地所[114]) |
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
39街区 | M.M.TOWERS(集合住宅)
(いずれも地上30階・地下1階、高さ99.9m[421]) |
THE West:2003年10月竣工 THE East:同年2月竣工 THE South:同年10月竣工 | |
40街区 | M.M.TOWERS FORESIS(集合住宅)
(いずれも地上30階・地下1階、高さ99.95m[422]) |
R棟:2007年3月竣工 L棟:2008年2月竣工 | |
41街区 | (北区画)横浜メディアタワー(上部に通信用タワー設置)
(地上22階・地下2階、高さ約105m〈通信用タワー込みの高さは約253m〉[423]) |
1997年5月開業 1999年5月開業 (通信用タワー:同年10月完成) | |
(南区画)みなとみらいミッドスクエア ザ・タワーレジデンス(M.M.MID SQUARE、集合住宅) (地上31階・地下1階、高さ99.95m) |
2007年6月竣工 | ||
42街区 | (北区画)リーフみなとみらい
(地上12階・地下4階、高さ約70m[423]) |
2002年4月着工 2004年4月開業 | |
(南区画)みなとみらいグランドセントラルタワー(オフィスビル・低層部商業施設)[注 36] (事業者:丸紅・三菱商事/施工:鹿島建設) (建物の規模:地上26階・地下2階、高さ123.6m)
|
2009年1月着工 2011年9月竣工 (2012年1月開業) | ||
43街区 | (北区画)神奈川大学みなとみらいキャンパス[426][427][428] (施工:竹中工務店[429]) (建物の規模:地上22階[429]・地下1階、高さ98.85m[427][430][431]) 建物は22階建て高層棟と3階建て低層棟の2棟からなり[429]、以下のゾーンで構成される。
(将来的にみなとみらい大通り側〈PRYME GALLERY みなとみらいとの境界西端付近〉には、同道路を渡り44街区方面へのデッキを整備する計画がある[12][417][435]) |
2018年10月着工[427][429] (起工式:同年7月30日実施[436][437]) 2020年11月竣工[427][429][438] (キャンパスは2021年4月開設[427][429]) | |
(南区画)PRYME GALLERY みなとみらい(プライムギャラリーみなとみらい)[注 37] (事業者:岡田ビル/施工:大成建設)
(過去:モリモトのオフィスビル「コンカードみなとみらい」(延床約7万m2、17階建て・高さ約85m) が開発中止) |
2013年6月新規着工 2014年4月開業 暫定施設(10年間契約)[93] (元所有:UR都市機構) (現所有:岡田不動産) | ||
44街区 | (北区画)LIVINGTOWN みなとみらい[192][440] エイトノットアンドカンパニーJVによる暮らし提案型暫定施設。一部区画を除き2023年9月に開業[441]。 (旧アルカエフの敷地〈約19,200m2[12]〉のうち、北側約9,604m2)[11][296][299][300]
(過去:暫定施設「アルカエフ」のテナントとしてファミリーレストランのジョナサンなどが運営されていた) |
暫定施設[299] (公募時点の借地期間は2020年7月1日から10年間の予定[300]) (所有:UR都市機構) | |
(南区画)ウェスティンホテル横浜・長期滞在型ホテル「The Apartment Bay YOKOHAMA」等複合ビル開発[179][443][444] 〈みなとみらい44街区計画(仮称)/建物名:みなとみらい44街区ビル[445]〉 (事業者:積水ハウス/設計:日本設計、施工:竹中工務店[446]) (旧アルカエフの敷地のうち、南側約9,604m2[298]) 積水ハウスによる当地の複合ビル開発計画は、ウェスティンブランドのホテルと長期滞在型ホテル「The Apartment Bay YOKOHAMA」(アパートメントベイ横浜)をメインとした以下の施設(2棟)から構成される。
(建物の規模:地上23階・塔屋1階、高さ約100m/延床面積約63,600m2)
(建物の規模:地上1階、高さ約28m/延床面積約2,500m2)
(将来的にペデストリアンデッキにより、38街区のぴあアリーナMM方面(さらにはその先の桜木町駅方面)や47街区の村田製作所みなとみらいイノベーションセンター方面、43街区の神奈川大学みなとみらいキャンパス方面に接続する計画がある[12][417]) |
2019年11月着工[179] 2022年2月竣工[454] (元所有:UR都市機構) | ||
45街区 | MUFGグローバルラーニングセンター[95][96][97][98] (事業者:三菱地所/設計:三菱地所設計、施工:竹中工務店[95][96])
(横浜ジャックモール跡地) |
2013年9月着工 2015年2月竣工 (同年4月開業) | |
上記区画外
|
暫定施設 [11] | ||
46街区 | (北西区画)横浜ブルーアベニュー[注 18](オフィスビル・低層部商業施設) (事業者:オーク・デベロップメント/施工:長谷工コーポレーション) |
2007年9月着工 2009年12月竣工 | |
(南西区画)横浜野村ビル (事業者:野村不動産・野村総合研究所/施工:清水建設) (建物の規模:地上17階、高さ89m[455][注 40])
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2015年3月着工[116][注 41] 2017年1月竣工[462] (同年6月開業) | ||
(東区画)横浜アイマークプレイス[89][90] (オフィス・商業等複合、事業者:清水建設) (地上14階、高さ約65m[423])
(横浜ジャックモール跡地) |
2012年11月着工 2014年3月竣工[90] (同年5月開業) | ||
上記区画外(参照) | みなとみらい地区再開発計画の対象外[480] (中国美食のみ暫定施設 [11]) | ||
47街区 | (北区画)KTビル (コーエーテクモゲームス本社・東急REIホテル・Zeppライブハウス型ホール等複合ビル開発)[114][147][304][481] (事業者:三菱地所)
(三菱地所が開発し、完成後に本社オフィスとホール部分をコーエーテクモゲームスに譲渡[114]) |
2017年12月着工[304] 2020年1月竣工[304] (同年3月開業) (元所有:三菱地所) | |
(南区画)村田製作所の研究開発拠点「みなとみらいイノベーションセンター」[166][167][168][486]
(敷地面積:約7,415m2[168])
(現状の2階外部デッキは周辺街区と接続できずに孤立している(参照〈Commons〉)が、将来的には44街区方面やみなとみらい大通りを渡り46街区〈横浜野村ビル〉方面へデッキを延伸する計画がある[12][417]) |
2018年5月着工[168][493] 2020年10月竣工[488][494] (同年12月開業) (元所有:三菱地所) | ||
(最南部)上記の開発に使用されない残存区画あり(用途不明)[11]
(2021年4月よりコインパーキングのタイムズ〈みなとみらい第5〉あり[495]) |
土地所有者を含み詳細不明 (所有:三菱地所?[10]) | ||
48街区 | UR都市機構が今後事業者を公募予定(下記暫定施設跡地の敷地〈約6,700m2〉)[11][296][500]
(48街区はプロット48 (PLOT 48) として、2020年にはヨコハマトリエンナーレ2020の会場、2021年以降は横浜みなとみらいホール・横浜美術館の仮事務所として使用されていた〈下記参照〉) |
今後公募予定 (所有:UR都市機構) | |
プロット48(PLOT 48)[11][303]
(横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールの施設としても利用されていた「ブルーマリーナMM21」[注 17]などの建物を活用) |
《閉鎖》 暫定施設[11] (所有:UR都市機構) | ||
49街区 | シンクロン本社ビル
(地上6階・地下1階・塔屋1階[504]、高さ約40m) |
2008年9月竣工 | |
シンクロン本社ビル新館(増築棟)
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2013年2月着工[12] 2014年9月竣工[506] | ||
トヨタレンタカー横浜みなとみらい店(運営:トヨタレンタリース神奈川)[11][507] (かつてオートバックス〈2016年10月に閉鎖した47街区暫定施設〉がサービスピットに使用していた49街区増設分の敷地) |
暫定施設 (2018年4月20日オープン[507]) (所有:横浜市?[10]) |
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
50街区 | Brillia Grande MM OCEAN&PARK(集合住宅、2棟) (地上30階・地下1階、高さ99.95m) |
2007年11月竣工 | |
Pacific Royal Court MM OCEAN&URBAN(集合住宅、2棟) (地上29階・地下1階、高さ約96.3m) |
O棟:2007年11月竣工 U棟:2008年6月竣工 | ||
「キング軸」歩行者専用通路(両集合住宅の間に整備)
(新たなMICE施設およびホテルを整備する20街区方面に向けて歩行者デッキ「キングモール橋」を架橋し、2020年4月に供用開始[343][344]) |
|||
51街区 | 高島中央公園
(52街区方面と高島中央歩道橋で接続) |
2007年7月開園 | |
52街区 | 大和ハウス工業などによるオフィスビル・ゲームアートミュージアムなどからなる複合開発 〈みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画(仮称)〉 (北側半分が市有地〈約5,618m2〉、南側半分が国有地〈約6,200m2〉/敷地面積合計:約11,818m2)[207][508] (設計:久米設計[509]、施工:清水建設[510]) 当街区は国有地も含まれるため、「二段階一般競争入札」[注 43]による横浜市と国(財務省関東財務局)の合同公募を実施している[508][511][512][注 44]。
2021年6月22日、審査を通過した2者で競争入札が行われ、大和ハウス工業と光優が開発事業予定者に選ばれた[207]。なお、光優はコーエーテクモホールディングス(傘下のコーエーテクモゲームスは47街区のKTビル内に本社を移転)の関連会社である[523][524]。
(52街区内に整備されるデッキは、高島中央公園〜52街区間に設置されている高島中央歩道橋と接続する方針〈キング軸の一部〉[520]) |
2024年2月着工[540][541] 2027年5月竣工予定[540][541] [注 46] | |
「キング軸」歩行者専用通路(52街区内に整備予定のデッキ、53・54街区方面のデッキや高島中央歩道橋とも接続する方針) | |||
53街区 | 横浜シンフォステージ (YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)[193][194] 〈みなとみらい21中央地区53街区開発計画(仮称)〉 (敷地面積:約20,620m2、下記開発全体(2棟)延床面積:約182,825m2) 大林組(代表企業)、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産(旧:新日鉄興和不動産)、ヤマハの4社で構成される企業グループによるオフィス・ホテル・商業施設・にぎわい施設、オープンイノベーションスペースなど複合開発[195][197][198][542][543]。2022年8月29日、当開発を進めている街区名称が「横浜シンフォステージ (YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」と発表された[193][194]。 歩行者動線の「グランモール軸」と「キング軸」が交差する結節点となっている当街区に以下の2棟を建設[544]。
(過去:1990年代前半にはこの辺りにゴルフ練習場「横浜ゴルフドーム」があった[548][549]) |
2021年4月着工[542][543] 2024年3月竣工[542][543] [注 47] | |
54街区 | 横浜グランゲート (YOKOHAMA GRANGATE)[137][153][154] (オフィス・商業等複合、事業者:清水建設)
(過去:2009年3月、観光バスターミナル54番館閉鎖) |
2017年8月着工[552] 2020年2月竣工[560] (同年4月開業) | |
55街区 | (55-1) LGグループの研究開発拠点「LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER」および賃貸オフィス複合ビル[220][561][562][563][564] 〈LG Global R&D Center 建設プロジェクト(仮称)〉 (設計・施工:大林組) (建物の規模:地上16階・地下2階・塔屋1階、高さ約90m) |
2019年6月着工[178] 2021年11月竣工[178] (2022年2月開業[568]) [注 49] | |
(55-2) みなとみらい学園 横浜歯科医療専門学校(旧:鶴見歯科学園)校舎 (設計・施工:大林組) |
2015年6月着工[569] 2016年8月竣工[112] | ||
56街区 | (56-1) 京急グループ本社[137][140][570] (建物の規模:地上18階・地下1階、高さ85.55m) |
2017年7月着工 2019年9月竣工 | |
(56-2) 資生堂グローバルイノベーションセンター:S/PARK (エスパーク)[130][131][133][134] (資生堂の研究開発拠点) (建物の規模:地上16階・地下1階[132][572]、高さ約78m)
|
2016年10月着工[572] 2018年10月竣工[134][573][574] (2019年4月全面開業[575]) | ||
57街区 | (北側一部区画)横浜市立みなとみらい本町小学校[67][68][69][70][71] (設計:みかんぐみ[577]) (敷地面積:約9,000m2) (過去:かつてキヤノン・キャッツ・シアターがあり、劇団四季の「キャッツ」を2009年11月より3年間上演していた) |
2018年4月開校 暫定施設[注 14] (所有:横浜市) | |
事業者公募街区(上記、小学校新設予定地外約4,000m2) | 所有:横浜市 | ||
58街区 | 横濱ゲートタワー[174][175]
鹿島建設(代表企業)、三井住友海上火災保険、住友生命保険によるオフィス、商業、にぎわい施設等の複合ビル開発計画[174]。
|
2019年4月着工[174][175] 2021年9月竣工[588] (2022年3月グランドオープン[176]) | |
59街区 | 国土交通省関東地方整備局 京浜港湾事務所旧庁舎(※事務所は移転済み、下記参照) (横浜市の要望により、2022年度に完成した新港9街区のよこはま新港合同庁舎内に同年9月移転、当庁舎は閉鎖[326][589]) |
《閉鎖》 2007年2月開業 2023年9月閉鎖[589] | |
オーケー本社ビル / PRYME COAST みなとみらい(プライムコーストみなとみらい)[590][591]
オーケー本社ビルおよび、岡田ビルによる複合高層ビル「PRYME COAST みなとみらい」(ホテル・集合住宅・商業店舗)の一体開発プロジェクト(オーケー、岡田ビル、大成建設横浜支店の3社による「オーアンドオーMM59グループ」が当街区の一体開発を行う)。 (B区画)PRYME COAST みなとみらい:ホテル・集合住宅・商業店舗からなる複合高層ビル。
|
<オーケー本社ビル> 2014年11月着工[599] 2016年8月竣工[211] [注 50] <PRYME COAST みなとみらい> 2015年1月着工[594][601] 2017年3月竣工[600][602] [注 51] | ||
60,61,62街区 | (60,61街区:北側区画)ケン・コーポレーションによる音楽アリーナ・ホテル・オフィスビル等複合開発「ミュージックテラス」[187][260][603] 〈計画名称:Kアリーナプロジェクト/開発街区全体名称:ミュージックテラス〉[11][188][190][191][604] (敷地面積:約31,794m2〈60,61街区全体の半分程の面積〉、全体の延床面積:約119,200m2[188][189][605])
(上記開発による残存区画〈南側半分程〉として、60街区の極一部と61街区の一部が残っている[293]) |
2020年8月着工[188][189][605] 2023年7月竣工[190][605] (ホテルとアリーナは同年9月開業)[190][191] [注 52] | |
(60,61街区:南側区画[注 53])ケン・コーポレーション等によるオフィスビル・ホテル・ミュージアム・専門学校等複合開発「リンケージテラス」[208]
(敷地面積:約23,149m2)
(公募に先駆けて条件整理を行う目的で、2022年5月に民間事業者サウンディング調査〈対話〉を実施し[609]、翌6月に結果が公表された[610]) |
2026年3月着工予定 東棟:2029年2月竣工予定[293] 西棟:2028年8月竣工予定[293] | ||
(61街区:南西側一部区画)横浜アンパンマンこどもミュージアム[137][139] (敷地面積:約5,644m2)
(過去:61街区全体にはかつてマリノスタウンがあった) |
2018年3月着工 2019年5月竣工 (同年7月開業[612]) (30年間の定期借地[137][138]) (所有:横浜市) | ||
(62街区)グローバルラグジュアリーホテル&ホテルコンドミニアム・水族館・店舗などの複合施設 〈HARBOR EDGE PROJECT〉[209] (敷地面積:約22,188m2) マレーシアのベルジャヤ・コーポレーション(代表企業)、丸紅、大和ハウス工業の3社で構成される企業グループ(BMD 62/ベルジャヤ横浜ホスピタリティアセット特定目的会社を設立[209][211][212])によるグローバルラグジュアリーホテル&ホテルコンドミニアム、デジタル水族館[212]、ミュージアム[212]、店舗(レストラン・物販)などの複合施設開発計画[210][615]。
|
2025年7月着工予定[211] 2028年9月竣工予定[211] [注 54] | ||
《3つの街区における街づくりの方針》
「観光・エンターテイメント[注 55]」を軸とした街づくり(3つの街区を合わせた約8.3haの土地)[623][624][625][626]
土地の処分については事業者への売却を基本とするものの、定期借地(20年以上、最大49年間)として開発することも可能(観光・エンターテイメント事業の特性を考慮)。また、開発を行うことができる土地の範囲については、2017年1月の再公募開始時点で以下の中から選択可能であった[293][628]。
(なお、60街区「横浜みなとみらいスポーツパーク」[105]および61街区「マリノスタウン」[104]が共に2016年3月までに閉鎖された[注 21]ことから、横浜市では「速やかに街づくりを進めていく方針」としている[625])
2015年8月より事業者の公募を開始[630]、2016年3月には61街区の一部区画(中低層エリア)における事業計画として「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールの移転プロジェクト」が選ばれた[137]。残る60-62街区の残存部についても2017年1月に再公募が開始され[293][627][628][629]、同年11月には60・61街区の一部区画における事業計画としてケン・コーポレーションによる音楽アリーナ・ホテル・オフィスビル等開発計画「Kアリーナプロジェクト」が選ばれた[187]。その後、2018年4月より62街区の単独再公募を開始し、2020年6月には同街区における事業計画としてベルジャヤ・コーポレーションなどによるグローバルラグジュアリーホテルや水族館などの複合開発が選ばれており[210]、今後は60・61街区の残存部(60街区は極一部のみ)においても再公募を実施する見込みである[293](この残存部は林文子市政の時に劇場整備構想の想定地にもなっていた[611]、公募に向けて2022年5月に民間事業者サウンディング調査を実施し[609]、翌6月に結果が公表された[610])。 (2014年に実施された60・61街区の開発方針に関する民間事業者へのサウンディング調査では、市が提案した「観光・エンターテイメント」を踏まえた街づくりに概ね賛同する意見が得られている[631]) |
所有:横浜市 | ||
63,64街区 | 高島水際線公園(たかしますいさいせんこうえん) | 2011年5月開園 | |
65街区 | 富士フイルムビジネスイノベーション 横浜みなとみらい事業所(旧:富士ゼロックスR&Dスクエア)[440] (施工:清水建設) (建物の規模:地上20階・地下1階、高さ99.9m)
|
2008年3月着工 2010年3月竣工 (同年4月開業) | |
66街区 | 日産自動車グローバル本社(日産自動車の本社ビル) (施工:清水建設) (建物の規模:地上22階・地下2階、高さ99.4m)
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2007年1月着工 2009年4月竣工 (同年8月開業) | |
水際線プロムナード[635] | 2009年7月供用 | ||
67街区 | 横浜三井ビルディング(オフィス・テナント) (事業者:三井不動産/施工:大成建設) (建物の規模:地上30階・地下2階、高さ152.2m) |
2009年10月着工 2012年2月竣工 (同年5月開業) | |
水際線プロムナード[635] | 2009年7月供用 |
街区 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
68街区 | 横浜スカイビル
(地上30階・地下3階、高さ約132m[636])
|
| |
横浜新都市ビル
(地上10階・地下3階、高さ約55m[636])
|
当地区では重要な歩行者ネットワーク(歩行者専用通路)として「キング軸」、「クイーン軸」、「グランモール軸」という三つのペデストリアン軸(英語で pedestrian には「歩行者」という意味がある、軸は都市の根幹を形成する都市軸)を整備する方針となっている[12][638]。このうち、クイーン軸とグランモール軸の整備はほぼ完了しているが、キング軸は後述のように現在も未整備箇所が一部残る。また、キング軸とグランモール軸は横断歩道による軸の切れ目も存在する。
なお、キング軸とクイーン軸の名称は横浜三塔とされる建物の愛称からきており、残るジャックについては借用期限のある暫定施設として、グランモール軸に商業施設「横浜ジャックモール」(2012年9月営業終了)が造られた。
桜木町駅方面からの動線。商業の中心である横浜ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜、さらに国際会議場がある横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)といった当地区を象徴する施設が並ぶ。
まず、桜木町駅前からランドマークタワーまで続いている動く歩道と接続し、ランドマークタワーの2階部分に併設しているショッピングモール「ランドマークプラザ」からクイーンズスクエア内の「クイーンモール」(両建物間のヨーヨー広場ではグランモール軸と交差)を通り、パシフィコ横浜まで結んでいる。
クイーン軸とキング軸を繋ぐ動線で、軸の両端はそれぞれみなとみらい駅と新高島駅の近辺に当たる。
ランドマークタワーとクイーンズスクエアの中間部分にある「ヨーヨー広場」からクイーン軸と交差するようにMARK IS みなとみらいおよび横浜美術館前(美術の広場)、横浜アイマークプレイス(旧ジャックモール)前へと約700mにわたって整備されている「グランモール公園」[639]、さらに新高島駅周辺の横浜シンフォステージ(旧GENTO YOKOHAMA)および横浜グランゲートまで結んでいる。
なお、新高島駅周辺から先は横浜グランゲートと接続する「みなとみらい歩道橋」、日産本社2階部分の「NISSANウォーク」と続いて「はまみらいウォーク」で帷子川を渡り、横浜駅東口のそごうがある新都市ビルおよびスカイビルの2階部分へアクセスが可能である。
横浜駅および新高島駅周辺のビジネスゾーンと海側を結ぶ動線。
軸の西端(横濱ゲートタワー付近)では「高島二丁目歩道橋」(高島二丁目地区にアクセスする、国道1号を渡る歩道橋)と接続しており、そこから東方の海側に向けてグランモール軸と交差する新高島駅周辺の横浜グランゲートおよび横浜シンフォステージ前や高島中央公園、さらには集合住宅地域(Brillia Grandeみなとみらいなどがある50街区)を通り、臨港パークの「潮入りの池」まで一直線に結ぶ計画となっている。しかし長年、新高島駅周辺や集合住宅地域と臨港パークの間など未開発街区が多く残されていたため、周囲の開発の進捗に合わせて軸の整備を行う方針としていた。2012年度には臨港パーク内でキング軸の一部となる階段の整備が行われた。また、2010年代半ば以降には後述の20街区における開発が決まったほか、その他の街区でも開発の進捗と共に軸の整備が進んでおり、2024年4月時点の未整備箇所は52街区開発敷地内を残すのみとなっている[注 56]。
臨港パーク寄りの20街区では稼働率が限界に近づくパシフィコ横浜の機能を拡張するため、新たな展示場(MICE施設[注 24])として「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター」(パシフィコ横浜ノース)[157]が整備され2020年に開業した。キング軸はこの20街区の中央付近を通るため、同街区周辺を中心としてMICE拠点都市の顔となるべく緑豊かなビジネス交流空間の形成を目指している。さらにキング軸沿いの開発計画では同軸の地区施設面積のうち50%以上の緑化を目指しており、象徴性かつ独創性のある緑化となるようガイドラインによる誘導も行う方針である[641]。なお、当初の計画では軸の中心線に沿って臨港パークの「潮入りの池」まで、“流れる水のネットワーク”(水路)を敷くイメージが描かれていた[32]が、かつて存在したグランモール軸の水路も既に廃止されており(参照)、現在では水路を設けない計画に変更されている[440][注 57]。2021年4月にはキング軸の東端にあたる臨港パークとパシフィコ横浜ノース周辺(20街区)から高島中央公園方面を結ぶキング軸整備の一環として、キングモール橋が供用開始された[642]。
なお、明治末期の1911年から1980年代まではこの地区に東海道本線の貨物支線(横浜臨港線)が存在し、横浜港に設けられた「横浜港駅」へは東京駅から「ボート・トレイン」と呼ばれる外国航路へ接続する臨時旅客列車も設定されていた。現在、その廃線跡地が遊歩道の「汽車道」として整備されており、この地区の観光名所にもなっている。
毎年あるいは数年おきに開催される主なイベントを以下に記す。
「みなとみらい21」という名称は、「みなと横浜」をイメージしつつ、「未来への発展を目指す21世紀の横浜にふさわしい」名称として、1981年、一般公募された約2300点のなかから選出された。他の候補には、「アクアコスモ」「コスモポート」「赤い靴シティ」「シーサイドタウン」「シーガルタウン」「ベイシティ」等があった[655][656]。
決選投票は「赤い靴シティ」と「みなとみらい21」で行われた。なお、「みなとみらい21」の名称は一次選考では落選しており、二次選考の委員から再度発掘されたものである(特に二次選考委員であった柳原良平が「横浜といえば港町である」という理由で強く推したことによる)[655][656][657][658]。
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