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横浜にあるバスターミナル ウィキペディアから
横浜シティ・エア・ターミナル(よこはまシティ・エア・ターミナル)は、神奈川県横浜市西区高島(横浜駅東口)の横浜スカイビル1階にある、成田国際空港・東京国際空港へのリムジンバスと高速バスが発着するバスターミナルである。略称はYCAT(ワイキャット)。
東京シティエアターミナル(T-CAT)、大阪シティエアターミナル(OCAT)と比較して規模は小さいが、大規模ターミナル駅の横浜駅から地下街ポルタで直結する利便性もあり利用客は多い。
神奈川都市交通が幹事会社となり、同社のほか平和交通、京急横浜自動車、金港交通、湘南交通のタクシー事業者5社で協定を結び、YCATからの乗車分についてタクシーチケットを相互に提携している。1週間程度ごとに優先的に入構する事業者を輪番制で決め、各社からポーターを派遣している。
成田国際空港の開港に伴う高速バス路線の整備を目的として、横浜港に面した再開発地区「ポートサイド地区」に建設され、1979年12月3日にポートサイド公園の隣地、横浜市神奈川区大野町1-24[注釈 1] に開設された。横浜駅東口からは約1km離れた場所にあった。
京浜急行電鉄(現:京浜急行バス)は、開業翌日の12月4日から新東京国際空港への旅客限定バスを運行開始[1]。翌1980年5月11日からは横浜駅東口 - YCATの直行バスを運行開始した[1]。この際にシャトルバス専用車両としてマイクロバスの日産・シビリアン(1980年式、K-GHYC341、H8020号車ほか1台)が2台用意された[2]。シビリアンは導入当初は青色だったが、赤白で「K.H.K.」のロゴマークが入った貸切塗装(旧塗装)に塗り替えられ、車体側面後方には「YCAT」の文字も書かれた[2]。1986年(昭和61年)11月12日には関東初の試作大型ノンステップバスを横浜駅 - YCAT間のバスに投入した[1]。
1992年10月1日、横浜市営バス(滝頭営業所)と京浜急行電鉄(杉田営業所)が共同運行する141系統(ポートサイド線、パシフィコ横浜 - 横浜駅 - ポートサイド)がYCATへの乗り入れを開始し、横浜駅前を経由してYCATとみなとみらい地区を結んでいた。なお、141系統は2004年1月31日に横浜市営バスが撤退して京急の単独運行となった後、2020年8月31日に廃止[3] されている。
横浜駅東口の駅前再開発に伴い、横浜スカイビルが建て替えられることになったのを機に、駅から遠かったポートサイド地区から移転することとなり、1996年9月2日、新築された2代目スカイビル1階に移転した。
隣の横浜新都市ビル(そごう横浜店)1階には「横浜駅東口バスターミナル」がある。また、横浜スカイビルの外周道路にも観光バスと一部の高速バスが使用するバス停留所「横浜駅東口スカイビル(YCAT)前」があるため、混同しないよう注意を要する。
2011年3月31日をもって日本航空(JAL)[4] と全日本空輸(ANA)の航空カウンターおよびトラベルセンターが営業終了し、空港業務の取り扱いがなくなったため、バスターミナルのみの営業となった。
このほか、2013年8月1日からの新高速乗合バス制度スタートに伴い、かつてのツアーバスから移行した高速バスの停留所の受け皿にもなっている。
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