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横浜市西区のビル ウィキペディアから
横浜シンフォステージ(よこはまシンフォステージ、YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある複合施設。2棟の超高層ビルで構成される[8][9]。
横浜シンフォステージ YOKOHAMA SYMPHOSTAGE | |
---|---|
情報 | |
旧名称 | みなとみらい21中央地区53街区開発事業(計画・開発段階の事業名仮称)[1] |
設計者 | 大林組 |
施工 | 大林組 |
事業主体 | 大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社 [注 1][2] |
構造形式 |
S造・SRC造・CFT造 [1] 制振構造 [3] |
敷地面積 | 20,620.58 m² [2][4] |
延床面積 | 182,937.70 m² [4] |
状態 | 完成 |
階数 |
ウエスト:地上30階、地下1階 イースト:地上16階、地下1階 [2] |
高さ |
ウエスト:約158m イースト:約90m [2] |
駐車台数 |
198台(自動車/一般利用可)[5] (トラストパーク横浜シンフォステージ) ※バイクの駐車場や自転車の駐輪場もあり |
着工 | 2021年4月1日 [6] |
竣工 | 2024年3月31日 [4][6] |
開館開所 | 2024年5月9日(低層部商業ゾーン)[7] |
所在地 |
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1-2 |
座標 | 北緯35度27分41秒 東経139度37分39秒 |
本項では、ウエストタワーの高層階に入居している「京急 EXホテル みなとみらい横浜」についても記す(後節参照)。
みなとみらい地区53街区における当施設の再開発計画は2019年3月に公表され[注 2][10][11][12]、2021年4月に着工した[13]。デベロッパーは大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社[注 1]の5社[2]。
当開発全体での総投資額は約1100億円規模となり、就業者数は1万2000人程を見込んでいる[14]。また、周辺企業との連携や音楽を活用した街づくりプロジェクトなどにより地域コミュニティの形成も目指している[10][13]。当計画は2020年3月に国土交通大臣の民間都市再生事業計画に認定された[15]。
その後、2022年8月に街区名称が「横浜シンフォステージ」に決定され[注 3][2][16]、2024年3月末に竣工を迎えた[4]。後述の低層部商業ゾーン(先行10テナント)は同年5月9日、ホテルは同年6月24日に開業している[7]。
当施設はウエストタワーとイーストタワーの2棟の超高層ビルで構成される[8][9]。
ウエストタワーは30階建て(高さ約158m)[8]で、5階より上の中層階にオフィスが入居し、そのうち5〜8階には事業者の1社でもあるヤマハグループがオフィスや研究開発拠点「首都圏R&D拠点」を開設する。低層部には商業テナントが入るほか、ヤマハのブランドショップも開設される[17](後節参照)。また、26階より上の高層階には横浜エリア初出店で、新築としても初出店となる「京急 EXホテル」ブランドのホテルが入居する[2][7](後節参照)。
イーストタワーは16階建て(高さ約90m)[8]で、こちらも5階より上はオフィスが入居し(3階の一部にも入居)、低層部には商業テナントが入るほか、ヤマハ発動機のショールーム[18]やオープンイノベーションオフィスも開設される[7](後節参照)。16階には屋上テラスも設けられている[4]。
両棟の間や周辺にはプラザ(広場)や歩行者空間があり(後節参照)、イベントや屋外ワークスペースなどの活用も想定されている[19]。
建物は制振構造となっており、コージェネレーションシステム (CGS) や非常用発電機(停電時72時間供給可能)を備えている[2][20]。また、帰宅困難者の受け入れスペースも確保している[10]。
認証取得では、CASBEE横浜のSランク認証や建築物省エネルギー性能表示制度 (BELS) の評価において建築物全体は最高ランクの星5つ、オフィス部分は当地区内初のZEB Ready認証を取得している[2][3]。この他、感染症対策のグローバル評価基準として「WELL Health Safety Rating」の取得も目指している[13]。
当施設は前述のとおり、みなとみらい地区の53街区に所在するが、2015年1月に閉鎖した暫定施設「GENTO YOKOHAMA」(ゲント ヨコハマ)の跡地開発として計画されたものである。みなとみらい線の新高島駅周辺に位置し、また当施設付近で同地区の重要な歩行者動線(都市軸)であるグランモール軸とキング軸が交差する結節点となっている[9][13]。このうち、同線みなとみらい駅方面から新高島駅周辺までを結ぶグランモール軸は、当施設の開発によりすずかけ通り歩道橋と接続され完成を迎えている[注 4]。さらに横浜グランゲート(54街区)のデッキとも接続しており、その先のみなとみらい歩道橋やNISSANウォーク、はまみらいウォークを通って横浜駅東口方面にもデッキレベルでのアクセスが可能となっている[8]。
一方、2027年5月の完成に向け開発が進行中の52街区方面ともデッキレベルで接続する計画となっており、この開発が完了した際にはキング軸も完成を迎える予定である[注 5]。
ウエストタワーとイーストタワーの間や周辺にはコモンスペースとしてプラザ(広場)や歩行者空間が整備されており、当企業グループのノウハウを活かした様々なイベントも開催していく方針である[11][13][23]。
以下の5か所のプラザを設置している[4][24]。詳細は公式サイト内の「PLAZA」も参照。
この他、両棟間の2階通路としてグランモール軸の一部でもある「グランモールストリート」が整備されており[13][21]、前節のとおりグランモール公園方面と接続するすずかけ通り歩道橋や横浜グランゲートのデッキとも接続している[8]。
フロア構成とテナントは公式サイト内「FLOOR DIRECTORY」も参照。
京急 EXホテル みなとみらい横浜 KEIKYU EX HOTEL MINATOMIRAI-YOKOHAMA | |
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ホテル概要 | |
ホテルチェーン | 京急 EXホテル |
運営 | 京急イーエックスイン |
階数 | 26 - 30階 |
部屋数 | 150室 |
開業 | 2024年6月24日 |
公式サイト | 公式サイト |
京急 EXホテル みなとみらい横浜は、「京急 EXホテル」ブランドの横浜初進出となるホテルとして2024年6月24日開業した[26]。ウエストタワーの高層階(26〜30階)を占めており、客室数は150室[7]。ホテルのエントランスは2階に設けられている。
大浴場・露天風呂も同ブランドのホテルとしては初めて設けている。また、ホテルのロビーがある26階にはレストラン(オールデイダイニング「高ようじ」)も設けられている[7]。
オフィスのロビーは両棟とも3階に設けられている(ウエストタワーの2階にヤマハ専用のロビーもある)。また、イーストタワー3階の一部にもオフィスフロアがある。
京浜急行電鉄が手掛ける低層部商業ゾーンは、ヤマハブランドショップとオープンイノベーションオフィスを除く計15テナントのうち10テナントが先行して2024年5月9日に開業した[7][注 6](下記一覧で「先行開業テナント」と表記)。テナントの詳細は公式サイト内「SHOP / SERVICE」を参照。
公式サイト内「ACCESS」も参照。
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