札幌テレビ放送
北海道の日本テレビ系列局 ウィキペディアから
北海道の日本テレビ系列局 ウィキペディアから
札幌テレビ放送株式会社[2](さっぽろテレビほうそう、英: The Sapporo Television Broadcasting Co.,Ltd.)は、北海道を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。略称はSTV[2]、通称は札幌テレビ。コールサインはJOKX-DTV。
本社・札幌放送局(札幌テレビ放送会館) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
略称 | STV[2] |
本社所在地 |
日本 〒060-8705[2] 北海道札幌市中央区北1条西 8丁目1番1号[2] 北緯43度3分41.8秒 東経141度20分41.2秒 |
設立 | 1958年4月8日[2] |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5430001020206 |
事業内容 | 一般放送(テレビジョン放送)事業など |
代表者 | 代表取締役社長 井上健 |
資本金 |
7億5000万円 (2022年3月31日現在)[3] |
発行済株式総数 | 3,000株(2021年6月25日現在)[4] |
売上高 |
単体: 146億5,376万2,000円 (2024年3月期)[5] |
営業利益 |
単体: 1億9,912万3,000円 (2024年3月期)[5] |
経常利益 |
単体: 5億1,158万4,000円 (2024年3月期)[5] |
純利益 |
単体: 3億3,895万2,000円 (2024年3月期)[5] |
純資産 |
単体: 312億8,999万4,000円 (2024年3月期)[5] |
総資産 |
単体: 355億8,821万7,000円 (2024年3月期)[5] |
従業員数 |
単独: 222名 (2023年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人[4] |
主要株主 |
日本テレビホールディングス 29.9% 読売新聞グループ本社 11.9% (2023年3月1日時点)[6] |
主要子会社 |
エス・テー・ビー興発株式会社 100% 株式会社札幌映像プロダクション 100% 株式会社エス・テー・ビー開発センター 100% 株式会社STVラジオ 100%[4] |
外部リンク | https://www.stv.jp/index.html |
札幌テレビ放送 | |
---|---|
英名 |
The Sapporo Television Broadcasting Co.,Ltd. |
放送対象地域 | 北海道 |
ニュース系列 | NNN |
番組供給系列 | NNS |
略称 | STV[2] |
愛称 | 札幌テレビ |
呼出符号 | JOKX-DTV |
呼出名称 | STVデジタルテレビジョン |
開局日 | 1959年4月1日 |
本社 |
〒060-8705[2] 北海道札幌市中央区北1条西 8丁目1番1号[2] |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 5[7] |
デジタル親局 | 札幌 21[8]ch |
アナログ親局 | 札幌 5ch |
ガイドチャンネル | 5ch |
主なデジタル中継局 |
旭川 23ch 函館 15ch 室蘭 22ch 網走 16ch 帯広 21ch 釧路 31ch[8] |
公式サイト | https://www.stv.jp/index.html |
特記事項: デジタルテレビジョン放送では、札幌局(親局)以外にコールサインが付与されない。 |
開局当初はテレビ単営局であったが1962年(昭和37年)12月15日よりAMラジオ放送も開始し、日本で唯一「テレビが先行開局し、その後ラジオ放送を開始したラジオ・テレビ兼営局」となった。ただし2005年(平成17年)にラジオ部門を分社化し、ラジオ放送免許を株式会社STVラジオに継承させたため、現在STV単体としてはテレビ単営局に戻っている(詳細は後述)。本社屋は道内のテレビ局の社屋としては現時点で最古のものとされる。これは北海道テレビが2018年(平成30年)、北海道放送が2020年(令和2年)、NHK札幌放送局が2021年(令和3年)に相次いで新社屋に移転したためである。
マスコットキャラクターは「どさんこくん」(2018年(平成30年)1月1日 - )[10]、キャッチフレーズは「どんどんどさんこ」[10]。
テレビ視聴率は1992年度から全日(6 - 24時)で31年連続首位。これは全国民放最長の記録。1993年(平成5年)から2004年(平成16年)まで4冠を続けていたが、2005年(平成17年)、2006年(平成18年)、そして2007年(平成19年)の年間視聴率ではUHBにゴールデンタイムとプライムタイムの2冠を奪われて視聴率4冠を逃した[11]。また2006年(平成18年)7月には、月間視聴率でもUHBに全日・ゴールデン・プライムの3冠を奪われたため、月間全日視聴率首位の記録は153ヶ月(1993年(平成5年)10月 - 2006年(平成18年)6月)で止まった[12]。
2008年(平成20年)からは再び4冠に返り咲き、2023年(令和5年)まで世帯視聴率で16年連続3冠を獲得している[13][14]。個人視聴率でも3年連続3冠を獲得している[15]。
2023年度は、個人視聴率では4年連続、世帯視聴率は16年連続、全日の個人視聴率は先述の通り32年連続首位。文字通り北海道で最も見られているテレビ局である[16]。
発端は北海道開発庁の諮問機関である北海道開発審議会での黒澤酉蔵議長(北海道製酪販売組合連合会(酪連。現在の雪印メグミルク)創業者。当時北海タイムス会長)、菊地吉治郎特別委員(当時北海タイムス社長。小樽新聞(読売新聞社が戦前道内で発行していた新聞)出身。札幌テレビで初代社長( - 1961年(昭和36年)5月25日)、のち相談役( - 1967年(昭和42年)5月26日)を歴任)、栗林徳一委員(栗林商会代表。札幌テレビで非常勤取締役を歴任( - 1981年(昭和56年)12月27日))、萩原吉太郎(北炭社長)委員らの雑談であった。
北海道における民放テレビ第二波を巡っては1956年(昭和31年)春頃から複数社が申請を提出し[17]、1957年(昭和32年)9月にチャンネルが割り当てられ[18]、当時北海道新聞(道新)の対抗紙として発行されていた地方紙の北海タイムス(現在は廃刊)は、道新が北海道放送(HBC)と親密な関係であったことに対抗すべく、1954年にラジオ局「ラジオタイムス」の開設申請を行うも却下されていたこともありテレビ局開設を決意し「札幌テレビ放送」として免許を申請した[19]。
一方、日本テレビも一企業による全国放送を行うべく、函館放送局、次いで札幌放送局の免許を申請[20]。さらに産経新聞札幌支局を中心に真藤慎太郎(元日魯漁業(現マルハニチロ)副社長)と結びついた一派「北海道テレビジョン放送」(北海テレビジョン)が免許を申請した他、北海道に進出していた東京急行電鉄[注 1]と毎日新聞社が手を組み、栗林徳一や鹿内信隆(由仁町出身。当時フジテレビ専務取締役)とも結びついて「テレビ北海道」[注 2]として免許を申請した。これらの各派を萩原が取りまとめて正式に「札幌テレビ放送」として一本化、札幌テレビ5・テレビ北海道3・北海テレビジョン1・日本テレビ1による資本割合の構成とする事とした[19]。
このため、開局当初から日本テレビとの関係が強く、またフジテレビとの関係も深かった。ただし、当初は「準教育局」として免許されたことから、学校放送を放送するため日本教育テレビ(NETテレビ、現在のテレビ朝日)ともネットを結んだ。創立事務局長は大輪武治北炭財務課長が務めた[21]。
1964年10月に「7都市幹線ネットワーク」へ参加してから、1972年4月にUHBが開局するまでの間は日本テレビとフジテレビのクロスネット局であった。しかしニュースネットワークは日本テレビ系のNNNのみに所属し、フジテレビ系のFNNには加盟しなかった。フジサンケイグループはSTVとの上位の資本関係はなかった一方、役員は派遣していた。
ニュース番組に限っては全て日本テレビ制作のニュース番組となっていた。このため、フジテレビは札幌支局を開設し、ニュース取材のみを別に受け持っていた。通常、FNNのニュース取材用支局は系列局がないエリアをカバーするために設置されるが、系列局がありながらニュース取材のみ別対応となっていたのは札幌支局が唯一の例となった[注 9]。1972年にFNN・FNSフルネット局のUHBが開局したため、フジテレビ札幌支局は撤退した。
一般番組は双方のキー局から番組供給を受けて編成を組んだため、ゴールデンタイム・プライムタイムでも遅れネットの割合が比較的高かった。
平日20時から放送していたフジテレビ系ナイター中継の兼ね合いなどからゴールデン・プライムの編成は火曜日と木曜日がフジテレビ。土日は日本テレビ。月曜日はややフジテレビ寄り。水曜日はフジテレビと日本テレビで折半。金曜日はやや日本テレビ寄りであった。土曜の日中は大半がフジテレビ。日曜の日中は12時15分からの「ズバリ!当てましょう」以外は日本テレビ中心で編成が組まれていた。ゴールデンで放送できない30分番組は主に平日18時~18時30分に放送。深夜帯は「11PM」が放送された後、フジテレビ系の遅れ番組というパターンが多かった。ゴールデンとプライムの編成比率は日本テレビ系がやや上回っていたものの、平日の帯番組はフジテレビ系の番組が多く放送されていた。
平日の日本テレビ製作番組は『おはよう!こどもショー』『ロンパールーム」『お昼のワイドショー」「夕方15分アニメ枠」『お笑いネットワーク(読売テレビ制作)」『ごちそうさま」など。フジテレビ製作番組は『小川宏ショー』「東海テレビ制作昼の帯ドラマ」「ライオン奥様劇場」「タワーバラエティ」『3時のあなた』など。平日の帯番組はフジテレビの比率が高めであった。
UHB開局の際、フジテレビ制作番組のうち『3時のあなた』「江崎グリコ枠」『キンカン素人民謡名人戦』『ナショナルエレック料理教室』(関西テレビ制作)といった大型スポンサーがついた番組は、UHF対応テレビの普及率の低さを考慮してVHF波からUHF波のUHBに移すことをスポンサーサイドが延期させたため、引き続きSTVで放送したり、STVとUHBの並行放送とした例もある。ただしUHBは札幌オリンピックを見据え、正式開局前である1972年1月14日からサービス放送を始めるという異例の対応をしたため、『サザエさん』「タワーバラエティ」など1972年1月改編をもってSTVでの放送が打ち切りとなった番組もいくつか存在する。
出典:[66]
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
7億5000万円 | 3,000株 | 131 |
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[67][68][69][70][71]
資本金 | 1株 | 発行済株式総数 |
---|---|---|
7億5000万円 | 500円 | 1,500,000株 |
資本金 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|
7億5000万円 | 500円 | 1,500,000株 | 835 |
資本金 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|
7億5000万円 | 500円 | 1,500,000株 | 847 |
資本金 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|
7億5000万円 | 500円 | 1,500,000株 | 802 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
日本テレビ放送網 | 209,000株 | 13.93% |
三井観光開発 | 200,000株 | 13.34% |
北海道不動産 | 144,000株 | 9.62% |
日本テレビ系列愛の小鳩事業団 | 110,000株 | 7.30% |
読売新聞東京本社 | 86,000株 | 5.73% |
エルムリース | 79,000株 | 5.30% |
北商コーポレーション | 71,000株 | 4.70% |
第一生命保険 | 60,000株 | 4.00% |
北洋銀行 | 50,000株 | 3.33% |
北海道銀行 | 50,000株 | 3.33% |
ヨミックス | 50,000株 | 3.33% |
資本金 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|
7億5000万円 | 25万円 | 3,000株 | 136 |
資本金 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|---|
7億5000万円 | 25万円 | 3,000株 | 133 |
STVでは情報カメラ(お天気カメラ)のことを「パノラマカメラ(パノカメ)」と呼んでいる。当初は札幌市の本社屋上のみの設置だったが、1990年(平成2年)に早朝の情報ワイド番組「朝6生ワイド」スタート時に函館、旭川、釧路の3都市のカメラを増設し、以降道内各地に設置していった。また、2006年(平成18年)6月1日からは一部地点でカメラと伝送機材をハイビジョン仕様に更新し、愛称を「スーパーパノカメ」に変更した。道内のほとんどのカメラがハイビジョンになったことから、2014年(平成26年)現在では、「スーパーパノカメ」の愛称は使用していない。また、ハイビジョン仕様でない箇所でも2010年(平成22年)7月以降、4:3標準画質を上下カットした16:9サイズにして放送している。なお、各地のカメラ映像はSTVのホームページでも静止画で見ることができるほか、朝の時間帯は「ZIP!」(5時台、6時台にはSTVから裏送りされることもある)を通じて道外でも視聴できる。なお、昼の時間帯については、東日本大震災発生直前まで、CS放送「日テレNEWS24」(生映像は12時20分頃のみ。他は“録画”映像)を通じて道外で視聴できた。
以下のイベント期間中は、臨時にカメラを設置する場合がある。
など
地上デジタル放送のリモコンキーIDは、原則としてキー局の日本テレビをはじめ多くの日本テレビ系列局がほとんどが「4」に対して、STVは「4」ではなく自身のかつての札幌局(手稲山)のアナログ放送の親局のチャンネルで使用してきた「5」を使用している(「5」は原則として本来テレビ朝日系列局の番号だが、在札局では「5」を当局が使用しているため、系列局の北海道テレビが準キー局のABCテレビ、メ〜テレに合わせて「6」を使用している[注 10])。日本テレビ系列でリモコンキーID「5」を使用している局は、当局と福岡放送[注 11]の2局だけである[注 12]。またデジタル放送のリモコンキーID「5」を使用するかつてのアナログ放送の親局のチャンネル同様のケースは他系列局は、当局とTBS系列のCBCテレビだけである。更に日本テレビ系列局でリモコンキーIDに「4」を使用していない局は、ほかに「1」の青森放送、北日本放送、日本海テレビ、四国放送(アナログ親局1chを踏襲)、「3」のテレビ宮崎(トリプルネット局)、「7」の福井放送(クロスネット局)、「10」の読売テレビ(アナログ親局10chを踏襲)がある。
また北海道ではリモコンキーID「4」はどこも使用していない(系列外で「4」はTBS系列の毎日放送とRKB毎日放送がアナログ親局4chを踏襲している)。
地上デジタル放送では、原則として親局は1社1局とされた(総務省が定めたコールサインの割り当て原則による)ため、札幌放送局を除く道内各放送局にはデジタル放送のコールサインが付与されず、札幌放送局管内の中継局扱いとなった[注 13]。[要出典]
2011年7月24日まで放送した地上アナログ放送では、札幌以外の各放送局にもコールサインが割り当てられていた。本項目では、札幌以外の各放送局が使用していたアナログ放送のコールサインを親局のみ記載する[75]。
基幹送信所は函館送信所のみ局単独施設となっているほかはすべて共同使用となっており、中継局もすべて民放各局(一部はNHKも含む)と共同使用している。[要出典]
放送エリア:石狩振興局全域・空知総合振興局(中部と南部)・後志総合振興局全域・胆振総合振興局(東部)・日高振興局全域
送信所はHTBと共同使用で、2005年10月に完成。
中継局
放送エリア:空知総合振興局(北部)・上川総合振興局全域・留萌振興局全域・宗谷総合振興局全域
2007年9月7日13:00から試験放送を開始し、2007年10月1日より本放送開始。掲示している社名ロゴは現在のスピカ登場時のもの。
2007年10月1日より放送開始した地上デジタル放送は、TVhを除く民放各局とNHK旭川放送局が共同で旭山に建設したデジタル送信所から放送される。NHK-FM送信所の隣に新設される送信施設の建物は民放各局のみ使用され、NHKは現行のFM放送送信施設をそのまま使用。送信鉄塔はTVhを除く民放各局とNHK旭川放送局が共同で使用する。送信アンテナはNHK使用分と民放使用分の2つに分かれる。
アナログ放送には、「JOKY-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
函館送信所と福島中継局から放送される電波は、青森県の一部でも受信可能(函館送信所は大間町周辺、福島中継局は中泊町小泊周辺)。
地上デジタル放送は既存の送信施設をそのまま使用(送信アンテナのみ新設)し、2007年10月1日より放送開始した。UHF波を使用するため、HTB・UHB・TVhと同様に指向性がかけられた。これは他局の地上デジタル放送でも同様である。
アナログ放送には、当初「JOKZ-TV」[注 15]のコールサインが付与され、昭和50年代後半から「JOMY-TV」に変更となった。
函館蛾眉野中継局は、2013年1月より蛾眉野地区テレビ受信組合によるギャップフィラーでの送信を開始したことにより廃止された。
中継局
放送エリア:胆振総合振興局(西部)
デジタル送信所はTVhを除く民放各局が共同で測量山(旧HBCアナログ送信所隣)に新設、2007年10月1日より放送開始した。掲示している社名ロゴは現在のスピカ登場時のもの。
アナログ放送には、「JOLY-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
放送エリア:十勝総合振興局全域
送信所はTVhと共同使用。地上デジタル放送は既存の自社送信施設をそのまま使用し、2007年10月1日より放送開始した。掲示している社名ロゴはTVhが相乗りするまでは1959年開局時のもの(正式ロゴ)を使用していたが、それ以降は現在のスピカ登場時のものに変わった。
アナログ放送には、「JOWL-TV」のコールサイン[注 18]が付与されていた。
中継局
放送エリア:オホーツク総合振興局全域
デジタル送信所はHTB・TVhと共同使用、2007年10月1日より放送開始。掲示している社名ロゴは1959年開局時(正式ロゴ)のもの。2022年4月1日に廃止され、旭川放送局に業務を移管された[65]。
アナログ放送には、「JOVX-TV」のコールサイン[注 19]が付与されていた。
中継局
地上デジタル放送は、2007年8月28日より試験サービス放送を開始 2007年10月1日より放送開始した。
デジタル送信所は、アナログ未開局のTVhを除く各局が共同で新設した(「STV」のロゴデザインは現在のスピカ登場時のもの)。鉄塔・UHF送信アンテナは後から開局したTVhを含めて共同使用しているが、局舎は別途建設されたTVhを除く各局で共同使用している。
アナログ放送には、「JOSY-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
アナログ放送での音声多重放送は、札幌放送局を中心とする道央圏でのみ実施されていた。これは放送対象地域が広大なことに加え、NTTの道内中継回線(全道ライン)設備が手薄だった[注 22]うえ、料金が非常に高額だったこと[注 23]、さらに冬期の送信所設備の維持管理にコストがかかることが理由とされていた。
道内各地区で地上デジタル放送を開始した2007年10月1日から[注 24]、放送対象地域内全域で音声多重放送が実施された。
音声多重放送(2か国語放送)マークの表示は自社送出である。以前はネット番組のみ、制作局が送出した。
字幕放送は、回線使用料の負担を現状維持できることから、全道で受信可能。
自社制作番組以外の自社送出番組のうち、字幕放送に対応しているのは「それいけ!アンパンマン」程度で、他の時差ネット番組[注 25]では一部の番組を除いて非対応である。
地上デジタル放送の各基幹局への道内回線では、北海道総合通信網(HOTnet)所有の光ファイバー回線が使用されている。そのため回線使用料は、従来のマイクロ波に比べて割安となっている。これは他の道内民放テレビ各局も同様である。また、ハイビジョン撮影されたニュース映像の伝送にも、この回線を使用できる[注 26]。一方、NHKの道内中継回線は、NTTの光ファイバー回線を使用している。
深夜から早朝にかけ、フィラーとして「日テレNEWS24(旧・NNN24)」をCSと同時放送しており、全道で終夜放送を行っている[注 27]。
地上デジタル放送開始後はプロ野球中継を中心に音声多重放送で製作・放送されるようになった。
毎週土曜日に放送。各局別ローカル放送となっている。なお、2010年6月からは、デジタル放送でも地域別差し替え放送を開始した(前述[注 28]。また地上デジタル放送のEPGでは、札幌地区の番組名で表示される)。
かつては、毎週月 - 土曜日(年末年始を除く)の11:50 - 11:55に、「月:函館、火:帯広、水:札幌、木:苫小牧、金:釧路、土:旭川」のパターンで放送されていた。また、 釧路地区[注 30]・帯広地区[注 31]では、「Seeds cafe」が放送されていた。
制作局の表記のない番組は日本テレビ制作。
日本テレビの系列局として長らく巨人戦の中継を放送しており、「巨人戦札幌シリーズ」も札幌テレビと日本テレビのアナウンサーのどちらかが実況を務め、全国ネットで放送していた。以前は札幌円山球場より生中継していたが、照明設備が無いため[注 34]平日のデーゲームとなっていた。2001年以降は札幌ドームでナイター開催されており、通常のナイター放送枠内で放送していた。
2004年より日本ハムファイターズが本拠地を北海道へ移転し、北海道に初のプロ野球チームが誕生。他局が早々とファイターズ中心の放送体制に移行していったのに対し、札幌テレビのみ「ファイターズもいいけど巨人もね!」と銘打って巨人戦中心の姿勢を維持していた。
しかし、新庄剛志や小笠原道大などのスター選手の活躍や移転3年目の2006年にリーグ優勝・日本一を達成したことによりファイターズの人気が北海道でも定着し始めたことに加え巨人戦の視聴率も低迷していたことから、徐々にファイターズ中心の中継体制へと移行していった。
2006年までは解説者も少なく、札幌ドームでの主催試合が中心だったが、2007年度以降は解説者を増員し、ビジターの試合にも積極的に自社スタッフを送り込んで中継を行っている。
なお、在札民放テレビ局で唯一日本シリーズにおけるファイターズホーム開催試合の中継経験がない一方で、ファイターズが進出した2009年(11月3日の第3戦・11月4日の第4戦・11月5日の第5戦)・2012年(10月27日の第1戦・10月28日の第2戦・11月3日の第6戦)の対巨人戦と2016年(10月29日の第6戦)の対広島戦のビジター開催を放送した(何れも日本テレビ主導制作で放送し、後者は広島テレビと共に制作協力で参加)実績があり、日本ハムが2016年に日本一を決めた試合の札幌地区での平均視聴率は50.8%を、瞬間最高視聴率は66.5%を各々記録している[80][81][82][83]。
記述した番組以外にも放送されているものがある。
TVh開局までのもの。
TVh開局後のもの。
☆印がついているものはフジテレビと同時ネットの番組
*は故人。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.