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『ミスター味っ子』(ミスターあじっこ)は、寺沢大介による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載された。後に、テレビ東京系でテレビアニメ化された。
ミスター味っ子 | |
---|---|
ジャンル | 料理漫画、少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 寺沢大介 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
発表号 | 1986年40号 - 1990年4・5合併号 |
巻数 | 全19巻、文庫版全10巻 |
アニメ | |
原作 | 寺沢大介 |
監督 | 今川泰宏 |
シリーズディレクター | 中村憲由、山口祐司(演出チーフ) |
シリーズ構成 | 鳥海尽三、鳳工房(第76話 - ) 城山昇(第1話 - 第75話、チーフライター) |
キャラクターデザイン | 加瀬政広→毛利和昭 |
音楽 | 藤田大土 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | テレビ東京、サンライズ |
放送局 | テレビ東京他 |
放送期間 | 1987年10月8日 - 1989年9月28日 |
話数 | 全99話 |
テンプレート - ノート |
1986年の秋(40号)から1989年末(1990年4・5合併号)まで、『週刊少年マガジン』で連載された。全167話、単行本全19巻、漫画文庫版全10巻[注釈 1]。第12回講談社漫画賞少年部門受賞。
2003年より『イブニング』(講談社)にて、味吉陽一の息子・味吉陽太を主人公とした続編の『ミスター味っ子II』が連載。2004年にはテレビアニメ版DVD-BOXのイラストとして中学生の陽一が描き下ろされた。
『イブニング』第9号(2011年4月26日号)にて、『ミスター味っ子II』の作中作ながら本編終了から22年ぶりに新規エピソードが1本追加執筆された。陽太の母(つまり陽一の妻)となる吉野八重と陽一の馴れ初めのストーリーで、本作と『ミスター味っ子II』の内容をつなぐエピソードとなっている。ストーリー開始時においては本作のロゴが使われている(後に『ミスター味っ子II』単行本第11巻へ収録された)。『ミスター味っ子II』は2012年で完結したが、『将太の寿司2 World Stage』で本作の一部キャラクターが客演している。
2015年から2019年にかけて歴史漫画雑誌『週刊朝日増刊 真田太平記』(朝日新聞出版)にて、中学生の陽一が幕末へタイムスリップする外伝『ミスター味っ子 幕末編』が連載された。
調理や食事のリアクション(後述)など、派手で荒唐無稽な描写が非常に多いが、料理や調理手法自体はごく現実的なもので、実際に再現可能な料理が多い。
亡き父が残した日之出食堂を母と一緒に支える味吉陽一のもとに、日本料理界の重鎮、味皇こと村田源二郎が訪れ、そこで陽一の作ったカツ丼に驚くことになる。味皇に招かれた陽一は、スパゲティ勝負がきっかけとなり、料理人達との美味しい味を求めた勝負に挑戦していくことになる。
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
本作を語る上で欠かせないものに、料理を食べた後などの大袈裟なリアクションが挙げられる。特にアニメ版ではロボットアニメやSF作品を連想させるような大袈裟な演出が多く[1]、後述の漫画作品にも多大な影響を与えた。以下はその一例。
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
○勝利、●敗北、△引き分け、★対決以外の料理披露
1987年10月8日 - 1989年9月28日まで、テレビ東京系でテレビアニメ化された。全99話。アニメーション制作はサンライズが担当。同社にとっては、同年4月から放送開始した『シティーハンター』に続く2作目の漫画原作アニメである。当初は25話前後で終了する予定だったが、最終的には2年間(99話)の放送となった。
原作とは内容が若干異なり、料理を食べたキャラクター(特に味皇)が別世界にトリップするなどのリアクションを筆頭に、荒唐無稽かつ派手で豪快な演出がなされた[1]。ストーリーも中盤以降、味皇料理会と味将軍グループの対立を主軸に描かれている。また全体を通じアニメ・特撮・時代劇のパロディが多数見られる。
アニメオリジナルの登場人物が大幅に増やされ、山岡姉弟や味将軍七包丁のようにストーリーで重要な役割を果たす人物も多数登場している。また、堺一馬や須原椎造のように大幅な設定変更をされているキャラクターもおり、後者は「ブラボーおじさん」というニックネームがつき、ナレーション・タイトルコール・料理解説を行う事実上のレギュラーに昇格している。
今川泰宏の初監督作品であり[1]、陽一役で初レギュラー、初主演した高山みなみの出世作である。
香港では無綫電視で広東語名で「伙頭智多星」という題名で放映され、オープニングもアニメのシーンを繋ぎ合わせた、香港オリジナルのものが使用された。
※放送日時は1989年9月終了時点(北海道文化放送については1989年3月中旬 - 4月上旬時点[6]、テレビ北海道とテレビ岩手と仙台放送と石川テレビと三重テレビと日本海テレビとRKB毎日放送とテレビ熊本については本放送終了後に放映された日時)、放送系列は放送当時のものとする[7]。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 木曜 19:30 - 20:00 | テレビ東京系列 | 制作局 |
愛知県 | テレビ愛知 | |||
大阪府 | テレビ大阪 | |||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | |||
北海道 | 北海道文化放送 | 土曜 7:30 - 8:00 | フジテレビ系列 | テレビ北海道の開局準備により途中打ち切り。 |
テレビ北海道 | 金曜 18:30 - 19:00 → 土曜 19:00 - 19:30 | テレビ東京系列 | 試験放送時の放送はなし。(高橋洋子のノルウェーの森を訪ねてを放送のため。)その後は1990年7月6日から1992年12月26日まで全話放送。開始当初は金曜 18:30 - 19:00、1991年4月13日より土曜 19:00 - 19:30に放送[8]。 | |
札幌テレビ | 放送時間不明 | 日本テレビ系列 | テレビ北海道の開局後しばらく経ってから改めて全話放送。 | |
青森県 | 青森テレビ | 日曜 10:30 - 11:00 | TBS系列 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 月曜 - 金曜 5:55 - 6:25 | 日本テレビ系列 | 本放送終了後、1992年に放映[9]。 |
宮城県 | 仙台放送 | 月曜 - 金曜 17:00 - 17:30 | フジテレビ系列 | 1989年4月 - 7月の3ヶ月に帯で放送。 その後、本放送終了後の1990 - 1991年に改めて放送[10]。 |
秋田県 | 秋田テレビ | 火曜 17:30 - 18:00 | ||
山形県 | 山形テレビ | 日曜 11:00 - 11:30 | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ | 放送時間不明(早朝) | フジテレビ系列 | |
山梨県 | テレビ山梨 | 木曜 15:55 - 16:25 | TBS系列 | |
長野県 | 長野放送 | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | |
静岡県 | 静岡第一テレビ | 月曜 - 金曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 | |
富山県 | 富山テレビ | 木曜 16:25 - 16:55 | フジテレビ系列 | |
石川県 | 石川テレビ | 月曜 - 木曜 17:30 - 18:00 | 本放送終了後、1990年に放映[11]。 | |
岐阜県 | 岐阜放送 | 木曜 18:30 - 19:00 | 独立局 | |
三重県 | 三重テレビ | 水曜 18:30 - 19:00 | 本放送終了後、1990 - 1991年に放映[11]。 | |
近畿広域圏 | 読売テレビ | 放送時間不明(夕方) | 日本テレビ系列 | 本放送終了後の1990年代前半に、放映。 大阪府・滋賀県・奈良県では、実質の再放送。 |
滋賀県 | びわ湖放送 | 月曜 19:00 - 19:30 | 独立局 | |
奈良県 | 奈良テレビ | 木曜 17:00 - 17:30 | ||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 月曜 - 木曜 17:00 - 17:30 | 日本テレビ系列 | 本放送終了後、1992年に放映[12]。 |
広島県 | テレビ新広島 | 火曜 16:30 - 17:00 | フジテレビ系列 | |
山口県 | テレビ山口 | 木曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
福岡県 | RKB毎日放送 | 土曜 17:00 - 17:30 | 本放送終了後89年10月から90年3月まで放送。TXN九州(現・TVQ九州放送)の開局準備のため一旦打ち切り後、TVQで全話放送。 | |
長崎県 | 長崎放送 | 火曜 19:30 - 20:00 | ||
熊本県 | テレビ熊本 | 火曜 16:30 - 17:00 | フジテレビ系列 | 本放送終了後、1990 - 1991年に放映[13]。 1989年9月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局。 |
宮崎県 | 宮崎放送 | 月曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 | |
鹿児島県 | 南日本放送 | 日曜 16:30 - 17:00 |
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