日本たばこ産業
日本の特殊会社 ウィキペディアから
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日本たばこ産業株式会社(にほんたばこさんぎょう、英: JAPAN TOBACCO INC.[3]、略: JT)は、日本の食料品製造会社。たばこをはじめとし、医薬品、加工食品などを製造している。日本たばこ産業株式会社法(JT法)に基づき、日本専売公社の事業を引き継ぎ、1985年(昭和60年)に特殊会社として設立された。財務省所管。日経平均株価およびTOPIX Core30の構成銘柄の一つ[4][5]。
本社が入居する神谷町トラストタワー | |
種類 |
株式会社 日本たばこ産業株式会社法に基づく特殊会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | JT、日本たばこ |
本社所在地 |
日本 〒105-6927 東京都港区虎ノ門四丁目1番1号 (神谷町トラストタワー27階) 北緯35度39分55秒 東経139度44分43秒 |
設立 | 1985年4月1日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 4010401023000 |
事業内容 |
たばこ・医薬品・食品 (日本たばこ産業製造ブランド一覧を参照) |
代表者 |
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資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
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決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
主要株主 | |
主要子会社 | 関連会社参照 |
関係する人物 | |
外部リンク | https://www.jti.co.jp/[注釈 3] |
特記事項:連結経営指標は国際会計基準のため、売上高は売上収益、経常利益は税引前利益、純利益は当期利益、純資産は資本合計、総資産は負債及び資本合計。 |
食料品メーカーとしては唯一のTOPIX Core30構成銘柄であり、国内最大の規模を誇る。M&Aなどにより、たばこ事業を世界展開しており、企業別の世界シェアは2018年時点で第4位(8.4%)であった[注釈 4]。2020年の売上高は2兆926億円である[7]。海外に主力を置いているため、売上の6割は海外事業であり、タバコ関連企業では世界第3位の規模となっている[8]。
前身の日本専売公社から1985年(昭和60年)4月1日に業務を承継している。特別法『日本たばこ産業株式会社法』による特殊会社である。同法には、全株式のうち3分の1以上の株式は日本国政府(財務省)が保有しなければならないと規定されている。たばこ事業法により、日本産の葉タバコの全量買取契約が義務付けられている。一方で、煙草製造の独占権が認められている。同法の効力により国内で唯一、たばこの製造を業として行っており、日本におけるたばこの市場占有率は約60%である。他には、医療器具や医科向け医薬品、加工食品、調味料などの製造も手がける。売上高の87%が煙草である(2018年実績。うち国内分は28%)。
世界戦略にも積極的であり、1999年(平成11年)にR.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの子会社であるRJRインターナショナルを買収しJTインターナショナルを設立した。JTインターナショナルを含めた販売シェアは世界第4位である。2007年(平成19年)に英ギャラハーを買収して世界2位のブリティッシュ・アメリカン・タバコに迫った。最近はJTの収益は国内消費の低下を海外消費の上昇で補っている面がある(2010年実績にて売上構成比の45.8%)。
JTの2018年の売上高(たばこ税及びその他の代理取引取扱高を除く)は2兆2160億円で、その構成比は、国内たばこ28.0%、海外たばこ59.2%、医療事業5.1%、食料事業7.3%となっている[9]。2018年の経常利益は5315億円で、国内企業ランキング18位の位置にある。国内株式時価総額ランキングは19位である。
多角化事業として、2001年までファストフードチェーン「バーガーキング」[注釈 5]を展開していたことがあったが、ロッテリアやファーストキッチンに譲渡した。1988年に飲料事業に参入し、ユニマットコーポレーション[注釈 6]を買収した[10]。清涼飲料水「桃の天然水」や缶コーヒー「ルーツ」などのヒット商品を生み出してきた[10]。コンビニや量販店と厳しい競争の末、2015年に撤退した[10]。子会社となっていたジャパンビバレッジホールディングスの株式もサントリー食品インターナショナルに譲渡された。また、1990年にはチューインガムの製造・販売にも参入した(後述)が、こちらも1年ほどで撤退している。
旧・日本専売公社から塩の専売業務も承継し、塩専売事業本部を置いていたが、1997年(平成9年)4月21日に塩専売法が廃止されて塩事業法に移行し、日本での塩の製造販売が自由化されたため、塩に関する事業は「公益財団法人塩事業センター」が引き継ぎ、従来の食塩(精製塩)は「センター塩」と改称された。
現略称およびJTロゴは1988年10月にコミュニケーション・ネームとして導入された。それ以前のマークはたばこの煙をイメージした、横幅の違う縦長の楕円を3個順番に並べたものを使用しており、「日本たばこ」が略称として用いられていた。
旧日本専売公社の病院である東京専売病院(東京都港区)は、JTに引き継がれた後もそのままの名前で運営されていたが、2005年(平成17年)に国際医療福祉大学に売却され、現在は国際医療福祉大学三田病院と名を変えている。京都専売病院(京都市東山区)も同様に2005年(平成17年)9月に武田病院グループに売却され東山武田病院となり、専売病院の名は消滅した(なお、東山武田病院は2011年12月に閉院している)。
日本たばこ産業製造。
2011年(平成23年)5月12日に日本たばこ産業は、東日本大震災の影響により、たばこ23銘柄を廃止して73銘柄に絞り込む事が発表された[51][52]。
ブランド名 | 誕生年 | 現行銘柄数 | 廃止銘柄数 | 備考 |
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メビウス | 2013年 | 38銘柄 | 20銘柄 | 2013年2月にマイルドセブンから改名。LSS製品6銘柄あり |
セブンスター | 1969年 | 19銘柄 | 17銘柄 | |
ウィンストン※ | 2005年 | 26銘柄 | 7銘柄 | 2015年8月にキャビン/キャスターの大半の銘柄を統合、LSS製品5銘柄あり |
ピアニッシモ※ | 2005年 | 11銘柄 | 3銘柄 | LSS製品 |
ナチュラル・アメリカン・スピリット※ | 2016年 | 8銘柄 | ||
ピース | 1946年 | 9銘柄 | 6銘柄 | LSS製品1銘柄あり |
ホープ | 1957年 | 4銘柄 | 1銘柄 | |
キャメル※ | 2005年 | 4銘柄 | 9銘柄 | |
セーラム※ | 2005年 | 1銘柄 | 4銘柄 | メンソールブランド |
ベヴェル | 1995年 | 1銘柄 | 3銘柄 | LSS製品 |
ハイライト | 1960年 | 2銘柄 | あり | |
ゴールデンバット | 1906年 | 1銘柄 | 3銘柄 | 旧三級品 |
エコー | 1968年 | 1銘柄 | なし | 旧三級品 |
わかば | 1966年 | 1銘柄 | なし | 旧三級品 |
しんせい | 1947年 | 1銘柄 | あり | 旧三級品 |
うるま | 1972年 | 1銘柄 | なし | 沖縄県限定ブランド・旧三級品 |
バイオレット | 1972年 | 1銘柄 | なし | 沖縄県限定ブランド・旧三級品 |
地域限定販売されている銘柄 | 9銘柄 | |||
LSS製品一覧 | 24銘柄 | 27銘柄 |
日本たばこ産業及び日本専売公社から販売されていたブランド
ブランド名 | 誕生年 | 廃止年 | 廃止銘柄数 | 備考 |
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ルナ | 1967年 | 1992年 | 1銘柄 | |
チェリー | 1970年 | 2011年 | 1銘柄 | 東日本大震災の影響で廃止 |
ミスター・スリム | 1971年 | 2003年 | 2銘柄 | |
カレント | 1972年 | 1993年 | 1銘柄 | |
ミニ・スター | 1972年 | 2008年 | 1銘柄 | 30本入り、2008年2月まで販売 |
峰 | 1972年 | 2010年 | 2銘柄 | 国産初のボックスパッケージ、免税店では販売継続 |
ハイトーン | 1972年 | 2011年 | 1銘柄 | 沖縄県限定ブランド |
マールボロ | 1973年 | 2005年 | 14銘柄 | ライセンス生産。フィリップモリスで販売継続。 |
エプソン | 1976年 | 1993年 | 1銘柄 | |
ジャスト | 1976年 | 2002年 | 1銘柄 | テンダー発売までは最も軽い銘柄だった |
トーク | 1977年 | 1993年 | 1銘柄 | 国産初の100mm製品、ケント対抗銘柄 |
ジョーカー | 1978年 | 2001年 | 1銘柄 | 国産唯一の120mm製品 2014年にJOKER CHAOSとして復活[53]。 |
雅 | 1978年 | 1987年 | 1銘柄 | 京都府限定銘柄 |
パートナー | 1978年 | 2001年 | 1銘柄 | |
プロムナード | 1979年 | 1993年 | 1銘柄 | パイプ用の葉を紙巻たばこにした物 |
サムタイム | 1977年 | 2011年 | メンソールブランド | |
テンダー | 1980年 | 2003年 | 2銘柄 | フロンティア発売までは最も軽い銘柄だった |
ノバ | 1982年 | 1987年 | 4銘柄 | フレーバーたばこ |
ミルデゾルテ・ウルトラ | 1983年 | 1992年 | 1銘柄 | ライセンス生産 |
コスモス | 1984年 | 2003年 | 2銘柄 | パーラメント対抗銘柄、旧専売公社時代最後の新製品 |
サマディ | 1985年 | 1986年 | 1銘柄 | 国産唯一のクレティック(丁子入)たばこ |
エントリー | 1986年 | 1987年 | 1銘柄 | |
メロディ | 1986年 | 1989年 | 1銘柄 | 日本、ポルトガル、フランスの共同開発銘柄 |
ウェイブ | 1986年 | 1987年 | 1銘柄 | 海外では販売中 |
アレックス | 1986年 | 1989年 | 2銘柄 | |
ディーン | 1986年 | 1991年 | 1銘柄 | 後継銘柄:ホープ・ライト |
ミスティ | 1987年 | 1991年 | 3銘柄 | メンソールブランド |
リベラ・マイルド | 1987年 | 2001年 | 1銘柄 | ラーク・マイルド対抗銘柄 |
シルクロード | 1987年 | 1994年 | 1銘柄 | パイプ用の葉を紙巻たばこにした物。2008年にリトルシガー化して復活 |
フロンティア | 1988年 | 2012年 | 10銘柄 | 国産初の1mg及び3mg製品、キャスター・フロンティア・ワン・ボックスに名称変更およびブランド統合 |
プライム | 1988年 | 1989年 | 1銘柄 | マイルドセブン・プライムとは別物 |
クラリス・ライト | 1989年 | 1992年 | 2銘柄 | セーラム対抗銘柄、後継銘柄:マールボロ・ライト・メンソール・ボックス |
エピック・メンソール | 1989年 | 2003年 | 1銘柄 | スーパースリムタイプ。海外では継続 |
ビサイド | 1989年 | 1992年 | 1銘柄 | |
ウィズクラス | 1989年 | 1992年 | 1銘柄 | |
チェロキー | 1990年 | 1994年 | 2銘柄 | バニラフレーバー |
スティングレー | 1991年 | 1992年 | 1銘柄 | ラッキーストライク対抗銘柄 |
ミラ・ショーン | 1991年 | 2004年 | 2銘柄 | |
セレクト・スペシャルライト | 1991年 | 2002年 | 2銘柄 | |
ジタン・ブロンド・100's | 1993年 | 2003年 | 1銘柄 | ライセンス生産 |
アルファ | 1994年 | 2008年 | 2銘柄 | フロンティア・ライトに次ぐ1mg製品第2弾。マイルドセブン・ワン/同ワン・メンソールに統合される形で廃止 |
エアーズ | 1997年 | 2004年 | 2銘柄 | 煙の出ない特殊なたばこ |
ゼファー | 1997年 | 2002年 | 1銘柄 | パーラメント対抗銘柄 |
バリアント・ボックス | 1998年 | 2001年 | 1銘柄 | 後継銘柄:セブンスター・メンソール・ライト・ボックス |
スピリット | 2001年 | 2003年 | 1銘柄 | ショートホープサイズ、福岡限定 |
ハーモニー | 2001年 | 2003年 | 1銘柄 | 初の低臭気たばこ、D-Specのテスト版 |
シーズンズ | 2002年 | 2004年 | 1銘柄 | 韓国との共同開発。韓国では現役 |
アイシーン | 2002年 | 2010年 | 1銘柄 | メンソールブランド、ピアニッシモ・アイシーン・メンソールに名称変更およびブランド統合 |
ルーシア | 2003年 | 2010年 | 2銘柄 | 初のD-spec製品/メンソールブランド、ピアニッシモ・ルーシア・メンソールに名称変更およびブランド統合 |
アルファベット | 2003年 | 2007年 | 6銘柄 | マルボロ後継として地域限定発売→地域拡大 |
富士ルネッサンス | 2004年 | 2006年 | 2銘柄 | |
ビービースラッガー | 2004年 | 2005年 | 1銘柄 | |
ビターバレー | 2004年 | 2004年 | 1銘柄 | わずか4カ月のテスト販売で廃止になった幻の銘柄(JT移行後発売の銘柄としては最短命) |
シエスタ | 2004年 | 2006年 | 2銘柄 | |
凛 | 2005年 | 2006年 | 1銘柄 | |
さくら | 2005年 | 2011年 | 2銘柄 | 一部D-spec製品 地域限定発売 |
アイランド | 2005年※ | 2006年 | 2銘柄 | RJRより移管、JT移行後は沖縄限定 |
イヴ・サンローラン | 2005年※ | 2銘柄 | RJRより移管されたが国内販売せず | |
モア | 2005年※ | 1銘柄 | RJRより移管されたが国内販売せず | |
プレミア | 2005年※ | 2011年 | 1銘柄 | ※D-spec製品 |
イジット | 2005年 | 2006年 | 2銘柄 | |
バンテージ | 2006年 | 2010年 | 1銘柄 | ※沖縄県限定ブランド(JT移管後) |
ディースペック | 2007年 | 2010年 | 3銘柄 | D-spec製品 地域限定発売 |
メンフィス | 2008年※ | 2銘柄 | Austria Tabakより移管されたが国内販売せず | |
アロマ・バニラ | 2008年※ | 1銘柄 | Austria Tabakより移管されたが国内販売せず | |
スチーム・ホット・ワン | 2009年 | 2010年 | 1銘柄 | 静岡県限定、煙の出ない特殊なたばこ |
ブランド名 | 誕生年 | 廃止年 | 廃止銘柄数 | 備考 |
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敷島 | 1904年 | 1946年 | 2銘柄 | 両切り/口付き、両切りは国内最短命銘柄 |
朝日 | 1904年 | 1977年 | 2銘柄 | 両切り/口付き、最後まで販売された口付きたばこ |
誉(ほまれ) | 1905年 | 1948年 | 1銘柄 | 両切り |
麗 | 1932年 | 1946年 | 1銘柄 | 両切り |
響 | 1932年 | 1947年 | 1銘柄 | 口付き |
光 | 1936年 | 1965年 | 1銘柄 | 両切り |
さかえ | 1938年 | 1銘柄 | 両切り/国産初のメンソールたばこ(当時は「薄荷入」という表現) | |
桜 | 1940年 | 1946年 | 1銘柄 | 両切り |
鵬翼 | 1941年 | 1947年 | 2銘柄 | 両切り |
コロナ | 1946年 | 1949年 | 1銘柄 | 両切り |
いこい | 1948年 | 1974年 | 3銘柄 | 両切り |
ハッピー | 1948年 | 1957年 | 2銘柄 | 両切り |
富士 | 1953年 | 1974年 | 2銘柄 | 両切り |
パール | 1955年 | 1967年 | 2銘柄 | 両切り |
みどり | 1957年 | 1972年 | 1銘柄 | 両切り/メンソール |
スリーエー | 1960年 | 1964年 | 1銘柄 | 両切り/東京オリンピック開催記念銘柄 |
オリンピアス | 1963年 | 1964年 | 2銘柄 | 両切り/フィルター付、東京オリンピック開催記念銘柄 |
とうきょう64 | 1963年 | 1967年 | 1銘柄 | |
ひびき | 1964年 | 1967年 | 1銘柄 | |
エムエフ(mf) | 1965年 | 1978年 | 1銘柄 | 国産初のフィルター付メンソールたばこ、ブランド名はMenthol Filterの略 |
やまと | 1966年 | 1973年 | 1銘柄 | |
コハク | 1966年 | 1969年 | 1銘柄 | |
泉(izumi) | 1967年 | 1972年 | 1銘柄 | メンソールブランド |
太陽 | 1967年 | 1968年 | 1銘柄 | 両切り銘柄としてはこれ以降発売されていない(2013年1月現在) |
蘭 | 1970年 | 1978年 | 1銘柄 | 高級たばこ |
エポック | 1970年 | 1974年 | 1銘柄 | |
ベル・ミニ | 1971年 | 1973年 | 1銘柄 | |
ロン | 1972年 | 1978年 | 1銘柄 | 沖縄限定、沖縄返還によりオリエンタル煙草から移管 |
マリーナ | 1972年 | 1978年 | 1銘柄 | 後継銘柄:マイルドセブン(発売1年間は併売) |
おおぞら | 1972年 | 1976年 | 2銘柄 | 当初は「宙」表記だった |
オールド・スプレンダー | 1973年 | 1983年 | 1銘柄 | ライセンス生産 |
ベンソン&ヘッジス | 1974年 | 1982年 | 1銘柄 | ライセンス生産 |
アスター | 1975年 | 1981年 | 1銘柄 | ライセンス生産 |
いぶき | 1978年 | 1979年 | 1銘柄 | |
こもれび | 1978年 | 1983年 | 1銘柄 | |
ジョイ | 1980年 | 1981年 | 1銘柄 | 10本入り |
シャンパーニュ | 1981年 | 1984年 | 1銘柄 | 日本、フランス、オーストリアの共同開発銘柄 |
うりずん | 1982年 | 1984年 | 1銘柄 | 沖縄限定 |
ハーフタイム | 1983年 | 1985年 | 1銘柄 | サムタイムの高級版 |
匠 | 1984年 | 1985年 | 1銘柄 |
ブランド名 | 現行銘柄数 | 廃止銘柄数 | 備考 |
---|---|---|---|
ソブラニー | なし | 11銘柄 |
上記の銘柄は全て2004年4月末日をもってJTでの製造が終了した。 現在は※印の付いた銘柄のみ基本的な喫味品質及び銘柄イメージを踏襲した製品をギャラハーが製造し、JTの関連会社である日本たばこアイメックスが輸入し、国内で販売している。
現在販売している銘柄は次の通り。
上記の銘柄は全て2004年4月末日をもってJTでの製造が終了した。現在は基本的な喫味品質及び銘柄イメージを踏襲した製品をデンマークの老舗パイプたばこメーカーであるマックバレン(Mac Baren Tobacco Company)に製造を委託し、JTの関連会社である日本たばこアイメックスが輸入し、国内で販売している。
現在販売している銘柄は次の通り。
ウェブページ上では「パイプたばこ」として扱われている。
プルーム専用たばこポッドは以下の通り
本体・カートリッジ共に通信販売のみで販売されている。
プルーム・テック専用たばこカプセルは以下の通り。
本体・カートリッジ共に、店頭販売のほかに通信販売もされている。
かつて商品および自動販売機ともにHALFTIME(ハーフタイム)ブランドを掲げていたが廃止された。ジェイティフーズのソフトドリンクを中心としたジャパンビバレッジの自動販売機には、以前製品の日本たばこ産業のコーポレートスローガンでもあるdelight(ディライト)というブランドが掲げられている。また、たばことの差別化と抵抗感を避けるため、冷凍食品などと同様に、製造・販売はジェイティ飲料、商品開発は日本たばこ産業が行う事業形態をとっていた。
JTは2015年2月4日、同年9月末にソフトドリンク事業から撤退すると発表した。理由は「JTグループの中長期的な成長に貢献するのは困難であると判断したため」とのこと[54]。人気商品のみ他社へ譲渡する可能性は「検討していく」方針[55]としており、その後同年5月25日に、JT子会社で同社製品の自動販売機を取り扱うジャパンビバレッジホールディングスと共にサントリー食品インターナショナルへ売却されることが発表された[56]。ブランドに関しては売却後も維持していくとされた。
1990年にチューインガム事業への新規参入を図った。商品名は「セルピナ」で、3種類発売された。
いずれも1991年5月末販売休止(=事実上の販売終了)となった。
上記製品は「チューインガム事業への新規参入であることを考慮し、商品力の評価、販売ノウハウ、事業運営ノウハウ等もあわせて習得する」との理由から、静岡県にてテスト販売の形式で販売されたが、静岡県での販売実績などを踏まえて本発売は見送られたことから、静岡県以外では目に触れることのない「幻の商品」となった。チューインガムの販売にあたっては、大阪市に本社を置くトップ製菓の技術指導のもとで行われた。
有人店舗(コンビニエンスストアなど)を除き、かつて自動販売機でのたばこの販売は、深夜帯の販売が(午後11時から翌朝5時まで)「自主的に」停止されていた。しかし、taspo対応のたばこ自動販売機については2008年以降、順次24時間自動販売機にて販売している。
2004年3月31日付で、たばこ事業法関連の、小売業販売業許可等取扱要領[61]が改定された。これによりたばこを販売するには喫煙所の設置が義務付けられた。劇場、百貨店、スーパーマーケット、鉄道駅などが対象となっている。全面禁煙の場所(例・JR東日本の東京近郊区間や地下鉄や関東地方の大手私鉄の鉄道駅など)においてはたばこの販売は原則として認められていない。ただし、2003年5月1日以前にたばこ販売許可を受けていた場所(駅構内の売店)については、経過措置として当分の間、販売許可取り消しにはならないことになった。
2003年5月1日以降の新規申請については喫煙所が設置されていない場合、販売が許可されない。
主な子会社は以下のとおり。
ほか
2020年度時点で、以下の会社の株式を保有している[63]。
その他、企業としての経営はなかったものの、JTが「デイリーフィットネス」として運営していたフィットネス事業は撤退している。
2002年にWHOの反たばこキャンペーンを批判する見返りとして、日本たばこ産業がロジャー・スクルートンに月間4500ポンドを支払っていたことが判明した。流出したスクルートンのメールは『ウォールストリート・ジャーナル』(WSJ)、『タイムズ、デイリー・テレグラフ』、『スペクテイター』、『フィナンシャル・タイムズ』(FT)、『エコノミスト』、『インディペンデント』、『ニュー・ステイツマン』などの新聞、雑誌へ反反タバコの寄稿したことの見返りとして、現行の月間4500ポンドの謝礼を1000ポンド増額するよう依頼した内容であった。賄賂を要求していたロジャー・スクルートンが毎週連載していたコラムは、各メディアで中止となった[64]。詳細はロジャー・スクルートン参照。
神奈川県が、2006年12月27日~2007年1月26日にかけて、「条例で公共の場所の喫煙を規制すること」の是非を問うアンケートをインターネット上で実施し、アンケート結果では賛成票が多数を占めていたが、締切直前になって突如反対票が上回る事態となった。調査の結果、JTが社員などにアンケートで「反対」の投票をするよう依頼し、組織的に不正投票を行っていたことが判明した。JTは「条例が成立すれば他の自治体にも波及するおそれがあった」と不正を認めた上で「条例反対はあくまで我が社のスタンス」と述べた。この件を受けて神奈川県はアンケートを無作為抽出・郵送方式でやり直し、2007年12月12日に発表された再アンケートの結果は賛成票が88.5%を占めた[65]。2010年4月1日に「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」が施行され、これは全国初の受動喫煙防止条例となった。
2008年(平成20年)10月1日より、全国たばこ販売協同組合連合会及び全国たばこ耕作組合中央会とともにインターネット及びたばこ販売店において「たばこ税増税反対署名活動」を開始した。増税反対の論拠として、
などなどを挙げている[66]。
活動開始と同時に、ポスターや新聞紙上、インターネットバナー広告などで増税反対の意見広告を展開しており、さらに増税反対を積極的に発信するサイト「たばこ税ドットコム」をオープンさせた[67]。なお、たばこ税増税の賛否については、2008年5月31日より、たばこ問題情報センターが運営するサイトにおいて、たばこ値上げ賛成署名運動も行われている[68]。
民営化された後も、日本専売公社時代からの政界との深い繋がりを維持している。
日本人の喫煙率のピークは1966年であり、日本人男性89.7%・日本人女性18%・日本人男女49.4%であった[69]。2011年~18年にかけての7年で、日本人喫煙者率は4%ほど低下していて、2018年時点の喫煙率で男性27.8%・女性8.7%・男女17.9%で過去最低を更新している。健康志向の高まりや、路上喫煙・歩きタバコ・ポイ捨てが半分以上を占めるなどの喫煙者マナー違反でタバコ忌避が広がっている。[70][71][72][73][74][75][76]。
歩きタバコに反対し、たばこ吸い殻のポイ捨てが多くなっていることから、取手市で取手市たばこ販売組合と取手駅前清掃活動を行っている[77]。公共の場での適切な分煙、喫煙マナー向上などの喫煙環境の改善により、喫煙者・非喫煙者が共存できる調和ある社会が実現されることが望ましいとしている。「吸う人と吸わない人が共存できる未来を目指し、マナーの活動を続けていきます。」として、2004年5月3日から「ひろえば街が好きになる運動」というゴミ拾いなどしている[78][79][80][81]。
※2020年10月からは、絨毯つきのカラー表記に変更された[注釈 9]。
ほか
ほか
なお、缶コーヒー「ルーツ」のCM出演者については当該項目を参照。
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