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日本の広島県広島市南区にあるバス事業者 ウィキペディアから
JRバス中国株式会社(ジェイアールバスちゅうごく、英: JR Bus ChugokuCompany)は、中国地方を営業エリアとする路線バス・貸切バス会社。広島県広島市に本社を置く。旧国鉄バスを引き継いだJRバス8社のうち、西日本ジェイアールバスと共に西日本旅客鉄道(JR西日本)の子会社である。
種類 | 株式会社 |
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略称 | JR中国バス、中国JRバス、JRバス中国 |
本社所在地 |
日本 〒733-0011 広島県広島市西区横川町三丁目2番47号[1] |
設立 |
1988年(昭和63年)3月2日[2] (中国ジェイアールバス株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 5240001006620 |
事業内容 | 旅客自動車運送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 酒井 俊臣[1] |
資本金 | 1億円[3] |
売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 | 397名(2024年6月1日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 西日本旅客鉄道 100% |
主要子会社 | 西日本バスネットサービス |
外部リンク | https://www.chugoku-jrbus.co.jp/index.html |
JRバスの中でも日本国有鉄道中国地方自動車部の流れを汲むバス会社で、中国地方5県のうち、広島県・山口県の2県で一般路線バスを運行し、島根県・岡山県・広島県・山口県を拠点に各地に高速路線バスを運行している(島根県・岡山県内でも一般路線バス[注釈 1]を運行していたが、現在は全廃している)。なお、鳥取県内には営業拠点が存在しない(客扱いも、名古屋市 - 出雲市の高速バス「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」、岡山市 - 出雲市の高速バス「ももたろうエクスプレス」が米子駅前に停車するのみ)。島根県旅客自動車協会・岡山県バス協会・広島県バス協会・山口県バス協会に加盟している。
一般路線バスは路線の統廃合・他社移管を進めた結果、実質的に広島・東広島・山口の3支店の管内に集約され、それぞれの地域で地域内交通を担っている。2003年に行った大規模再編の結果、かつて一大拠点であった島根県内(浜田市を中心とした県中部が路線網の中心だった)から全面撤退、岡山県内も事実上スクールバス1系統のみを残した末に2016年に廃止となった。一方で、高速バスについては陰陽連絡路線を高速道路経由に載せ替えてスピードアップを図るだけではなく、JRバスのネットワークの強みを生かし、九州方面や四国方面などの新規路線開拓に意欲的に取り組んでいる。島根・岡山の両支店も実質的に高速バス専業の拠点として存続している。
貸切バス事業にも力を入れており、近年は客席数を大きく減じたハイグレード貸切バス「プレミアムシリーズ」の導入など、多様な顧客ニーズを満たすための施策にも意欲的である。
車体につけられるエンブレムはJRマークを「C」で囲んだ物が用いられている。設立当初は「中国ジェイアールバス株式会社」という社名だったが、車体に付記される社名表記は、アルファベットが「CHUGOKU JR BUS」とそのまま英語表記なのに対し、日本語表記は当初から「JRバス中国」の呼称が用いられていた(後述)。2024年9月1日から正式社名も車体に付記される社名表記と同じ「JRバス中国株式会社」に変更された。
JR西日本が運行する豪華列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の専用バス「瑞風バス」も中国JRバスが担当しているほか、Jリーグ・サンフレッチェ広島およびBリーグ・広島ドラゴンフライズの選手輸送バスも担当しており、専用車両を用意している。
運用の都合上、東京発は翌22日から
営業所 | 所在地 | 備考 |
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本社 | 広島県広島市西区横川町3丁目2番47号 | |
広島支店 | 広島市安佐北区落合南6丁目1-2 | 開所当時は広島市東区二葉の里3丁目 |
広島支店高陽車庫 | 広島市安佐北区倉掛3丁目2-1 | |
広島支店呉泊所 | 呉市宝町 | |
広島支店浜田派出所 | 島根県浜田市浅井町115 | 開所当時は広島自動車営業所浜田派出所→川本営業所浜田支所→島根支店浜田営業所 |
東広島支店 | 東広島市黒瀬町南方806-1 | |
東広島支店西条車庫 | 広島県東広島市西条大坪町7 | |
山口支店 | 山口県山口市惣太夫町3-8 | |
山口支店萩泊所 | 山口県萩市椿 | |
山口支店秋吉泊所 | 山口県美祢市秋芳町秋吉 | |
島根支店 | 島根県出雲市駅南町1丁目8 | 開所当時は島根県出雲市駅北町 |
島根支店神戸駐車場 | 兵庫県神戸市中央区神戸空港 | ポート・レイク専用 |
岡山支店 | 岡山県岡山市北区撫川1460 |
※地名は営業当時のものを記す。
バスツアーなどの旅行業をあわせて扱う「スワロートラベル」(中国ジェイアールバスの旅行業部門)と、一般発券窓口の2種類が存在する。
詳細な運行案内は各記事および#外部リンクの中国ジェイアールバスサイトを参照。
中国ジェイアールバスでは、「系統の距離が50km以下」「高速道路走行区間が路線長の半分以下」という路線を準高速バスと位置づけており[29]、以下の路線は準高速バス扱いになっている。
現在、一般路線は、広島県(広島地区及び東広島地区)・山口県のみ。島根県・岡山県は2003年3月で大部分が撤退し、岡山県の清心学園スクールバスが残存していたが、2016年3月で撤退した。なお、発足当初から鳥取県・広島県(福山地区)には一般路線は存在しない[注釈 1]。
詳細な運行案内は#外部リンクの中国ジェイアールバスサイトを参照。
国鉄バス時代の廃止路線を含む。
岡山県共通バスカードが利用可能だったが、2008年10月1日の同カード廃止に伴い、取扱終了となった。またHarecaの導入予定はなかった。
島根県内の路線では島根県共通バスカードが利用可能だったが、全区間廃止に伴い、取扱終了となった。
中国ジェイアールバスでは、広島市内観光バス として、市内を循環する路線バス1系統(3路線)を運行している。
ひろしま観光ループバス「ひろしま めいぷる〜ぷ」[38]は、広島駅新幹線口を拠点に市内の主要観光地を循環する路線バス。レモンルート、グリーンルート、オレンジルートの3ルートあり、いずれのルートも世界遺産「原爆ドーム」と平和記念公園を経由する。
全便が広島駅新幹線口を始点終点としており、広島駅新幹線口を通り過ぎて乗車する場合には広島駅新幹線口で運賃を一旦支払った上で乗り換え券をもらい次のバスに乗車する事になる。
専用のラッピングを施した車両が使用される。広島地域の路線バスと異なり、前乗り定額先払い、中降りとなる。専用の一日乗車券も設定されている。PASPY・ICOCA等での決済も可能。バスには無料公衆無線LAN サービス「HIROSHIMA FREE Wi-Fi」が設置されている。
当初は2013年4月19日から9月30日までの半年間の予定であったが、運行継続が決定した。
まず「オレンジルート」と「グリーンルート」の2ルートが開設された。ルートの大半が重複するが、経路が一部異なり、単純に「外回り」「内回り」の関係とはなっていない。下記の停留所(「めいぷる〜ぷ」専用にデザインされた標識柱が設置されている)以外には停車しない。オレンジルート、グリーンルートの名称設定時に、オレンジルートは従前のままでグリーンルート側が路線変更になり、現代美術館前、ひろしま美術館前、横川駅が外れて、お好み村前が追加された上で順番も見直された。その後2017年7月にグリーンルートを増便、オレンジルートの運行本数を減便した上、オレンジルートと運行経路はほぼ同じで現代美術館前を通らないレモンルートが追加された。また同時にグリーンルートのお好み村前は廃止され、並木 本通りへ移設追加した。
ひろしまドリミネーション期間中は特別ルートの臨時便が運行される場合有り。
中国ジェイアールバスでは、松江出雲観光バス として、松江城周辺(1日コースのみ)、八重垣神社、出雲大社を周遊する定期観光バスを1日コース、半日コースの2コース運行している。
営業エリアは、岡山県、広島県、島根県、山口県の4県である[40]。貸切バスの営業窓口は岡山支店、広島支店、東広島支店、島根支店、浜田派出所、山口支店となっている。
公益社団法人日本バス協会の「貸切バス事業者安全性評価認定制度」では、2015年9月に最高ランク「三つ星」の認定を受けている。
貸切バス事業者安全性評価認定制度 認定事業者一覧(平成29年10月4日現在)では、中国ジェイアールバスの貸切車両数が61輌と記載されている。
JR西日本が運行する豪華列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の専用バス「瑞風バス」も中国ジェイアールバスで担当している。 このバスには、最新型の安全装置を備え、デザインは「瑞風」のデザインをてがけた浦一也氏に監修したもので、車体および内装を「瑞風」の車両と世界観をあわせた「瑞風グリーン(深緑色)」を用い、エンブレムも同じ仕様のものを装着している。車体は、新造の大型バス(座席数:38席)で、「瑞風」のお客様専用となっている。また内装も「瑞風」の車両と世界観をあわせるため、同じデザインのオリジナルカーペットを採用、シートも緑色になっている。加えて、乗務員の制服も「瑞風」の車内クルーと同じデザインのものを着用する。
国鉄バス時代から三菱およびいすゞ製の車両が多く、現在でもその状態は続いている。しかし、三菱ふそうリコール隠しの一件以来、三菱車の新車導入は停止し、2004年に岡山へ配置されたのを最後にそれ以降はいすゞ製[注釈 2]のみ導入していた。わずかではあるが中古、新車を含め三菱車の導入も再開されている。2017年に13年ぶりに貸切車で三菱ふそう車を導入している。また、少数でありながら日野製(主に1993年、1995年、1996年、1997年製、及びリフト付き貸切車)およびUDトラックス(旧:日産ディーゼル)製、トヨタ製(黒瀬さくらバス専用ワンボックスカー)も保有している。
2021年に、初の輸入車であるスカニア・InterCityDDが導入され、同年7月21日の出雲市出発便のスサノオ号から運行開始予定と発表された[41]。
路線車については、前中扉の都市型仕様の路線車が多い[42]。高速車については、夜行高速バスにはスーパーハイデッカー(近年はハイデッカー車も導入している)やダブルデッカーが多いが、クレアライン号やグリーンフェニックス号など短距離の昼行高速バスでは、路線車ベースのトップドア車が投入されている。
路線車の車体色は、発足当初は国鉄バス色であったが、1989年度には銀色の部分を青または白とするカラーリングとなった。しかし、1990年度からは白をベースに青いラインが入る現行デザインに再変更されている。広島空港リムジンバスには専用色の車両が使用される。高速車の車体色は国鉄バス新高速色であったが、2000年代初頭に登場した高速・貸切車などではツバメをデフォルメしたキャラクター「スワローJr.」があしらわれた「スワローJr.塗色」となった。2007年度以降の新車は国鉄バスのデザインのものに戻っており、「スワローJr.」塗色で登場したダブルデッカー車は2007年度より国鉄バスのデザイン塗色に変更されつつある。
路線車・高速車とも、親会社が同じ西日本JRバスとは違い、国鉄バス時代からのトレードマークであるツバメを継承している。正面にはJRのロゴをCの字で囲んだマークを表示している。路線バス車両の車体後部の社名表記は、設立当初(「中国ジェイアールバス株式会社」時代)から「JRバス中国」となっている(方向幕や案内広告などでも「JRバス中国」の表記が一部使用されている)が、これは社名が似ている中国バス(両備グループ)との混同を避けるためと推測されている[43]。他方で、国鉄バス時代に「国鉄バス中国地方自動車部」を省略して案内広告などに使用していた「国鉄バス中国」の名残とも推測される。[要出典]
なお、旧々国鉄バス色の三菱P-MP118M(1984年式)や、富士重工車体を架装したエアロスター(1985年式)などの旧年式車両が数台残存しており、特に前記の2台については、東京からの乗車ツアーが組まれたこともある[44]。
中国地方でも広島電鉄グループや防長交通を始めとするほとんどのバス会社がノンステップバスやワンステップバスを導入する中、1997年のツーステップバスの導入以来、2007年9月まで新車の路線車が導入されておらず、老朽車の置き換えは首都圏バス会社からの譲渡車で行い、その際にを行先表示器を幕式からLEDに変更し車内を一部リニューアルする形をとっていた[注釈 3]。
2007年9月に広島支店に新車のいすゞ製のエルガワンステップバスが一般路線用に4台導入された(現在雲芸南線で運用中)。これと同じ車種が東広島支店・山口支店にもそれぞれ3台ずつ導入され、計10台が運用に就いており、2008年度以降も増備が続いている。2016年からはいすゞ2代目エルガを導入している。2017年から再び移籍車を導入している。
教育訓練車は、旧々国鉄バス色の一般路線バスタイプの車両が広島支店に1台配置されている[40]。これは元々東広島支店に所属していた一般路線用のいすゞ・エルガワンステップの531-7915号車を改造したものである。
一部を除き、基本的には国鉄バスの車両称号をそのまま使用している。トヨタ・ハイエースについては、未使用だった「9」を使用している。
2020年まで | 6 | 4 | 1 | - | 8 | 9 | 61 |
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2021年から | 7 | 4 | 0 | - | 21 | 9 | 01 |
車種 | 形状 | メーカー | 年式 | 装備 | 固有番号 |
上記の法則により、「641-8961」は、「リクライニングシート装備の観光・高速車でいすゞ製、製造年は1998年または2018年で、冷房・空気ばね装備の車両」における11号車、「740-21901」は、「リクライニングシート装備の高速車(ダブルデッカー)でスカニア製、製造年は2021年で、冷房・空気ばね装備の車両」における1号車ということになる。
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